本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2024/5/23 木曜日::

■[漫画]ああっ 道祖神様っ「おひゃくどまいり」1巻

おひゃくどまいり1巻おひゃくどまいり1巻
出版社:幻冬舎
作者名:高尾じんぐ
作者サイト:じんぐる(高尾じんぐブログ)
作者twitter:高尾じんぐさん(@takao_g_ing) / Twitter
連載サイト:おひゃくどまいり|comicブースト
紙書籍通販:おひゃくどまいり (1)
DMM電子書籍:おひゃくどまいり (1)

純朴奥手な精太郎は学年一の美女、坂木さんと付き合いたくて道ばたの祠に祈ったところ、
そこに奉られている道祖神のウズメ様から神饌が必要と告げられる。

そこで精太郎は坂木さんへアプローチをせずに、せっせとウズメ様に貢ぐのだった…!

高尾じんぐさんのラブコメは良い作品が多いけど短命なことが多いので、
本作品はできるだけ続いて欲しいですね。
1話あたり4ページなので一気に読むとちょっとお得感が感じられますが、
できれば5巻以上は続いて欲しいものです。

主人公の精太郎は無理目の初恋に一途で好感が持てるんだけど、
超奥手の恥ずかしがり屋なので坂木さんと会話すらもできないため、
神に祈ることしかできないのが情けないというか阿呆らしいというか…w

でも現実で向き合うことが出来ないから、
神様たちにバーチャルで体験させて貰うのは、神様らしい良いことだと思います。

神様パワーって凄いなぁ…
まぁ、そのパワーの元が精太郎が貢いだ神饌だと考えるなら、
非情に合理的であり、実用的ですね。

途中から精太郎の幼馴染みの香凪ちゃんも登場しますが、
彼女も坂木さんラブな百合っぷりを見せつつも、
それでも精太郎よりは坂木さんとの思い出がある分、
まだ一歩リードしてる気がしますね。

しかし、精太郎が坂木さんに一目惚れするのはわかるけど、
その出会いのシチュがわりと絶望的なのがなぁ…
これは前途多難ですよ…
やはり5巻どころか、10巻くらいのスパンをかけなければ無理なのでは…?
まずは会話できるようになることが目標ですね…!
頑張れ、精太郎!

:: 2024/5/22 水曜日::

■[漫画]人生最大のしくじり「8月31日のロングサマー」4巻

8月31日のロングサマー4巻8月31日のロングサマー4巻
出版社:講談社
作者名:伊藤一角
作者twitter:伊藤一角さん(@IkkadoIto) / Twitter
紙書籍通販:8月31日のロングサマー (4)
Kindle版まとめ買い:8月31日のロングサマー
DMM電子書籍:8月31日のロングサマー (4)

8月31日が繰り返されるのなら、貯金上限まで毎日楽しめるんじゃね?
という事実に今更気付いた高木さんが旅行を計画して、
鈴木くんと一緒に温泉旅行に出かけることに!
当然鈴木くんは期待してしまって…

鈴木くんがテンパってしまってコンドームを買いに行くのはわかるし、
それに変装するというのもわかるんですよ。
だって高校生だもんね…!
そりゃ緊張するし、誤魔化すために他に色々買いますよ…

それはそれとして高木さんも良いですね。
友人の梨紗ちゃんに相談するところがとても良いです。
好きじゃないとか、ダサすぎるとか言いながら、
それでも鈴木くんの良いところを即答できちゃう高木さんってば…

最高か…!

電車内での手作り弁当とか、ラブい青春最高じゃないか…!
と盛り上がったんだけどね…
鈴木くんは経験値が低すぎるから手痛い失敗をしてしまうんですよ。

恋に浮かれた高木さんがあっという間に素に戻ってしまうんだけど、
それでも旅館に着いたらちゃんと盛り上げてくれるんだよね…
でも、鈴木くんは一度やらかした失敗に心が囚われるんですよね。

このねー
鈴木くんの気持ちもわかるんだよね…
他人の心を思いやることができるのって、先天性のスキルなのでは?
と思うことは多々あるんですよ。

できない人間は後天的に身に付けるしかないんだけど、
それには経験を積むしかないわけで、失敗の連続になるわけで…
そうすると失敗に心が囚われて潰れちゃいそうになるわけです。
キツイよなぁ…

しかもこの後、今までで最大級の失敗をやらかすことになるんだけど、
こればっかりは鈴木くんだけを責められないというか…
ただでさ童貞は自信がないのに、高木さんにあんなことを言われたらね…
まぁ、あんなことを言わせたのも失敗を積み重ねた鈴木くんも悪いわけで…

それでもちゃんと立ち上がろうとした鈴木くんは、それだけでも偉いですよ。
頑張れ、鈴木くん…!

