よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2010/9/10 金曜日::

■[漫画]個性豊かな職人と恋の物語「路地恋花」2巻

路地恋花(2) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:麻生 みこと
出版社:講談社( 2010-09-07 )
コミック ( 190 ページ )
作者サイト:マトリョーシカ

good!アフタヌーンで一番好きな作品を聞かれたら迷わず「路地恋花」と答えてしまうくらいに好きです。

職人達が集まる京都の変わった路地での恋物語の第2集。
今回は一点物のフラワーアレンジメント職人に、1巻で出演した逃げてきた小説家、
手描き友禅のり職人に弟子入り志願をしている女性に、万華鏡作家の長身の女性。
そんな色とりどりの恋のような恋じゃないような、でもやっぱり恋だよなぁ、
と思わせる物語が散りばめられており実に面白いです。

やはり個人的にお気に入りなのは小説家の伊沢さんとゴスロリ京女なナオミちゃんの話。
どこまでも堕ちていくような感覚にさせてくれたナオミちゃんが、
洋菓子を本格的に作るために動きだして、伊沢さんも再始動して…
やはり最後のナオミちゃんが凄いよなぁ。
年下なのに伊沢さんを堕とすだけでなく引っ張り上げちゃうのが凄い。

凄いといえば友禅のり職人志望の佐倉さん。
1話の頃から布小物屋さんとして会話には出ていたんですが満を持して登場。
高校時代の体験学習で工房を見学してから進路を急速に変更して、
師匠に弟子入りを断られても諦めずに通い詰める粘り強い佐倉さん。
技術を貰うんじゃなく、最後には自分の身を捧げるまでになった佐倉さんが凄い。
恋とはまた別次元のようで、でもやはり恋だったんだろうなぁ、と。
そんな思いを抱かせてくれます。

もう本当にどれ一つとっても素晴らしい。
新入りの花屋さんもラストが面白いし、万華鏡作家の葵ちゃんも変わってるんだよなぁ。
どれ一つとっても同じ恋模様が見付からないんだけど、だがそれが良い。
職人十色、恋花十色なこの物語をもっとずっと読んでいきたいです。

:: 2010/9/7 火曜日::

■[漫画]さぁ、TS展開の始まりだ…!「SKET DANCE」15巻

SKET DANCE 15 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:篠原 健太
出版社:集英社( 2010-09-03 )
コミック ( 192 ページ )

私は大学進学から一人暮らしを始め、就職して仕事も慣れてきたある日実家の母から

「家引っ越すことになったんであんたのドラゴンボールとか漫画をブックオフに売りに行ったら、
 古いから全然売れなくて、邪魔なんで全部捨てといたから」

と告げられるというリアル「すずめすずなりなトラウマがあります。
捨てられた単行本の9割がドラゴンボールや幽遊白書などの週ジャン単行本だったせいで、
どうしても週ジャン単行本を買い集める気にはなれなかったのですが、
この度そのトラウマを克服して週ジャンの単行本を買うことにしました。

何故なら「SKET DANCE」15巻はTS展開があるからです…!!!

「SKET DANCE」はそれほど熱心に読んでいた作品ではなかったのですが、
ジャンプ本誌でこの展開に入ってから全巻読破して漫画喫茶でジャンプバックナンバー読んで、
その日のうちに追いついたというのが今年の春の出来事。

勿論ジャンプで15巻まで出ていることから判るように内容は充分面白くて、
属性全部盛りのサーヤの登場からその乳揺れなわとび特訓での頑張りとか、
キャラクターの良さが出ているエピソードとか良い感じなんですよね。

それはそれとして、個人的には修学旅行編のTS展開が神だと思うのです。
顧問のチュウさんが作った怪しい薬のせいでボッスンとヒメコの魂が入れ替わるという、
ジャンル的に言うと入れ替わり系TSに属する展開なのですが、
これがもう、週刊少年誌、しかもジャンプという雑誌とは思えないマニアックな描写で、
ディープなファンも大満足で、幼い少年少女に何かを目覚めさせそうな素晴らしさなのです!

ジャンプにはプリティフェイスという前例があるにはあるのですが、あれは正確には女装モノ。
しかしこちらは単品のエピソードとはいえ間違いなく入れ替わり系のTSモノです。
近年では僕と彼女の×××なんかが該当しますが、向こうは倒錯ラブコメがメインで、
それはそれとして好きなのですが、入れ替わることによる男女の性差のアレコレとか、
そういった方面が少なくて少々残園でしたがこの「SKET DANCE」は充実しており大満足です。

まず小手調べにして基本の着替えから入り、

少年誌にしてはマニアックなトイレ忠実に描写し、

そして入浴へ…

パーフェクト…!
いやー、この15巻収録の時点で既に伝説級と言って良いでしょう。

素晴らしい「SKET DANCE」
素晴らしいジャンプ編集部。

このTS編の最後を締めくくる16巻の発売が今から楽しみです!

