本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2022/4/11 月曜日::

■[漫画]昔と今のたわわ「月曜日のたわわ」4巻

月曜日のたわわ4巻月曜日のたわわ4巻
出版社:講談社
作者名:比村奇石
作者サイト:日々、平穏 ver.2
作者twitter:比村奇石さん(@strangestone) / Twitter
紙書籍通販:月曜日のたわわ (4)
Kindle版まとめ買い:月曜日のたわわ
DMM電子書籍:月曜日のたわわ (4)

本懐を達成した上で更にそのポジションを確固たるものにする前髪ちゃんと、
その前髪ちゃんに翻弄される先生のイチャラブが眩しい4巻です。
この漫画における事後のエロさを一手に引き受けているカップルですからねぇ…
同人版のホクロちゃんとか出てきたらバリエーション増えるかもですが。

大学に進学した前髪ちゃんですが、
先生を焦らせたりしながらもガードはしっかりして、
周りも手堅く牽制もしたりとかなり堅実ですね。
流石は同人版では一児の母になっているだけありますよ。

そしてメインヒロインであるアイちゃんですが、
高校デビューの回想も入って、当時のアイちゃんの様子を知ることが出来たのが嬉しかったですね。
高校デビューしつつも胸にコンプレックスがあったのが、
第一話のエピソードをキッカケにして吹っ切れて、
コンプレックスだったたわわをネタに出来るくらいに成長して…

アイちゃん… 大きくなったなぁ…(精神的な意味で

それと後輩ちゃんですが、
同期の大学院生ちゃんも出てきてちょっと賑やかになってきましたね。
後輩ちゃんの人徳と天然さが感じられるエピソード山盛りで、
とても大変そうだな、と思いつつ、
後輩ちゃんの天然さが社会人になるまで護られた理由がよくわかりました。

しかし院生ちゃんも大学1年生の時点では三つ編みお下げだったとは…
勉強ばかりしてきた陰キャって感じがしてとても良いですね…
今ではエヴァのリツコさんみたいな風格すら出しているのにね…
うーん、ギャップが感じられてこれはこれで良いな…

:: 2022/4/10 日曜日::

■[漫画]宵山祭りと冷えない恋心「であいもん」13巻

であいもん13巻であいもん13巻
出版社:KADOKAWA
作者名:浅野りん
作者サイト:浅野ん家
作者twitter:浅野りんさん(@rin_asano) / Twitter
紙書籍通販:であいもん (13)
Kindle版まとめ買い:であいもん
DMM電子書籍:であいもん (13)

アニメ第一話良かったですね!
想像以上に京都弁で驚きましたし、出来の良さにも驚きました。
CHOKOの頃からのファンとしては浅野りん作品が動いていることに感動しかありません…!
いやはや本当に嬉しい…!

そしてこの13巻では第一話の頃、お父さんに置いていかれた寂しさを押し殺し、
和へのツン期真っ盛りだった頃が嘘かと思うくらいに幸せそうな一果が見られます。
父である巴と宵山祭りを楽しみ、心からの笑顔を浮かべる一果ちゃんが可愛かったですね…

そして鷹辻くんの恋心に1ミリも気付いてない美弦ちゃんが容赦なさすぎて笑えました。
本当に美弦ちゃんは和以外は眼中にないんだな…
同じく和以外眼中にない佳乃子さんもとても良かったですね…

周りからは2年も片想いしていることにヤキモキされてるけど、
佳乃子さんは今の状況をとても楽しんでそうでもあるんだよなぁ…
保父の草護先生は良い人ではあるんだけども、
少なくとも佳乃子さんにその気はないと思う…

他の話も良かったけれど、ロペちゃん回はトンデモ回だったというか。
この漫画はたまにこういうノリの話を挟んで来ますよね…w
いや、これはこれで面白かったんですけども。
また一つ政さんに謎が増えたわ…w

和たちのパパ世代の話も良かったですね。
同期の修行仲間と四半世紀経っても集まって飲んでるとか、
とても良い関係だと思います。
そう言えば浅野りんさんもDQ4コマ作家さんたちの交流も続いているみたいだし、
そういった実感も入ってるのかもしれませんね。

ちなみに終わりに出てきた女性は和の叔母である克子さんです。
彼女がどういった意味を込めてあの書き置きを残したかは14巻で判明しますのでご期待下さい。
大丈夫、オチは愉快なもんですからw

:: 2022/4/9 土曜日::

■[漫画]ヒスタリオの思惑「冒険王ビィト」16巻

冒険王ビィト16巻冒険王ビィト16巻
出版社:集英社
原作者名:三条陸
作者名:稲田浩司
紙書籍通販:冒険王ビィト (16)
Kindle版まとめ買い:冒険王ビィト
DMM電子書籍:冒険王ビィト (16)

