本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2023/1/16 月曜日::

■[ラノベ]ちさたきは尊い「リコリス・リコイル Ordinary days」

リコリス・リコイル Ordinary daysリコリス・リコイル Ordinary days
出版社:KADOKAWA
原作者名:Spider Lily
作者名:アサウラ
作者サイト:アサウラの生存観察室
作者twitter:アサウラさん(@asaura_seizon) / Twitter
絵師名:いみぎむる
絵師twitter:いみぎむるさん(@imigimuru) / Twitter
紙書籍通販:リコリス・リコイル Ordinary days
DMM電子書籍:リコリス・リコイル Ordinary days

リコリコの原案担当アサウラさんとキャラ原案のいみぎむるさんがタッグを組んで、
電撃文庫から出しているリコリコのラノベです。
ノベライズではなく、アニメ版からのスピンオフとかそんな感じですね。

喫茶リコリコの常連さんたちの視点からの話がメインですが、
もちろんちさたき視点の話もあります。
常連さんたちの話があるのでアニメ版よりも酸っぱかったりほろ苦かったり、
そして笑える話も入っているのでちょっと味わいが違う感じですね。

とはいえ流石はアサウラさんで、面白いですね。
アニメ版だけでは何となくでしか理解していなかった千束の非殺傷弾の設定や、
DAといった組織の名前とか、活動とかも垣間見えているので、
リコリコ好きとして読んで良かったと思います。

千束の陽気さというか、キャラクターの魅力はアニメ版そのままだし、
たきなのクソ真面目なところもそのままですね。
まぁ、アサウラさんが書いているんだから当然なんですけど。
しかし、まかないにプロテインとは…w
たきならしいけども…w

あと、オブザデッドでサンルーフから入る時に胸を引っかけた千束は、
やっぱりおっぱいが大きいんだなぁ、と思いました。
このおっぱいを揉めるたきなはとても羨ましいですね。

それと、ラストにちさたきホットケーキイラストは素晴らしかったです。
いみぎむるさんはとても良い仕事をしてくれました。
ありがたいです。

:: 2023/1/8 日曜日::

■[ラノベ]裏切りのゼータ「陰の実力者になりたくて!」5巻

陰の実力者になりたくて!5巻陰の実力者になりたくて!5巻
出版社:KADOKAWA
作者名:逢沢大介
作者サイト:逢沢大介
絵師名:東西
絵師twitter:東西さん(@poppin_phl95) / Twitter
Web版:陰の実力者になりたくて!【web版】
紙書籍通販:陰の実力者になりたくて! 05
Kindle版まとめ買い:陰の実力者になりたくて!
DMM電子書籍:陰の実力者になりたくて! 05

TVアニメ化も達成するも原作刊行が約2年振りな「陰の実力者になりたくて!」
最近はコミカライズ版しか見てなかったからコメディ要素を多めに摂取してましたが、
原作やアニメ版を摂取することで「そういやシリアス要素も結構あったなぁ…」
と思い返しました。
まぁ、コミカライズ版が原作に追いつく前に新刊が出て良かったですよ。

ノリで開いた異世界ゲートで転生前の日本にやってきたシャドウ様とベータが、
ファンタジーに侵略された日本で無双するだけじゃなく、
電気製品だけでなくヒロインも拾ってきたから、
シャドウガーデンがどう躍進するかと思ってたんですが…
ゼータちゃん、シャドウ様の為にアルファたちとは別行動を取るっぽいですね?

