よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2010/11/14 日曜日::

■[漫画]着眼点が石黒正数「石黒正数短篇集2 ポジティブ先生」

石黒正数短編集 2 (リュウコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:徳間書店( 2010-11-13 )
コミック ( ページ )
作者サイト:おかんの家4

それ町アニメは 絶 賛 放映中~♪

という訳でそれ町がアニメ化している今だからこそ、とばかりに短編集が発売されました。
何とこれで3冊目! って石黒正数さんは一体どんだけ短編描いてるんだ…!
しかしメディアファクトリーや少年画報社掲載分も纏めてたりと、
徳間書店から出すのも結構大変だったろうなぁ、と思います。

で、実は表題作の「ポジティブ先生」ですがたった4ページの短編です。
僅か4ページながらも卓越したセンスが感じられるのは流石は石黒正数さんですが、
そもそもこの超短編を表題作&表紙に持ってきたのが凄いと思います。
個人的には表紙は秘密結社のミルダ参謀が良かったな…(笑

デビュー作のヒーローからして着眼点が素晴らしく面白かったのですが、
今回も同じヒーローものでもまたもや目を瞠る内容の短編が載っています。
内容としては戦隊モノ、特撮モノ、魔女っ娘モノ等、色んな正義の味方が、
パラレルではなく、同時に存在していたら? という話なんですがこれが面白い。
各自の主義主張、本音と建て前、立場からの正義がおもしろおかしく描かれており、
これこそ石黒正数だなぁ、と何故か納得させられます。

他にもそれ町の主人公、嵐山歩鳥というキャラの原型になった柔道少女が出てくる短編や、
透明人間をフィーチャーした短編もあり雑多ながら多彩な面白さを見せてくれます。
作者本人による各話解説まで面白いので徹頭徹尾楽しめると思いますので、
石黒正数ファンだけでなく、それ以外の人にも読んで欲しいです。

:: 2010/11/11 木曜日::

■[漫画]いざ、正々堂々と参る!「戦国妖狐」5巻

戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)
著者/訳者:水上悟志
出版社:マッグガーデン( 2010-11-10 )
コミック ( ページ )
作者サイト:続・みずかみ小屋
作者twitter:水上悟志 (nekogaeru) on Twitter

「惑星のさみだれ」が終わったけど「戦国妖狐」はまだ続くんじゃよ。
とはいえ山の神の元で修行して大幅パワーアップした迅火一行が、
この5巻では龍の男との決戦から断怪衆の本拠地に乗り込むまでを描いており、
どう見てもクライマックスな流れとなっております。
でも何かもう少し続きそうな予感。

山の神は色気のある(特に胸元)大人バージョンも良いけど、
分身の童女バージョンも萌えがあるよなー
とかそんな暢気なことを考えてたらあらビックリ。
たまの小賢しい策略も勿論承知で残酷な対価を要求する嗜虐的なシーンも…

しかし今回は龍の男よりも虎男、ボクシングを操る道錬が格好いいですね。
莫大な力を得た後も修練に修練を重ね、愚直にも努力してきた道錬さんには憧れるわー
対する迅火は妖精眼も便利に使えるようになっただけでなく、
次々と能力を開花させていくんだけど、正直ちょっとこの先が危うくなるほどの成長っぷり。
道錬は倒せたけど、目の前を通り過ぎた5人は果たして…

そして能力を開花させたのは迅火だけでなく、真介もそうで、
バリーへの憎しみと、無力な自分への怒りでどんどん目つきが悪くなって…
ラストではバリーとの決戦が始まったけど、果たして真介が辿り着く先は如何なるものか。
いつも予想が付かない展開ばかりなので今回も続きが楽しみであります。

:: 2010/11/10 水曜日::

■[漫画]親子で魔女っ娘!「ブロッケンブラッド」VI

ブロッケンブラッド6 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:塩野 干支郎次
出版社:少年画報社( 2010-11-09 )
コミック ( ページ )
作者サイト:塩野干支郎次のサイト ethereal shine

最早留まるところを知らないというか、一体どこへ行くのか。
そもそも主人公の桜子ちゃんがあずかり知らぬところで事件が動いているどころか、
事件の解決そのものも桜子ちゃん以外が担ってる感が増えてきた今日この頃。
もうブロッケンの血族って事件の合い言葉にしかなってないよね。(笑

今回の見所は巻頭カラーでスカートめくりされる桜子ちゃん(健一)の、
ぷるるんとした柔肌なのは間違いないのですが、
今まで便利に登場していた桜子ちゃんの替え玉ちゃんメインの話も見逃せません。
というか、替え玉ちゃんにもやっぱり人生があったのねぇ…(当たり前

そしてやはりというか何というか。
健一の母が変身魔女っ娘だったのは想定内でしたが、
お父さんの健介さんも魔女っ娘でしたね!(笑
薫子ちゃんというネーミングといい、ここら辺は遺伝なんでしょうか…

もう既に安定してきた感が強いですが、それでも面白いです。
女装をキーにしたコメディ作品としては随一の面白さがあると思います。
それにしても明日香の扱いがどんどんヒドくなる気が…
まぁ、本人が幸せそうだから良いか…(笑

:: 2010/11/7 日曜日::

