■[漫画]コニー&スカーレット「エリスの聖杯」2巻
エリスの聖杯2巻
出版社:スクウェア・エニックス
原作者名:常磐くじら
原作者サイト:常磐くじら
作者名:桃山ひなせ
作者twitter:桃山ひなせ (@mokibidango) | Twitter
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小宮殿の夜会でいじわる悪女のパメラにやりこめられる寸前に、
稀代の悪女、スカーレットの霊に乗り移られたことで逆にやりこめることになったコニー
しかしスカーレットがただで助けてくれたわけでなく、
見返りとして自分が処刑される原因となった冤罪の謎を暴いて犯人に復讐するように迫られて…
1巻は完璧な序章でしたけど、2巻は完璧な物語の始まりって感じでしたね。
コニーはスカーレットのことを知っているけれど、
それはやはり伝聞なので知らないことや誤解していることが多いし、
スカーレットも小宮殿で長い間幽霊やっていても、
その間に起こっていたことを知らないことが多くて。
それを埋めていって少しずつ進んでいく展開は良いですよね。
特にスカーレットはコニーのことをはじめは小間使いみたいに扱っていたのに、
貴族の子女とは思えない言動や真面目すぎるところに呆れ、
スカーレットの常識では考えられない思考回路に驚かされ、
ついには自分が叱責しても揺るがないほどのお人好しっぷりに心を動かされるところとか、
素晴らしいですよね…
出会ったばかりの二人が少しずつお互いを知っていき、
自分にないところに影響を受け合って、
唯一無二の相棒となっていくのがバディモノの真骨頂というものですよ。
2巻ではコニーの情けない表情から毅然とした表情まで見られたけれど、
この芯が一本通った横顔が一番印象的でした。
さて、新たな戦いの舞台もとい夜会に向けた良いところで終わってます。
スカーレットの活躍はこれからですし、
コニーの受難もまだ始まったばかりなので、
続きがとても楽しみです。
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