よつばと! 16巻は2月26日発売!
今回のよつばは高尾山に登山!
:: 2008/4/10 木曜日::

■[漫画]ヨウジョ!! ヨウジョ!! ツルペタヨウジョ!!「ヒャッコ」3巻

ヒャッコ 3 (Flex Comix)
著者/訳者:カトウ ハルアキ
出版社:ソフトバンククリエイティブ( 2008-04-12 )
定価:¥ 588
コミック
ISBN-10 : 4797347546
ISBN-13 : 9784797347548
公式サイト:Yahoo!コミック

いや、違うんですよ。
作者がコメントで「ヨウジョ!! ヨウジョ!!」って書いてるんですよ。
サイン会で東方BGMを流すくらいハマっている作者の事だから、
つるぺったんから取ったんだろうなぁ…
と思い至ってそれを補完しただけであって、私が変態な訳じゃないんですよ。
いや、マジでマジで。

…ホントだよ?

さて、そんな訳で十二支最後の羊キャラ、火継が登場な訳ですが、
(キャラ名は干支その他から取られてます:ヒャッコ – Wikipedia
これが正に最終兵器! 何とスク水が似合う11歳のボクっ娘ヨウジョだー!!!
天才で飛び級というちよちゃんっぽい設定ながら、
その味付けは珈琲風味で何というかもうカワユス!

可愛いと言えば虎子も可愛いわけでして。
奔放とか破天荒という言葉では括れない個性を持つ虎子ですが、
兄の狐と姉の鬼百合が登場してのいつもと違った表情を見せてくれます。
ちなみに3巻で一番可愛い表情は獅子丸とのラーメンの場面だと思うんだ!

しかし10人以上のキャラを出しながら器用に話を回してるよなぁ。
個性の立て方とその引き立て方が抜群に上手いです。
アニメ化も決まってるしこれからどんどん広まって欲しいですね。
Web雑誌連載なせいで知名度は低いですが面白さはピカ一なので、
もっと読者が増えるのに期待です。

:: 2008/4/9 水曜日::

■[漫画]不幸萌えヒロインでも最後は幸せに「かりん」14巻

かりん 14巻かりん14 (角川コミックス ドラゴンJr. 67-15)
著者/訳者:影崎 由那
出版社:富士見書房( 2008-04-09 )
定価:¥ 588
コミック
ISBN-10 : 4047125393
ISBN-13 : 9784047125391
作者サイト:影崎由那ほおむぺえじ 我楽多市場

恋人の雨水くんや家族から引き離され山奥の屋敷に幽閉され、
更に自身の寿命の短さをサラっと告げられただけでは飽きたらず、
同族の男の子供を産めと言われるという不幸街道まっしぐらな果林。
純情で可愛い女の子なだけに理不尽な不幸が可哀想です。

でも同時に身内には心底愛されており、実の父のヘンリーさんは勿論、
普段は憎まれ口をたたく煉も果林のことを大切に思っているのが読み取れます。
そして何より恋人である雨水くんが人間の身でありながら吸血鬼の館に迷うことなく踏み入り、
正に身体を張って助けるトコはベタながらも嬉しいものがあります。

吸血鬼のお姫様を攫う人間の王子様な雨水くんですが、
肉体的なことよりも精神的に強いんですよね。
杏樹たちが果林の為に身を引くことになったときも、
彼女たちの記憶を忘れず、そして果林の為に教えずにずっと抱えていくこと。
そしてソフィアのことも忘れずに、そして果林の幸せの為に秘密にすること。
苦労しているだけあって、若いのに我慢強く人の為に踏ん張れる男ですよ。
だからこそ果林が好きになったんでしょう。

ラストは切なさが残るものだったけど、雨水くんのお陰で果林は幸せだし、
書き下ろしのエピローグを含めて充分ハッピーエンドと言えるものだと思います。
それにしても影崎由那さんってこんなベタ甘なラブコメが描けたんですねー
できれば次回作もこういった方向で行って欲しいです。(笑

:: 2008/4/8 火曜日::

■[漫画]燃え上がる蟹座の小宇宙を感じ取れ!「聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話」8巻

聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 8巻聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 8 (8) (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:車田 正美
出版社:秋田書店( 2008-04-08 )
定価:¥ 420
コミック
ISBN-10 : 425321228X
ISBN-13 : 9784253212281
作者サイト:Da-Daism

復活した「聖闘士星矢」シリーズの中でもこの「THE LOST CANVAS」は異例の面白さを誇っています。
特に黄金聖闘士の熱く燃え上がる戦いは感動できるモノがあり、
魚座、牡牛座、乙女座とその散り様は見事で少年漫画として非常によく出来ています。
その黄金聖闘士の中でもこの8巻で活躍するマニゴルドはあの蟹座の聖闘士。
のりピー語を使う稀代のヘタレキャラのデスマスクと似た容姿ながらその心意気は正に別人。
デスマスク的なキャラを期待していた読者を良い意味で裏切ってくれます。

傲岸不遜ながら積尸気を使い冥闘士をあっさりと葬ったり、
黄金聖闘士としての強さを見せてくれるマニゴルドは不良のカッコ良さ的なものがあるんですよ。
少年時代の師・教皇セージとの出会い、そして命に対する考え方の変遷。
神々を前にして一歩も引かず、不敵に挑む姿にはしびれるモノがあります。

そして教皇セージが師として、教皇として弟子とともに死の神タナトスと戦う様が熱いんだ、これが。
前聖戦の屈辱をバネに練りに練った戦略と身を賭した戦術は幾多の戦いを生き抜いた深さが感じられ、
タナトス戦を見越した必殺技を生み出し、マニゴルドに伝授していたのには感動すら覚えました。
特にマニゴルドとのダブル積尸気冥界波は小宇宙が伝わってくるかのようでしたよ。
イブシ銀なカッコ良さだけでなく、熱き魂を見せてくれるんですよねー

とにかく少年漫画として盛り上がりもあるしよく出来た名作だと思います。
教皇という人物の活躍、冥界の戦士相手の蟹座の優位性と原作の補完も行っており、
全く別の面白さを内包しながら間違いなく「聖闘士星矢」してるんですよね。
チャンピオン連載、そして「聖闘士星矢」といことで色眼鏡で見られがちですが、
原作を尊重しながら少年漫画として完成度が高い、素晴らしい作品だと思います。

欠点があるとすれば黄金聖闘士たちが余りにも熱くカッコ良いので主人公のテンマの影が薄いことでしょうか。
8巻はほとんどマニゴルドが主役と言って過言ではないですからねー

:: 2008/4/7 月曜日::

■[漫画]はずれがない面白さ「とめはねっ! 鈴里高校書道部」3巻

とめはねっ!とめはねっ! 3 (3) (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2008-04-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4091513174
ISBN-13 : 9784091513175

禅宗のお寺で行う合同合宿編の続きを収録した3巻。
海辺ということで水着姿も忘れないサービス精神です。
そしてしっかりと書道の面白さを判りやすく描いています。
ベテラン作家だから安心はしていましたが、
ここまではずれがない面白さを出してくれるとは思いませんでした。

初心者の二人が主人公ということで書道に疎い人にも判りやすく、
書の基本を丁寧に押さえつつ、漢字の蘊蓄も交えて描かれており、
色々と感心しながら読んでしまいます。
他にも寸評会での勅使河原の心情とか文化部とは思えない盛り上がりだったし、
地味に思われがちな書道のイメージを払拭する良作だと思います。

特に爺さんこと三浦清風先生が良い味出してます。
還暦をとっくに過ぎているのにデジカメを使いこなすハイカラっぷりで、
海を元気に泳ぎまくる程の体力もあり、当然書道では見事な指導を見せてくれます。
加茂ちゃんとの掛け合いも楽しく、飽きることがありません。

縁の父親の名前の由来となった王義之の話が出たりと、
伏線もしっかりと回収したりと漫画としての出来が素晴らしいんですよね。
後は河合先生お得意のラブコメ方面なんですが、
今回は珍しく主人公に初めから彼女が存在しませんからね。
今はまだ序の口な展開ですが、河合先生の新しいラブコメに期待せざるを得ません。(笑