凶刃のヒスタリオとゾンビ化されたライオに瀕死にされ、
連れ去られてしまったビィト。
脱獄してきたキッスの加勢と翼の騎士の参戦もあり、
ビィト奪還を目前にするが、ヒスタリオ本拠地からの増援があって…

何故ビィトを倒すのではなく攫うのかわかりませんでしたが、
ライオとスレッドのことでわかりました。
ビィトも自分の手駒にしたかったんですね。

ヒスタリオ本人は弾除けだと言ってたけど、
自我を持ったまま、友情を抱くようにするとは、
ヒスタリオは寂しさを持っているのかもしれない…

とはいえ、流石にビィトを倒すのではなく攫って改造しようとするのは欲深すぎで、
嫁のポアラが間に合ったことで窮地に一生を得られるわけです。
そしてビィトが助けられるのを待つだけの男であるはずがない。

窮地だろうと前に進むことを諦めるはずがない。
そして、その行動がキッスたち仲間を呼び寄せるだけでなく、
スレッドの命をも救うことになるとか激アツですね!

スレッドが復活して一緒に戦うことになることで、
ライオの洗脳解除の可能性も出てきたと思うんだけど、
わりと複雑な術式だからどうなるのか心配ではあります。
ハラハラしながら17巻を待つことになりますね…!

:: 2022/4/8 金曜日::

■[漫画]フォージャー一家の平和「SPY×FAMILY」9巻

SPY×FAMILY9巻SPY×FAMILY9巻
出版社:集英社
作者名:遠藤達哉
作者twitter:遠藤達哉さん(@_tatsuyaendo_) / Twitter
連載サイト:SPY×FAMILY – 遠藤達哉 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:SPY×FAMILY (9)
Kindle版まとめ買い:SPY×FAMILY
DMM電子書籍:SPY×FAMILY (9)

豪華客船で要人警護の任務中に殺し屋に囲まれ大ピンチのヨルさん。
一方それを超能力で察したアーニャは手助けしようと奮闘し、
ロイドも爆弾事件を聞きつけ独自に動き始めたのであった…!

今回はフォージャー家がそれぞれ大活躍ですね。
アーニャは超能力が使えるけれど非力な幼女なので、
どれだけ助けになれるのかと思ってましたが、
偶然のピタゴラスイッチとはいえ良い仕事をしてくれましたね。
そして、超能力も上手く使って爆弾も事前に察していてとても有能だったと思います。
お互い気付いてないけど、華族が連携取って事件を未然に防いでいるのが良かったです。

そのご褒美としてみんなでリゾート島で平和を楽しんでいたのは良かったなぁ…

やはり子供が笑顔でいられる状況こそが平和ですよ。
ヨルさんもロイドも、お互い違う立場からそれを目指しているわけで…
二人が本当に平和を実感できるような時代が来れば良いのにな…

そして一人、もとい一匹だけ参加できなかったボンドだけど、
ボンドもフォージャー家の一員だということが感じられる話もあって、
ロイドの活躍も同時に見られてとても良かったです。

他には表紙になっているベッキー編がメチャクチャ笑いましたねw
ロイドに横恋慕しているおしゃまなベッキーも可愛かったけど、
そのベッキーがヨルさんに文字通り振り回される展開に笑いが止まりませんでしたw

ベッキーの誤解が上手く組み合わさって笑いに昇華してるのも良いし、
ヨルさんの規格外な強さに呆然とするロイドも笑えるし、
オチまで含めて読んでて楽しくて仕方なかったですw

:: 2022/4/7 木曜日::

■[漫画]おはなしがハッピーを生むんだっピ「タコピーの原罪」下巻

タコピーの原罪下巻タコピーの原罪下巻
出版社:集英社
作者名:タイザン5
作者twitter:タイザン5さん(@taizan_5) / Twitter
連載サイト:タコピーの原罪 – タイザン5 | 少年ジャンプ+
紙書籍通販:タコピーの原罪 下
Kindle版まとめ買い:タコピーの原罪
DMM電子書籍:タコピーの原罪 下

ハッピー星からやってきたタコピーがいじめっ子のまりなちゃんを撲殺し、
しずかちゃんはハッピーになったけど死体は掘り起こされて大ピンチだっピ!
協力してくれる東くんも焦るし、タコピーにも罪悪感が芽生えるんだけど、
しずかちゃんはチャッピーに会うことしか頭にないんだっピ…!

