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:: 2023/3/21 火曜日::

■[漫画]TVアニメ化とか正気か…!?「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」13巻

まさかのTVアニメ化決定で驚きです。
主人公とヒロイン以外はほぼモブなんだけど、
ヒロインの数が現時点で20人を超えているので、
声優さんのギャラだけで凄まじいことになりそうな気がします。
でも、まぁ、おめでとう! 楽しみです!

この作品が如何に狂っているかは賢明な読者の諸兄には分かっていることでしょう。
だからこそアニメ化とか「正気か!?」とは思うのです。
実際、この13巻でもわりと狂ってますからね。

ヒロインたちと焼肉食べ放題に行ったらやみつきキャベツ中毒になった彼女たちを救うため、
自らがトングとなって口移しで食べさせ、キャベツ中毒から救い出す…
という、書いてて自分でも意味がわからなくなりましたが、
そんなクレイジーな展開が普通にありますからね。
本当にわけがわかりません。
だが、面白い…w

そんな狂ってる漫画なので、当然21人目の彼女も狂ってます。

20人以上の彼女というだけで倫理が壊れてるのに、
女教師な上に倫理担当で、呑兵衛な盆能寺百八さん。
アルコールは飲むし、ギャンブルはするんだけど、
実は根はとても良い人なので、魅力的ではあるのです。

出版業界の偉い人の倫理問題を力業で解決する展開には笑ったけれど、
同じ雑誌ではバッサバッサと人が死んでいるのに今更だよなぁ、とも思うのでした。
まぁ、そんな倫理すらも面白さに昇華するのがこの作品の良いところだよね!
TVアニメがどこまでやるかはわからないけれど、
この作品の面白さが大勢の人たちに届くと良いな…!

:: 2023/3/20 月曜日::

■[漫画]愛のスキャンダル「【推しの子】」11巻

【推しの子】11巻【推しの子】11巻
出版社:集英社
原作者名:赤坂アカ
原作者twitter:赤坂アカさん(@akasaka_aka) / Twitter
作者名:横槍メンゴ
作者twitter:横槍メンゴさん(@yorimen) / Twitter
紙書籍通販:【推しの子】 (11)
Kindle版まとめ買い:【推しの子】
DMM電子書籍:【推しの子】 (11)

勝手にフラレ女感が出まくりの重曹ちゃんこと有馬かなはヤリチンにとっては格好の獲物な訳で。
あっさりとお持ち帰りされてしまい、ギリギリで逃れるんだけど、
それをスッパ抜かれてしまった脇の甘さから窮地に立たされてしまうのだった…!

うーん、こういっちゃなんだけど、重曹ちゃんはオタクが一番嫌いなことをしちゃいましたね。(私調べ
オタクにとってもっとも優先される属性とは一途さなんですよね。
「異能バトルは日常系のなかで」で相模がキモく主張してたけど、
「自分はワンクールごとに嫁が変わるくせに、ヒロインには一途であることを強要する。」んですよ。
だからこそジャンプラのコメント欄でも炎上しまくりなんだと思うのです。

そんな重曹ちゃんのためにアクアたちが泥を被るように見えてたから尚更ねぇ…

アクアはアクアで、実父にして母を殺した相手を追い詰めるための一手なんでしょうけど、
少なくともルビーには心底嫌われちゃったし、
明らかに面倒なことになっているだけに、相対的に重曹ちゃんへのヘイトが溜まってしまうのです。
特に、アクアとルビーの闇に気付かず、脳天気に恋愛脳してるからなぁ…
まさか、闇に堕ちないアイドル役がルビーじゃなくて、重曹ちゃんになるとは思わなかったよ…

そしてアクアが壱護元社長に協力を求めることで始まった復讐の仕上げですが…

ただ映画を作るだけじゃ終わりそうにないんだよね。
作中で犯人が誰なのか示唆するだけで終わりそうにないというか。
どこまでアクアが地獄へ堕ちていくのか心配でならないし、
ルビーも、心底嫌った兄が誰よりもアイのことを愛していたのか。
初恋のお医者様の生まれ変わりがアクアだったと知った時にどう思うのか。
そういったことを考えていると、切なくなってきますね。

それにしても真犯人のカミキヒカルのサイコパスっぷりが酷いですね。
たった一人のサイコパスのせいでみんな悲惨な目に遭ってるよ…
芸能界って怖いね…

:: 2023/3/19 日曜日::

