本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2020/7/5 日曜日::

■[漫画]高田慎一郎×俺TUEEE「二の打ち要らずの神滅聖女 ~五千年後に目覚めた聖女は、最強の続きをすることにした~」1巻

神滅大戦で荒廃し、人類が滅びそうになったから五千年間の眠りについた聖女ニルマ。
起きたらそこはダンジョンの中で、異世界からの侵略者によって緩やかに滅びそうになっている世界だった。
取りあえず同門の後輩が手籠めにされそうだったので助けてあげて、
現在の世界の状況を教えてもらうことになったんだけど…

高田慎一郎さんの新作がなろうコミカライズだというのに驚きましたが、
わりと作風と原作のノリがマッチしているのに更に驚きましたね。
原作の藤孝剛志さんと言えば昔から俺TUEEE作品ばかりを書いてきた方ですが、
今回もやはり俺TUEEEモノであります。

聖女ニルマですが、聖女という二つ名だけどレベルを上げて物理で殴れ系で、
実際に五千年前も肉弾派というか、特攻隊長だった模様。

五千年のうちに人類の文化レベルが後退したというのもあるけれど、
当時から既に戦闘力がトップレベルだったニルマですので、
完全無欠に俺TUEEEになってますね。

戦って強敵をワンパンで倒すにしてもちゃんと型を使ってるし、
残心もしっかりしているのは流石です。
とはいえヤクザものを相手にしたらヤクザ的なことをしちゃうのはアレですがw

でも、そんなヤクザなところもニルマらしいというか。
わりと器が大きいのできちんと謝罪すれば許してあげるし、
手加減はきちんとしてくれるんだけど、
手足を折るなりもぐなりはしちゃうあたりは容赦ないなぁ、と思う次第であります。

それにしても高田慎一郎さんがなろうコミカライズというのは本当に意外でしたけど、
読んでみたら高田慎一郎さんらしさもかなり出ていたように思えるので、
原作ファンも高田慎一郎ファンも楽しめる作品になっていると思います。
2巻が楽しみです。

:: 2020/7/4 土曜日::

■[漫画]ボスキャラの倒し方「リワールド・フロンティア@COMIC」2巻

探検者として歪なビルドの二人が出会い、友達になり、
ルナティックバベルで探検をしていたら遭遇した無礼者。
しかしその責任者であるヴィリー嬢は騎士の名に恥じない礼儀正しさで、
更には階層ボスであるGKも倒せるくらいの実力者で、
それを目の当たりにしたハヌは一計を案じ…

2巻では胸クソ展開があるかと思いきや、
かなり丁寧に描いてくれているお陰で気持ちの良いストーリーが展開していますね。
二人が出会ったばかり&物語が始まったばかりということもあり、
ラトがメインとして使っている支援術式の説明がされましたが…

うーん、ヤバイくらいにピーキーだなぁ…w
このダメすぎる特性は絵にされるととても判りやすいですが、
同じくらいラトの特性、というか規格外さも絵にされるとわかりやすかったです。

ホモサピエンスの脳では並列思考というのは出来ないはずなんですが、
ラトは先天的にそれが10分割で出来るっぽいのが本当に人間辞めてますよね。
人間辞めてるというか神ってるハヌも大概アレだけど、
ラトはラトで自覚なしにヤバすぎると思うんだ…

それにしても漫画にすると本当に映えますね。
特にハヌの”天龍現臨・塵界招”が素晴らしい!

これは是非とも見開きで読んで欲しいですね。
FGOの宝具演出みたいなノリと言いましょうか。
そんな豪華さがありました。

見開きと言えばハヌのファッションショーとかも見栄えが良かったですね。
バトル的にも萌え的にも見所が多くて面白い2巻でしたが、
ラストが不穏なキャラが出てきたのがね…

原作知ってるからネタバレしない程度に言いますが、
あまりのクソな敵キャラなので読んでて心を折られないようにしてください。
ちゃんと因果応報な結果になるんで…!
3巻を心して待ちましょう…!

