よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2008/8/4 月曜日::

■[漫画]社長は肥えても可愛いですよ?「王様の仕立て屋」19巻

王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 19 (19) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2008-08-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597192
ISBN-13 : 9784088597195

久しぶりにナポリでの仕事を描いた19巻。
19冊目と長期連載ですが、個性の強いナポリの住人ですから飽きることはなく、
それでいてずっとイギリスを舞台にした話ばかりだったので懐かしくもあり。
煙突掃除夫から理髪師にパスタ屋まで様々な分野の人々の背中を押し、
それぞれの人生を最高のものに仕立て上げる手伝いとなる仕事をしています。

基本的に長編の合間なので1話完結型の作りになっており、
テンポよくそれでいて中身が濃いので気持ちよく、そして面白く読むことができます。
シリアスになりがちの客の悩みも独特のコメディ調も手伝って爽やかに仕上げ、
漫画本来のエンターテイメントという主旨を忘れない名作になっています。

それと19巻で忘れてならないのはスーパー金持ち白鳥ことシモーネ。
表紙折り返しの作者コメントにもありますように、白鳥だけは例外の存在で、
悠の仕事を持ってしても成功することが叶わないんですよね。
やはり本人の気概があってこそ、悠の仕事は完成するんだなぁ、と。
白鳥はある意味良い反面教師であり、エンターテイナーなんだと思います。

それとユーリア社長がピッツァの食べ過ぎて肥えてしまった件ですが、
マリエッタすら気付かない体型の変化に気付いた悠は仕事柄良い眼をしてるというより、
男の視点でユーリアのプロポーションを良く見ていたからこそでしょうね。(笑
この漫画はラブコメとかそういった方面には疎いので今後どうなるかは判りませんが、
今のところラウラたんが一番有力なのでラウラVSユーリアがいつか描かれるのではないかと!

でも今一番悠の嫁の座に近いのはマルコなんだよなぁ…(笑

:: 2008/7/31 木曜日::

■[漫画]当然REACTも買ってます「エビアンワンダーREACT」1,2巻

エビアンワンダーREACT 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) エビアンワンダーREACT 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

という訳で完結編となる「エビアンワンダーREACT」も当然読了。
こちらはOURs LITEの休刊に伴い打ち切られた「エビアンワンダー」を、
ZERO-SUM増刊WARDにて復活したものを完結させた2冊となります。
しかしOURs LITEの休刊は色々と波紋を呼んでるんだなぁ、ホント。
PLUSも結局休刊したし、「恋愛ディストーション」を早く復活させて下さい、少年画報社さん。

完結編ということで、銀符が抱く苛烈な本質の顕現、
悪魔の使いの銀符に対する、善き魂を天界に導く天使の使いの七睡の登場。
そしてフレデリカを殺した両親との再会と、それに伴う自己との向き合い。
クライマックスにおける伏線の回収は実に見事でした。

全ての登場人物にバックボーンを感じさせる厚みのある設定に、
それらを組み上げて一つの物語に仕上げる手腕の美しさは流石の一言。
最後に至り、フェイ・イの正体が判りましたが、
1巻からの彼の言動を見直すと色々と伏線だったことに気付かされ、
何度も読み直し、その面白さを反復してしまいます。

しかしこれだけ綺麗に終わっておいて贅沢な悩みなんですが、
「Landreaall」の巻末みたいにオマケのエピローグとか見たかったなぁ。
とか思ってたらどうやら全プレの小冊子にはそれらしいのがあったらしく。
いやはや、デビュー当時からファンでないとこういう事があるからもどかしいんだよね。
せめて「Landreaall」からはそんなことが無いようにしたいです。

余談ですが、一迅社から新装版が出てるとはいえ書店では中々見つかりませんでした。
初めからAmazonで頼んだ方が早かったですね…

:: 2008/7/30 水曜日::

■[漫画]過去作にまで手を伸ばしてしまいました「エビアンワンダー」1,2巻

エビアンワンダー 1 (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) エビアンワンダー 2 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

