本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2024/8/8 木曜日::

■[漫画]ホラー体験をあなたに!「日本へようこそエルフさん。」10巻

迷宮探索の裏切り者であるザリューシュに捨て駒にされたイヴは、
カズヒホの能力に引っ張られて日本にやってくることになったんだけど、
その日はマリーたちと夢の国に遊びに行く予定が組んであったので、
イヴも連れてみんなで楽しむことになったんだけど…?

イヴの回想に出てきたザリューシュなんですが、
初めての出会いの頃はちょっとキザだけど悪い奴には見えないんですよね。

だからこそイヴも心を絆されるキッカケを持つようになったんですね。
一緒に冒険をするようになってしばらくは良い関係を築けていたようだし、
カズヒホとマリーのように、このまま二人で仲良く冒険できれば良かったんだけど…
ザリューシュはその血筋に纏わる因縁で、とても酷い裏切りを受けてしまったんですね。
だからこそ、あそこまでひねくれてしまったのには、ちょっと同情できます。
とはいえ、それでカズヒホを襲った罪は消えませんけども。

カズヒホなりの復習方法も彼らしくて面白かったけれど、
やっぱり大切なパートナーであるマリーに手を伸ばされたら、
男として立ち上がって欲しいというのはありますよね。

珍しくカズヒホが格好いいことをしてくれてるけど…
ザリューシュは何だかんだで強敵だと思うんですよね。
はたしてどう攻略するんだろうか…?

それはそれとして夢の国でのみんなとのデートで、
カズヒホの希望を自然に聞き出したマリーがとても良かったです。
ホストとして頑張るカズヒホも良いと思うけれど、
カズヒホはマリーのパートナーなんだから、お互いを想い合ってこそですよね。
マリーの素敵な笑顔に、とてもほっこりしました。
次巻でもマリーの素敵な笑顔が見られたら良いなぁ。

:: 2024/8/7 水曜日::

■[漫画]第二シーズン、コミカライズ開始!「ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と虚ろな夢」1巻

根強い人気を誇る「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズですが、
贔屓目に見てもメディアミックスに恵まれているとは言えませんでした。
ただ、第二期とも言える扉子がメインとなるシリーズのコミカライズである本作は、
かなり成功している部類だと言えるクオリティになっていると太鼓判を押せる面白さです。

こちらのコミカライズは扉子シリーズの原作3巻から開始という思い切った始まり方ですが、
原作既読の私からしても、これは英断だと思います。
扉子が女子高生となり、本格的に事件に関わるようになったのはここからですしね。

扉子は母親の栞子さん譲りの美貌と本好きっぷりだけど、
性格は結構違うんですよね。
こういった愛くるしさは、確かに扉子らしいな、と感じます。

今回の物語は古書店「虚貝堂」店主の杉尾さんが息子の遺産である本千冊を古本市で売却するのに、
孫であり、遺産を受け取るはずの樋口恭一郎くんがアルバイトとして駆り出されるところから始まります。
生まれる前に離婚していた父のことに詳しくない恭一郎は当然古書のことについても不案内なんですが、
古本市のアルバイトで扉子と出会うことから、本の世界へと足を踏み入れていくんですよね。
名前の通り、扉子は恭一郎が新しい世界へと入るための扉の役割を担っているわけです。

まだ1巻ということもあり、ビブリア古書堂とはどういったものなのかの説明からやってくれますし、
それに発生する事件も古本市でのちょっとした窃盗なので物語に入りやすいです。
原作の事件がきちんと描かれているのはもちろんなんですが、
とても良い意味で原作を補完、というか、補強しているんですよね。

たとえばこのシリーズの魅力の一つはキャラクターの個性だと思うんですが、
それが漫画としてわかりやすく見せてくれているんですよ。

原作にはこういった描写はなかったのに、とても扉子らしいと感じましたし、
恭一郎が妹を寝かしつけるシーンも、原作で読んだことがあるような気持ちにさせられました。
作者の庭春樹さんは、とても原作を読み込んでいらっしゃいますよ。

原作の面白さは充分にある上に、それを崩さずに、新たな魅力を引き出せている良いコミカライズです。
次巻以降も、とても楽しみです。

:: 2024/8/6 火曜日::

