本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2023/5/23 火曜日::

■[漫画]見えない本心と認めない恋心「百木田家の古書暮らし」3巻

百木田家の古書暮らし3巻百木田家の古書暮らし3巻
出版社:集英社
作者名:冬目景
紙書籍通販:百木田家の古書暮らし (3)
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古書店を営む三姉妹とお隣りさんの梓沢さんとの奇妙な交流は、
梓沢さんが地下書庫の整理を手伝ってくれることで一歩進むんだけど、
謎めいた動機がわからない二実はどうにも信用できなくて、
その理由を問いかけるんだけど…

梓沢さんが秘密にしている理由は本人の口から師匠に語られるんですが、
知ってしまえば納得というか、そりゃそうだよね、となります。
家出した実母の浮気相手が貴女たちの伯父さんなので、
伯父さんの日記に実母の行方の手掛かりがあるので探しているのです…
などと言えるわけがないですよね、良識がある大人なら。
まぁ、梓沢さんは一見良識のある大人には見えないんですけども…w

だからこそ二実はどうしても信用できないというか…

本心が見えてこないのに、
口だけは上手いというか、素直に褒めてくるというか…
気にしないようにしているのに、
だからこそ余計気になってイライラしちゃう二実が可愛いんだけど…
まぁ、恋っていうのは得てしてめんどくさいものですから。
本人は絶対に恋だと認めないと思うんですけどね。

一果の方も恋模様がめんどくさくて、
やはりこの三姉妹は全員めんどくさいな、と思う次第です。
はてさて、どういった形で落着するのか…
気になるところです。

:: 2023/5/22 月曜日::

■[漫画]若人の失敗と成長「王様の仕立て屋 ~下町テーラー~」15巻

15巻はイっちゃんことコスプレ服飾担当の大島依都ちゃんがメインです。
イっちゃんは正道で学んでこなかった独学タイプなので、
色々と知識が歪なので失敗をしまくるんですが、
だからこその面白さがありますよね。
主人公には完成された格好良さと成長していく面白さの2タイプがあるけれど、
織部は前者で、今回のイっちゃんは後者を見せてくれるのです。

初っ端からヴィンテージ生地でやらかしてしまっているイっちゃんですが、
これは知識不足だと思わざるを得ないのですが、独学の弊害ですね…
そんなイっちゃんを厳しく諭すのがとても織部さんだなぁ、と思う訳です。
ちゃんと反省し、身銭を切って挽回するあたりイっちゃんも図太くて良いですよね。

織部さんの指導は正論パンチのラッシュなんですよね。

自分が乗り越えてきたことだからこそ甘くないんですよね。
それでも指導する側としてきっちりケツを持ってくれるんだけど、
その有り難さをイっちゃんが理解できるのはまだまだ先だろうなぁ…
織部さんはきっちりお代を徴収してるから気付きにくいってのもあるんだろうけどね。

それにしてもムム美さんのご尊顔は今回も結局出ませんでしたか。
これは刑事コロンボのうちのかみさんみたいなもんで、出ないまま進む可能性が高そうですね。
でも読者としては一度くらいは見てみたいもので…
難しいものです…w

:: 2023/5/21 日曜日::

■[漫画]コミカライズ堂々完結!「化物語」22巻

化物語22巻化物語22巻
出版社:講談社
原作者名:西尾維新
原作者twitter:西尾維新さん(@nisioisin_info) / Twitter
作者名:大暮維人
作者twitter:大暮維人さん(@ohgreatofficial) / Twitter
紙書籍通販:化物語 (22)
Kindle版まとめ買い:化物語
DMM電子書籍:化物語 (22)

原作は続いているんだけど、コミカライズ版…
というよりも大暮維人版の化物語はこれにて完結です。
話のまとめ方も上手いし、ここら辺がキリが良いところだと思いますし、
原作ファンも納得の完結巻ではないでしょうか?

この22巻は丸々エピローグといった形ですが、
それが良い余韻を生んでいるんですよね。
もちろん続編があることはアニメや原作を読んでる人は重々承知なので、
それが大暮維人さんの絵柄で読めないのは残念ではあるんですけどね?
ただ、個人的にはここで終わるのは充分アリだと思うのですよ。
だって、火憐ちゃんの歯みがきシーンはちゃんと描いてくれたし!