「Landreaall」が面白かったので過去作品に手を出そうと思い、
一迅社で新装版が出ている為、比較的手に入れやすかった「エビアンワンダー」を読了。
タイトルは日本語訳すると「鳥の散歩」といった所でしょうか。
元々が「恋愛ディストーション」が看板のOURs LITEに載っていたというから驚き。
うーん、当時もっとちゃんとOURs LITE読んでおくべきだったなぁ。

悪魔と契約し、願いの対価として地獄のエネルギーとなる悪しき魂を狩る銀符。
悪人を狩るも、神に背き悪魔と契約した者として人々に恐れられることが多いものの、
それでも多少捻くれてはいるものの高潔な魂を持つ若く、美しい主人公のフレデリカ。
悪魔ペイシェントに願った「家族が欲しい」という契約で骸骨から生み出された、
弟のハウリィと共に世界を渡り歩く物語。

勧善懲悪ではなく、懲悪に特化した生き方をせざるを得ない銀符。
その育った環境故に徹底した現実主義なのと狡っ辛い言動の為、伝わりにくいけど、
悪に対する怒りを持ち続けるフレデリカは主人公としてキャラが立ってるし、
素直な弟のハウリィは彼女の心をよく支えていると思います。
勝手に随伴する旅の僧侶のフェイ・イもいて、バランスが取れますよね。

しかし、先に「Landreaall」を読んでいたせいか驚きましたよ。
いや、何がっておっぱいに。
銀符の紋章が胸にあるから、悪人の魂を回収する際にはおっぱいが露わになるし、
娼館とかに普通に行くからおっぱいがいっぱいだし。
それでいてフレデリカが実は…だし…、ねぇ…?(笑
物語は面白いですが、それ以外にも意外な点が多くて楽しめたのでした。

:: 2008/7/29 火曜日::

■[漫画]ハルヒコ頑張った!「機工魔術士 -enchanter-」17巻

機工魔術士 -enchanter- 17 (ガンガンWINGコミックス)
著者/訳者:河内 和泉
出版社:スクウェア・エニックス( 2008-07-26 )
定価:¥ 620
コミック
ISBN-10 : 4757523343
ISBN-13 : 9784757523340
作者サイト:super wars project

河内和泉さんの代表作となった機工魔術師もこれで最終刊。
「囚われのお姫様を助けに行く」という王道展開が最終エピソードとなり、
真っ直ぐ走り続けてきた主人公がひとまずの結論に辿り着く場所でもあります。
ただ番外編でもうちょっとだけ続くんですけどね。(笑

本物と贋作に拘る、才覚はあれどもどこか壊れているように思えるカリオストロと、
ただユウカナリアと優香姉を助けたくひたむきなハルヒコとの戦いは終盤を迎え、
その圧倒的な地力の差の上にフルカネルリの力も一部奪われ何度も窮地に陥るハルヒコが、
色んな人に支えられて立ち上がる姿は王道だけど、それ故に熱かったです。

最終話は史上類を見ないほどの大増ページで送られて、本誌で見たときは凄い迫力でした。
感動的なクライマックスを演出をするに足る見開きのオンパレードは圧巻。
最後も頑張ってきたハルヒコだからこその良い結末で、
長い間成長を見守ってきたファンとしても安心できるものがあります。

しかし番外編が描かれるとしたらどういったエピソードになるんでしょうか。
両手に花ENDのエピローグも見てみたいですし、
フルカネルリとパラケルススの昔の思い出とか見たいですねー
ただ、何となく801的な展開を予想してしまいますが…(ぉ

:: 2008/7/28 月曜日::

■[漫画]秋★枝さん初のオリジナル単行本「純真ミラクル100%」1巻

純真ミラクル100% 1 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ)
著者/訳者:秋★枝
出版社:芳文社( 2008-07-28 )
定価:¥ 650
コミック
ISBN-10 : 4832277200
ISBN-13 : 9784832277205
作者サイト:■□■ロケット燃料★21■□■