:: 2010/9/6 月曜日::

■[漫画]可愛い女の子と無人島で二人きり!?「レッツ☆ラグーン」1巻

レッツ☆ラグーン(1) (ヤングマガジンコミックス)
著者/訳者:岡崎 武士
出版社:講談社( 2010-09-06 )
コミック ( 192 ページ )
作者サイト:hAPOI’S ROOM
作者twitter:岡崎武士 (hapoi) on Twitter

岡崎武士さん復帰後初めての単行本が発売になりました。
漫画家に復帰して、実に13年ぶりになりましたが、
それをネタにして貞本義行さんに帯コメント書いて貰うのは流石です。(笑

元々読み切りで掲載されたのが連載化し、現在では掲載誌を月刊ヤングマガジンに移しています。
ストーリーは無人島に漂着した男女のお話という所謂漂流モノなんですが、
話がそこで終わらずに意外な伏線とそれを回収する手腕は見事の一言です。

しかし何と言っても素晴らしいのは女の子が可愛いということです。
ヒロインの衣舞瀬チカの濡れ透け姿にノーブラおっぱいの谷間と、
ビジュアル的な要素は勿論のこと、性格的にも可愛いんですよね。
無防備な彼女の笑顔が可愛いし、止血に自分のブラを使ったりと、
割りと天然な所も可愛いのです。

まだ子供だった主人公の山田くんが二人で過ごす内に恋をし、
嫉妬の口惜しさに涙し、迷い悩んでいる姿は痛くもあるんですが、
誰もが通る道だからこそ共感できるものでもあります。
また、それ故に真実に気付いて成長していく姿は清々しいものがありましたねー

漂流モノとしても、ちょっとしたSFとしても、少年の成長モノとしても面白く、
ヒロインの可愛さも一級品な作品ですのでオススメです。
かつて岡崎武士さんの漫画にハマった人は是非岡崎武士さの健在っぷりを知って欲しいですね。
岡崎武士さんはまだまだ現役やでー!

:: 2010/9/4 土曜日::

■[漫画]2人で始まるラジオ番組「O/A」2巻

O/A (2) (角川コミックス・エース 216-5)
著者/訳者:渡会 けいじ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-09-04 )
コミック ( ページ )
作者サイト:Upper Ground
作者twitter:渡会けいじ (watarai) on Twitter

アイドル堀内ゆたかのピンチヒッターとして起用された売れない芸人の田中はるみ。
2人が揃うことで未曾有の面白さが生まれたラジオ番組は、
今後2人1役として運営されることになるのであった。
即ち、オペレーション・オーロラ(O/A)…

初っ端から眠っているゆたかを剃毛プレイしようとするなど、
インパクトがでかい始まりを見せてくれる本作な訳ですが、
流石に1巻ほどの下ネタ連発っぷりはないです。
まぁ、何故かカバの着ぐるみとかくだらないネタはありますが。(笑

今回は2人1役として始まったペアが喧嘩を交えつつ、
友情を育みつつ、ラジオ番組が完成していくのがメイン。
お互いがお互いを支えたり、補ったりしていく2人は、
性格は違えども良いコンビだと思いますよ。

それと屋外ロケの取材として訪れた京都ですけどしっかりとロケハンされてますね。
前作「鴨川ホルモー」での取材を流用したんだろうなぁ、と判ります。(笑
また、ラジオ内で読まれたネタのPNが渡会けいじさんの過去の失敗談ですが…
やっぱり本人の経験なんでしょうか…(笑

:: 2010/9/3 金曜日::

■[漫画]エロくて愛おしい…「アイであそぶ。 二宮ひかる作品集」

アイであそぶ。―二宮ひかる作品集
著者/訳者:二宮 ひかる
出版社:白泉社( 2010-08-31 )
コミック ( ページ )
作者twitter:ひかる(x_x) (hikarux_x) on Twitter

やっぱり二宮ひかるの作品は良いなぁ…
何が良いとは具体的に言語化は難しいんだけど、
あえて表現するなら蜂蜜を柔らかい指で塗りたくられるような感覚。
ちょっと気持ち悪いけど、凄く甘い。
そして指の柔らかさがとても心地良い…
読後はそんな不思議な気持ちになっちゃいます。

収録作は基本的には楽園とそのweb増刊に掲載された短編。
ただし過去にアニマルやスピリッツに掲載されたものも収録されています。
正直スピリッツの短編が収録されるのは意外でした。
当時のを切り抜き保存してたんですよね、カラーもあったし。
しかし今回はカラー原稿もきっちりカラーで収録してくれて満足度が非常に高いです。

出会い系で知り合った年上の女性が学校の教師で…
兄妹プレイを楽しんでいた恋人のような二人が実は…
転勤直前の後輩に告白されてそのまませっかくだからと…
どれをとっても微妙にインモラルなんだけど、だがそれが良い。
そんな不思議な気持ちにさせてくれるのが二宮ひかる作品の妙なんだと思います。

ヤングアニマルで出会った二宮ひかる作品が好きな私みたいな人になら、
間違いなくオススメできる単行本ですよ。
今後も楽園で連載された作品は掲載されていくと思いますが、
是非とも今後も買っていきたいと思います。

:: 2010/8/27 金曜日::

■[漫画]日本の夏、アマガミの夏「アマガミ -Various Artists-」4巻

アマガミ -Various Artists- 4 (マジキューコミックス)
著者/訳者:マジキューコミックス編集部
出版社:エンターブレイン( 2010-08-25 )
コミック ( ページ )

現在アニメが絶賛放映中のアマガミのアンソロ集4冊目が発売!
このアンソロは多数の現役エロ漫画家が執筆しているということで、
エロ漫画も嗜む私としましては大変好きなシリーズなのです。

特にお気に入りなのは稍日向さんの七咲の話「Kitty girl」
七咲が可愛いのは最早説明も要らないと思いますが、
変態紳士の橘さんに影響されたのかちょっと倒錯的な趣味に目覚め始めたようで、
それでいて橘さんを見事に翻弄するのは大変よろしいかと。
スカートの中を見せなくてもエロは表現できるんじゃよー

そして神馬耶樹さんの香苗さん編も良いっすね。
本編にはないサブヒロインというだけに妄想力が刺激されちゃうんですよ。
しかも浴衣といういつもと違う格好な上に、
何故か最後ははだけちゃうというのもディモールト良い!

他の作家さんたちのアマガミ漫画もそれぞれ良いので、
今回もオススメなラインナップとなっています。
アニメも充分面白いので、更にアンソロ読んでアマガミ充することをオススメします。

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