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:: 2022/5/23 月曜日::

■[ラノベ]アホエロ一点突破「異世界パパ活おじさん」1巻

異世界パパ活おじさん1巻異世界パパ活おじさん1巻
出版社:竹書房
作者名:けてる
作者サイト:けてる
作者twitter:けてるさん(@keteru_of_noc) / Twitter
絵師名:藍沢ちひろ
絵師twitter:藍沢ちひろさん(@aizawa_ccc) / Twitter
Web版:異世界パパ活おじさん
紙書籍通販:異世界パパ活おじさん
DMM電子書籍:異世界パパ活おじさん

異世界転生チートで俺TUEEEE! ただし年齢と見た目はそのままだったタクミは、
魑魅魍魎蔓延る辺境の地で1年という短さでS級冒険者となるが3K仕事に嫌気が差し引退。
知り合いのやり手ロリババアのヤエルに頼んで美少女との出会いを斡旋してもらい、
パパ活おじさんとして人生を謳歌することに決めたのだった…!

もうタイトルの時点で勝ち確な感じのアホエロ小説ですw
異世界だから条例とかそんな細かいことはないし、
法律はあれども脱法具合が日本の比ではないので、
JD相当なヘレナちゃんやJK相当のルチアちゃんと、
最高にエロエロな日々を過ごすことができるのだ!

タクミはレベルを上げて物理で殴る感じなんだけど転生チートは強力でヒュドラもワンパン!
ただ、得物のドラゴンスレイヤーがメイスだったり、色々と残念なところはあるのだ!
でも、絶体絶命のピンチを助けて貰ったヘレナちゃんはパパ活関係なしにメロメロになったり、
そういうところは面白いと思うんですよね。
実利的な受付嬢のメリッサちゃんやメイド喫茶店員のミミちゃんもアリだと思います。

エロ描写が挿し絵もあってエロエロなのはとても良いと思いますが、
私が一番好きなのはアホのノリの文体だったりします。
読んでてとても笑えて楽しいんですよ。
エロはオマケなんだけど、ちゃんとエロいでそこはご安心下さい。
ただ、巨乳ヒロインしか出てこないので貧乳スキーの人はご注意くださいませ。

:: 2022/5/20 金曜日::

■[ラノベ]泥まみれの聖女「ロメリア戦記 ~魔王を倒した後も人類やばそうだから軍隊組織した~」1巻

海を渡ってきた爬虫類を祖にする別種の生物、魔族。
圧倒的な暴力による人類国家への侵略と奴隷化を憂慮したアンリ王子は、
魔王討伐の旅を経て、見事本懐を成し遂げるが、
旅を影ながら支えた婚約者の伯爵令嬢ロメリアの努力を蔑ろにして婚約破棄をする。
そして婚約破棄されたロメリアは婚約破棄されて意気消沈もせず、
まだ人類vs魔族の戦いは終わっていないため、魔族掃討、人類救済のため、
伯爵領の辺境を拠点として僅か20人から軍隊を組織し始めて…

コミカライズ→Web版→書籍版、という最近の流れに沿ってハマったクチです。
婚約破棄された悪役令嬢と似たギミックがありながら、
中身はわりとガチ目の戦記モノですね。
ロメリアの逆ハー的な要素もあるんだけど、ロメリア本人が全く気付いてないのが面白かったです。

婚約破棄したアンリ王子とその取り巻き三人だけど、
実力はあるんだけど頭がスッカラカンのノーテンキなアホなため、
どんどんと窮地や悲劇を作り出すのはとてもストレスが溜まりますね…
そちら側だったエリザベートも子供が出来たことで、
アンリ王子の無邪気さに気付いて焦り始めるあたりに因果の巡りを感じます。

人類がこれ以上の悲劇を被らないために、
冷徹に思えるほどに合理的かつ効率的に物事を進めるロメリアだけど、
かつては恋に恋してアンリ王子の一人旅に付いて行ったんだよなぁ…
と思うと、その旅路の苛酷さが今のロメリアを作ったんだな、とも思います。

苛酷な旅路で培った見識の広さをロメリアは活用しているけれど、
アンリ王子は全然活かせてないというか、見識が広がって無さそうなのがわりと絶望的ですね。
実力はあるけれど頭の中身が残念とか為政者として最低の部類ですからね。
ライオネル王国はこれからが地獄だぜ…!

