本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2008/1/7 月曜日::

■[漫画]今、ぢたま某の封印が解ける時!「Kiss×sis」2巻

Kiss×sis 2 (2) (KCデラックス)
著者/訳者:ぢたま 某
出版社:講談社( 2008-01-04 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4063754286
ISBN-13 : 9784063754285

かつてエロいメイドさんは川澄ボイスで言いました。
「エッチなのはいけないと思います!」

類稀な文才を持つ中山文十郎さんとのタッグで名作を生み出したぢたま某先生ですが、
惜しむらくは氏の得意とするエロス描写が封印され、匂わす程度にしかなかったことでしょうか。
いや、それはそれで妄想が駆り立てられて良いのですが、
エロ漫画をアルコール片手に嗜むほどに成長すると物足りなくなるのもまた事実。

しかし長年掛けて施されたそのエロス封印も2巻目となると封印解除!
初っ端からコタツでの股間を足で触りあうプレイという、
日本の情緒豊かな利器「コタツ」を真正面から描いたエロスは流石の一言。
有り触れた題材をここまで面白く、且つ、エロく仕上げる技は正に匠の領域。

そしてぢたま先生の真骨頂とも言える「聖水」プレイも完全解禁!
ぢたま某と言えば尿であり、尿と言えばぢたま某な訳ですよ!
成年誌ではないのでキワどい所で止めてますが、その寸止めっぷりがたまらない。
あぁ、ボクは本当にぢたま先生の漫画が好きなんだなぁ…
とシミジミと感じ入ります。

むっつりスケベのあことストレートエロスのりこの二人に挟まれ、色々と我慢が限界な圭太。
この三人がひたすらにエロコメを展開してくれる至福の空間がここにある!
双子のお姉ちゃんモノで可愛い三角関係で寸止めエロが生み出すパラダイスで、
君はぢたま某の真髄を見る…!

:: 2008/1/6 日曜日::

■[同人誌,漫画]C73 同人誌感想(色々)

ウサギのために鐘は鳴る(仮)②
タイトル:ウサギのために鐘は鳴る(仮)②
サークル:– L.S.D –
 
(スク水+セーラー服+オーバーニー+ウサミミ)×ドアラ=変人
というあらゆる萌え属性を無効化するドアラ最強説を唱えたくなる表紙。
ボールペン職人の赤貧狐獣人のアプリコットさんのトコに転がり込んだ、
ウサミミ獣人(?)のウサが何か企んでるのかどうなんだかな内容。
オリジナル作品の4コマ作品なのですが、安定して楽しめます。
ちなみに親切にもサイトにて1巻の内容がアップされていますので、
1巻が手元にない方も安心であります。

休憩中
タイトル:休憩中
サークル:さくらぢま
 
発売から9年近く経ったこみパを題材に飽きずに描き続ける、
熱いサークル、さくらぢまの新作。
前作「潮騒」の後日談的エピソードなんですが、
短いながらも詠美ちゃん様と和樹の二人を、
コメディ多目に、されどしっかりと描いており読後感もすっきりします。
作品に対する愛が溢れる、二次創作同人誌の理想形の一つだと思います。

Lightning raced down my spine
タイトル:Lightning raced down my spine
サークル:CYTOKINE
 
東方同人で有名なCYTOKINEさんのなのはStrikerS本だよ!
出す事が決まってから完成するまで時間が掛かったのはご愛嬌。
なのは人気に衰えがないので無問題です。
StrikerS本ですが、エリオとショタに目覚めちゃったシグナムがメイン。
エリオの将来が心配なような羨ましいような。
現状でも結構玩具にされてそうな気もしますが。
あぁ、でも女湯にご招待とか羨ましいなぁ。(ぉ
しかしフェイトママもヴィヴィオだけでなく色々と大変だなぁ

ESCAPE
タイトル:ESCAPE
サークル:ロケット燃料★21
 
上手くスキャンできないけど、表紙はキラキラなんです。
秋★枝さんの小町×映姫本の第2弾。
前作と装丁が似てますが、映姫様が表紙の方が新刊になります。
小町が仕事をサボることを訝しんだ映姫様が、
あるアイテムを使って小町の秘めた思いを知ってしまって…
というお話。
プラトニック百合で良いお話ですよー
巻末の女子高生な二人のif短編もお勧めです。

:: 2008/1/4 金曜日::

■[同人誌,漫画]C73 同人誌感想(東方、なのは、らき☆すた)

高機動型輝夜
タイトル:高機動型輝夜
サークル:パパンの小部屋
 
輝夜かわいいよ!
 
