■[漫画]天才の30年 vs 凡才の300年「バンオウ-盤王-」1巻
バンオウ-盤王-1巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
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月山元は悠久の時を生きる吸血鬼である。
生きるのに飽きていた頃に出会った将棋という遊び。
月山には特別な才能はなかったけれど、
ただただ将棋の面白さに熱中すること300年。
彼は前人未踏の経験値を詰むことで圧倒的な棋力を身に付けていた…!
この物語は、下手の横好きが300年積み上げてきた経験で、
圧倒的な才能を持つ現代のプロ棋士に挑む物語である…!
ジャンプ+で始まった新連載なんですが、面白いですよね。
今は藤井聡太ブームで将棋が熱いですし、
何より月山が挑むように、竜王戦はアマチュア参加枠がありますからね。
だからこそ、フィクションを盛り上げる一助になっているんだと思います。
月山は吸血鬼なのでネット将棋以外では表舞台に立つ気がなかったんだけど、
10年以上通っている将棋教室が潰れるのを防ぐため、
優勝賞金目当てで参加する、というのが人情味があって良いですよね。
その将棋教室では小学生たちが楽しくやっている、というのも実に良いです。
それに月山は吸血鬼であることに自尊心とかそういうものが全然なく、
むしろ、全ての基準が将棋になっているような気がしますねw
自分と互角に戦えるプロ棋士には憧れすら持っていて、
何というか、微笑ましささえ感じられます。
月山は棋力だけならプロ棋士と互角以上あるんだけど、
吸血鬼なので日中は体力が減るばかりだったりと、
色々と弱点があるので、そこが良い感じにネックになってますよね。
旧友の同族だったり変な吸血鬼狩りも出てきた事だし、
2巻以降もとても楽しみです。
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