:: 2024/5/21 火曜日::

■[漫画]京の闇「修羅の刻」21巻

修羅の刻21巻修羅の刻21巻
出版社:講談社
作者名:川原正敏
紙書籍通販:修羅の刻 (21)
Kindle版まとめ買い:修羅の刻
DMM電子書籍:修羅の刻 (21)

京の都に蔓延る疫病と、それを省みない関白。
そのような世の中で台頭するのが酒呑童子。
それを良しとしない源頼光が動き出すんだけれど、
意外と鬼たちは賢くて…

酒呑童子編だけど、今回も酒呑童子の出番はほぼありません。
それに伝説上では酒呑童子との戦いよりも前に、
一条戻橋での茨木童子と渡辺綱の決闘がありますからね。
この修羅の刻でもそれをモチーフにした戦いがあるのが嬉しいですね。

茨木童子のエピソードとして有名なのが腕を切られる、というものですから、
どうするのかと思ったら、手甲を装備しているという設定にするのが面白いです。
人外の力を持つから金属製の手甲を使いこなせるし、
綱の叔母に化けるというエピソードから女性という設定にするのも納得です。

そしてその腕を取り戻しに来るという話もちゃんと描かれてるんですけど、
そこで頼光の意外な強さに驚かされましたけど、
それ以上に庚の再登場には「待ってました!」という気持ちが大きいですね。
綱にはない修羅の餓えが庚にはあるので、
俄然、酒呑童子との戦いも楽しみです。

酒呑童子編は次の22巻で終わりですけれど、
庚の母の血筋があやかしということから、
安倍晴明の母との関係が匂う気がするので、
そこら辺も知りたいところですね。

:: 2024/5/19 日曜日::

■[漫画]凸凹主従のほんわかストーリー「ひねくれ騎士とふわふわ姫様 古城暮らしと小さなおうち」1巻

騎士ルークスはとある貴族の家に生まれた庶子で、
義母からは毒殺を目論まれ、異母兄弟からはやっかまれてきたため、
外面は良いけれど、中身はひねくれた騎士に育ってしまう。
しかし、そんなルークスを第七王女クローニアが婿に欲しいと言い出したそうで…?

ちょっぴりファンタジーな世界での不思議な温かみがある物語です。
妖精が見えるせいで使用人たちに疎まれて育ったけれど、
妖精のお陰なのか、ふわふわしているけれど、純朴な良い子に育ったクローニア姫が可愛いのです。

断るつもりだったのに、とっても良い子なクローニア姫を傷つけられないと、
ひねくれているルークスにさえ思われちゃうし、
領主に厄介払いされたのか、これから冬になるのに隙間風だらけの古城に、
たった一人で僅かな食糧しかない状態で放置されてるとか、
そりゃ世話をしたくなっちゃいますよね…

そんな守ってあげたくなるクローニア姫と同じく、
ルークスも妖精のことが見えるお陰で、ちょっとファンタジーな日常を送っているのが面白いです。
ルークスと違ってクローニア姫は妖精とおしゃべりできないんだけど、
妖精のためのミニチュア家具を作ることができるんですよね。

クローニア姫の唯一の趣味と言えるんだけど、
その対価に妖精から稀少な鉱石を貰えるようで、
それを使って身の回りの物を購入していく、というのだから、
趣味と実益を兼ねたお仕事と言えるでしょう。

クローニア姫が何故ルークスを婿に選んだかはまだ詳細に語られていないようですが、
おそらく幼い頃に親切にされたとか、そんな感じでしょうか?
ツンデレっぽいお姉さんが出てきたけれど、
詳細は次巻っぽいですね。
姉妹の溝が埋まると良いんだけど、どうなるかな…?