:: 2022/5/18 水曜日::

■[ラノベ]ダークファンタジー異世界転生「濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記」1巻

ブラック企業勤務の高倉頼蔵は出勤途中に過労が祟ってか心筋梗塞で死んでしまう。
魔法とスキルがあるファンタジー異世界に農家の三男ウォルムとして転生するも、
祖国が防衛戦争を繰り返し巨大化してきたハイセルク帝国だったため徴兵され、
各地の戦場を転戦し、ブラック企業の社畜として培った精神を発揮してか、
濁った瞳でしぶとく生き残っていくのだった…

マガジンエッジのコミカライズから入り、Web版読んで面白かったので書籍版も購入しました。
なろう連載の異世界転生モノなんだけど、なろうっぽくない作品なんですよね。
どちらかというと平野耕太とか弐瓶勉とかそっち方向の作風というか。
仕事だから敵国の兵士を淡々と殺す主人公とか、そっち方面ぽいです。

仕事だから、生き残るために、味方を助ける為に、敵は殺す。
いつ終わるかもわからないような戦争で死なないために実践でスキルを身に付け、
魔法も学んで実地で試して兵士として成長していくウォルム。
転生主人公なんだけど、転生したからといってチート要素は全然なくて、
ブラック企業の社畜だったから精神が摩耗するのに耐性があるのかな?
ってくらいですね。

ウォルムが生まれたハイセルク帝国は急成長してきた国家だから、
周辺国から「のび太のくせに生意気だ」とばかりに軽く喧嘩を売られたら、
相手を容赦なくボコボコにして力を得ていくという、餓狼みたいな国なんですね。
だからこそウォルムみたいな兵士は休まる暇もないのですが…

一兵卒が主人公の戦記モノとしてはわりと面白いですし、
ダークファンタジー的な面白さもあるんですけれど、
1巻のラストが中々にエグいところで終わっているのがネックですね。
講談社のラノベ関連は原作のWeb人気におんぶに抱っこで宣伝を全然しないくせに、
ちょっと売り上げ悪かったら即打ち切りといった印象がとても強いので、
はたして2巻が出るのかがちょっと心配です。

余談ですが、表紙に出ている後輩のノールちゃんですが、
何故タイツみたいなぴっちりした服を着ているのかとても謎ですね…
わりと技術は遅れてる世界でウォルムも靴下なんて上等なものを履けずに、
布を巻いているという描写があったくらいなのに…
まぁ、これはこれでエッチだから好きですけどね!w

:: 2022/5/16 月曜日::

■[ラノベ]USNAを征く者「続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー」4巻

メイジアンカンパニーとFEHRとの提携のために渡米した真由美さん。
FEHR代表のレナとの会談は順調だったんだけど、
USNA内の政治問題とFAIRが企むレリック盗掘の問題があり、
達也が出張る必要が出てきて…?

真由美のフォローを影からフォローするだけでなく、
深雪の影武者をしたりと今回はリーナが裏方として大活躍でしたね。
確かにパレードを駆使できるリーナは使い勝手が良いと言っては失礼ですが、
とても頼り甲斐のある仲間ですよね。
彼女の性格の明るさは場を和ませるものがあるのも私は好きです。

今回のFAIRの盗掘騒動ですが…
古代遺跡の遺物というアイテムを表に出してきたというのが一番の注目点ですね。
達也だからこそ早急に解析&対処できたけど、
達也以外だと世界トップレベルの頭脳と才能を駆使しても解決にかなり時間が掛かりそうです。
やはり属人的な能力に依るところが大きすぎるのがネックだよなぁ。

