よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2009/1/11 日曜日::

■[漫画]”青き円卓”に集いし十の魔物と七つの軍団「マップス 愛蔵版」3巻

マップス 愛蔵版 3 (Flex Comix)
著者/訳者:長谷川 裕一
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2009-01-08 )
定価:¥ 1,764
コミック
ISBN-10 : 4797352183
ISBN-13 : 9784797352184
作者サイト:スタジオ秘密基地

マップスの愛蔵版も全6巻のうち3巻目と中盤戦に。
しかし中盤戦とは思えない盛り上がりっぷりでかつて何度も読んだにも関わらず大興奮ですよ。
”青き円卓”こと地球に集いし銀河の軍勢相手に伝承族の反乱軍が戦端を開いた所に、
ダードとの戦いを経たリプミラとゲンの二人が駆けつけた所は最高に盛り上がりますよ。

ダードの最後の引き際も天晴れなものであったし、
ダインの想いと行動には切なく、そしてもの悲しくも優しさがありました。
ゲンとリプミラだけでなく、登場人物の一人一人に深いキャラ設定があるのが良いんですよね。
特にダインは今回の影の主役は彼女だったのではないかと思う活躍振りでしたよ。

そして地球に降りたって南極で開催された銀河統一会議。
そこでのゲンの十の魔物の選抜方法がまた秀逸で。
運命に選ばれたのではなく、運命を選んだ者たちが集うというのは何度読んでも心震えます。
良いなぁ、こういった自らの意志で立ち向かう姿ってのは。
少年漫画はこうでなくては。

終盤では新たにリップタイプが登場し、銀河伝承族の本拠地も判明し、
更にそこに奇襲をしかけようという動きが出てきて先の展開を知っていても次巻が楽しみですよ。
豪華ゲストを毎回招いていることからも判るように業界関係者にも根強いファンが居るのも頷ける、
最高に熱い不朽の名作なので是非読んで欲しいです。

:: 2009/1/10 土曜日::

■[漫画]かりん番外編と読み切り短編収録の「かりん airmail 影崎由那短編集」

かりん airmail 影崎由那短編集 (角川コミックスドラゴンJr. (KCJ67-16))
著者/訳者:影崎 由那
出版社:富士見書房( 2009-01-09 )
定価:¥ 609
コミック
ISBN-10 : 4047125865
ISBN-13 : 9784047125865
作者サイト:我楽多市場

乖離性同一性障害でショックで幼児化してしまう青年と、
たまたま隣に住んでいた小学生の女の子の妙な関係を描いた「ぎゃくてんこもり!」
そして少年誌でやっていいのか非常に微妙なカニバリズム全開の「大好きな人を探しています」
雨水くんが果林にプロポーズした後日談となる麻希ちゃんたちを描いたかりん番外編。
ヴァンパイアが東洋に逃げた後の欧州での現在のヴァンパイアを描いたかりん外伝。
この4話が収録されています。

前者2つの読み切りはかなり異色というか、強烈な個性というか。
少年誌でこれはどうなのかと疑問に思ってしまう設定ですね。
特に「大好きな人を探しています」はインパクトでかいっすねー
ある意味ヤンデレの究極系というか…

逆に後者二つは心温まるストーリーで、
ヴァンパイアの青年と彼が見守ってきたシスターの物語は良いですね。
それと麻希ちゃんと幼馴染みの菊池くんとのエピソードも良いわー
菊池くんの初恋は哀れだったけど、結果オーライということで。(笑
みんなお幸せに!

■[漫画]影崎由那最新作!「碧海のAiON」1巻

碧海のAiON 1 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-17)
著者/訳者:影崎 由那
出版社:富士見書房( 2009-01-09 )
定価:¥ 609
コミック
ISBN-10 : 4047125873
ISBN-13 : 9784047125872

作者サイト:我楽多市場

不幸萌えの影崎由那さんですから新作のヒロインも不幸だろうとは思ってましたが、
まさかホームレスというかダンボール住まいなヒロインを持ってくるとは…
しかも目的の為に不死とはいえ痛めつけられるのを厭わないという…
これは…、ある意味斬新なヒロインだよなぁ…

両親が不慮の事故で死に、父の死に際の言葉を受け止め器の大きな漢になろうとする津川くん。
ただ遺産目当ての従兄家族が居座るのも黙認するお人好しを絵に描いたような人物なので、
苛められている少女、宮崎星音を当然のように助けに入るも、
彼女は望んで苛められているから邪魔をするなという…

海から這い寄る蟲に寄生された人間を救う為、わざと苛つかせて蟲の動きを活発にする星音と、
事情は分からずとも星音のことを心配する津川くんのやりとりが良いんですよね。
無口で愛想の悪い星音が津川くんの行動でたまに頬を染める時があるんですが、
そこが良いんですよ! 普段とのギャップがたまらない!