うん、可愛い…、よな…?(何故か疑問系
端的に言うと超くだらない本。
見開きを無駄に使ってたりとか余すとこなくくだらない。
だがそのくだらなさが病みつきになるのである。
 
web拍手でこっそり指摘した誤字が直ってて安心しました。

いつもどおり
タイトル:いつもどおり
サークル:ダイオキシン
 
余りにも直球なタイトル。
だがそれが良い。
というかぶっちゃけその通りというか。
どこまでも大沖さんらしいなぁ、と思う内容でした。
オチが綺麗についててほんわかしました。
これが一番意表を突かれたかも。

軍用犬
タイトル:軍用犬
サークル:つぶあん
 
「これはひどい」
 
同人誌の感想にタグを付けるなら間違いなくこれです。
心が広いことで有名な鍛えられたオタクことなのはオタでもこれを楽しむのは難しい。
だがそれ故にこの面白さは類を見ないものになっているとも言えよう。
 
どんな内容かはこれを読めば一目瞭然かと。

セブンすたー2
タイトル:セブンすたー2
サークル:GUNP
 
相変わらずすげーボリューム…
 
Web漫画の再録をメインにした「らき☆すた」本第2弾
コミック装丁ということで裏表紙もカバー下も当然凝ってます。
というか色々な意味で気合い入りすぎでしょう。(笑
 
描き下ろしの漫画と漫画の間のキャラ紹介もあるんですが、
キャラ紹介がコスプレしておりまして…
個人的にはななこ先生が一番ハマってるなぁ、と思った次第です。

はぐ☆ハグ かがみん
タイトル:はぐ☆ハグ かがみん
サークル:ゆ~のす通信
 
尿管結石に苦しみながらも新刊を出したゆ~のすさんに賞賛の拍手を!
 
まさか「らき☆すた」本でここまでベタベタなラブコメになるとは…
かがみんのツンデレっぷりが極まりに極まって、
こなたにフォーリンラブがノンストップに!(訳が分からん
 
ソフト百合好きなら黙って読むべし。
ちなみに随所にゆ~のすファンなら笑える小ネタが入ってます。(笑

:: 2008/1/3 木曜日::

■[同人誌,漫画]C73 同人誌感想(涼宮ハルヒ)

鶴屋さんと俺の部屋
タイトル:鶴屋さんと俺の部屋
サークル:ねこうさプリン
 
貧乏ながら幸せな同棲生活を送るキョンと鶴屋さんの漫画。
神田川の世界で銭湯通いだったりするけど、
お互いを思い合う気持ちで幸せを満喫する二人がラブい。
そして微妙にエロい。
途中で乱入するキョン妹がエロく成長しているのも見逃せなかったりします。

jump★jump★jump
タイトル:jump★jump★jump
サークル:ビタミン☆マーケット
 
ある冬の日のことのハルキョン漫画。
ラヴいです。
読んでるこちらまで熱くなりそうです。
積極的にストレートに好意を示すハルヒってのも良いもんです。
幸せな漫画はそれだけで素敵です。

ハルヒかわいい
タイトル:ハルヒかわいい
サークル:TTT
 
基本的にWebで公開されたキョンが好きなハルヒを愛でる漫画。
赤面率が非常に高く、頬を弛緩させる効能があります。
ちなみに長門の可愛さも見逃せません。
それと描き下ろしのペーパーは尋常じゃない萌えっぷりでした。
やべーよ、2008年はミハルさんがくるよ。
 
でも先日のクリスマス漫画は非難囂々だったらしい。
そりゃ「げんしけん」読者に「五年生」読ませるようなもんですからね。
無理もなかろう。

雪の日の…
タイトル:雪の日の…
サークル:なぐ茶。
 
このエッチ!
とつい口走ってしまいたくなるラブコメ漫画でした。
淡泊なエロさを発揮するキョンだけど女心には鈍感。
そしてハルヒはキョンと二人きりになる為には世界だって変えちゃう可愛さ。
うーむ、このバカップルの甘さは正に極上…!
 
