よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2010/9/28 火曜日::

■[漫画]相変わらず眼鏡率が高い「すきなひと」

すきなひと 1
著者/訳者:日坂 水柯
出版社:白泉社( 2010-08-31 )
コミック ( ページ )
作者サイト:日坂水柯(ヒサカミカ)日々ヲ記ス
作者twitter:日坂水柯 (hisaka_mika) on Twitter

表題作になっている3話構成の「すきなひと」を含む、
中編と短編で構成された作品集がこの「すきなひと」です。
日坂水柯さんと言えば眼鏡の女の子が印象的ですが、
今回もやはりというか何というか眼鏡っ娘が出まくりで、
やっぱり眼鏡っ娘が好きなんだなぁ、と感じ入りました。

この作品は基本的に白泉社の楽園と楽園web増刊掲載なので、
一応全部読んでいる話なんですけど、やはり単行本一冊に纏まるとまた違った趣がありますね。
具体的に言うと単行本の表紙なんですが、
カバーを捲ると下着姿というのが何ともエロチックで良いというか、
でも裏表紙までそうしなくてもと思わなくもないというか…(笑

私は「すきなひと」と「まなざしを気にして」がお気に入りかな。
「すきなひと」の学生時代から気になってた相手が離婚して近所に住んで、
友達なんだけどセックスして、それが常態化するというぐだぐだ具合が何とも言えない気持ちに…
あと、姉のおっぱいを毎晩吸う妹って何か良いよね!(笑

「まなざしを気にして」は今は亡きコミックエール掲載作なんですが、
何はともあれまずはちゃんとコミックスに収録されて良かったなぁ、と。
一応エールは個人的に電子書籍化してるので読むことは出来てたんですが、
やはり一冊の単行本になってこそってのはありますしね。
お話としては割りとオーソドックスなんだけど眼鏡を絡めるあたりは流石だと思いました。(笑

:: 2010/9/27 月曜日::

■[漫画]私たちはいつまでも…、いつまでも放課後です!「けいおん!」4巻

けいおん! (4) (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:かきふらい
出版社:芳文社( 2010-09-27 )
コミック ( 120 ページ )
作者サイト:海の幸定食

ついに終わっちゃったなぁ…
叶うことなら、いつまでもけいおん!の雰囲気に触れていたかったけど、
終わりがあるからこその面白さもある訳で…
本誌で最終回を読んだ時も涙腺が刺激されまくりだったけど、
1冊通して読むと見事に涙腺が決壊しちゃいましたよ。
ホント良い作品でした…

アニメの面白さが先行してしまいがちですが、原作も本当に面白いんですよね。
映像化されたエピソードは勿論のこと、そうでないエピソードも素晴らしく、
特に巻頭描き下ろしカラーなんてその最たるモノ。
特に髪の毛を弄られておもちゃにされるりっちゃんが可愛くて、
しかもそれで照れちゃうりっちゃんが相乗効果でテラ可愛いのです。

アニメしか知らない人は勿体ないと思うのが受験までのエピソード群で、
中でも唯が和ちゃんと一緒に勉強する話が個人的に凄くお気に入りなんですよね。
幼馴染みの和ちゃんだからこそ判る唯の変わらない所と成長した所が描かれている上に、
普段は落ち着いている憂が地を出して和ちゃんに抱きつんですよ! もう! 超好き!
平沢姉妹と和ちゃんという組み合わせは素晴らしいと思うんですよねー

そしてもう一つの幼馴染みである澪と律で見逃せないのがりっちゃん彼氏疑惑回!
もうねー、これは本誌で出た時はホント食い入るように読み耽っちゃいましたよ!
おでこに凸マーク書かれながらも照れたりっちゃんの可愛さとか、
りっちゃんに彼氏が出来たと思い込んで右往左往する澪の愛らしさとか超最高!
正直この回は番外編なりOVAなりで映像化して欲しいんですよねー
うーん、無理なのかなー?

