よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2024/1/16 火曜日::

■[漫画]好きは勝手に動くもの「描くなるうえは」2巻

描くなるうえは2巻描くなるうえは2巻
出版社:白泉社
原作者名:高畑弓
原作者twitter:高畑弓さん(@Q_takahata_21) / Twitter
作者名:蒲夕二
作者twitter:蒲夕二さん(@kabatani42) / Twitter
連載サイト:描くなるうえは – 高畑弓(原作) 蒲夕二(作画) | ヤングアニマルWeb
紙書籍通販:描くなるうえは (2)
Kindle版まとめ買い:描くなるうえは
DMM電子書籍:描くなるうえは (2)

漫画家志望な陰キャオタの上原くんと陽キャギャルの宮本さん。
同じ目標を持つ二人が恋愛漫画を描くためのリアリティ追求のため、
宮本さん主導で仮のお付き合いをすることになったんだけど、
初心な二人には刺激が強すぎるのであった…!

上原くんも頑張っているんだけど、
宮本さんはそれ以上に頑張っていることを知り、
やる気を出して奮闘するという形が実に良いですね。

お互いを刺激しあって高め合う要素でありながら、
きちんと恋愛漫画としての関係性も築けているあたり、
とても良い二人だと思うのです…!

もちろん若い二人のことですからすれ違いで喧嘩することもあるんだけれど、
それもまた必要なエッセンスだと思うんですよね。
まぁ、こういった苦い体験も若い時にするべきなんだと思うよ…

そんな喧嘩をしている時にも影響を受けて、
困った時にキャラに宮本さんを憑依させたら全て上手く行ってしまうのが良いですね!

上原くんは宮本さんのことをよく観察していることがわかりますし、
何故そんなに理解しているのかを最後に自分で気付く展開が実に良いですよ。
好きは勝手に動くんですよ…!

この2巻でこの漫画は本領発揮してきたな、とわかります!
そしてこれからもっと面白くなる気配がビンビンにしているので、
続きもメチャクチャ楽しみですね!

:: 2024/1/15 月曜日::

■[漫画]可愛すぎて続きが出ちゃった!「魔王の娘は優しすぎる!!」4巻

ドゥが可愛すぎてまさかの続編…!

3巻完結のはずだったんですが、いつの間にか復活していました。
ファンの私もびっくりなんですが、それもドゥが可愛かったからですね!
ちゃんと4巻でも相変わらずドゥが可愛いですよ!
やったー!

しかしドゥが居る限り魔界は平和だろうから、物語はどうなるんだろうと思いきや…

今度は天界と天使がチョッカイ出してきたよ!
魔王と敵対している天界が相手だと流石のドゥも相性が悪いかな?
とほんのちょっぴり心配しましたが…

全く問題はないのであった…!

ドゥの可愛さは世界を隔てても変わらないのだ…!

善神が本当はどのような意図でドゥを勧誘したのか、
それぞれの天使たちがどのような思惑があるのか…
そういった物語の軸があるようだけれど、
この作品はドゥのピュアな可愛さが全てだと思うので、
そこが変わらなければ問題ないと思います!

:: 2024/1/14 日曜日::

■[漫画]イタリカでの決戦準備「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」24巻

ゾルザルが部下を裏切りイタリカへと攻め上ってくる中、
ピニャは迎え撃つための準備を整える。
自衛隊もそれに賛同するかと思いきや、
門の前で中国が工作を開始したため、日本へ引き揚げる”韋駄天”が発令されてしまい…

今回は表紙になっているようにピニャが良い場面を持っていきましたね。
妹なだけあってゾルザルのことをよく理解しているし、
そのゾルザルを討つため、内乱を早期に収束させるために大胆かつ合理的な作戦を立てるものですね。
伊達に自衛隊とともに戦いを乗り越えてきてないですよ。

しかし、折り悪く門の前では中国がレレイを誘拐するために騒動を起こしたがために、
自衛隊が”韋駄天”を発令しちゃうんですよね…
折角テュカが伊丹のために綺麗&エロくお化粧したというのに、
本当に無粋なことをしてくれるものです。

戦争ではデュラン陛下が大活躍で楽しかったですねw
流石に王様やってるだけあるし、アルヌスで死線を越えてきただけありますよ。
空中であんだけドンパチやれるんだから大したものですw
有言実行でモルト陛下にガツンと一発かましてやって欲しいものです。

それにしても第一部完が近付いてきましたけど、
はたしてこのまま第二部までコミカライズしてくれるのでしょうか?
そこだけがちょっと心配です。

:: 2024/1/13 土曜日::

■[漫画]嵐の中で輝いて「すべての人類を破壊する。それらは再生できない。」14巻

1999、七の月。
人工衛星が日本本土に墜落する直前に動き出した少年少女。
MtGを愛する二人は約束通り、世界が終わる日に会うことが出来るのか…

はじめへの初恋が破れ、暗黒面に堕ちた†アンゴルモア†もとい八雲だけど、
彼女の過去回想を読んでると同情してしまいますね…
趣味が男の子なため女子からは迫害され、
身体が女の子だから男子からも入れて貰えない。
平成初期だとどこにでも見られた悲しい光景ですよ…