:: 2020/7/3 金曜日::

■[漫画]普通の家族の温かさ「外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者」2巻

ギルド職員のはずなのに高すぎる戦闘能力が一部にバレてしまったので、
クエストの付き添いみたいな形で依頼元の村まで同行することになったロラン。
道中で危険なモンスターを見事に指揮して撃退し、
目標の村に辿り着いたと思ったら別のモンスターに襲われていて…

相変わらずロランは容赦ない強さがありますね。
「普通」を脅かす自尊心が高く他人を屁とも思ってないバカはサクっと殺すあたり、
流石は暗殺者だなぁ、と思いますね。

そして2巻で一番の見所はやはり逃亡奴隷幼女のメイリちゃんですね。
ある日ロランが拾って自活能力を育てようとしてるのは同情と優しさからだと思ってたんですが、
「普通」を教えて貰うという魂胆もあると知った時は、
照れ隠しなのか本気なのかよくわからなくなりましたね。
だってロランって感情が全然読めないんだもの…

メイリへの接し方は親子というよりは師弟が近いような気がしますが、
そこには確かに情があったと思うんですよ。
だからこそ「普通」とは程遠い権力を使って安全を確保したし、
生き別れた親類を探してあげたんだと思います。

それにしてもロランは迂闊な約束をしちゃう傾向があるのでしょうか…

この後に出てきた勇者にして第一王女のアルメリアだけど、
メイリと同じように気軽に迂闊に軽率に約束をしたんだろうなぁ、
と、思う次第であります。
実際どうなのかは原作読んでないのでわかりませんが…!

しかしどんどんロランの周りにフラグが立った女性が増えてきましたね。
これはハーレムの予感ですよ…!
まぁ、ハーレムは「普通」ではないのでロランは拒否しそうですけどね。
どうなるのかなー

:: 2020/7/2 木曜日::

■[漫画]世界の歪みへ「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」17巻

ゾルザル一派が企んだ策によってトロイの木馬的に怪異とヘリで乗り合わせてしまった自衛隊。
ヘリの機内でマスコミに死者が出る中、火器がうかつに使えない状況で、
栗林はナイフを使った格闘戦を挑み…

相変わらず栗林は肉弾戦に強いですよね。
女性兵士なんだけど負けん気が強いというか戦闘民族みたいというか。
私はヘリに乗ったことがないので想像でしかないんですけど、
平衡感覚は間違いなく狂ってるであろう状況で、
自分よりもガタイが良くて筋力も強い相手にナイフで立ち向かうとか、
勇敢にも程があるというか、流石は自衛隊員というか…
でもどちらかというとやっぱり自衛隊SUGEEEじゃなくて栗林TUEEEですね。

そして後半からは我らが主人公の伊丹たちに再びスポットが当たります。
私はなんだかんだで伊丹とそのヒロインたちが好きなので、
伊丹たちが出てこそゲートだよな、と思うわけです。
ハーディからの神託があった地、クナップヌイに向かうのにヘリに乗るのに、
ハミルトンが怯えに怯えまくってるのが可愛かったり、
伊丹へのデレ期に入ったのにへそを曲げているピニャが可愛かったり、
ヘリという先進機器に興味津々なレレイの瞳がとても可愛かったりしましたね!

それとクナップヌイに着いてジゼルが用意した飛竜に乗り、
伊丹に抱きつかれるヤオに嫉妬したテュカが魔法でヤオのお守りを紛失させたのは、
ちょっとヤオが可哀想だなぁ、と思いましたが、
女の嫉妬が原因なら仕方ないかな、とも思う次第であります。

懸念点はこれからの総撃編と冥門編では伊丹たちの出番が少ないことでしょうか。
わりとストレスが貯まりまくる展開が続くので、
ある程度サクサク進んでくれることを願っております。

:: 2020/6/30 火曜日::