そういったキャラクター萌えだけでなく、4コマ漫画としてのテンポも好きで、
飽きがこない適度な起伏さが読んでいて気持ちいいんですよね。
特に平沢家ご両親が3年目にして登場した時の4コマ目は凄く良かったです。

放課後ティータイムは5人が居てこその面白さだったと思うし、
そういった意味では人気があるのにここで綺麗に終了したのは英断だったと思います。
あずまんが大王もそうでしたが、寂しいけどだからこその良さってのもありますよね。
正直ラストのあずにゃんの号泣には感極まって一緒に泣いちゃいましたけど、
それも良い経験、良き思い出として心の糧にしていきたいです。

かきふらいさん、本当にお疲れ様でした!
そして素晴らしい作品をありがとうございました!
すっごく面白かったです!!!

:: 2010/9/26 日曜日::

■[漫画]科学とは何か。それはこの本に載ってないことさ…「空想科学X」Lesson3

空想科学X Lesson3 (電撃コミックス EX 108-3 THE NONSENSE OF WO)
著者/訳者:saxyun
出版社:アスキー・メディアワークス( 2010-09-27 )
コミック ( ページ )
作者サイト:かたまでつかれ
作者twitter:saxyun (saxyun) on Twitter

saxyunさんの漫画の魅力を具体的に文字だけで表現するのは難行というか不可能なのです。
かつてピカソが「単一焦点による遠近法」を放棄してキュビスムを生み出したように、
この作品の抽象的な面白さを文字というメディアで伝達するには、
かつてない数学的、科学的なアプローチが必要になるに違いないのです。

すんません、今適当言いました。
という訳で内容があるはずもなく、すばらしく適当なストーリー
というかストーリー性なんざ皆無のシュールそうでシュールでない少しシュールな4コマ。
それが空想科学Xなのであります。

時系列や前回のオチなんか知った事じゃない。
オチがあるようでないような、時には枠外に飛び出すオチな4コマ。
果たして漫画とは何なのか、萌えとは何なのか。
そんな哲学的な命題が見えてきそうで見えてこない少し哲学的でない4コマなのです。

と、適当な感想とも紹介ともつかぬ文をこねくり回してきた訳ですが、
一つ言えることは巻末に載ってた若かりし頃のコトちゃんの話の掲載誌である、
電撃黒マ王が本誌であるマ王と合併して無くなっちゃったという事実です。
さぁどうなるどうなるー
どうにかなるー?

まぁ、そこら辺も適当にゆるゆると見ていけば良いのではないでしょうか。
何事も適当に自堕落に生きてれば何とかなると良いんじゃないかなー?

:: 2010/9/25 土曜日::

■[漫画]求められる覚悟「FORTUNE ARTERIAL」4巻

FORTUNE ARTERIAL (4) (角川コミックス・エース 135-13)
著者/訳者:児玉 樹
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-09-25 )
コミック ( ページ )
作者サイト:きつねのてぶくろ

孝平の心からの言葉で人間を信じてみようと決心した瑛里華が、
陽菜に施したのは記憶の封印ではなく、全く逆の記憶の封印の解除。
封じられていた記憶を思い出したことにより、
陽菜だけじゃなく、瑛里華も一歩前進して孝平も一安心だけど…

吸血鬼と人間が織り成す複雑な人間関係は更に複雑になってきて、
眷属だったことが判った推定250歳の紅瀬さんの主が瑛里華たちの母親の伽耶だったり、
その伽耶さんがロリな見た目とは裏腹に根本的な女王様体質で、
中々にこの先大変そうで…

自分が何故こんなに瑛里華に対して色々と心を配ってしまうのか、
自分の中の恋心を自覚しちゃった孝平で恋模様もまた動きそうです。
ですが、相手の瑛里華がまだ吸血鬼としての懊悩を抱えていて、
それでも真摯な孝平に応えるように少しずつ前向きになっていくのはほっとしますね。

