本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2022/6/24 金曜日::

■[漫画]勝ちへの執念「龍と苺」8巻

龍と苺8巻龍と苺8巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
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竜王戦6組決勝へと駒を進めた苺ちゃんだけど、
相手は奨励会で戦友たちが去って行く背中を長年見送ってきた男、高地。
棋力では前回戦った神崎の方が上だけど、
高地は意地とプロのプライド、そして執念が勝っていて…!?

まぁね、高地の過去回想が始まった瞬間に苺ちゃんの勝ちを確信しましたよ。
今までのパターンからして、過去回想が入った方が負けるんですよね。
長年ミハルさんの漫画を読んでいる私にはお見通しなわけですよ!

しかし、長年の艱難辛苦の果てに手に入れたプロ棋士という肩書きを、
容赦なく粉砕していく苺ちゃんマジパネェっす!
高地くんも過去回想で友情と努力が伝わってきたんだけどねぇ…
苺ちゃんが天才すぎたのが運の尽きなんだよね…

そして遂に始まる竜王戦トーナメントですが、
将棋に詳しくない私みたいな人間は苺ちゃんと同じ驚きを得るわけです。

暗黒武術会かな?
と思ってしまうほどに極端なトーナメントですが、
現実の竜王戦もほぼ同じなんですよね…(参考:第35期竜王戦 決勝トーナメント・七番勝負

一般人には知られていないトーナメントをコメディに昇華するとか、
ミハルさんは漫画が上手いな…w

そしてトーナメント初戦で格上棋士と当たる苺ちゃんですが、
大ピンチからの起死回生で五分にまでもつれ込むのは流石でしたね。
更に驚かされたのは形勢不利の終盤になってからの展開ですよ。

どこまでも勝ちを諦めない執念深さと、
相手のミスを誘うために形振り構わなさが凄い。
長年の経験とかそういうのも全然ないはずなのに、
どこからこういった手段を思いつくのか…
これもまた、執念の成せる技なのか、才能の成せる技なのか…
本当に苺ちゃんはパネェっす!

しかし、それ以上に驚いたのは次の対戦相手のところに出稽古に行くことかな…w
本当に苺ちゃんはタブーとか礼儀とかコンプラとか気にしないな!
だが、それが良い。
次巻も楽しみです。

:: 2022/6/23 木曜日::

■[漫画]夜のエクササイズは程々に。「トニカクカワイイ」20巻

トニカクカワイイ20巻トニカクカワイイ20巻
出版社:小学館
作者名:畑健二郎
作者twitter:畑健二郎さん(@hatakenjiro) / Twitter
紙書籍通販:トニカクカワイイ (20)
Kindle版まとめ買い:トニカクカワイイ
DMM電子書籍:トニカクカワイイ (20)

遺言で京丸のお屋敷に遺品整理にやってきた由崎夫婦 with 千歳。
そこにやってきたのはナサくんの生徒たち。
天才少女の輝夜の能力で見付けたは良いけれど、
帰宅するには時間が足らなくなってしまった…!
そこで京丸のお屋敷にみんなでお泊まりになるんだけど…?

輝夜は天才少女で好奇心旺盛なので地下の扉も見付けちゃって、
司ちゃんの許しもあってその先に辿り着けちゃうんだけど、
そこは古今東西、消息不明となった偉人たちの墓があるんですね…

扉絵からわかるように、源義経を鍛えた天狗が司ちゃんで、
色々と歴史の裏で活躍してたんだなぁ、というのがわかるわけですが…
今はもうナサくんの可愛いお嫁さんですからね!

若い女の子たちに対抗して一緒にお風呂とか入っちゃうわけですよ!

うーん、とてもエッチですね…!
千歳や輝夜といったナイムネ族とは違って、
それなりのサイズがある司ちゃんはとてもエッチだと思いました。
21巻ではもっとエッチになっても良いんじゃないかな、と思います。
夏コミでエッチで薄い本が出て欲しいな…!