:: 2024/5/18 土曜日::

■[漫画]医師の領分「ラジエーションハウス」16巻

ラジエーションハウス16巻ラジエーションハウス16巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ|note
作者twitter:モリタイシさん(@moritai4) / Twitter
紙書籍通販:ラジエーションハウス (16)
Kindle版まとめ買い:ラジエーションハウス
DMM電子書籍:ラジエーションハウス (16)

旅行先で知り合った女性の異常を動体撮影で見逃さなかった唯織は、
そこでの出来事で思う所があったのか、
杏ちゃんとの仲もほんの少しだけ踏み出したことで、
少しだけ距離が縮まったようで…?

アラサー男女とは思えない純真な二人を見てると、
とても応援したくなりますね。
幼馴染みの男女とはいえ、まだ恋仲とまでは行ってないんですけどね。
このペースだと進展するのはいつになるんだろう…?

次の章の患者はヨガインストラクターの女性ですね。
結婚して家庭に入るよりも、独立したヨガ教室を持ちたいという夢に向かって決断し、
ずっと努力を積み重ねることができる女性なんですけど、
そういった人にも病魔が忍び寄るから人生というものはわからないものです。

それでも心身の異常を感じて検査を受けたからこそ病気がわかるんですけど、
その病気の種類も医者によっては誤診されるかもしれないのが怖いんですよね…

奈良の言ってる事、そのものは大きく間違っている訳ではないんですけど、
人間は工業製品ではないから、ちゃんと患者の人生に向き合うべきだと思うんですよね。

奈良が医師という職業にプライドを持つのはわかるし、
かなりの努力を積み重ねてきたことは間違いではないんですが、
技師も努力を積み重ねてきたことに気付いてない点が致命的でしょう。
こういった心が未熟なお坊ちゃまの解像度が高くてビビリますよね。
わりとそこら辺に居そうなのがちょっと怖いです。

杏ちゃんの距離といい、今までは医師としての勉強に比重が偏りすぎて、
人間関係をずっと疎かにしていたんだろうなぁ、というのが想像できます。
ただ、そういった意味では唯織も全く同じなんですよね…
二人の違いは才能と、患者への向き合い方だと思うんだけど、
それが致命的なんだと思います。
二人が協力できる未来は… 来るのかなぁ…?

:: 2024/5/17 金曜日::

■[漫画]ヒロインの役割「マリッジグレー」6巻

マリッジグレー6巻マリッジグレー6巻
出版社:集英社
作者名:轍平
作者サイト:轍平 – pixiv
連載サイト:マリッジグレー – 轍平 | となりのヤングジャンプ
紙書籍通販:マリッジグレー (6)
Kindle版まとめ買い:マリッジグレー
DMM電子書籍:マリッジグレー (6)

結婚して1年以上経ったけれど嘉乃の直継ラブはまだまだ熱々!
直継と抱き合うためにもこもこなパジャマを買ったりしてるけれど、
あのもこもこ具合は今は亡き愛犬の花丸がモチーフではないでしょうか?
本当に嘉乃は直継に愛されるためには妥協を許さない奥さんだなぁ…!

嘉乃の良妻賢母っぷりは留まることを知りませんからね。
直継が頭痛に悩まされたら家庭できることを調べて、
料理にマッサージに労いの言葉で癒すし、
朝起きにくくなったら夕食や朝食を工夫したり、
朝にカーテンを開けて自然に目覚めるようにしたりと、
直継のために、どこまでも努力を積み重ねてくれるんですよ…!

嘉乃にとってのゴールが直継の妻だから、
ヘアモデルで評価されてもそれはブレないんだよなぁ…

強い…!
強いよ、嘉乃さん…!

嘉乃は直継に好かれるために色々と知識を得て、
PDCAを回して頑張ってきたからこそ、
直継以外と男性と付き合ったことはないのに、
直継の友人夫婦にも的確に助言できるのも強いんですよね。

夫に改善して欲しいことを要求するのではなく、
夫の努力を褒め称えるというのは、なるほど、確かに。
些細でも、こういうのをちゃんとやるのは重要ですよね。
夫婦だからこそ、こういった普段の労いは大切なんだと思います。

嘉乃はそういう所は本当に出来てるし、
さすがに直継も嘉乃からの愛情を信じられると思うけれど、
確信を持つためにも、そろそろ本当に出会った頃のことを教えてあげて欲しいけど…
まだまだ難しいでしょうね…w

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