■[漫画]因習村で婚活を「マリッジトキシン」10巻

マリッジトキシン10巻マリッジトキシン10巻
出版社:集英社
原作者名:静脈
原作者twitter:静脈さん(@joumyakun) / Twitter
作者名:依田瑞稀
作者twitter:依田瑞稀さん(@Yozudami) / Twitter
連載サイト:マリッジトキシン – 静脈/依田瑞稀 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:マリッジトキシン (10)
Kindle版まとめ買い:マリッジトキシン
DMM電子書籍:マリッジトキシン (10)

銃使いが一般人を巻き込んで表の社会へ進出…!?
仕事先でそんな危険な情報を掴んだ下呂の元に届けられたのは、
婚活イベントに参加している城崎からのSOS
大切なパートナーの危機に下呂は真っ先に駆けつけるのだった…!

窮地のヒロインを助ける為に駆けつけるだなんて、
下呂くんってば正に王子様だし、城崎もマジでヒロインすぎますよ。
その下呂くんの格好良さにはグラビアアイドルもメロメロなあたり、
城崎がプランニングした下呂くんの良さアピールのやり方はやはり間違ったなかったですね。

そして銃使いの中でも良識派というか、
下呂くんと一緒に暴走を止める派の別府ですが、
腕は良いけど心がチキンな見かけ倒しだったみたいなんですが…

惚れた女(城崎は自称男だけど)に応援されたら、
その実力を1000%発揮するタイプだったかー
幽遊白書の桑原を思い出しちゃったな…w
私はこういうバカは嫌いじゃないぞ…!

そして次のイベントは水使いの潮雫がヒロインです。
元五大名家の炎使い黒川家の忌み子である潮ちゃんが、
因習村に赴くパートナーとして下呂くんを頼ったわけなんですが…

素直になれない潮ちゃんは可愛いなぁ…!
城崎と一緒で見ててとってもニヤニヤしちゃいますよ!

潮ちゃんの死儀も心配ですが、
まずは同衾した潮ちゃんと下呂くんの方が心配ですね!
はたして下呂くんの婚活はこれで終わってしまうのか…!?
因習村での事件解決は下呂くんにお任せ!
真実はいつも下呂家の名にかけて!

:: 2024/8/5 月曜日::

■[漫画]育まれる恋心「クソ女に幸あれ」3巻

クソ女に幸あれ3巻クソ女に幸あれ3巻
出版社:集英社
作者名:岸川瑞樹
作者twitter:岸川瑞樹さん(@mo__zk31) / Twitter
連載サイト:クソ女に幸あれ – 岸川瑞樹 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:クソ女に幸あれ (3)
Kindle版まとめ買い:クソ女に幸あれ
DMM電子書籍:クソ女に幸あれ (3)

ミスコンも終わって一段落したと思ったら、
次は学生にとって大事な試験があるんだけど、丁度試験の日に入れ替わりの日がかぶることに!
檸檬の方が学力を要する大学なので必然的に直は苦労することになるんだけど、
檸檬の気遣いを知った上で限界まで頑張る直は良い男ですよ。
そりゃ檸檬も更に恋心を募らせるってなもんです。

そして四人での遊園地デートでも直は気遣いしてくれるんですよ。
酷い振られ方しても気遣いできるし、気付いてくれる直がイケメンすぎる!
しかも幼馴染らしい思い出エピソードも交えられたら、そりゃ檸檬もメロメロになるよねぇ〜!

直としては好きな小河原先輩とペアでお化け屋敷を楽しみたかっただろうに、
そういったことは全く匂わせないんですよ。
だからこそ檸檬は直の恋心に気付けないんでしょうね。

そして小河原先輩も可愛いんですよ。
恋愛のことは今までわからなかったのに、
直に恋心を抱いてから初心可愛いとこを見せまくりで、
見ててめっちゃキュンキュンします!

このままでも面白かったんですけど、
ここから更に直にハニトラをしかける新たな女性が登場です。

彼女がどういった思惑で動いてるかは次巻のお楽しみですね。
賢いけど頭が悪い子なのですが、悪い子ではないよ!