:: 2022/6/22 水曜日::

■[漫画]北部高原の冒険「葬送のフリーレン」8巻

葬送のフリーレン8巻葬送のフリーレン8巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (8)
Kindle版まとめ買い:葬送のフリーレン
DMM電子書籍:葬送のフリーレン (8)

一級魔法使いとなったフェルンのお陰で無事に北部高原へと入ることができたフリーレンたち。
次々と襲い来る強力な魔物たちを相手にしつつ、
苛酷な場所でしぶとく生きる人々を助けながら冒険を続けて目的地に向かうのだった…

フリーレンの回想で挟まれるヒンメルの思い出というのがとても良いんですよね。

世界を救った等身大の勇者であり、フリーレンの思い出の人。
ヒンメルの魂と会うための旅路だけど、
本当に会えるのか心配になるんですよね…

まぁ、美しい思い出だけでなく、借金という形に残っているものもあって、
そちらを身体を使って返済するというコメディ回もあるんですが、
それもまた良い話になってるからフリーレンは面白いんですよね。

そして一級魔法使いの任務で再会したメトーデですが、
相変わらずロリっこ大好きで面白かったです。

フリーレンはお姉さんぶるくせに可愛いし、
何よりも知らない魔法のためならチョロチョロになるのが心配になりますね。
このチョロさでゼーリエになびかないあたり、
ゼーリエとは本当に相性が悪いんだろうな、と思います。
まぁ、自分で探すのが楽しいんでしょうけどね。

メトーデは良いお姉さんだったんですが、またしばらく会えなさそうですね。
次巻からはヒゲのおじいさんもといデンケンがメインとして出てくる黄金郷編です。
おそらく3巻くらいの長さになると思われますが、面白いのでこうご期待です。

:: 2022/6/19 日曜日::

■[漫画]女騎士は赤ちゃんプレイがお好き「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」10巻

記念すべき10巻ということで初めてこの漫画の感想を書きます。
この作品は高度なギャグ漫画としてのラブコメっぷりが最高に楽しいんですよね。
恋太郎のクレイジーすぎる彼氏力が完全にギャグだし、
薬で幼児化したりとぶっ飛びまくる展開も昭和時代のジャンプみたいだし、
リアリティもクソもないんだけど、それがまた面白いのです。
まぁ、第一話から神様出てくる作品にリアリティもクソもないんですけどね。

で、この10巻に登場する17人目の彼女はくっ殺系女騎士の土呂瀞騎士華さん。

女子剣道部の部長で責任感と正義感が溢れる騎士華先輩。
普段はとても頼り甲斐のあるお姉さんな彼女だけど、
長女が故に母親に素直に甘えられなかったせいで、
心の底では誰かに甘えたいという欲求が満たされなかったのだ!

そんな心を恋太郎に知られ、甘やかされた結果…

トロットロの赤ちゃんになってしまったのだった…!

うーん、とっても100カノらしいアホな展開ですね!
恒例の彼女紹介回でのクレイジー母性の羽々里さんの赤ちゃんプレイは、
正直突き抜けすぎてて爆笑しましたけどもw

更に2回目の薬によって赤ちゃんになる話ではマジで赤ちゃんになってて、
本当に赤ちゃん適性が高いというか、
初登場からの個性の発揮っぷりが凄まじいな、と思った次第です。

やっぱり100カノは最高にクレイジーで楽しい漫画だな!

