よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2009/10/31 土曜日::

■[漫画]ドキッ! スク水だらけのプール開き!「FORTUNE ARTERIAL」3巻

FORTUNE ARTERIAL (3) (角川コミックス・エース 135-11)
著者/訳者:児玉 樹
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2009-10-25 )
定価:¥ 588
Amazon価格:¥ 588
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047153044
ISBN-13 : 9784047153042
作者サイト:きつねのてぶくろ

そりゃもう学校なわけですからスクール水着なのは当然ですけど、
旧スクだとは随分マニアックな学校だと思わざるを得ないです。
まぁ、原作がエロゲなんでマニアックなのは当然かも知れません。
それにしても児玉樹さんが描くスク水姿はエロ可愛いし、おっぱいも申し分ないのですが、
中学時代に感じたクラスの女子のスク水姿を見ている時の、
何というかこう、いたたまれなさ的なものを思い出してしまいます。

かなでさん発案のバーベキュー大会に、
前述したプール開きとイベントは結構ありますけど、
3巻のメインは表紙にあるように紅瀬さんだったかな。
味覚が鈍感で、眠り姫な彼女の正体が垣間見られたんだけど、
そこはお節介焼きな主人公、孝平はそれでも受け止めて心を僅かに開かせます。

そう、この作品の主人公である支倉孝平はお人好しでお節介焼きなんですよね。
児玉樹作品にしては珍しくぶっきらぼうで三白眼じゃない主人公なんですが、
他人に伝染していく程のお人好しっぷりを持つってのも案外合うものですね。
恥ずかしい台詞を何気なくサラっと言っちゃうのはこっちが恥ずかしくなりますけど。(笑

そしてラストではメインヒロイン瑛里華が物語の中心に。
人間離れした所を陽菜を見られて動き出すエピソードだけど、
孝平の傍に一緒に居たからこそ、瑛里華の心も徐々に動かされてきたんだな…
というのが判る展開でちょっと微笑ましかったです。
結構良い所で終わっているので続きが楽しみですね。

:: 2009/10/30 金曜日::

■[漫画]性差や倫理を超えた恋愛集「楽園Le Paradis」第1号

楽園Le Paradis 第1号
著者/訳者:シギサワ カヤ 日坂 水柯 二宮 ひかる 宇仁田 ひかる 中村 明日美子 かず まこを 黒咲 練導 竹宮 ジン 売野 機子 西 UKO
出版社:白泉社( 2009-10 )
定価:¥ 720
Amazon価格:¥ 720
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4592770218
ISBN-13 : 9784592770213

表紙から裏表紙まで一切の無駄がない、
丸ごと一冊が恋愛という名の至上の楽園を形作っているのですが、
読後の充足感と共に、次の作品が読みたいという渇望が湧き出てきて、
楽園なんだけど同時にある意味地獄じゃないかな、と思えてきます。

ある意味異色とも言える作家陣で、それぞれが個性たっぷりの恋愛漫画を綴っており、
幼馴染みだったり、同性だったり、大学の腐れ縁だったり、
設定も状況もマチマチなんですが、全体的な統一感が出ている不思議。
しかも好きな作家以外の作品も余さず読み込んでしまう程に、
それぞれの作品が面白いんですよねー

どの作品も面白いんですが、敢えて個人的なお気に入りを挙げるなら…、
かずまこをさんの「ディアディア」では少女の涙で恋に堕ちそうになり、
日坂水柯さんの「すきなひと」では気の置けない二人の関係に想いを馳せ、
シギサワカヤさんの「あなたさえいなければ。」では恋のどうしようもなさに溜息が出たなぁ。

それにしても面白い作品ばかりでホント素晴らしいですよ。
季刊よりもスローペースな年3回という刊行ペースで待ちきれるか今から心配です。
あぁ…、早く続きが読みたい…

:: 2009/10/29 木曜日::

■[漫画]守時さん危機一髪?「ハニカム」3巻

ハニカム 3 (電撃コミックス)
著者/訳者:桂 明日香
出版社:M.Co.(角川グループパブリッシング)( 2009-10-27 )
定価:¥ 578
Amazon価格:¥ 578
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4048681702
ISBN-13 : 9784048681704
作者サイト:ad lib[アド リブ]

相変わらずラブコメしてて楽しいなぁ。
たった4ページしかないのにラブコメ要素を凝縮した作品で、
読んでいて終始ニヤニヤしっぱなしですよ。
萌さんが戦線離脱しても守時さんと鐘成さんで充分戦線維持できるよ!
この二人のヒロインの萌え度はマジぱねぇ!

