よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2008/8/27 水曜日::

■[漫画]平日、休日、祭日、毎日。「よつばと!」8巻

よつばと! 8 (8) (電撃コミックス)
著者/訳者:あずま きよひこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-08-27 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 4048671510
ISBN-13 : 9784048671514
作者サイト:あずまきよひこ.com
デザイン:よつばスタジオホームページ

「よつばと!」の面白さは電撃大王の作品の中でも群を抜いていて、
電撃大王を購読して保存しているのですが、単行本にはまた違った面白さがあるんです。
ほぼ全ページに渡って何かしらの修正が行われており、
それは背景の追加や修正だけでなく、人物のアングル修正にページの追加等、
中には連載分とは全く別物と言える箇所も散見されるのです。
だから単行本と電撃大王の連載分の読み比べしてても面白いんですよね。

今回のよつばは牧場から帰ってきても勢いは衰えるどころか増すばかりで、
ただの日常も猫を追いかけて塀の上を歩いたりと冒険に彩られ、
風香の高校の文化祭で一喜一憂し、台風の日を無邪気すぎる楽しみ方をしたり、
祭の日に天狗を怖がりおかし一つに心の底から喜んだりと体全体で盛り上がり、
帯のキャッチコピーの通り「平日、休日、祭日、毎日。」によつばが居て、
そしてそれだけで面白いのです。

また、気付かなくても充分面白いんだけどそれとなく配置した伏線も多かったりします。
第52話「たいふう」でよつばが着ている恵那の服は7巻第42話「でんわ」で恵那が着ている服だし、
風香が床にだらーっと寝そべるのは2巻第14話「おみやげ」の頃から変わってません。
第54話「おまつり」で交通整理している警察のお姉さんは3巻第18話「お盆」で出てきた、
よつばのはなキューピットに薔薇を貰った人なのが判ると思います。
よつばの日常は連続している事が細かい所で実感することが出来るんですよね。

「よつばと!」の面白さはページ毎どころかコマの1つ1つ、どれを取っても素晴らしく、
本の装丁に至るまで、隅から隅までその面白さを解説したいくらい凝縮されたものなんですよね。
実際それをやると時間が足りないので、8巻の個人的な見所を挙げると第52話「たいふう」。
とーちゃんの奇矯な行動、綾瀬家の面々の非日常の日常、よつばのとんでもない行動と最高に楽しいです。
また、第54話「おまつり」で数コマしか登場してないけどみうらも良いですね。
まつげが変わっただけなのに化粧をしているのが明らかに判るし、それでいてみうらだと認識できる。
こういった一見地味に見えるけど確かな仕事は本当に素晴らしいと思います。

ホント、いつまでも読み続けていたい作品です。

:: 2008/8/26 火曜日::

■[漫画]山本先生の様々なコスが見られて眼福な「はなまる幼稚園」4巻

はなまる幼稚園 4 (ヤングガンガンコミックス)
著者/訳者:勇人
出版社:スクウェア・エニックス( 2008-08-25 )
定価:¥ 500
コミック
ISBN-10 : 4757523300
ISBN-13 : 9784757523302

ほのぼの癒し系幼稚園漫画も気が付けば4巻目。
当初は保父のお兄さんラブな園児が主役のコメディ作品だったんですが、
今ではすっかり全年齢向けの素晴らしい作品に化けたなって感じがします。
その可愛い絵柄と優しいストーリーはα波を出しまくりですよ。

この作品に登場する人物は悪人が一人も居ないんですよね。
強面のヤクザの組長もただの子煩悩なパパなんですよ。
普通だとあまりのフィクションさに違和感があるんですが、
この作品はそれ以上の癒しを提供してくれるので見事に相殺されているように思えます。

今回はクリスマスに初詣、飯盒炊爨に参観日とイベントも盛り沢山で、
癒し系巨乳の山本先生は園児のためにミニスカサンタコスやウサミミ付けてくれたり、
結構人気のある土田先生の妹のさつきちゃんも度々登場してくれて嬉しい限り。
園児も小梅が年相応にかけっこを頑張ったり、
普段は大人びている柊が大好きなお父さんの前では可愛い子供の姿を見せてくれたりで、
読む者をほのぼのさせてくれます。