いやー、良いですね。
原作の癖っぷりをよく出してますよ。
流石は大暮維人さんの圧倒的画力ですよ!
これが! 大暮維人さんの画力の正しい使い方というやつです!
素晴らしい!

あと、カラオケボックスで二人きりの羽川は、
とてもエロいな、と思いました。
惜しむらくは大暮維人さんが羽川エロ同人を描くことができなさそうなことでしょうか…
くっ…! 読みたかった…!

:: 2023/5/20 土曜日::

■[漫画]無責任で進行形「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」23巻

文化祭の映画制作も終盤というか、タイムリミットが近付いてきてるのに、
相変わらずダメなところばかりが安定しているもこっちはギリギリまで動けないし、
とてもうざいところを見せるんだけど、
今のもこっちには友達が多いのでなんとかなるような気がするのだ…!

ワタモテの沼に沈んだらあらゆる一コマで爆笑出来るほどに濃密な面白さがあるんですが、
そこにはちゃんと青春の欠片というものが埋め込まれているので、
ちょっぴり寂寥感が有ったりしなくもないけれど、
やっぱりこの漫画はギャグなんだよなぁ、と思う次第であります。

それにしても吉田さんがピュアガールなのは知っていましたが、
小陽ちゃんもわりかしピュアだったのは意外というか、
可愛いな、と思いましたね。
まぁ、描き下ろしで陰キャ男子に素で反応しちゃったのは小陽ちゃんらしいけど、
陰キャ男子が可哀想だな、とは思いました…w

サチが言ってる単語がわからなくて聞いただけなのに、
恥をかいた上にこんなこと言われたらそりゃ「キモ」という言葉が出てくるのもわかるけど、
唐突に弄られるわ、羞恥からテンパって逆ギレしたらキモいと言われるわ、
サチの周りは不幸ばかりだぜ…!

それにしてももこっちは本当に映画を完成させることができるのか。
無責任極まりないけど、そこがもこっちだけど、
何とか頑張って欲しいですね。
主に絵文字MkIIちゃんが…!

:: 2023/5/18 木曜日::

■[漫画]出会いの思い出と佐渡の思い出「クプルムの花嫁」4巻

クプルムの花嫁4巻クプルムの花嫁4巻
出版社:KADOKAWA
作者名:namo
作者twitter:namoさん(@namo_) / Twitter
紙書籍通販:クプルムの花嫁 (4)
Kindle版まとめ買い:クプルムの花嫁
DMM電子書籍:クプルムの花嫁 (4)

しいなと修の出会いの過去編が載っている「クプルムの花嫁」4巻です!
ご近所さんにしては赤ん坊の頃の思い出が出てこないのが不思議でしたが、
しいなが小1の頃に修のお隣に引っ越してきたからなんですね。

この頃からしいなは興味津々で行動力があって怖い物知らずで、
修が作る銅製品のことが好きだったんだなぁ…!
っていうのが全力で伝わってきて面白かったです。
寡黙な修の父さんも味があるし、
そんなお父さんにも鬼ババにもめげずに通うしいなは心が強いですね!w

他にも色付けの仕方とかも興味深かったですね。
なんで大根おろし? という疑問が出るくらいのやり方が目白押しですけど、
そういった試行錯誤の連続の結果に技は生まれていくんでしょうね。
今だと科学的な分析でより効率的な方法ができるはずというか、
実際やってるんだろうけど、どれも馴染みがない知識だけに興味深かったです。

それと今回は佐渡旅行回もあります。

私は佐渡どころか新潟に行ったことすらないので知識でしか知らないので、
本当にどれも知らないことばかりで面白かったですね。
それと、しいなをエスコートしたい修の空回りっぷりが微笑ましかったし、
喜ぶしいなの姿もまた微笑ましかったです。

二人とも本当にお似合いだと思いますから、
末永くお幸せにですよ。

:: 2023/5/17 水曜日::

■[漫画]貴族の社交「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」」6巻

図書館の惨憺たる状況を知ったローゼマインは改善したいんだけど、
今はもう前世の学生の時みたいな気軽さでお手伝いをできる身分や立場ではないので、
リヒャルダに諭され、領主候補生として取るべき行動を模索した結果、
ソランジュ先生と図書館でお茶会をすることになって…