■[漫画]頑張る女の子は可愛いっ「U15’s」

U15’s (CR COMICS)
著者/訳者:MATSUDA98
出版社:ジャイブ( 2010-11-06 )
コミック ( ページ )

MATSUDA98さんが主にコミックラッシュで掲載された読み切りが収録された短編集なんですが、
ラッシュ掲載分だけでなく、百合姫Sといった他社出版物は勿論、
同人誌からの収録もあるというごった煮具合なんですが、
ほぼ「U15」の女の子たちが「恋愛」を頑張るテーマで構成されてます。

もうねー、あまりの頬が落ちそうな甘さに悶絶しちゃいんですよねー(笑
どの短編も良い、というかどの短編の女の子たちも可愛いんですよ。
好きな幼馴染みの男の子に振り向いて貰いたいからアイドルになった少女や、
好きな幼馴染みの男の子に好きになって貰いたいから陸上を始めた少女と、
もうみんな可愛い!

あと、U15じゃないけどコインランドリーの失恋女性も良いです。
洗濯機の中にすっぽりと納まってる感じが個人的に凄いツボでした。(笑
失恋と言えばクリスマスに振られた女の子の話も良いですなー
女の子本人もいいけど、となりに居てくれるむーちゃんの包容力が良いです。
裏表紙カバー下にある学生時代のエピソードとかも良い!(笑

いやー、それにしても単行本が出てくれて嬉しいですよ。
ラッシュ掲載分は全て電子書籍化してるとはいえ、やはり単行本にならないと布教し難いですからね。
雑誌のアンケートでこまめにお願いして良かったです。
という訳で、甘々でスウィーツな恋愛漫画が好きな人は、
是非是非手にとって読んで頂きたいです。
びっくりするくらいおいしいよ!

:: 2010/11/6 土曜日::

■[漫画]遂に進級! そして遂に哲平と知花ちゃんが…!「ういういdays」9巻

ういういdays(9) (バンブーコミックス)
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:竹書房( 2010-11-06 )
コミック ( ページ )
作者サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter

その時、時代は動いた―。

長かった…、長かったですねー
遂に、遂にういういdaysがサザエさん時空から抜け出しましたよ!
変化がないということは安定と安心を得られるのと同義ですが、
やはり変化することで得られることもあると思うんですよ。
変わらない今より、辛いけれど変わることができる明日が欲しい!
まぁ、そんなルルーシュ的な崇高な望みがある訳ではないんですが、
やはり恋愛関係に対して一石は投じてみたいもんですよね。

振られるかも知れない、でも想いを告げないと恋人同士にはなれない。
そんないつ果てるかも知れない逡巡を繰り返し、遂に哲平が一歩前へ!
やはりここは男の哲平が進んでいく所だろう! GO! GO! 哲平!
と心の中で応援しまくりでしたよ、ホント。
いやー、悶々としていたのは読者も一緒なんだよ。
良かった…、ホントに良かったね、哲平&知花ちゃん!
リア充爆発しろ!(ぉ

それに反比例して主人公カップルは出番が相対的に減りまして、
むしろ薫子ちゃんが増えているように感じてしまう不思議。
テコ入れ(笑)で入浴シーンを描かれてはたまったモノではありませんが、
当て馬の同級生を容赦なく振る薫子ちゃんマジ容赦ない。
朋人さんも大変ですね。(笑

それと妙子ちゃんの出来た妹、直子ちゃんの同級生の真琴くんですが、
一応1ページ目で男の子であろうと当たりを付けることは出来ましたよ!
しかしこの漫画で男の娘を見ることになるとはなぁ…
9巻も続けば色々とあるもんですねー(笑

:: 2010/11/4 木曜日::

■[漫画]マフィアに学ぶ男の貫禄「王様の仕立て屋」28巻

王様の仕立て屋 28 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2010-11-04 )
コミック ( 202 ページ )

今回は時間が巻き戻って1巻冒頭に近い、まだ借金が殆ど返し終えてない時代の話。
だからマルコどころかジラソーレの華やかな面々が出てこないどころか、
むしろシチリアのマフィア連中という、男臭いどころか硝煙臭い野郎共に囲まれた、
一触即発、死と隣り合わせでの仕立て仕事が描かれています。

シチリアで、さほど大きいとは言えないながらもファミリーを構えていたドン・トトの死亡。
それに伴い持ち上がる後継者問題だが、遺言で指名された肝心の跡継ぎは貫目不足。
そこで出番になるのが、ドン・トトが愛用していたジャケットを仕立てたマリオ親方の仕事。
しかし親方が亡くなっているので出張ってきたのは織部悠その人で…

悠が持つ仕事の矜持とマフィアが持つ男の矜持が良く判るエピソードでした。
そしてマフィア相手だろうと矜持を保ってられた悠の格好良さが映える話でもあり、
話を通して読んでみても「男が男であるために」という内容が多かったですね。
1巻丸ごとそういった話で占められていて異色と言えば異色ですが、
これでこそ「王様の仕立て屋」とも言えると思います。

そう簡単に外部の人間に心を開かないシチリアのマフィア相手に一目を置かれた織部悠。
彼がこれからマルコたちに出会っていく訳ですが…
一応通し番号としてこの話は28巻となっていあmすが、0巻と銘打っても良いかも知れませんね。
時系列的にも、織部悠という男の根幹が見える意味でも。

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