:: 2008/4/6 日曜日::

■[漫画]実話だから感動できる「オール1の落ちこぼれ、教師になる」1巻

オール1の落ちこぼれ、教師になるオール1の落ちこぼれ、教師になる (1) (KADOKAWA CHARGE COMICS 17-1)
著者/訳者:宮本 延春 清水 洋三
出版社:角川書店( 2008-04-05 )
定価:¥ 588
コミック
ISBN-10 : 4047250244
ISBN-13 : 9784047250246
原作者サイト:宮本延春 Official Site

元サンデー作家の清水洋三さんの漫画が好きだから読み出したんですが、
これが存外に面白い内容で、単行本化されるのが待ち遠しかったです。
チャージという新興のマイナー雑誌連載だから知名度は低いですが、
興味深く、何より面白い作品だと思います。

物語の語り手は落ちこぼれになりそうな生徒にも熱心な30代の教師、宮本延春。
中学卒業時点で九九は二の段まで、英語はbookのみ、漢字は自分の名前だけ。
いじめにも遭っていた宮本は中卒で最愛の母も失い父も他界して天涯孤独に。
現代日本で最底辺と言える状況からアインシュタインの偉業を目の当たりにする事で、
”学びたい”という感情に火が付き小3のドリルから再出発したのは23歳の時…

設定だけ聞くとGTOや金八先生に近いように感じられるかもしれませんが、
この物語で一番凄く、何より違うのはほぼ実話であること。
原作者の宮本延春氏自身の半生を元にした内容で本も出ています。
徹子の部屋に出演された事もあるから知っている方も多いのではないでしょうか。

母からの愛情や拾ってくれた会社の社長や恋人との出会い。
そんな幸運があったとはいえ、やはりその半生には感動するものがあります。
本人のやる気と諦めない心があれば幾らでもやり直すことが出来る。
そんな勇気を出してくれる作品です。

チャージは角川のオタク作品以外を原作としたコミカライズを幾つか手掛けてますが、
清水洋三さんというしっかりとした漫画を描かれる人を作画担当として起用したことで、
エンターテイメント性を維持したまま原作の良さを活かした内容にしています。
萌えとかそういった内容ではありませんが、傑作だと思います。
2巻にも期待です。

:: 2008/4/5 土曜日::

■[漫画]1年ぶりの楽しみ「僕と彼女の×××」5巻

僕と彼女の××× 5 (5) (BLADE COMICS)
著者/訳者:森永 あい
出版社:マッグガーデン( 2008-03-28 )
定価:¥ 590
コミック
ISBN-10 : 4861274885
ISBN-13 : 9784861274886

TSモノの中でも古典的な精神入れ替わりモノな「僕と彼女の×××」
ただしそれが主人公をいじめ抜く森永あいさんが描いたらあら不思議。
いじめられる主人公が美少女なもんだから可愛いこと可愛いこと。
優しく少女趣味な性格in美少女だからハマりまくりで正に可憐。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とはこのことですよ。
あ、そう言えば椎名との百合も良いですね。(ぉ

正しいブラの付け方とかTSモノとして欠かせないイベントもあり、
TS好きとして非常にホクホクです。
今回は北海道への修学旅行がメインです。
桃井さんと椎名の二人が団体行動で仲良くなることを複雑な気持ちで見詰めるのがいじらしい。
それでいて千本木との仲も微妙に近付いてて面白い。
いやー、上原くんが困るのは非常によろしいですね。(笑

そして修学旅行といえば忘れてはならないのがお風呂イベントですよ。
TSモノとしては避けては通れない、一大イベントでもあります。
同性になってしまったが故に起こる嬉し恥ずかしなハプニング。
いやー、眼福眼福。(性的な意味で

TSモノとして、美少女モノとして非常に大満足な作品なのですが、
唯一の欠点はその刊行ペースなんですよねぇ…
今回は珍しく1年1ヶ月というスパンで出ましたが、
次巻はまた1年半後…
うーん、首が長くなって仕方がないですなぁ。

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