よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2010/2/17 水曜日::

■[漫画]サーブという新しい武器を携え、いざ県ジュニアへ「ベイビーステップ」11巻

ベイビーステップ 11 (少年マガジンコミックス)
著者/訳者:勝木 光
出版社:講談社( 2010-02-17 )
定価:¥ 440
Amazon価格:¥ 440
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4063842487
ISBN-13 : 9784063842487

「プロのテニス選手になる」

目標を明確に持ち、可能な限り質の高い努力をする生真面目な主人公。
設定だけ聞くとどちらかというと「固い」印象がある主人公像だけど、
これがまた予想以上に好感が持てるんですよね。
才能に頼らず、考え、努力し、勇気を持って一歩踏み出すエーちゃんは本当に格好いいです。

青井コーチに言われて久しぶりにタクマと練習試合を始めたエーちゃんだけど、
フロリダに行ってる間にタクマもテニスはより進化していて、
青井コーチの目論み通りサーブが得意なタクマから、
サーブの重要性とサーブの打ち方を会得していくんだけど、
予想以上にエーちゃんが凄くて青井コーチが一時中断をするぐらいの成長度合い。

土台となる肉体が出来上がってきて、自らが考え、実践してきたたゆまぬ基礎努力の上に、
青井コーチ監修の元、質の高い努力をすることによって、
エーちゃんのテニスは一年前とは全然別人なくらいの進化を遂げ、
プロへの第一歩、神奈川県ジュニアでは圧倒的な強さを見せてくれるんですよ!
今までの努力を知っているからこそ、この快挙は兎に角爽快です!

そしてエーちゃんの恋模様ですが、なっちゃんと良い感じになってるんですが、
最近影が薄い佐々木さんに代わってなのか、なっちゃん最大のライバルである、
1歳年下の清水さんがエーちゃんと接近遭遇!
まぁ、エーちゃんがモテることに関しては問題ないというか、
エーちゃんがモテなかったら全男子が立つ瀬がないんですが、
それにしたって清水さんはある意味チョロすぎじゃないのかな、と心配になりました。(笑

スポーツ漫画として試合の結果も気になりますが、恋模様も気になります。
早く続きが読みたいですねー

:: 2010/2/16 火曜日::

■[漫画]今、そこにある宇宙「ASTEROID MINERS」1巻

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)
著者/訳者:あさり よしとお
出版社:徳間書店( 2010-02-13 )
定価:¥ 590
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4199501460
ISBN-13 : 9784199501463

「まんがサイエンス」に代表されるように骨太な科学知識に裏打ちされ、
SFの中でも特に宇宙をテーマにした作品が多いあさりよしとお先生ですが、
COMICリュウでの連載は正に氏の得意分野である近未来宇宙開拓を舞台にした、
シリアスとコメディの中間の雰囲気を叙情的に綴ったオムニバス形式の作品です。

この1巻には3種類の短編で構成されています。
夢と希望溢れる宇宙での仕事と思いきや小惑星でロボットと二人きりの生活を描いた話。
民間の宇宙飛行士の初仕事が取引先の女の子を同乗させてのISSまでの飛行という話。
小惑星コロニーで生まれ育った子供たちが通称ゴミじじいの仕事を知る話。
それぞれ話の方向性は違いますが、裏に流れているテーマは同じだと感じられます。

無重力と無重量の違い、そして衛星軌道での飛行常識。
水と重力、そして限りある資源を有効に使わざるをえない宇宙での生活を、
実際の物理と科学に裏打ちされて、それを判りやすく表現し、
尚かつそれが漫画として面白いというのは流石の一言に尽きます。

とはいえ全てが全て正しいという訳でもなく、
昨年末にNASAが「月」に水があることを確認したことは流石に反映されていません。
実際の月面は重力の谷間というマイナスの面だけでなく、
水という資源があるので作品内ほど価値がないって訳でもないと思います。