「東方儚月抄」の作画担当の秋★枝さん初のオリジナル作品の単行本。
読み上げるのも躊躇われる恥ずかしさも100%なタイトルですが、
その名の通り、ピュアな天然ぽっちゃり系アイドルのモクソンが主役の、
芸能プロダクションを舞台にした一風変わった物語。

路上で歌っていたモクソンが新設の芸能事務所のマネージャーの工藤にスカウトされ、
敏腕だけど男運が悪い高杉所長に出会ったところから物語は始まります。
男受けしそうなピュア度100%のモクソンを軽く苛め、背徳的な快感を覚えた所長が、
色々と意地悪すると逆にそれが良い方向に作用してしまい、所長がイラつくという循環で、
モクソンのピュアな所もあり、不思議なコメディ作品になっています。

途中からモクソン人気に便乗したオクソンが登場したり、
所長の元カレの武市Pが出てきて徐々に登場人物が増えて所長の心労も倍々に。
更に所長に思いを寄せる工藤と、それを知りながらも工藤に惹かれてしまうモクソンと、
泥沼な恋愛模様が描かれるのですが、モクソンのピュアさと、
第三者的視点のオクソンがいるおかげで暗い雰囲気は感じられません。

恋したらダメだと思っているのに、思いを募らせてしまうモクソン。
所長に恋する工藤のイキイキとした姿を見ていたからこそ、
自分の恋の切なさに戸惑うモクソンが決意したことがまたピュアで…
この絶妙なバランスの三角関係の行方が気になって仕方がない、そんな内容です。

:: 2008/7/27 日曜日::

■[漫画]里見英樹さんのデザインセンスが光る「日常」3巻

日常 (3) (角川コミックス・エース 181-3)
著者/訳者:あらゐ けいいち
出版社:角川グループパブリッシング( 2008-07-26 )
定価:¥ 567
コミック
ISBN-10 : 4047150894
ISBN-13 : 9784047150898
作者サイト:kumomadori

帯に書いてある「√日常」というキャッチコピーが凄いです。
これは2乗すれば日常になる、つまり2回読んだら漫画の本質が判る、
ということを言っているのか、概念的に2乗すれば現実の日常に追いつくのか。
それともルート日常を読み、日常へと至る道というメッセージが込められているのか。
いやー、流石はよつばスタジオの里見社長が考えただけに中々に深いキャッチコピーだなぁ。
単に語呂だけで選んだのかも知れないけど。(ぉ

という訳で少年エースとその他諸々で展開している「日常」も3巻目。
何度読んでもよく判らない漫画ですが、よく判らないトコで見かけます。
エースアサルトとかならまだ判るんですが、「VirtualWalker」とか何の雑誌やねん!
とツッコミ入れたくなるようなトコにも載ってるので油断できません。
ちなみに「VirtualWalker」にはゲームセンターあらしも載ってました。
ホントによく判らない。

漫画の内容もよく判らないんですが、よく判らない面白さがあります。
ゆっことかみおちゃんとか、女子高生の日常を描いた作品なんだけど、
みおちゃんが腐女子原稿を警察に見られてチョップをかまして撃沈させたり、
その原稿を見てゆっこが小宇宙を感じたのを関節技を極めて轟沈させたり、
みおちゃんの焼きそば買ってきてというお願いを聞き間違えて、
焼き鯖買ってきて喧嘩が始まったりと、よく判らない展開です。
自分でも書いててこれが本当に漫画なのかと思うような内容です。

ちなみに私が好きなのはロボットのなのちゃんとはかせです。
はかせが可愛いんですよねー、無邪気というか何というか。
いや、ロリ的な意味ではなくてですね?

それと表紙ですが、カバーを取ったら当然のようにオマケがあります。
しかし一番の見所は帯を取ったらタケノコが大繁殖してる所と、
裏表紙折り返しに表紙の数瞬後が描かれている所です。
ちなみにタケノコ自体は本編でもチョロっと書かれている内容なんですよね。
芸が細かいというか何というか。
帯の太さも丁度タケノコが隠れるくらいだし、ホント芸が細かいぜ…

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