■[漫画]純粋な後輩と煩悩まみれの先輩「それでも歩は寄せてくる」14巻

それでも歩は寄せてくる14巻それでも歩は寄せてくる14巻
出版社:講談社
作者名:山本崇一朗
作者twitter:山本崇一朗さん(@udon0531) / Twitter
紙書籍通販:それでも歩は寄せてくる (14)
Kindle版まとめ買い:それでも歩は寄せてくる
DMM電子書籍:それでも歩は寄せてくる (14)

うるし先輩が受験生で出番が少なくなっている分、凛ちゃんの見せ場が増えまくりの14巻です。
ただ純粋に歩への想いが加速する凛ちゃんが可愛いんですよ!
その気持ちを理解しているけれど、色々と乙女心に鈍感な歩が、
たまにクリティカルに凛ちゃんのハートに直撃する行動を取るからニヤニヤが止まりません。

体育祭で賭けをした凛ちゃんが、
脇目を振らず真っ直ぐに歩だけを見ているのがとても可愛らしかったけれど、
足を挫いても頑張っちゃった場面は心が痛かったなぁ。
まぁ、その分、ちゃんと歩がご褒美を上げてくれたんだけど。

歩からしたら事前の約束通りやっているだけで、
照れとかそういったものはないし、恋心もないんだけど、
それでも凛ちゃんが心の底で願っていたお姫様抱っこをしてもらったのは、
とても良かったなぁ、と微笑ましく思うのです。

そして凛ちゃんのお見舞いをする歩は気遣いができる男なんだけど、
ある意味デリカシーがないような気がする…
でもまぁ、凛ちゃんはそんな歩のことが好きなんですよね。
幸せそうなら良かったです。

で、うるし先輩は接触が少なくて悶々とした結果…

とてもエッチになっているのでした…
うるし先輩… 耳年増になっていくな…
受験、大丈夫なのかしら…w

:: 2023/3/18 土曜日::

■[漫画]乙女にはもっと恥じらいを!「トニカクカワイイ」23巻

トニカクカワイイ23巻トニカクカワイイ23巻
出版社:小学館
作者名:畑健二郎
作者twitter:畑健二郎さん(@hatakenjiro) / Twitter
紙書籍通販:トニカクカワイイ (23)
Kindle版まとめ買い:トニカクカワイイ
DMM電子書籍:トニカクカワイイ (23)

シリアスな過去編が終わったら相変わらずのイチャラブをした前巻でしたが、
この23巻では初っ端から畑健二郎画業20周年告知漫画が始まっております。
しかし、この手の告知漫画は単行本に収録されると既に終わってるんですよね。
サンデー読者は単行本派が多いという話だし、どんだけ意味があるんでしょうね、この手の告知って…w

さて、肝心の本編ですが嫁の水着がどーたらこーたら言ってたナサくんが、
何故かそれだけで読み取り装置の仕組みに気付いて組み上げちゃう天才っぷりを発揮して、
あまりのナサくんの凄さに惚れ直してしまう司さんが可愛いのです。

やはりこの漫画は可愛いお嫁さんを愛でる漫画なのであるなぁ。

夜に二人がイチャイチャしてるだけで眼福というか…
そろそろトニカクカワイイX-RATEDが始まったりしないでしょうか。
大丈夫、薄い本なら出来ると思うから!
アニメ2期もあるだろうし、楽しみにしていますよ!
いざとなったらskebで頼むしかないな…!

そしてナサくんの母に頼まれた由崎家墓参りイベントだけど、
そこで語られた司ちゃんの過去回想は中々に壮大ですね。
平将門に徳川家康が作り替えてきた板東の国。
歴史を感じさせるものがありますよ。
まぁ、今の東京からは当時の湿地帯とか全然感じられないんだよなぁ。
日本で湿原が残ってるのなんて北海道くらいじゃなかろうか…

それと巻末描き下ろしのカナメちゃんデート回ですが、
数宮くんは大変だな、と思いました。

カナメちゃん本人にはデートという意識がないだけに、
水着を見せてもまったく照れというか恥じらいがないんだけど、
この妄想の時だけ見せる恥じらいは良いモノだと思うのですよ。

数宮くんはさっさとカナメちゃんに告白して、
意識してもらうことによってカナメちゃんに恥じらいを出させるべきだと思います!