また、巻末には恒例の山本姉妹の単行本描き下ろしの短編エピソードが収録。
実はこれ、5巻への伏線だったりするんですよね。
掲載話数からするともしかして5巻では巻頭カラーページが収録されるのかな?
いやー、今から楽しみで仕方ありませんねー
山本先生のあぶない水着姿…(ポワワン

:: 2008/8/25 月曜日::

■[同人誌,漫画]C74同人誌感想(2日目分)

となりのチベくん2
タイトル:となりのチベくん2
サークル:となりの801ちゃん

ドキッ★
今回は丸々小島アジコだよ!

という訳で今回はアジコさん本人が全編描いておられます。
となりのチベくん人誅編と801ちゃん描き下ろしがメイン。
個人的には801ちゃんが付き合い初めてオタカミングアウトしたのが最高でした。(笑
ディアッカ罪深いなぁ。

じかぱん
タイトル:じかぱん
サークル:Z-less

「じかぱん」を略さずに表記すると時価ぱんつになります。

…はい! これでこの漫画どんだけくだらないか判りましたね!
実際かなりみなみけのアホさを再現したアホっぷりで、
みなみけ好きの山田にこれを読ませたところ、
「何で俺の分買って来ないんだよ!」
と理不尽にキレられたりする面白さなコメディ漫画です。

しかし何だかんだでカナのぱんつが描かれなかったのが何か口惜しい。(笑

とこ録
タイトル:とこ録
サークル:HONEY DROP

マリみてのコピ本とかの再録本。
基本的に瞳子可愛いよ瞳子的な感じなんですが、
前半はそうでも後半が全くの別物で…
「マリア様がみてるんです。」
というタイトルから判る人には判ると思います。

…そう、吉田戦車なんです。
一体何を思ってこのネタをやろうと思ったのか。
いや、実際吉田戦車そのまんまなネタばかりなんですが、
吉田戦車という時点で笑ってしまうというか。

くそぅ、何か負けた気分。(笑

夏の大三角関係
タイトル:夏の大三角関係
サークル:よわたり工場

あれはマクロスFの第9話のことでありました。
ゼントラーディのクラン大尉がバルキリーをビンタをかました時に私は思いつきました。
「ゼントラーディのクランとバルキリーの絡みのエロ同人が出るに違いない!」

…ですが、この妄想を友人連中に話した所「ねーよwww」とバカにされ、
それでも多種多様なエロ妄想を育む同人作家の中には一人くらい居るに違いない…!
と思い夏コミに臨んだ訳ですが、本命の3日目を前に見付けてしまいまして。

おいおい、たった1ページだけだけどちゃんとあるじゃないですか。
ミシェルのVF-25とクラン大尉の絡みが!(笑
効果音が「ギュイーン」なあたりが最高すぎる。

という訳でこの1ページの為だけに買いました。
ふぅ、これでもうマクロスFのエロ同人に悔いはないぜ。(ぉ

:: 2008/8/24 日曜日::

■[同人誌,漫画]C74同人誌感想(1日目分)

Reach!
タイトル:Reach!
サークル:SCARECROW

その名の通り何と植芝理一作品本という非常に珍しい同人誌。
1ページ漫画が数本とイラストと、あと短編から成っているんですが、
この短編というのがディスコミと謎の彼女Xのクロスオーバーとなってまして、
松笛くんと戸川さん、椿くんと卜部さんという二人のカップルが正にクロスオーバーされてて、
その内容が凄く植芝理一作品への愛が感じられて素晴らしいんですよね。

アフタヌーン作品内で謎の彼女Xって人気が高まっているらしく、
マニアックな作品だけどもっと盛り上がってくれないかなぁ、と思います。
そしてこんな愛ある同人誌がもっと増えたら嬉しいな、と。

猟奇的な彼女X
タイトル:猟奇的な彼女X
サークル:KISS★MINT

これは去年の冬コミの作品ですけど、今年の夏のコピー本含めて良かったです。
タイトルは猟奇的とありますが、内容は卜部のパジャマを買いに行った話でして、
ほのぼのとしていて、それでいて卜部の謎デレ(今この言葉作った)が萌えるんですよ!
いやー、やっぱ卜部は良い…

夏のコピー本の方ですが、卜部が小学生の頃のパンツハサミの思い出。
これも同人誌らしくて良かったです。
いやー、この時期の謎の彼女X本って愛に溢れててどれも好きだなぁ。

姉妹ごっこ
タイトル:姉妹ごっこ
サークル:unknown.