:: 2022/6/18 土曜日::

■[漫画]祝! アニメ化決定!「【推しの子】」8巻

【推しの子】8巻【推しの子】8巻
出版社:集英社
原作者名:赤坂アカ
原作者twitter:赤坂アカさん(@akasaka_aka) / Twitter
作者名:横槍メンゴ
作者twitter:横槍メンゴさん(@yorimen) / Twitter
紙書籍通販:【推しの子】 (8)
Kindle版まとめ買い:【推しの子】
DMM電子書籍:【推しの子】 (8)

推しの子、アニメ化決定でめでたい!
面白いから当然だよね!
でも、どこまでやるんだろう…?
キリが良いのはこの8巻だけど、わりと絶望感半端ないからなぁ…

さて、2.5次元編が終わり、アクアの復讐も心の中で一区切りが付いたんだけど、
概要を聞いたあかねはすぐに抜け穴に気付いてしまうんですよね…

7巻の感想で書いたけど、スケープゴートの可能性にすぐに思い至るとか、
流石は偏差値がとても高い良家の子女ですよ。
アクアも自分のことじゃなければすぐに気付けたんでしょうけども…

しかし、今回意外だったのはルビーですね…
てっきり綺麗なまま、アイドルだった母への憧憬を昇華して売れていくものだと思っていたのですが、
まさか彼女が持っていた儚い希望を絶望で塗りつぶす展開になるとは…!

堕天したアイドルって感じで、とてもゾクゾクきちゃいましたね…

アクアが解脱したと思ったら、ルビーが復讐の輪廻に囚われるとは…
鍵を握るオカルトチックな幼女の存在も気になるところですが、
あかねも鍵を握りそうな気がするんですよね…
何となく、そんな予感がします。

それにしても重曹ちゃんこと有馬かなは純粋に恋してて可愛いなぁ…
デートするだけであれだけドギマギするとか青春ですよ、青春…!
それだけに失恋しちゃったのは可哀想なんだけどね…

このピュアなアイドル役はルビーじゃなくて有馬かなが担うことになるのかな?
どちらにしろ色々と板挟みになりそうなMEMちょは大変だろうな、と思います。
唯一の成人メンバーだから、頼りにしてるぞMEMちょ…!
胃痛には気を付けてね!

:: 2022/6/17 金曜日::

■[漫画]もっと! ウルトラロマンティック!「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」26巻

四宮家と四条家のお家騒動で本家の屋敷に軟禁されたかぐやを救うため、
次男を騙して軍資金を手にした白銀会長は生徒会の仲間とともに動き出す。
色んな策を出し合った結果、白銀御行がまず取った策は…

ある意味正攻法だった…!

まさか初手がシリアスな笑いで来るとは思いもしませんでしたよ。
そもそも、四宮パパの意識が戻ってるのが第一の賭けだと思うんですが、
そこに勝ってしまうのも凄いといえば凄いです。

それにしても白銀会長の四宮かぐやという人間への理解度の高さには驚かされます。
確かに大人しく政略結婚を飲む姿には違和感がありましたが、
まさか裏にそんな思惑があったとは…
まぁ、最後まで読めば別の思惑も有ったんだな、ともわかるんですけどね。

それと四条帝も頑張ってくれたんだけど、本人が言ってる通り恋はタイミングですからね…
姉のマキちゃんもタイミングミスって掻っ攫われたしそういった血筋なんでしょうか…
もしかして四宮と四条の諍いも、四条のタイミングの悪さが元凶だったり…?

四宮の長男と次男は古いタイプの、声と態度だけが大きいだけのクズ男で、
よくこれで財閥トップなんて張れるもんだな、と思います。
そう考えると雲鷹さんがまだまともに見えるけれど、
この人はこの人で、四条家と早坂家への恨みが深いのがネックなんだよね…
やはりかぐやさんがトップになるのが穏当な気がしないでもないんだけど…
かぐや様は嫁に行きたいだろうからなぁ…
幸せになって欲しいものです。

しかし、白銀会長は本当に良い所を持っていくというか、
格好付けるのが好きというか…
最高のロマンティックを見せてくれますよね。
鮮やかすぎて笑っちゃいましたよ。
ここまでやられたら、もう何も言えませんって感じのロマンティックさでした。

これで大きな問題もある程度片付いたし、終わりが近付いてきたのかなぁ…
どんな結末が待っているのかわかりませんが、今から楽しみです。

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