それもこれも思わせぶりなことを言いながら、
実は何も考えてないし、真実を全く見えてないシャドウ様が悪いんですよね。
まぁ、何だかんだで結果オーライになるのではないかと思うのですが…
しかし、オリアナ王国を陰で協調したアルファたちシャドウガーデン本流と、
ミドガル王国でディアボロスの右腕をネコババするつもりのゼータたち一派…
そのうち激突しそうで怖いなぁ…

クレアお姉ちゃんの厨二病、もといアウロラとの二人三脚が傍目からは面白いですが、
一緒に戦うアレクシアは姉のアイリスのこともあり大変そうですね。
仲間の裏切りに真実を知ることができないもどかしさとか、
アレクシアはかなりの難題を抱えてるなぁ。

ディアボロス教団のラウンズもまた一席落とせたし、
ストーリーも進んだとは思うんですが…
この刊行ペースだと完結まであと5年くらい掛かりそうですね…
もうちょっと早めに出ないとコミカライズ版に追いつかれると思うので、
出来れば年内に6巻を出して欲しいものです。

:: 2023/1/6 金曜日::

■[ラノベ]ねこちゃんとようじょ「迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について」3巻

両想いになったんだけど、シャーロットさんの言い方がふんわりしたものだったので、
どうしても確信が持てない明人は距離感を掴めないでいた。
そんな中で体育祭で二人三脚をすることになった二人は、
物理的な距離が縮まらざるをえず…

3巻もエマちゃんが可愛くて最高でしたね!
表紙のチアガールなエマちゃんが可愛すぎですが、
幼女にチア衣装を着せるとか明人とシャーロットさんの倫理観を疑いもしました。
本編に出てこなくて良かったですよ…
こんなに可愛いエマちゃんが衆目に晒されたら犯罪に巻き込まれそうですしね…!
何しろエマちゃんは最高に可愛いので!

それにしてもエマちゃんの可愛さには相変わらずメロメロになってしまう私ですが、
よく明人はエマちゃんの足腰のためとはいえ、「だっこ」のおねだりに耐えられたものです。
私なら際限なくだっこしてあげたくなりそうです。
クレアちゃんとの喧嘩もとても上手く仲裁してあげてたし、
子供の扱いがとても上手いなぁ、としみじみと思いました。

明人が何故そんなに子供の扱いが上手いのか、
清水さんが知っていた明人の重い過去がどういったものなのか。
それらもこの3巻で語られてるんですが、
その重い過去を支えたいからこそシャオーロットさんが勇気を出して明人の内面に踏み込み、
二人が正式に恋人になれたのは禍転じて福となす、ではないでしょうか。
シャーロットさんの背中を押した清水さんも良い仕事をしたと思います。

これで一歩前進した感じですが、シャーロットさんたちの母親の件とか残ってますし、
まだ続いてくれそうですね。
というか、エマちゃんの可愛さをもっともっと堪能したいです。
幼女のエマちゃんの可愛さをもっと摂取したいので、よろしくお願いします…!

:: 2022/12/19 月曜日::

■[ラノベ]英雄の礎「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 アストレア・レコード 3 正邪決戦」

後に死の七日間と呼ばれる闇派閥との大抗争。
その戦いにおいてはどのファミリアも協力しあって、
最後の七日目の大決戦に挑んでいた。
地上ではオッタルが、ダンジョンではアストレア・ファミリアが決戦に臨む…!

アストレア様ってばメチャクチャアグレッシブな上に、
とても容赦ないところがあって素敵ですね。
清楚だけど高潔であるけれど、孤高ではない。
とても正義の女神らしい彼女が本編に出てこないのが残念でならないですね。
とはいえ、ラストで明かされたようにヘルメスはその所在を知っているみたいなので、
そろそろ本編にも出てきそうな気がしますが…

そしてリューさんがとても良いですね。
本編ではベルの姉御肌を見せている彼女が、
この時代はファミリアの末っ子として可愛がられていたが微笑ましいです。
アリーゼと共にアルフィアに立ち向かう姿はとても凛々しかったです。

それにしてもアルフィアさんは24歳という若さでレベル7に至る才覚を持ち、
あのリヴェリア様を煽りに煽ってるあたり凄まじいですね…!
そしてザルドと共に後の世の礎とならんとして、
自ら悪となることを決意した魂はとても高潔だと思います。

とても美しい物語であっただけに、
この後にアストレア・ファミリアが半壊したのが悔しいですね…
その仇は来月から始まるアニメダンまちで取れると思うので、
そちらも要チェックだと思います!