それにしてもこの物語の次の方向性がシャンバラとは…
まさか近未来魔法SFとも言えるこの作品で、
古代文明を探索することになるとは思いませんでした。
予想が出来ないだけに楽しみです。

:: 2022/5/5 木曜日::

■[ラノベ]失ったモノの大きさ「死神に育てられた少女は漆黒の剣を胸に抱く VII 上」

死神ゼーニエに使嗾され、突如新皇帝として即位したダルメス宰相。
オリビア率いる第八軍とフェリクス率いる蒼の騎士団の戦闘に介入し、
二人を退け、更なる贄を求めて人外の能力を駆使し始める。
一方オリビアはゼットと再会し、修行をつけてもらうことになったんだけど…

アシュトン…(´・ω・`)
うーん、ショックだなぁ…
万が一に賭けたけど、やっぱりダメだったかぁ…
泣き崩れるクラウディアを見るのもツラかったし、
子供のように泣き叫ぶオリビアを見るのも、本当にツラかったですよ…
死神と言われるくらいだしゼットが何とかしてくれないかなぁ、と思ったんだけど無理っぽいかな…

最終巻になるかと思いきや前後編になったので今回は最終決戦の手前までですね。
各地、各国の戦場がどのように繰り広げられ、
そして、アンデッドの軍団が如何に脅威であるかが伝わってくる展開ですが…
アシュトンをはじめ、予想以上に犠牲が多くて心が痛みます…

メキアはともかくサザーランドもかなりピンチだと思いますが、
やはりオリビアがいるファーネストが一番狙われそうな気がします。
フェリクスとの共闘は出来るかもしれないけど、
ローゼンマリーとは絶対に無理だろうからなぁ…

一体どんな結末に向かうんだろう…
でも、それ以上に…
アシュトンがいないと本当に寂しいよ…
アシュトン…

:: 2022/5/3 火曜日::

■[ラノベ]王宮での決戦「魔弾の王と凍漣の雪姫」10巻

魔弾の王と凍漣の雪姫10巻魔弾の王と凍漣の雪姫10巻
出版社:集英社
作者名:川口士
作者サイト:一〇八(仮)
作者twitter:川口士さん(@kawaguchi_tsu) / Twitter
絵師名:美弥月いつか
絵師サイト:COLOR GIMMICK – 美弥月いつかの公式サイトです
紙書籍通販:魔弾の王と凍漣の雪姫 10
Kindle版まとめ買い:魔弾の王と凍漣の雪姫
DMM電子書籍:魔弾の王と凍漣の雪姫 10

ファーロン王の肉体を乗っ取って復活した始祖シャルルと、それを支えるガヌロン。
王宮で一波乱が有った後に撤退したガヌロン討伐のために進撃したザイアンとティグルだが、
ランブイエ城砦奪還のはずが逆に火を放たれてしまう。
行方がわからなくなったシャルルたちを追うために軍議を開くが意見が対立し…

この10巻で第一部完、ということなのでキリが良いところまで進む上に、
何よりもミラとティグルがついに…! ですよ。
ちゃんとカラーとモノクロ、両方に挿し絵があるあたり、
とてもわかってるなぁ、と思いましたw

ファーロン王の破天荒な策には驚かされましたけど、
一番驚かされたのはザイアンの活躍かな…w
ティグルに負けたくない気持ちがあったとはいえ競争では必死で頑張ってたし、
王宮での攻防戦では飛竜を使って要所要所で活躍したし、
何だかんだで成長しているなぁ、と思いました。

主人公のティグルも活躍していたけれど、
ドミニク女史を助けられなかったのは痛恨でしたね…
それでもレギン王女の窮地には間に合ったし、
仇敵ガヌロンには文字通り一矢報いたし、
主人公らしい活躍は充分に出来ていたと思います。

ガヌロンの最期はある意味予想通りでしたね。
彼も本望だったのではないでしょうか。
シャルルの行方は気になるところですが、
何だかんだでティグルたちがラスボスと戦う所に駆けつけて来そうな気はしますねw

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