何をするにも身分とそれに見合った言動が要求されて窮屈に感じられますが、
それがこの物語の根幹をなす要素なので、むしろ面白いです。
ローゼマインもまだ完全に身に付いていないので困惑することが多いですが、
リヒャルダがしっかりと教えてくれるのでわかりやすいのは助かるんですよね。
厳しいところもあるけれど、領主候補生にはそれが必要なんだと感じます。
そう考えるとヴィルフリートに仕えるオズヴァルトは完全に失格なんですよね…w

ローゼマインに引っ張られる形で図書館通いをする側近たちだけど、
それを有効活用して講義以外の学習を捗らせていて、どんどん有能になっていきますよね。
それはそれとしてレオノーレの恋心に気付いた描写はとても微笑ましかったです。

これはローゼマインじゃなくても気付きそうな恋する乙女の笑顔ですよ。
まぁ、ローゼマインは特にこういった心の機微に気付くのが上手いんですよね。
自分に向けての恋情には全く気付かないんですけどもw

ちなみにレオノーレが写した資料に載っている魔獣ですが、
これは恐らくターニスベファレンですね。
伏線になるけれど、コミカライズ版で回収されるのは3年後くらいになるかな…

ソランジュ先生との交流を深めるためのお茶会は無事に終わったけれど、
音楽の先生に請われたお茶会ではまさかの乱入者が登場して初っ端から大変な事態に!

恋する王子様はエグランティーヌのことが好きすぎて、
誘われてもないのにお茶会に乱入しちゃうの!

まぁ、恋は人を狂わせてしまうから仕方ないとは思うけれど、
とばっちりを受けるローゼマインは大変ですよね。
それでも乗り切ってしまうどころか、想像を超えてきてしまうからローゼマインは凄いのです。

巻末のSSでもロジーナが誇らしそうにしていたけれど、
前世の知識で時代と国を超えた楽曲を知っているローゼマインは、
初めから完成形が頭の中にあるのですよ。

原作ではローゼマイン視点なのでたった数行だった作曲シーンも、
他者の視線から見ると驚愕するべきものなので、見開きも使って描かれるのも納得です。
エーレンフェストの新曲はローゼマイン本人が作曲したことが名実共に知らしめられたので、
ハルトムートは聖女伝説が加速しそうだと興奮していたことでしょう…w

ちなみにローゼマインがエグランティーヌのために作った曲ですが、
元ネタは「アメイジング・グレイス」か「荒野の果てに」かな、と考えています。
何となくエグランティーヌに似合いそうじゃないですか?

後半はシュバルツとヴァイスの採寸をするのですが、
二匹と手を繋いでいるローゼマインはとても可愛らしいものでしたね…!

この頃のローゼマインはとても小さいのでサイズ感がぴったりすぎですよね!
これはリーゼレータじゃなくても悶絶しそうな可愛らしさですよ。

採寸と同時にヒルシュール先生が主導して魔法陣の解析をしている際に、
まだ一年生で能力が足りてないので困惑するばかりで焦るフィリーネを見ていると、
自分が新社会人だった頃を思い出して胃が痛くなりました…
ですが、ローゼマインがきちんとフォローしてくれたお陰で気が楽になりました。
私にも当時ローゼマインのような先輩or上司が居てくれれば…

そして終盤では横暴&傲慢のダンケルフェルガーの領主候補生、レスティラウトが登場です。
ダンケルフェルガーは欲しいものは暴力で奪い取ることが当たり前な困った領地なんですよね。
ちなみにローゼマインが貴族院で関わる領主候補生には3人の困った人がいます。
教育が足りてないヴィルフリートと、
横暴&傲慢なレスティラウトと、
横暴&傲慢&教育が足りてないディートリンデです。

今回はそのレスティラウトがシュバルツとヴァイスを奪いに来ましたが、
図書館と本を愛するローゼマインが大領地で上位のダンケルフェルガーを相手に黙って従うはずがありません。
もちろん応戦することになるので護衛騎士たちは大変だと思いますが、
本当に大変なのはこれからなんですよね。

その大変な宝盗りディッターが描かれるのは次の7巻になりますけど、
結構作画カロリーが凄いことになりそうで勝木光さんと作画スタッフさんも大変になりそうです。
ただ、戦闘描写の素晴らしさだけは「ベイビーステップ」を愛読していたので大丈夫だと安心出来ます。
手に汗握る興奮が味わえそうで今から楽しみです。

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