ただ、あさりよしとお先生なら直ぐに最新の観測結果に合わせて、
また一つ話のネタを作りそうな気がしますけどね。(笑

:: 2010/2/15 月曜日::

■[漫画]胸一杯の青春グラフィティ「銘高祭!」2巻

銘高祭! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
著者/訳者:TOBI
出版社:芳文社( 2010-02-12 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
コミック ( 178 ページ )
ISBN-10 : 4832278886
ISBN-13 : 9784832278882
作者サイト:橙空間BLOG

2年前に体験した銘蘭高校文化祭が忘れられないほどに楽しくて、
昨年は実行委員の一人として関わっていたみちえが、
今年は文化祭実行委員長に任命され、若輩ながらも、
奮闘し、失敗し、助けられ、助け合いながら頑張る物語も完結!

正直もっと読みたいし、もう少し続けて欲しい気もしますが、
思い切って2巻完結というのもそれはそれでアリかな、とは思いますが、
やはり脇役の一人ひとりが魅力的だったこともあるので、
スピンオフ的にやるのもありなんじゃないかなー、とか悶々と思ったりも。

基本的に文化祭を主軸にした青春オムニバスストーリーで、
美術部の子の失恋あり、軽音部とPC部の思わぬ連携あり、
子供目線での文化祭があり、と様々なドラマで織り成されており素晴らしいです。
桐原と永野の二人の恋とか若さ溢れる青春でこっ恥ずかしいです。

みちえとたけるの二人のその後とかも気になりますが、
やはりこの作品の主軸は文化祭にある訳で、
この終わり方が一番だったのかなー、と思います。
しかしやはりTOBIさんのラブコメは良いものだと再認識した次第ですので、
次回作はまたラブでコメってくれないかなー、とささやかに期待。

:: 2010/2/9 火曜日::

■[漫画]三昧の境地へ至る…「ツマヌダ格闘街」7巻

ツマヌダ格闘街 7 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:上山 道郎
出版社:少年画報社( 2010-02-08 )
定価:¥ 580
Amazon価格:¥ 580
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4785933135
ISBN-13 : 9784785933135
作者サイト:別冊兄弟拳blog

最近はドラプラスでまたもネットでの知名度を上げた上山道郎先生ですが、
仕事もしっかりと手抜きが一切無い見事な出来映えで仕上げてくれて惚れ惚れします。
また、藤子不二雄ファンも唸らざるを得ない見事なドラえもんパロを描き上げるだけあって、
今回も藤子不二雄作品を元ネタにした新キャラが登場しちゃいます。
いやー、本当に藤子不二雄先生のことを尊敬してらっしゃるんですねぇ。

鷹羽選手との対戦に向けて修行に励むミツルだけど、
今回はドラエさんの手引きで鎌倉の禅寺での座禅体験といういつもと変わった修行に。
カイン王子という強敵と出会えた事も勿論要因の一つですが、
一見地味な座禅を通して、今までの修行の一つ一つが積み重なった境地である、
”全体が観える”という三昧の感覚に目覚めたのは大きいと思います。
物語のな転換点であり、読んでてカタルシスを感じた場面で内心打ち震えるモノがありました。

海の王子が元ネタと思われるカイン王子というトリックスターが現れたことにより、
鷹羽選手との対戦の前に風雲急を告げる事態が巻き起こりそうで次回も楽しみです。
まぁ、それはそれとして自分でミツルを修行に出しておきながら、
ミツルが傍に居なくて気が抜けちゃうドラエさんだとか、
ドラエさんは素敵な女性だとミツルに正面から言われて頬を赤らめるドラエさんだとか、
今回はドラエさんがいつも以上に可愛くて大変満足しましたですよ。

それと柚香ちゃん関連のエピソードも2つも用意されており、
護身術や立ち方のしっかりとした蘊蓄と一緒に、ミツルの精神的成長と、
成長と共に身につけた凄く大事な考え方を伝えており素晴らしかったですね。
ホント良い作品ですので、OURsの連載と合わせて読んで欲しいです。

