本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2022/7/27 水曜日::

■[漫画]無邪気な残虐「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く」5巻

北部帝国軍に対応するため第二陣として出陣したオリビアたちは、
第六軍からの救援要請に応えてベシタ砦に寄り道して王女様を救ったりしながら、
城郭都市エムリードを目指しているんだけど、
途中で立ち寄った砂漠の街ケフィンでは歓待されて…

第六軍の感謝から始まる5巻ですが、
戦争中とは思えないほどに微笑ましいシーンでしたね。
王女様がとても可愛らしかったです。

そしてオリビアもとても可愛らしいのですが、
砂漠の街ケフィンでは帝国からの密偵を見付けて返り討ちにしたりと、
相変わらず残虐をしてくれるんですよね。
密偵のリーダーも生け捕りして情報を引き出した上で、
伝言役とし挑発的な言葉を伝えるとか、とてもオリビアでした。

とても美しいのに、言動はグロテスクさもあるという…

エムリードに先に着いていたホスムント少将は、
功名心と帝国軍の残虐さであっさりと罠にハマって、
窮地に陥ってしまうあたりとても無能だなぁ、と思います…

まぁ、そこを颯爽と助けるオリビアはとても主人公してると思うんですが、
残虐な敵を相手に無邪気に残虐を仕返すあたり、
とても怖さを感じてしまうんですよね。
うーん、これでこそオリビアであるなぁ。

敵の総大将との対決は次巻になると思います。
次巻でもオリビアは大活躍だよ…!

:: 2022/7/26 火曜日::

■[漫画]王家の黒歴史「Landreaall」39巻

Landreaall39巻Landreaall39巻
出版社:一迅社
作者名:おがきちか
作者サイト:SWS
作者twitter:おがきちかさん(@chikaxavi) / Twitter
紙書籍通販:Landreaall (39)
Kindle版まとめ買い:Landreaall
DMM電子書籍:Landreaall (39)

ダンジョン最深部でオリジンモンスターを倒しても地上に戻れず、
上層部を目指そうにもリドはハイテンションになるわ、
強力すぎるモンスターで手詰まりだわ、わりと詰んでる状態のDXたち。
そこへトリクシーの天恵を伝ってティティへと、
ディアが見付けたダンジョンに秘められた知識が届けられて…

セイミザバードが秘して伝える方法が何ともビブリオマニア殺しで驚きましたが、
その内容もかなり重要で驚かされましたね。
いくら王位継承権を持っているとはいえ、
かなりの国家機密を受け取らされたティティの心労は凄いことになってそうです…

初代王アトレの系譜が歴史の闇の中で行った恥知らずの行いの因果が、
遠い子孫であるDXたちに応報しているのは何ともヒドイとは思いますが、
ダンジョンでずっと番人をしてきた忍の人の身の上に比べれば、
まだ仕方ないかなぁ、とも思えるのですが…

DXが万全な状態でも中々勝てそうにはなさそうで、大変ですね。
竜葵以来じゃないですかね、ここまでボコボコにされちゃうの…
DXたちだけで何とか出来るとは思えないので、
地上で王様が政治的な判断で解決を導いてくれないかな、と思います。

今回の特装版ですが、ハルとジアのラブラブ社交ダンスです。
わりとシリアスめな本編とは違った微笑ましさがある短編で面白かったです。

:: 2022/7/25 月曜日::

■[漫画]怪物には名前と仕事を与えよ「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」1巻

藤田和日郎さんがモーニングで描く黒博物館シリーズ第3弾。
それは後に多くの人に影響を与えた作品、
”フランケンシュタイン ーあるいは現代のプロメテウス”を世に出した女性作家。

メアリー・シェリーが主人公の物語です。

メアリー・シェリーとプランタジネット舞踏会という、
一見全く関わりがなさそうな要素を結びつける手腕は流石なんですが、
それだけにこれがどういう風に物語を形作り、
どのような結末を見せてくれるのか全く予想が付かないんですよね。
それだけにワクワクしてしまいます。

金欠のメアリーが義父に呼び出された先で依頼されたのは、
コサックの暗殺七姉妹の死体を、事故死した村娘とつなぎ合わせて復活させた化物を、
舞踏会で女王を暗殺から守る護衛として教育するという、奇想天外なもの。

フランケンシュタインの怪物を世に生み出した作家だからこそ抜擢されたとはいえ、
かなりの難行を課された形になりますよね…

そしてこの時代の男尊女卑の世界がとても丁寧に描かれており、
それに対峙しないといけないメアリーを見ていると、
フェミニズムというものがどういうものであり、
どのようなものと対峙する必要があるのか、というのが伝わってくるかのようです。

まだ1巻ということで序盤ですが、
前作のような上下巻構成ではないことから、
しばらく続きそうな感じですね。
続きも楽しみです。

:: 2022/7/24 日曜日::

■[漫画]師弟の信頼「メダリスト」6巻

メダリスト6巻メダリスト6巻
出版社:講談社
作者名:つるまいかだ
作者サイト:ratum – BOOTH
作者twitter:つるまいかださん(@2lm_ykd) / Twitter
紙書籍通販:メダリスト (6)
Kindle版まとめ買い:メダリスト
DMM電子書籍:メダリスト (6)

全日本選手権ノービスA予選中部ブロック大会。
光ちゃんが不在とはいえ強豪ひしめいている中で、
高得点をマークした他の選手たちを前にして、
司に託された作戦でいのりちゃんが全力で滑走に挑む…!?