ちなみにこの後の二人はやる事はやってると思います。
PS版To Heartの保科智子シナリオみたいなもんです。(ぉ

なんだって?
タイトル:なんだって?
サークル:なぐ茶。&>なみなみ爆弾
 
世の中にこんなに甘いラブコメがあっただなんて…!
 
もぐらさんの漫画は墓穴→自爆→赤面のハルヒがヤバイです。
夏の暑さ以外で顔が真っ赤なハルヒの頬の熱は恋の証。
いやー、青春ですねぃ。
そして荒木さんの漫画もこれまた素晴らしい。
恥ずかしさの余り取った行動の結果に落胆するハルヒと、
そこからのキョンのナイスリカバーが爽やかラブコメを演出しています。
 
しかし対面膝乗りって予想以上にクるね…

:: 2008/1/2 水曜日::

■[同人誌,漫画]C73 同人誌感想(1日目)

かんなぎ本
 
タイトル:ナギ様ハイカラ人形
 
サークル:塩こんぶプロジェクト

世にも珍しい「かんなぎ」本。
非常に面白いんですけど、掲載誌がREXということでマイナーな作品ながら、
見ている人は見ているんだなぁ、と深く感じ入った次第であります。

短いながらもナギの純真無垢な可愛さが良かったし、
チラシでのつぐみの幼馴染みっぷりが非常に微笑ましかったです。
そして貴子先輩の変態っぷりが光っておりました。

しかし収録されていた対談で初めて知ったのですが、結城心一さんと武梨えりさんって兄妹だったんですね。
知らなかった…

絶チル本
 
タイトル:恋する乙女は熱帯可憐!
 
サークル:塩こんぶプロジェクト

アニメ化発表が待ち遠しい「絶チル」本。
メインは表紙にもなっているナオミちゃんです。

まず驚いたのがサプリメントがあったこと。
単行本派の方には馴染みはないでしょうが、最近の絶チルには扉に4コマがあるのです。

一足先にバレンタインネタですが、良いですねー
短いけどキャラクターを分析して綺麗にまとめ上げているのは流石。
しかしナオミちゃん、ホントに可愛いキャラだなぁ。

そしてキャリーですが、対談の空きスペースでのネタで噴いた。(笑

電脳コイル本
 
タイトル:コイルSOS!
 
サークル:beautiful dreamer

余りネットで盛り上がらなかったのが不可思議な程面白かった「電脳コイル」本。
それでもコミケでもいくつか見かけましたが1日目なせいか腐女子向けなのばかりでして…
そんな中、松沢はじめさんの同人誌は男女両方に受ける内容かと。

ゲストの方も多数招かれてますが、松沢はじめさんのページが素敵なものばかり。
特に後半の4コマは爆笑。
いくらなんでも「うんち」ネタ使いすぎだろう。(笑
最後の4コマも素晴らしかったです、ハイ。
再放送でもっと電脳コイルの面白さが知れ渡ると良いですねー

白浜コータ本
 
タイトル:玉手ノート
 
サークル:Z-Less

一日目にFateメイン本というのはまた珍しい。
少年フェイトにも執筆されている白浜コータさんの総集編本第2弾です。
内容は主にFate関連で、前述の少年フェイトに掲載されている作品も当然収録です。

エロではないんですが、微妙にエロなのがまたステキ。
内容はエロというかギャグというかコメディ全開。
笑いを振りまく内容で大変面白かったです。
ちなみに一番好きなコマは髪をかき上げる腹黒桜さんです。
黒い桜サイコー

:: 2007/12/28 金曜日::

■[漫画]年末恒例、2007年漫画Best5

という訳で恒例のシリーズです。
先ずは5位から順にいってみよー

5位:謎の彼女X

謎の彼女X 2 (2) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:植芝 理一
出版社:講談社( 2007-06-22 )
定価:¥ 590
コミック
ISBN-10 : 4063144577
ISBN-13 : 9784063144574

植芝理一さんは元々上手い作家さんでしたが、一皮剥けましたね!
不思議な人物の不思議な雰囲気の漫画を描かせたら一級品でしたが、
男の子にとって不思議な存在の女の子を謎なヒロインにしたらあら不思議。
めちゃくちゃ面白い漫画が出来上がっちゃいましたよ?