そんな時に偏見なしで自分と向き合ってくれた初めての異性がはじめなんですね。
そりゃ好きになるし、執着しちゃいますよ。
八雲の気持ちも痛いほどにわかるんだけど、
はじめも大切な恋のために動いているだけに、やるせない気持ちになりましたね…

そして大人たちの努力で人工衛星落下は阻止され、
慧美も両親と話し合って引っ越しは延期になったことで、
八月の夏を友達と彼氏と一緒に過ごすことになるんですが…

慧美ちゃんってば小悪魔ね!
これは引っ越す前に素敵な初体験もしそう。

そんな青春を送る少年少女たちに感化されたのか、
慧美パパも考えを改めたようですね。
というか一族に反対されてまで学生結婚したくせに、
こんな大切な情熱を見失ってたとか何やってんの慧美パパ…
それは忘れてはいけない、一番大切なモノじゃないですか…!

そしてこのまま素敵な日々が過ごせるんだと思ったら、
311の現実を見せてくるとか、本当にえげつないな…
そうか… 未来の慧美が見ていたのはそういうことか…
これはまた… キツイことになりそうだ…

:: 2024/1/12 金曜日::

■[漫画]肥大化したワカメの自尊心「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」4巻

Fate/stay night[Unlimited Blade Works]4巻Fate/stay night[Unlimited Blade Works]4巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:TYPE-MOON
原作者サイト:TYPE-MOON Official Web Site
作者名:森山大輔
作者twitter:森山大輔さん(@dai_greyhound) / Twitter
紙書籍通販:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (4)
Kindle版まとめ買い:Fate/stay night[Unlimited Blade Works]
DMM電子書籍:Fate/stay night[Unlimited Blade Works] (4)

学校で謎のサーヴァントに襲われた士郎。
令呪を使ってセイバーに頼らず、自分の力だけで切り抜けようとするのは自信過剰だけど、
相手が士郎をいたぶるつもりだったので、何とか凛が間に合って…

士郎のバカさに毒気を抜かれた凛だけど、
衛宮切嗣の魔術師としての在り方を聞いたら、
真っ当な魔術師である凛には到底受け入れられないんですよね。
この時の凛の葛藤を表情と過去回想で見せるのはとても上手いと思います。
読者の大半がFate/Zeroを知っているからこそできる演出ではあるんですが、
森山大輔さんのFate/stay nightへの解像度の高さが伺い知れるのです。

他にもアーチャーが士郎へと語ったくだりですが…

これもUBWルートの真相を知っていれば、
かなり重要なことを言っていることがわかるんですよね。
この時のアーチャーの表情もよくわかってらっしゃる…!

でも、一番よくわかってらっしゃると思ったのはワカメですね!

魔術師家系の自分ではなく、士郎の左手に令呪が浮かび上がる兆候に気付いたワカメは、
内心で嫉妬と焦燥感とやるせなさが大変なことになっていると思うんですよ。
望んでも得られなかった資格をよりによって士郎に取られたとか、
そりゃ気が気でないでしょう。

だからこそ、自分がマスター権限を得られたことを見せびらかしたくなるんだと思うし、
こういった表情をするんですよ。

たとえ借り物でも、その事実から目を逸らし、
命のやり取りをするということを本質的に理解できず、
両親と祖父から愛情を受けずに育ったからこそ、
自分を見て欲しいと望んでいたからこそ肥大化した自己顕示欲が、
マスター権限を得られたことでとても満たされたことによって、
醜い誇らしさが内面から滲み出ているんですよね…!

いやはや、本当に森山大輔さんは原作への理解度が高い!
それがよく伝わってくるワカメ溢れる4巻でした。

:: 2024/1/11 木曜日::

■[漫画]恋と愛の輪唱「カノン」

カノンカノン
出版社:白泉社
作者名:ハルミチヒロ
紙書籍通販:カノン
DMM電子書籍:カノン

ハルミチヒロさんが楽園で描く漫画はちょっと不思議というか、
私の感性にない方向性の作品ばかりで、読むと新鮮な気持ちになるんですよね。
「人魚」とか「夢の女」とか、予想外な設定すぎて胸がざわつくというか…
それもまた良いんですけどね。

今回の単行本で私のお気に入りなのは「one’s place」です。

シングルマザーの母を持つ美夜は、母の親友の暦をもう一人の母のように育ち、
中学生になったことで色々と気付きはじめるという話です。

母の蜜が鈍感な上に恋愛好きで男を見る目がなくて、
わりと本当にダメな母なんだけど、暦はそんな蜜のことが大好きで…
頼って貰えて、美夜の世話をすることが嬉しいという、
ちょっと歪なんだけど、真っ直ぐな愛が尊いと思えます。

それにしても娘の美夜は気付いているのに、
母の蜜は全く気付いてないのは、
美夜は暦に育てられたんだなぁ、と思いますね。
料理もそうだけど、本当に色々と影響を受けてそう。

そして表題作の「カノン」ですけど、これもまた面白かったです。
事故で認知症のようになった老人が自他ともに若く見えるギャップを描いてるんですが…

自分だけじゃなく、妻のさくらさんも若く見えているあたり、
妻への愛を感じられて良かったです。
熟練夫婦なのに記憶が一時的に無くなったせいで、
もう一度新婚のような新鮮なところが見える微笑ましさがあるんですよね。

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