あのオドオドしていたいのりちゃんが、
こんなに頼もしい顔を見せてくれるだけでもう感無量だというのに、
演技の内容が更に素晴らしいんですもん…
何度も読み返してしまうほどに興奮してしまいました…!

加藤さんに頼まれて瀬古間さんがカードゲームに例えてくれたから、
フィギュアスケートに疎い私でもとてもよくわかりました。
それだけにいのりちゃんがどれだけ凄いことをやったのか。
そして司の個性が如何にガッチリハマったのかがとても伝わってきましたね…

演技の内容にも師弟の絆が感じられて、
とても嬉しい気持ちになりました。
コーチが選手を全力で信じ、選手がコーチを全力で信じる。
そんな二人だからこそ成し遂げられた金メダルだったと思います。

大会がいのりちゃんが主人公だとすると、
大会が終わってからは司が主人公のパートですね。
夜鷹純が何故光ちゃんのコーチをやっているのか。
そして鴗鳥コーチが何故対外的に光ちゃんのコーチなのか。
司で望んで止まなかった氷に囚われた人生が呪いのようで、
世の中の難しさを感じますね…

後半からは強化合宿パートなんですが、
ここではいのりちゃんのジャンプの手札が少ないことにより焦りが出ますが、
それをちゃんと想定内としていた司は戦略をちゃんと練っていたのを感じられて、
とても頼もしく思えました。

まだ光ちゃんと同じ舞台に立てただけで、
勝つための手札もまだ全然揃ってないけれど…
いのりちゃんには頑張って欲しいと思います…!

:: 2022/7/23 土曜日::

■[漫画]コミュ力増強中!「柚子川さんは、察して欲しい。」3巻

林間学校で同性の友人が出来た柚子川さんだけど、
自分がいないと、と思っていた託須はちょっと拗ねてしまう。
そんな情けない託須に柚子川さんは好意を直球でぶつけてくるのだった…!

いやー、見開きの柚子川さんがとても良かったですね!
ヤンデレに半歩入ってるみたいなセリフ量でしたが、
しっかり読むと可愛いことを言ってるのがわかって、
好感度がギュンギュンと上がっていきましたね!

そんな青春真っ盛りなところも可愛いし、
手を繋いで登校したいとか可愛いこと言ってくるし、
本当に柚子川さんはとても可愛いな!

それとカラオケを初めてやる柚子川さんも初心可愛かったです!
フリードリンクも知らないとか可愛いし、
顔を真っ赤にしながら歌うところも可愛いし、
とてもキュンキュンしました。

しかし、柚子川さんは串間家全員に彼女と認知されるとか、
どんどんと彼女力を高めていきますね…!
そろそろ託須も柚子川さんのご両親に挨拶するべきだとは思うんですが、
次巻あたりにそんなイベントが発生したりしないかな…?

早めに挨拶しとかないと、柚子川さんの性欲の強さから考えて、
色々と不誠実になりそうな予感がするんだ…!

本当に柚子川さんんはエッチな娘だなぁ…
とても素敵だと思います!
4巻での柚子川さんにも期待したいと思います!

:: 2022/7/22 金曜日::

■[漫画]医師としての矜持「ラジエーションハウス」13巻

ラジエーションハウス13巻ラジエーションハウス13巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ|note
作者twitter:モリタイシさん(@moritai4) / Twitter
紙書籍通販:ラジエーションハウス (13)
Kindle版まとめ買い:ラジエーションハウス
DMM電子書籍:ラジエーションハウス (13)

技師長が常連の焼き鳥屋の店長の検査をしたところ、
懸念だった指は大丈夫だったんだけど、肺がんを発見してしまう。
膵臓にも異常が見られたので患者の希望で東都大学病院を紹介したが、
東都大学病院はレポート見落としという重大な医療過誤を起こしてしまい…

前巻では鏑木部長が上司としてちょっとポイントが下がりましたが、
今回は医師として尊敬ポイントが溜まりましたね。
唯織も見落としてしまいそうな異常を見付ける医師としての能力の高さだけでなく、
患者に向き合うという最も大切なことを忘れてない、という点が素晴らしかったです。

以前から好物の牡蠣と美女よりも患者を優先したり、
名誉欲もあるけれど、医師としてきちんとした行動をしてきてくれましたから、
ある程度信頼してましたけど、今回は特に良かったですね…

今回は患者さんのAiをすることで遺族の気持ちに整理を付けて、
前に進ませることが出来たのがせめてもの救いだと思います。
しかし夫婦でやってた店で旦那さんが亡くなったのを奥さんが一人やる、
というのは身近でも聞いたことがありますが、結構大変だと思います。
何とか頑張って欲しいものですね…

そして次章では唯織と杏ちゃんの関係(幼馴染み)がみんなにサラッとバレてますが、
唯織の留学経験とか諸々バレてしまいそうな気がします。
さて、どうなるのかな…?

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