何とも変な事情から始まる同居ものストーリーですが、
これからもまだまだ先が読めないので続きが楽しみです。

:: 2009/1/9 金曜日::

■[漫画]新キャラ登場でイカ娘の面白さも新展開「侵略!イカ娘」3巻

侵略!イカ娘 3 (3) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:安部 真弘
出版社:秋田書店( 2009-01-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214037
ISBN-13 : 9784253214032
作者サイト:The Longest Runway Ver.6 – Mlracle Pot Style –

海からの侵略者、のはずなんだけど妙に可愛いイカ娘が主人公の本作。
地震を怖がったりエビに釣られたりと間の抜け方が面白いんですよね。
子供たちとサッカーをやったら余りの下手さに接待サッカーされたり、
何かみんなで構ってあげたくなるというか、そんな雰囲気が出てるんですよ。

しかし今回はいつもからかわれてるだけのイカ娘ではありません。
後半から登場する新キャラの渚がいるのです!
触手を蠢かしイカスミを吐く侵略者(自称)のイカ娘を純粋に恐怖する女の子!
もうイカ娘はその態度にご満悦しまくりでからかいまくりなのです。

とはいえイカ娘は何だかんだでネタキャラというか、
早苗ちゃんいは変に愛されるし、隣町のビーチでは変な使われ方するし…
それはそれとして隣町のビーチのあの女の子は良いですね。
素晴らしくエロ可愛い…

ちなみにアルティメットキャラな千鶴が恐れるモノが判明。
まぁ、千鶴じゃなくても女の子の多くは恐れるモノですが…
しかしイカ娘の重量は一体本当なのだろうかどうなのか。
だとすればそれを軽々しく支える触手って凄い力持ちなんだろうか。
うーむ、謎は深まるばかりですね。
この作品を楽しむのにはどうでも良い謎ですけどね。(笑

■[漫画]恐怖の阿鼻谷表紙な「GAMBLE FISH」10巻

GAMBLE FISH 10 (10) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:青山 広美
出版社:秋田書店( 2009-01-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253209203
ISBN-13 : 9784253209205

アメリカの軍需産業を司るドーン家の令嬢、エミリーとのサバイバルゲームも終盤。
五木島を見事おとりとして使い、頂上での決戦に持ち込めた杜夢。
自分自身を傷つけてまで最後の賭けにでてエミリーの「夜明けの虹」を攻略に掛かる…!

そんなサバイバルゲームを決着させ、相変わらず対戦相手の心をもゲットする杜夢な訳ですが、
100万ドルを賭けた勝負の次は遂にクライマックスである獅子堂家との最終決戦。
不夜城マカオを舞台にしたOB懇親会という名の狂気の賭博場へ。

そしてドーン家の執事ジョシュアの口から語られる最後の相手である阿鼻谷の衝撃の過去。
シャイな天才数学者であった好青年が如何にして悪魔に変貌したのか。
今更ですが狂気の沙汰としか思えないそのエピソードは凄いものがあります。
表紙の阿鼻谷のキモさは伊達じゃない!

それにしても遂に10巻目なんですね。
まさか2桁にまで巻数が及ぶとは。
まぁ、女の子が可愛いし、今回も混浴露天風呂で水着とはいえ良い眺めを堪能できたし、
美華さんのツンデレっぷりが可愛いしで萌え分もちゃんとありますしね!
このまま最後までクレイジーでキュートな内容で突っ走って欲しい所です。

:: 2009/1/8 木曜日::

■[漫画]ウェルカムレース終盤! 最高に燃える展開!「弱虫ペダル」4巻

弱虫ペダル 4 (4) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2009-01-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 4253214541
ISBN-13 : 9784253214544
作者サイト:seihukunuidara’s Website

連載開始から真っ直ぐに勢いよく走り抜け、
その熱く滾る面白さに感動することしきりだった1年生のウェルカムレース。
この4巻ではその1年生レースのクライマックスを余すことなく収録。
これぞ自転車少年漫画、と思わせる最高の出来になっています。

驚異的な回転数で鳴子と今泉に追いついた小野田坂道。
ロードレーサーを手に入れることで天性のクライマーとしての才能が一気に開花し、
その頑張りに感化されて本気を出す経験者二人に更に食いついてく小野田。
しかも平地特化の鳴子を追い抜き、今泉との頂上決戦を託され、
最後まで結果がわからない、熱いバトルには心奮わされますよ。
怒濤のクライマックスの展開には先輩や監督だけでなく読者も驚かされましたね。

秘められた才能の開花という少年誌としてたまらない展開もありますが、
それだけでなく、親友であり好敵手の二人が素晴らしいんですよね。
小野田に抜かれても腐らず、むしろ叱咤激励し背中を押し、秘策も授ける鳴子。
小野田の底知れない実力にあてられ、クレバーな走りが信条なのに熱くなってしまう今泉。
この二人が居たからこそこれだけ面白くなっているのだと思います。

ロードレーサーとしての面白さを余すことなく伝え、
毎週木曜が楽しみで仕方のない興奮を与えてくれる週刊の少年漫画。
チャンピオン連載でマイナーなのが本当に惜しいほどの面白さなので、
未読の人は是非読んで欲しいです。

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