それはそうと小冊子特装版を買ったんですが、
以前作者の大森藤ノさんがブログを立ち上げてまで書き上げたifストーリーが収録されてます。
アルフィアが悪とならず、伯母として、義母としての道を歩んだifですが、
これはとても幸せな物語だと思うので、
本編のアルフィアで悲しんだ人には救いになるんじゃないかな、と思いました。

:: 2022/12/17 土曜日::

■[ラノベ]運命よ、そこをどけ「りゅうおうのおしごと!」17巻

りゅうおうのおしごと!17巻りゅうおうのおしごと!17巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん(@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん(@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 17
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 17

女流名跡を取ったあいちゃんは最短最速でプロ棋士に編入するという宣言をしたことで、
多くの棋士たちから反感を買ってしまう。
しかし、支えるべき師匠の八一は天衣ちゃんが構築した、
ディープラーニング特化ソフトをスパコンで動かすという超絶なことをしでかして、
八一の興味を引くことになるんだけど…?

最短最速でプロになるということは、竜王戦の挑戦者になって七段になるのかな…?
とか思ったんですが、女流棋士からプロへの編入という制度を作りたい、ということなのですね。
確かに現行の制度では奨励会に入って三段リーグを経なければ、
どれだけ女流棋士としてのキャリアを積んでても難しいわけで…

今回あいちゃんがぶち当たる壁は分厚いんだけど、
山場でぶち当たるのが八一が降した前竜王の碓氷尊。
どう考えてもモデルは藤井猛なんですが、良い仕事してくれるんですよね。
多くのファンが未だについている不朽の人気を持つ人気棋士がモデルだけあって、
作中でも多くのファンがプロアマ問わず出てきて興味深かったです。

ちなみに碓氷尊と八一が竜王戦で戦った話は、
同日発売の16.5巻に収録されています。

電子書籍版のみの発売になっているので、
普段紙書籍で揃えてる人は忘れないようにしましょう。

それにしても姉弟子が表紙だからてっきりプロ復帰するのかと思ったのですが、
まだ療養中なんですね…
とはいえ久しぶりに出てくれた上に、元気だったのでホッとしました。

でも、予想してたとはいえ苛酷な運命を背負ってるんですね…
八一は潰れないように、姉弟子と一緒に運命に立ち向かって欲しいです。

:: 2022/12/11 日曜日::

■[ラノベ]女神の降臨「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身X」」

フェルディナンド様も無事に救出でき、
ゲオルギーネによるエーレンフェストへの侵攻には防衛成功したローゼマインだったけれど、
中央騎士団長ラオブルートによる本命の計画は未だ進行中であり、
ランツェナーヴェ王ジェルヴァージオはメスティオノーラの英知に王手を掛けており…

書籍版完結までこの31巻を含めて残り3冊!
今回もWeb版からの本編加筆多数に加えて、
ローゼマイン視点以外の短編が大幅に書き下ろされているので、
Web版読者の満足度もメチャクチャ高いと思います!

本編はローゼマイン視点なので、
どうしても緊迫感というのが薄くなってしまうんですけど、
他の人たちからの視点で読むとヒリヒリするくらいに緊張しましたね!
特に最後に書かれていたフェルディナンド様視点からは、
本当にギリギリのところでもぎ取った勝利だったんだな、というのが伝わってきます。

ただ、ローゼマイン本人は今回自覚したようにとても過保護にされているので、
フェルディナンド様は余裕で完封したように見せているのが面白かったです。
ローゼマインも悪辣な策を即座に思いついて実行すると言われてましたが、
やはり師であり本家本元のフェルディナンド様は更に上を行きましたね…!