:: 2010/2/7 日曜日::

■[漫画]ラブマシーンへのリベンジ、そして…「サマーウォーズ」2巻

サマーウォーズ (2) (角川コミックス・エース 245-2)
著者/訳者:杉基 イクラ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-02-04 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( 190 ページ )
ISBN-10 : 404715377X
ISBN-13 : 9784047153776
作者サイト:†††††いくら亭†††††

「時かけ」の細田守監督制作の昨年夏に上映された「サマーウォーズ」コミカライズ第2巻は、
いよいよ事態の全貌が見えてきて良くも悪くも盛り上がる展開になってきました。
事件の発端を作った侘助から始まり、陣内家の大黒柱である栄おばあちゃんとの突然の別離。
そして弔い合戦としてのVSラブマシーンリベンジマッチへと続いていきます。

映画を観た当初は私がエンジニアということもあって、侘助側に感情移入してたんですよね。
例えば事故防止の為にダイナマイトを発明したノーベルに軍事転用の責を追わせるのはナンセンスだと、
そういった気持ちがあったのですが、漫画版での描写では栄おばあちゃん側に感情移入しやすく、
それによって栄おばあちゃんの意図も理解できたような気がします。
即ち、自身の発明品が招いた結果を悔いてその事態を収拾するのに尽力するのが陣内家の人間だ!
と、そう言いたかったんじゃないでしょうか…

話の大筋や展開は映画を観ているので理解しているのですが、
上記のように随所に漫画版独自の切り口で「サマーウォーズ」という作品に挑んでいるので、
知らなかった、気付かなかったキャラの考えに触れることが新鮮で面白いです。
映画に比べて演出が静的にならざるを得ないデメリットを補って余りある魅力だと思います。

「サマーウォーズ」の面白さを充分に咀嚼して漫画版で見事に再構成している本作ですが、
物語の構成上、視野の狭い狂言回しの役所に成らざるを得ない翔太の扱いが、
今後どうなるのかが個人的にちょっと心配してたりします。
流石にあのバカっぷりを庇うことは難しいと思うんですが…
もし、それすらもカバーできたら時代に残る名コミカライズ作品になるかも知れません。

:: 2010/2/6 土曜日::

■[漫画]長門は可愛い、消失長門はもっと可愛い「長門有希ちゃんの消失」1巻

長門有希ちゃんの消失 (1) (角川コミックス・エース 203-5)
著者/訳者:ぷよ
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-02-04 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047154059
ISBN-13 : 9784047154056
作者サイト:TOPIA仮設五号機

消失劇場公開開始で原作既読者以外の多くの人々が消失長門の魅力を知ることになったと思いますが、
それと同時に消失長門の可愛さをもと堪能したいと思ったコトでしょう。
そんな消失長門への渇望を原作サイドから補完してくれるのがこの「長門有希ちゃんの消失」なのです。
消失長門をモチーフにしたifの世界を描いたリビルドされたハルヒワールドに酔いしれろ!

という訳で表紙からして判るように消失世界を舞台に、
ただキョンがSOS団を知らず、文芸部所属のキョンで、
そして朝倉さんも世話焼きしまくりのただただ良い人という、
全てが消失長門の魅力を引き立てる方向に特化した設定なのです。

ハルヒちゃんの影響か長門も若干ゲーマー気味ですが、
その引っ込み思案で一挙手一投足がオドオドしてて、
ひたすら可愛がってあげたい小動物的魅力に満ちあふれていて大変萌えなのです。
キョンのことを意識せずにはいられない、恋する長門さんめがっさ萌え!

そんな訳でひたすらに恋する消失長門の萌えっぷりが詰まった作品で大変満足です。
ラストではハルヒも出てきたしこれから話が若干動いていきそうですが、
叶うならこのまま消失長門の想いが成就されるエンディングを迎えてくれたらと思います。
長門…、君は幸せになって良いんだよ…?

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