■[ラノベ]悪い子と 悪い大人と ロメリアと「ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~ 外伝」
ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~ 外伝
出版社:小学館
作者名:有山リョウ
作者twitter:有山リョウさん(@ariyamaryo) / Twitter
絵師名:上戸亮
Web版:ロメリア戦記~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~
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DMM電子書籍:ロメリア戦記
ギリエ峡谷の先で港湾工事を始めたロメリア。
有能な商人、頼りになる師匠たち、信頼できる部下、と揃っているけれど、
内陸国家だったライオネル王国には港湾関係の知見を持つ者はほぼ皆無。
そこでメビュウム内海に浮かぶメルカ島に協力を求めることにしたロメリアだったが…?
今回は電子書籍オンリーでの外伝が出ましたけど、
1巻と2巻の間の話で、コミカライズ3巻の後の話ですね。
確かに港湾工事はさらりと流されてましたけど、
難事業であることは間違いないですし、何かしら物語が有るとは思ってましたよ。
しかし、これほどロメ隊の脇キャラたちが美味しい物語だとは思いませんでした。
どこか抜けているところがあるガットは憎めない奴だし、
好きな女の子のために頑張る姿は格好いいと思うのですよ。
ただ、頑張りすぎて心配させられるところはハラハラしてしまいますね。
ポーラは大変だと思うけど、ある意味自業自得なハラハラ具合だと思います。
DVサバイバーのゼゼの過去もツラいものが有ったけれど、
それを知りながら助けることができなかったジニもトラウマになっていた、というのは、
とても良い視点だと思いますし、だからこそ戦災孤児たちに感情移入しちゃいますよね…
ロメリアが中々命令を下せないのも仕方ないよなぁ。
それにしてもメアリーは本当に考え無しで頭が痛いですね。
父親であるモーリス船長の方がもっと頭が痛いと思いますけど…
「悪い子になると、本当に悪い大人の格好の餌食にされる」という言葉通り、
メアリーたちが操られているのは昨今の闇バイトで犠牲になる大学生を見ているようです。
だからこそ、そんな悪い子や本当に悪い大人たちの更に上を行くロメリアは格好いいわけですよ。
用心深く、合理主義で、現実主義なのがロメリアですからね。
伊達に世界を巡って魔王を倒してはいませんよね。
それにしても相変わらずロメリアは自己評価が低いというか。
アルもレイも本当に大変だな、と思いましたw
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