もちろんフェルディナンド様が学生時代に宝盗りディッターに興じた経験があってこそですが、
その策を実行する下準備をローゼマインが奇想天外な手段で整えていたのが面白かったです。
ジェルヴァージオは魔力量は圧倒的だし、権謀術数にも長けているけれど、
領主候補生の講義を受けたこともなければ、メスティオノーラの英知も欠けてますからね。
フェルディナンド様とローゼマイン様のコンビプレイの勝利と言えましょう。

そしてジェルヴァージオ視点で見ると本当にローゼマインはわけがわかりませんよね…w
未成年の女性なのに戦いの最前線に出てきてるわ、
祝福の重ねがけしても神々の加護で魔力消費量が減ってて平然としてるわ、
殺し合うことを命じられながらフェルディナンド様と共闘してるわ、
未知の手段で女神をその身に降臨させるわ、
神々も知らない呪文で魔法陣を完成させるわ…
フェルディナンド様と違って耐性がなかったのも敗因の一つかもしれません…w

フェルディナンド様も王族に関しては完全に見切りをつけて、
戦局を有利に進めるための駒としてしか使ってないのが容赦ないというか…
まぁ、ローゼマインのことを何よりも大切だと自覚して自らの望みを叶えるためだからこそ、
それ以外には本当に遠慮しなくなったんだろうなぁ…

ジークリンデ視点のエピローグでは一般的な貴族の価値観がわかりましたが、
十年以上ユルゲンシュミットへ尽くしてきたからか、
トラオクヴァールの人望が意外とあったのには驚きました。
実際には次巻でローゼマインが詳らかにしますが、
無自覚に国を崩壊させるレベルの墓穴を掘ってしまい、
そうと知らずに必死に埋め戻そうと奮闘してただけなんですよね。

しかも、ラオブルートを騎士団長にすることで更に墓穴を掘り進め、
唆されて王命でフェルディナンド様を苦境に立たせたわけで…
それを知っているローゼマインやフェルディナンド様がトラオクヴァールを信頼するかというと…
トルークのことを抜きにしてもそんなはずがないんだよなぁ…

アナスタージウスはローゼマインに促されたとはいえ王子として先頭に立って戦ったし、
マグダレーナ様は王妃なのにマジダンケルフェルガーだったりと奮闘しましたが、
どちらもラオブルートに騙されていたことに気付かなかったツケを払って、
何とか帳尻を合わせようと奮闘していたにすぎないのですよね…
警告を発し続けていたエーレンフェストからすると、功績があるとは見なせないと思います。

それにしてもマグダレーナ様は予想以上に大活躍でしたね。
彼女がいなければトラオクヴァールはアッサリとはるか高みに上がっていっていたことでしょう。
トラオクヴァールの一番の功績はマグダレーナ様を第三夫人に迎えたことでしょうね。
逆に第一夫人のラルフリーダに推薦されたからとはいえ、
碌に過去を調査せずにラオブルートを騎士団長に任命した責任はとても重いですが…

他の王族だと…
ジギスヴァルト王子の見せ場はある意味で次巻ですねw
ヒルデブラント王子は本当に可哀想だとは思いますが、
自分の望みを他者にわかるように見せてしまった脇の甘さが原因でしょうね…
責任はあるけれど、父であるトラオクヴァールの責任の方が大きそうな気がします。

そしてエグランティーヌ様ですが…
幼い娘が居るとはいえ、王族でありながら最前線に立とうとせず、
アナスタージウス王子に守られるだけ、というのがとても甘えているように思えました。
ダンケルフェルガーのハンネローレ様のように最前線で戦えとは言いませんが、
せめてシャルロッテのように後方支援で活躍するくらいはして欲しいですね。
二人と違って成人しているのですし、そもそも王族なのですから。

エグランティーヌ様には幼い頃のトラウマが重くのし掛かってるのでしょうが、
何度も襲撃を受けてきたローゼマインや、
一度攫われ、姉が2年も眠る悲劇を経験したシャルロッテにもトラウマがあるのですから、
甘やかされて乗り越えずに、守られるだけというのは駄目でしょう。

ちなみに特典SSのコルネリウス視点ですが、
レオノーレがとても優秀であることと、
そんなレオノーレのことがとても大好きであることが伝わってきましたw
大変な妹を持ってしまい大変でしょうけど、頑張れコルネリウス兄様…!

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