■[漫画]祈念式の旅路「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部 「本のためなら巫女になる!」」10巻
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~第二部 「本のためなら巫女になる!」 10巻
出版社:TOブックス
原作者名:香月美夜
原作者サイト:香月 美夜
原作者twitter:香月美夜さん(@miyakazuki01) / Twitter
作者名:鈴華
作者サイト:列挙。
作者twitter:鈴華さん(@suzupaca) / Twitter
連載サイト:本好きの下剋上【第二部】|コロナEX
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農作物に実りをもたらす魔力を配る祈念式を行うために農村へと向かうマイン。
しかしそこに予定にない青色神官ジルヴェスターが同行することに。
保護者のフェルディナンドと騎士団長のカルステッドも加えての珍道中になったけれど、
マインは平民ということもあって色々とトラブルがやってくるのだった…!
エーレンフェスト領内全ての祈念式をマイン一人にさせるとか、
今考えるとかなりのメチャクチャですよね。
それでいて収穫祭では他の青色神官にやらせるつもりだったとか、
仕事を全部押し付けて給料だけ貰うつもりのブラック企業、もといブラック神殿ですよ。
とはいえ、ここで真摯に神に祈っていたお陰で後々マインは助かるんですけどね…
平民の青色巫女見習いということで常識が足らないマインが、
ジルヴェスターの貴族言葉を理解できずにちょっと失敗したり、
平民のことを知らなかったジルヴェスターがちょっと学習したり、
それなりに微笑ましい道中だったんだけど、
ゲルラッハ子爵の手の者がフランとロジーナを襲うという事件が発生ですよ。
大事なモノを守るためなら手段を選ばず全力を尽くすのがマインです。
この時も神に祈ってかなり効率が悪いやり方で魔法を使ってるんですけど、
かなり無茶なんですよね、これって。
穴の空いたバケツで風呂に水を張るようなもんだと思います。
それでもやっちゃえるあたり、マインが規格外なんですけども…
今思うと、この時の襲撃者は神殿長ベーゼヴァンスが、
目障りで劣等感を刺激するマインを始末するために、
ゲルラッハ子爵に依頼したっていうのが事件の本質なのでしょうね。
ただ、ゲルラッハ子爵も神殿長もマインたちが騎獣で移動しているって知らなかったから失敗した訳で…
祈念式から戻ってもジルヴェスターが色々とやって大変なんだけど、
ジルヴェスターなりに色々とマインのために骨を折ってくれてるんですよね。
そのことはアニメの特典SSとかで読めるので、お金に余裕が有ったら読むことをオススメしますよ。
春になってやっと自宅へと帰ることができたマインの笑顔が微笑ましいんですよね…
ただ、この後の展開を知っていると、
この時のマインの幸せがとても儚いものであり、
それを取り戻すために大変な苦労をすることを知っているだけに、
マインの幸せな笑顔の尊さを噛みしめてしまいますね…
それはそれとして今回のMost Favoriteマインはこちらになります。
とても他人事感があって、それでいて可愛い!
頑張れ、ベンノさん!w
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