はやて×ブレードのサークルさんとこで出ていたマリみての志摩子さんと乃梨子の本。
二人の姉妹の仲を描いた作品なんですが、これが良かった。
本編派生型の短編なんですが、乃梨子の夢の中で出てきた妹な志摩子さんがヤヴァイね。
お母さん、ボク妹が欲しい!

当然お姉さんな志摩子さんも良い訳で、兎に角志摩子さんは良いという結論で!
うん、面白かったー

:: 2008/8/22 金曜日::

■[漫画]ピニュの帰国と久慈くんの行動「陽だまりのピニュ」4巻

陽だまりのピニュ 4 (ガンガンコミックス)
著者/訳者:こがわ みさき
出版社:スクウェア・エニックス( 2008-08-22 )
定価:¥ 590
コミック
ISBN-10 : 4757523246
ISBN-13 : 9784757523241

ピニュがチパルル王国の王女様だとバレて軽く騒動になった後、
ピニュが下した決断は一度チパルル王国に帰国すること。
何とか平静を保とうとする湊とスパっとした態度が取れない久慈くん。
結局帰国したピニュだけど、彼女が抜けた所にはぽっかりと穴が…

不思議な国が来たほんわか王女様の物語は風雲急を告げる展開に。
とはいえ、作品が作品なのでそれほど緊迫感が張り詰めるという訳ではないのですが、
チパルル王国のピニュのお母さんが割りと腹黒っぽかったり、
国王が土いじりばかりしてたりとあくまで不思議な感じ。

いつまでもはっきりしない久慈くんの態度に湊じゃないけどイライラしてたんだけど、
何も考えてないようでしっかり準備してたのはちょっと見直したかな。
中々日本に戻らないピニュを追ってチパルル王国に辿り着いた二人だけど、
早速トラブルが舞い込んでこれからどうなるのか心配なような楽しみなような。

そういえばこの作品はドラマCDになるとのことですが、
巻末の取材漫画の時点で結構面白かったです。
チパルル語を一気に一発で話す能登とかすげぇ。
能登可愛いよ能登。(ぉ

:: 2008/8/21 木曜日::

■[漫画]期待を決して裏切らない面白さ「PEACE MAKER」2巻

PEACE MAKER 2 (2) (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2008-08-19 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 408877499X
ISBN-13 : 9784088774992

たとえ活躍の場を小学館から移してもその魅力は色褪せることなく、
皆川亮二先生の漫画はいぶし銀の面白さがあります。
読者の期待通りの主人公の活躍、読者の期待通りのアクション。
ただしそれは予定調和ではなく、完成された芸術品の如き面白さなのです。

灼熱の大地、タルカスへ向かう船旅の中で襲ってくる”深紅の処刑人”。
ニコラを奪われ、船内に時限爆弾を仕掛けられて窮地に陥るも、
カイルの頭脳とホープの銃の腕、
そして再会したビートを加えた二人の凄腕銃士の活躍で危機を脱するのが前半部。
後半は国家規模の陰謀と更に財閥令嬢のミクシーも加わり賑やかなことになります。

大胆なコマ割りに疾走感溢れる描写。
特にここぞという時に描かれる見開きの内容は圧巻です。
流石はファンの心をガッチリ掴んで離さない匠の技だと思います。
最近はここまで見開きが上手い人が中々見かけられないだけにその凄さに圧倒されます。

ビートという好敵手と言える仲間が加わって、話の幅が広がってますが、
基本的に大ピンチ→銃士の超人的な腕で解決、という流れなんですが、
そこに飽きがこないことが素直に凄いと思います。
読者の予想を大きく超えることはないですが、それ以上に十二分に期待に応えてくれる作品です。

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