地獄がどこまでも連鎖していて戦々恐々としながら読んでて、
これでどうハッピーなエンドを迎えるのかと心配してたんですが、
ちゃんと納得できる終わり方をしたので本当に驚きました。
マイナススタートの人生がやっと人並み未満のゼロの地点に戻った程度だけど、
相対的にはハッピーだっピ!

下巻は冒頭から東くんへの同情と共感が半端なかったですね…!
母の気を引くために母の真似をして兄を注意したりと身に覚えがある…!
それにしても東くんのお母さんの愛情の偏りをさり気なく描いていて凄いっピ…!

視力が落ちたからと、度数も確認せずに、
兄とは違ってブランド物ではない量販店の眼鏡を渡すとかね…!
東くんが着ているブランド物も全てお下がりだろうし、
本当にお母さんは東くんに興味がないんだな、と思いますよ。
何しろ、東くんの名前を呼んでくれるのは兄だけなんだもの。

それにしても驚かされたのはタコピーの過去、というのよりも未来ですね。
既にタコピーが未来からやってきていたというのにも驚いたけど、
1周目のパートナーはまりなちゃんだったとは…
そして、そのまりなちゃんに無自覚に母と同じ虐待をしていることを朗らかに告げるタコピー…

上巻の感想でも書いたけど、子供は親にやられたことをそのまま周囲にやりますからね。
DV家庭で育ったら周りに暴力を振るうし、
ネグレクトで育ったら周りに無関心になるのですよ。
だってそれしか知らないんだから。
比較サンプルなんてのは親元から離れないと中々得られないものなんだっピ!

それでも少しずつ上向き始めたまりなちゃんの未来を、
無自覚にしずかちゃんが奪っていくのはマジで魔性の女ですよ。
というか仲直りリボンがなかったらしずかちゃんは死ななかったんだね…
うわぁ…

色々と失敗を繰り返し、東くんにも教えられ、
そうしてやっと大切なことに気付いたタコピーが、
その気付きをしずかちゃんとまりなちゃんに伝えることで、
アンハッピーな日常から抜け出す手助けをしたのはとても良い終わり方だったと思います。

細かい描写に意図が詰め込まれている上に、
綿密に組み込まれた意図が物語を綺麗に仕上げていて、
とても漫画が上手いと思わされました。
これが新人漫画家の作品なんだから凄いですよね…

万人に勧めるのは難しいですが、面白い作品だと思います。
もしかしたら2022年を代表する作品になるかもしれないですね。

:: 2022/4/5 火曜日::

■[漫画]悪魔の拷問「転生したら剣でした」11巻

転生したら剣でした11巻転生したら剣でした11巻
出版社:幻冬舎
原作者名:棚架ユウ
原作者サイト:棚架ユウ
作者名:丸山朝ヲ
作者twitter:丸山朝ヲさん(@oxfrog) / Twitter
連載サイト:転生したら剣でした
紙書籍通販:転生したら剣でした (11)
Kindle版まとめ買い:転生したら剣でした
DMM電子書籍:転生したら剣でした (11)

フィリアースの双子の王族の護衛依頼を受けていたフランは、
海賊襲撃で立ち寄った島でシードラン海国の陰謀に巻き込まれる。
攫われた双子を助けるために忍び込んだら罠に掛けられて味方も失う苦境に立つ中、
フランと師匠が打ち出した策とは…!?

スアレス派のド外道のクズっぷりには辟易とさせられますが、
そのようなクズを文字通り一刀両断するからこそ、フランが格好いいんですよね。

しかし、味方の子供たちの前で容赦なくグロいところを見せるあたり、
この世界の殺伐さを感じます…

そしてスアレス派を打倒せんとするセリメア王女ですが、
彼女も後ろで護られてばかりいる人ではなく、
民衆の心に訴えかけて、自分から何とかしようとするカリスマを持っているのは、
正直意外でしたが、とても心強かったです。

そして予想されていた裏切り者ですが、
ここはWeb版と同じでしたね。

レイドスは周辺国家に策謀を企てては迷惑をかけまくる悪逆非道な国家ですからね。
どこの世界でも北方の寒冷地にある国家は冷酷非情と相場が決まっているのです。
流石に長命種でもない人間が10年も潜伏して工作員として活動するというのには驚きですが、
それくらいに狂っているのがレイドスという国なのです。

まぁ、そんな工作員の鋼の心をも簡単にへし折れるあたり、
悪魔の拷問ってのは凄そうだなぁ、とは思いますね…

今のところフランたちの方が優勢ですが、まだスアレス派には凄腕の刺客とかが居ますからね。
まだまだ油断できませんので、フランと師匠には頑張ってもらいたいです。

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