:: 2023/3/17 金曜日::

■[漫画]30年越しの友情「葬送のフリーレン」10巻

葬送のフリーレン10巻葬送のフリーレン10巻
出版社:小学館
原作者名:山田鐘人
作者名:アベツカサ
作者twitter:アベツカサさん(@abetsukasa) / Twitter
連載サイト:葬送のフリーレン
紙書籍通販:葬送のフリーレン (10)
Kindle版まとめ買い:葬送のフリーレン
DMM電子書籍:葬送のフリーレン (10)

最後の七崩賢、黄金郷のマハト。
フリーレンが600年前に敗れた”万物を黄金に変える魔法”を使う魔族。
黄金へと変えた城塞都市ヴァイゼに封印したマハトを討伐するために、
デンケンに協力することになったフリーレンはマハトの記憶を読むことになるけど…?

マハトの記憶を見ていると、色々と考えちゃいますね。
人類の魔法を研究しているという、変わり者の大魔族ソリテール。
彼女が魔王から教えられたという収斂進化という言葉を聞くと、
魔族が人間に見た目が似ている理由に納得出来ちゃいますね。

それにしても、収斂進化という概念を知っているとか、
魔王は一体どういった存在なんだろう…
流行りの異世界転生した人間なのか、未来人なのか、別世界の存在なのか…
うーむ、妄想が膨らみますね…!

そしてマハトがヴァイゼに落ち着いた理由も面白かった。
領主であるグリュックが襲撃してきたマハトを交渉して取り込むところとか、
とても興味深かったですね。
幽遊白書で樹が仙水と知り合ったエピソードを思い出しましたよ。

ただ、マハトが樹と違うのは本当に人間の考えが理解できないところであり、
それ故に初志貫徹して長年連れ添ったグリュックを黄金に変えることで罪悪感を知ろうとするところです。

ここで取り乱さず、初めて会った時と同じように最後の一服をするグリュックが良いんですよね。
マハトは30年経っても人間のことは理解できなかったのに、
グリュックは30年もあればマハトのことを理解できていた、という対比が良いです。
本人が言っていたように悪友なんでしょう。

そして舞台が現実に戻ってフリーレンの解析とソリテールの解析合戦が始まり、
フェルン、シュタルク、そしてデンケンが頑張っていて手に汗を握ります。
でも、やっぱり最後に頼れるのはフリーレンですね。
至れり尽くせりでぐーたらしてるだけじゃないってことを次巻で見せてくれますよ!

:: 2023/3/16 木曜日::

■[漫画]優しい情熱家の将棋「龍と苺」11巻

龍と苺11巻龍と苺11巻
出版社:小学館
作者名:柳本光晴
作者サイト:同人サークルTTT
紙書籍通販:龍と苺 (11)
Kindle版まとめ買い:龍と苺
DMM電子書籍:龍と苺 (11)

苺ちゃんの次の相手は51歳のA級タイトルホルダー 海江田。
強面なおじさんだけど、彼の過去回想を見る限り昔は可愛かった模様…

この可愛い少年が、何故あのような強面に育ったのか…
やはり苛酷な棋士生活が悪かったのかな…

それと、少年時代の海江田くんと対局している大鷹名人ですが、
赤い帽子を被っているとか、モロ羽生九段の少年時代のオマージュですねw
少年時代から競い合って、棋士となってからも同世代が快進撃を続けるとか、
とてもリアルをオマージュしてるな、と感じます。

海江田はとても強いですね。
今までの相手はどこか油断があったけれど、海江田にはない。
タイトルホルダーからしたら、アマでJCの苺ちゃんなんか圧倒的に格下なのに、
今までの棋譜まで入手して事前研究もみっちりするとか、
とても勉強家で、彼の今までの棋士生活を彷彿とさせます。

でも、たった一晩あればあっという間に成長してしまう苺ちゃんには、
事前研究をしても簡単にその上を行かれてしまうんですよね。
しかも、その身に付けた技が子供の頃に海江田本人が生み出し大鷹を負かした技で、
今の大鷹名人と苺ちゃんがブラッシュアップさせたというのがエモい…!

それにしても苺ちゃんは本当に強くなりましたね。
焦って攻め込まず、ずっと耐えられる精神性は、
前回の宮下さんと持将棋、千日手を経験したからこそ身に付けたのかもしれない。

タイトルホルダーすらも降した苺ちゃんがこのままどこまで突き進むのか…
本当に、とても興味深いです。

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