よだれで繋がる不思議なフェチ漫画でありながら、
ラブコメ漫画として一級品の内容を保つ稀有な作品。
この漫画のためならアフタヌーンを毎月買える!

4位:ういういdays

ういういdays 5 (5) (バンブー・コミックス)
著者/訳者:犬上 すくね
出版社:竹書房( 2007-08-07 )
定価:¥ 650
コミック
ISBN-10 : 4812467225
ISBN-13 : 9784812467220

犬上すくねさんのラブコメ漫画を愛するモノとしてこれは外せません。
サザエ時空の住人なのに微妙に進展していくわけですよ。
恋人が居る若者も、まだ居ない若者もそれぞれの恋の初々しい姿を見せてくれるわけですよ。
その様子は正に極上の一言。

ちなみに私が一番気にしているのは彼女いない組。
哲平は自分の気持ちを自覚したりと徐々に進展中。
サザエ時空ながら先の展開に期待してしまいます。
それとかずみの淡い恋心も要チェキであります、ハイ。

3位:邪眼は月輪に飛ぶ

邪眼は月輪に飛ぶ
著者/訳者:藤田 和日郎
出版社:小学館( 2007-04-27 )
定価:¥ 550
コミック
ISBN-10 : 4091811973
ISBN-13 : 9784091811974

藤田和日郎にジジィを描かせたら滅法上手い。
ベテラン中のベテランの藤田和日郎の面白さは青年誌に行っても健在。
見るだけであらゆるモノを死に追いやる梟のミネルヴァと、
それを狩る鵜平たちの物語。

もう文句ナシの面白さ。
「うしとら」ファンなら是非読むべき作品。
不器用な鵜平が見せる最高の格好良さに酔いしれろ!

2位:それでも町は廻っている

それでも町は廻っている 3 (3) (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2007-08-03 )
定価:¥ 560
コミック
ISBN-10 : 4785928271
ISBN-13 : 9784785928278

メイド!
でもメイドはあんまり関係なかったりする下町日常漫画。
もうアホの子の歩鳥が可愛くて仕方ありません。
下町育ちのアホの子のごく普通の日常がメインです。
でもそれが最高に面白い。

基本的に私は”日常”を描いた作品に弱いんですよね。
その中でもこれはコメディとして素晴らしくよく出来ている作品かと。
さり気ない伏線とかも多々あるのでそちらをチェックするのもアリかな。

1位:よつばと!

よつばと! 7 (7) (電撃コミックス)
著者/訳者:あずま きよひこ
出版社:メディアワークス( 2007-09-27 )
定価:¥ 630
コミック
ISBN-10 : 4840240531
ISBN-13 : 9784840240536

不動の1位です。
これ以外が1位になることは今後10年ないでしょう。
大人から子供まで、老若男女が楽しめる漫画史上に残る大傑作です。

7巻の見所はやはり何と言ってもよつばが牧場に行くことです。
それとしまうーの初登場!
あ、とーちゃんの育児がしっかりしているのも見逃せません。
もう、全部が見所じゃーい!

イチオシ:サイコスタッフ

サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)
著者/訳者:水上 悟志
出版社:芳文社( 2007-10-27 )
定価:¥ 620
コミック
ISBN-10 : 4832276638
ISBN-13 : 9784832276635

漫画オタクから漫画が上手いと言われる水上悟志さんの中編。
単行本1冊で完結しているので非常に読みやすく、何より面白いです。
宇宙人の女の子が超能力者の少年をスカウトに来たことから始まるボーイミーツガール。
設定はありきたりで目新しいものはないように思えるけど、
その内容は既存の作品とは一線を画しています。

超能力という才能を主軸にしながらテーマは「努力」
登場人物たちの考え方や生き様が何とも素晴らしく清々しい、心に残る作品です。
水上悟志さんの作品を読んだことがない人は是非一度この作品を手にとって欲しいです。

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