御手洗のことが好きだという自覚がまだない守時さんが、
御手洗が隣に居ないことに寂しさを感じ、
御手洗の何気ない一言でショックを受けて泣きそうになったり、
それでいて相合い傘出来て凄く幸せそうだったり!
いやー、頬の緩みが止まらんわー

対して鐘成さんは御手洗のことが好きだという自覚はあれども、
自分から積極的に行けるような性格ではないので、
御手洗と守時さんの仲が良いのに気が気じゃなかったり。
でも一緒に買い物したり、バレンタインのチョコが喜ばれたり、
小さなコトで凄く嬉しそうにするんだよねー
いやー、恋する女の子って本当に可愛いわー

それと萌さんも林檎のエピソードは可愛かったですね。
それでも舞さんが米斗に対して見せる萌えの補助要員的な役割の方が重要だったかな。
舞さんと米斗の二人も独特の距離感のラブっぷりがあって良いですよねー
ホント、ハニカムはラブコメが最高に面白いです。

:: 2009/10/28 水曜日::

■[漫画]遂に始まる御坂美琴の絶望「とある科学の超電磁砲」4巻

とある科学の超電磁砲 4―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
著者/訳者:鎌池 和馬
出版社:M.Co.(角川グループパブリッシング)( 2009-10-27 )
定価:¥ 578
Amazon価格:¥ 578
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4048681699
ISBN-13 : 9784048681698

物語はこの4巻から遂に原作3巻である「量産型能力者計画」編に突入。
原作では上条さんの視点で物語が進められていましたけど、
この超電磁砲では美琴が主人公なので、
「妹達」を知り、出会い、そして「絶対能力進化計画」の真実を知り、
絶望に淵に立たされる視点で描かれることに。

初めはギョロ目の高校生、布束砥信が路地裏にマネーカードを落とすという、
意味不明ながら地道な作業を続けているのを知ったことに端を発し、
「妹達」計画の一端に触れ、予てからの懸念の現実性に驚愕することに。。
ただ、計画が破棄されたことを知って安堵した美琴を嘲笑うように、
その裏では「妹達」をモルモットのように扱う計画が進められて…

「妹達」の9982号が生み出され、美琴で出会い、何気ない一日を一緒に過ごし…、
そして一方通行に一方的に殺されるという流れが判ってはいるんだけど見てて辛い。
研究者たちとの普通のようで異質な会話も酷かったけど、
美琴から貰ったゲコ太のバッジをしっかりと抱きしめた最期はドスンと胸に来るモノがありますよ。
9982号…

警戒心を抱くのも馬鹿らしい9982号との出会いと、触れ合いは本当の双子の妹みたいで、
だからこそこの後の展開がキツイんですよねー
本編で上条さんと一緒に居た「妹達」に対する嫌悪感は、
9982号に対してどうすることも出来なかったこと自己嫌悪の現れもあるのかなぁ、と思ったりも…

これからどんどん絶望へと向かっていくのが判っているだけに、
美琴を見ると辛くなってくるなぁ…

上条さんー! 早く来てくれー!

:: 2009/10/27 火曜日::

■[漫画]巨乳ってすげぇー「ディーふらぐ!」2巻

ディーふらぐ!2 (MFコミックス アライブシリーズ)
著者/訳者:春野友矢
出版社:メディアファクトリー( 2009-10-23 )
定価:¥ 550
Amazon価格:¥ 550
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4840129290
ISBN-13 : 9784840129299
作者サイト:ハルトモ

理不尽ギャグというよりも意味不明ギャグと言った方が正しいというか、
これはもう漫画の内容は「ハルトモさんだから…」
とでも説明するしかないんじゃないかと思う面白さです。
上手く言語化できない。でも信じて。

で、2巻ですが高尾部長が表紙ですよ。
おっぱいですよ、乳ですよ、巨乳ですよ。
落とし穴にハマっても巨乳のお陰でストッパーが掛かり、
くしゃみしただけで揺れるという巨乳ですよ。
おっぱい万歳!