■[漫画]魔王退治よりもパンケーキ!「JK勇者になりますっ!」1巻

「キモオタ、アイドルやるってよ」の一色いたるさんの新作です。
キモドルは個人的にかなりの名作で今でもよく読み返してるんですが、
とても悲しいことに打ち切られてしまったという事情もあってなのか、
今回の新作は個人出版のKDPとなっております。
あ、BOOTHもあるみたいです。

twitterでも公開されているのでどんな作品かはそちらで確認することが出来ます。

JKがパンケーキを食べようとしたら偶然それが暗号で、
異世界に行って勇者になってしまったんだけど、
JKのノリで適当に生きていく感じです。

冒頭にキモドルの陽子が出ているのが良いですね。
確かにキモドルの作中でもそれっぽいこと言ってましたので、
この作品はキモドルのスピンオフと言っても良いかもしれません。
実際、今回もTSネタはあるしな!

しかしこんな性転換ポーションを作成できてしまうホモ暮ホモ美さんは凄いな。
まぁ、間違いなく全くの偶然で作れてしまったんでしょうけど。

JKのノリで魔王も魅了してマイペースに勇者をやってますが、
はたして魔王を倒すことができるのか。
そもそも勇者になる予定だった鈴木くんは父の敵だったはずの魔王が、
父の上司だったという真実に耐えられるのか。
そもそも女の子になってしまって大丈夫なのか。
というかこの元凶は嘘をついたお母さんじゃね?

とか諸々気になるのでのんびりと2巻が出るのを待ちたいと思います。
それとキモドルの続きをKDPで読めたらなぁ、と思う次第であります…

:: 2020/6/29 月曜日::

■[漫画]ゆるゆるアポカリプスの過ごし方「そのへんのアクタ」1巻

そのへんのアクタ1巻そのへんのアクタ1巻
出版社:白泉社
作者名:稲井カオル
作者サイト:171号室
作者twitter:稲井カオルさん (@Kaoru_Inai) / Twitter
紙書籍通販:そのへんのアクタ (1)
DMM電子書籍:そのへんのアクタ (1)

2024年、宇宙から襲来した謎の生命体イズリアン。
沿岸からやってくる奴等に対応するために日夜奮闘する駆除隊。
そこで”終末の英雄”と言われる芥は7年間最前線で戦い続けた結果は…

それでもどっちつかずの日常を得たのだった…

この作品は時代遅れの英雄が鳥取に左遷され、
平和な日常に戸惑いつつも少しずつフィットしていく物語である…!

うたかたダイアログ」の稲井カオルさんによる新作です。
元々少女漫画にしては男性受けもする作品を描く人だと思ってましたが、
まさかヤングアニマルZEROという青年誌で新作を描くとは思いませんでした。
相変わらず会話芸がキレッキレで面白いですが、今回は世界観も面白いですね。

戦場に慣れすぎた主人公が平和ボケした日常に適応障害を起こす物語というのは、
「フルメタル・パニック」と同種ですけど、あれよりもだいぶマイルドというか。
主にヒロインである百福副隊長が暴力系ヒロインじゃないあたりとかね。

まぁ、変わった人ではあるんですけども。
基本のんびりというか、自分のリズムで生きている人なので、
相手が”終末の英雄”だろうとマイペースに対応しちゃうんですよ。
みんなが扱いに困ろうが、百福さんなりにちゃんと対応してくれるので、
良い人だとは思うんですよね。

まぁ、変わった人なんですけども。

少しずつ、それこそミジンコレベルで一歩ずつ鳥取の日常に適応する芥より、
周りの面子が芥のことを理解する方が早いような気がします。
周辺の小学校の教師とか、ちょっと凝り固まった困った人もいるけれど、
みんなわりと良い人なので芥のことを少しずつ理解して歩み寄ってくれるので、
わりと微笑ましく思えますね。

ラストがちょっと不穏だったのが気になるところです。
まぁ、この作品だから笑いに繋がるオチになるとは思うんですけどねw

基本的に「うたかたダイアログ」と同じように会話のノリが面白いので、
そういうのが好きだった人は安心してお読み下さい。
面白いよ!

第一話は作者の稲井カオルさんのtwitterに上がってるのでそちらからどうぞ。

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