いやしかし児玉樹さんの手によるエロゲコミカライズはやはり良いですね。
綺麗に整った絵柄といい、安定した面白さがあって安心します。
続刊も早めに出るみたいだし5巻以降にも期待です。

:: 2010/9/24 金曜日::

■[漫画]天然お姉さん登場!「EIGHTH」3巻

EIGHTH(3) (ガンガンコミックスJOKER)
著者/訳者:河内 和泉
出版社:スクウェア・エニックス( 2010-09-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:お知らせなどなど – Yahoo!ブログ
作者twitter:河内和泉 (k_izumi99) on Twitter

早くも3巻ということでダブルヒロインが表紙ですが、
ツンデレなヒカルが色々な意味で大変な3巻になっております。
大人な真理さんに翻弄されたと思ったらツンデレなヒカルの相手になって、
更に天然お姉さんのお守りを任されるナオヤが一番大変かも知れませんが…(笑

いやー、ヒカルってば可愛いですね。
ファザコンだったヒカルが初めての無自覚な恋心で訳判らなくなって、
癇癪起こしまくりで、自分でもそれが判ってるんだけど、
それがナオヤへの恋心に起因する嫉妬やその他諸々から引き起こされるのが判らず、
パニクっちゃってるのが何とも微笑ましく可愛いです。

しかし事態はそんなヒカルを待ってくれない緊急事態へ。
改変インフルエンザウイルス盗難騒ぎに端を発したトラブルは、
セルシアを探す一派の犯行が明らかになって、
何も知らないCDCの天然お姉さんのトリニティを巻き込んで、
更にナオヤが巻き込まれてバイオハザード一歩手前の状況に…!
矢継ぎ早に事態が動いて色んな事を知る羽目になって、
落ち着いて考えることもできないヒカルってば可哀想です。

いやー、それはそれとして巻末の4コマが…(笑
ドトールでファンに作者だと看破されてサインするとか凄いなー
私も即売会で作者にたまたま会うってのは今まで何度かありましたけど、
近所の喫茶店で見かけるなんて聞いたことすらないですよ。
うーん、事実は小説より奇なりとはホントですね…(笑

:: 2010/9/23 木曜日::

■[漫画]終わるけど終わらないアパート奇譚「ACONY」3巻

ACONY(3) <完> (アフタヌーンKC)
著者/訳者:冬目 景
出版社:講談社( 2010-09-22 )
コミック ( 186 ページ )

種類は多いけど、余り完結することがないと思われていた冬目景作品ですが、
前作のハツカネズミの時間に続いてACONYも完結へ。
完結、といってもしきみ野アパートの時間はいつもどこかで流れていることが感じられる、
そんなしばしのお別れ、みたいな雰囲気が漂う最終回でした。

アコニーの行方不明の母親を捜すという当初からの命題が、
3巻の序盤で詳らかにされる訳なんですが、シリアスなのは一時だけ。
思いがけない事実が判明してからは相変わらず非日常な日常が繰り返され、
おかしく面白いアパートの面々が楽しませてくれます。

特に巨大化した食虫植物と、地下で巨大化した芋虫の怪獣大決戦とかもう何がなんだか。
「まんま、モスラ vs ビオランテだなぁ…」とか思ってたらそんな台詞あったりね。(笑
また、鏡を通じて平行世界に行って黒髪や金髪や茶髪や赤毛なアコニーと会えたり、
平行世界の基海の意外だけどそれもアリだな、と思わせる風貌にニヤニヤしちゃったり、
毎月読んでて愉快でしたよ。

母の帰国と高校受験という至極現実的な理由でアパートを出ることになった基海だけど、
そのさばさばとした別れ方も、いつでも戻ってこれるし戻るつもりだという、
そんな当たり前な意志が感じられましたね。
成長した基海とあまり成長しないアコニーの二人が10年経ってそれ以上になっても、
いつも一緒にしきみ野アパートで楽しい非日常を過ごしてそうな気がしますし、
そうであって欲しいな、と思います。

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