ストーリーもシリアス風味だったりすることもあるけど、
ツンデレ高尾部長は基本路線な模様です。
というか高尾部長を愛でるのが正しい作品の楽しみ方かと愚考する次第です。
恥じらう高尾部長に無理矢理エロワードを言わせたいです。
おっぱい万歳!(重要なので唐突に2回目を言いました

しかし後書き漫画まで適当というか意味不明すぎて、
徹頭徹尾いい加減で馬鹿だなぁ、と思い知った次第です。(誉めてます
これからもこのまま頑張って欲しいですねー
あ、巨乳の高尾部長が多めに出る分には大歓迎ですよ?(さり気なく主張

:: 2009/10/26 月曜日::

■[漫画]丸ごと全部あずまんが大王!「大阪万博」

大阪万博
著者/訳者:よつばスタジオ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2009-10-24 )
定価:¥ 1,680
Amazon価格:¥ 1,680
単行本 ( 300 ページ )
ISBN-10 : 4048680609
ISBN-13 : 9784048680608
作者サイト:よつばスタジオホームページ

「あずまんが大王」関連の版権モノを全て網羅しただけでなく、
多彩な作家による「あずまんが大王」トリビュートコミックを収録した、
ゲッサンでの復活から続いた「あずまんが大王」10周年記念の集大成とも言える、
正に奇跡の一冊がこの「大阪万博」なのです!
表紙が大阪だから凄いイメージがありませんが、凄いんです。

前半はメモ帳やクッションといったスタンダードなグッズから、
ネクタイ、トランクス、帽子、傘、スリッパ等々のマイナーなものまであり、
実はこんなにあったのかと、兎に角多彩な商品ラインナップに驚かされるだけでなく、
UFOキャッチャーの商品までしっかりと監修、管理してきたことが伝わってきて、
「あずまんが大王」という作品を作るに当たっての誠実さが判ります。

グッズも単にキャラをプリントしたものでなく、
例えばちよちゃんの顔がプリントされたクッションはお下げが取れるように出来てたり、
大阪のぬいぐるみが首がちょっと傾げてるようにデザインされていたりと、
微に入り細に入り、作品本来のコンセプトから外れないように監修しているんですよね。
作者にも読者にも喜ばれ、そしてそれを売るメーカーも売れて喜ばれるWin-Win-Winの関係。
しかも日めくりカレンダーやPOP広告もコストを考慮したデザインで作られているという凄さ。
仕事量としては膨大でしょうけど、これこそ正しいグッズ展開の姿だと感心させられます。

そしてその徹底した管理っぷりはキャラホビで展示された、
「ドキッ! まるごと大阪だらけの1年戦争? 放課後の1年戦争」
を収録したページで判ります。
輪王さんの写真集にも載っている完売告知イラストまで収録されているだけでなく、
ダンボールに描かれた最後尾札まできちんと保存しているんですよ!
いやー、普通捨てますよ… しかも7年前のイベントですよ…?
里見英樹さんは適当なようで仕事はしっかりしてるんだとつくづく思い知りました。

後半はトリビュートコミックなんですけど、これがまた面白い!
敢えて作家さんの個性をそのまま出すようにお願いしたと、
里見英樹さんがあとがきにて書かれているように、本当にそのままなのです。
氷川へきるさんのように自分の作品とコラボさせたり、
篠房六郎さんのようにそもそも「あずまんが大王」キャラが出てこなかったり、
あらゐけいいちさんなんてそもそも4コマ漫画の形式じゃなかったりと、
もう作家さん一人一人が好き勝手描きまくりなんですよね。
でもそこがまた良いんですよ。

蒼樹うめさんのほのぼのと優しい「あずまんが大王」
大阪との親和性がやたらと高いすかさんの「あずまんが大王」
saxyunさんの得も言われぬ味わいのある「あずまんが大王」
作家さん一人一人が持つ「あずまんが大王」を汲み上げて、
それを容認する器の大きさには感服しまくりでした。

そしてこのような奇跡の一冊を作ることが出来たのは偏に里見英樹さんが居たからこそだと思います。
グッズに対する小粋なユーモアが含まれた解説文を添えることによって、
単なる写真集じゃなくて、読み物として面白い作品に昇華されているように、
その類い希な文才を発揮するだけでなく、写真と文の位置関係や、
本そのものの装丁に至までの素晴らしいデザインにはホント惚れ惚れします。

300ページで1600円という破格のボリュームでしたが充分満足できる一冊でした。
「あずまんが大王」を好きで良かったと心の底から思いました。
よつばスタジオさん、本当にありがとうございました。

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