:: 2024/8/4 日曜日::

■[漫画]寄生から始まる同居百合コメディ「おぼろとまち」1巻

父の勧めに便乗して高校進学を機に上京してきた仁科真知。
東京での一人暮らしをする彼女に目を付けた同級生の香住朧。
地方の医療一族のしがらみで閉塞感に苦しんでいた真知のマンションに、
田舎の忍者一族の苛酷な修行で閉塞感に膿んでいた朧が押し掛けたことで始まる同居百合コメディです。

真知はマジメな優等生なんだけど、ずるくはないんですよね。
逆に朧は忍者なのでかなりずる賢いので、良いコンビだと思うんですよね。
性格や行動様式、特技まで全然違うから喧嘩も多いんだけど、
割れ鍋に綴じ蓋的なコンビに見えるのです。

里から抜けて人生を全力で謳歌したい朧に引っ張られる形で、
一族の閉塞感に雁字搦めになっていた真知が少しずつ元の自分を取り戻して、
色々とチャレンジしていくのは良い話だと思うんですけど…

髪型変えるだけじゃなくて、メイクまでバッチリしちゃって、
既に表紙の真知とは似ても似つかない感じになっちゃってて、
チャレンジ精神のブレーキがぶっ壊れてる感じがして凄いですね!
もう既に表紙の子とは似ても似つかない感じになっちゃってるよ!

JK二人の百合コメディとしてとても楽しいですが、
どんどん厄介なキャラたちが絡んでくるので、
2巻以降もとても楽しみになってきました。
そのうち、お互いの地元の因習も破壊して欲しいものですね。

:: 2024/8/3 土曜日::

■[漫画]研鑽を積むアイドルたち「IDOL×IDOL STORY!」5巻

IDOL×IDOL STORY!5巻IDOL×IDOL STORY!5巻
出版社:芳文社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (5)
Kindle版まとめ買い:IDOL×IDOL STORY!
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (5)

スタシプ合宿二次審査は柔道団体戦のような星取り戦。
五枠のどれを担当するかを競い合うアイドル候補生たちが、
それぞれ研鑽を積んで枠を勝ち取ろうとしているんだけど、
それはそれとして卒業シーズンなので一時下船して卒業式に参加することに…

意外だったのが火花ちゃんですね。
家族に愛されすぎてて赤面する火花ちゃん、めっちゃ可愛かったですよ。
二人の兄にも可愛がられて育ったんだろうなぁ、というのがよくわかりましたw

華鈴ちゃんはお嬢様学校の憧れの先輩って感じでしたね。
モテモテすぎて、王子様みたいに思われてるみたいだけど、
中身は大好きなお母さんに見て貰いたい、という欲求が大きい子なんですよね…
そこを色々な方面から突かれてて、今後が心配になります。

肝心の星取り戦ですが、黒星組はまたもやギクシャクしてますが、
依吹がリーダーシップを発揮してて、良いですね!

一度逃げた過去があるから弱気になっている麗ちゃんに、
しっかりと諭して、気付かせるのは偉いですね。
ライバル候補だから蹴落とそうとするんじゃなくて、
仲間だから高めあおうとしているのが伝わってくるんだよなぁ。

そして白星組のリーダーであるミミ助ですが、
彼女は本当にストイックで、仲間を引っ張っていくリーダーなんですよね。
ただ、今までは良き師、良き仲間に恵まれなかっただけなんですよ。

今はアリアさんという良き師に巡り会い、
依吹という良き仲間を得られたことで、思う存分にその魅力を磨いているんですよね。
自分に合う場所を見付けて、そこに居ることができるかどうかは運という要素は大きいけれど、
そこに飛び込もうとする勇気が有ってこそ、ミミ助は今ここに居るんだと思います。

そんなミミ助が依吹で出会った時の思い出も描かれているんですが、
依吹は本当にミミ助に人生を救われてきたんだなぁ…、というのがよく伝わってきました。
それが今は仲間でありライバルとして一緒にトップアイドルになろうとしているとか、
とてもエモくて素敵ですよね…!

しかし、これだけ魅力的なアイドル候補たちも、また一人は脱落するんだなぁ…
それを知るのは怖いけど、続きを楽しみに待ちたいです。

HTML convert time: 0.131 sec. Powered by WordPress