本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2022/2/26 土曜日::

■[ラノベ]ぅゎょぅι゛ょ、ょぃ「迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について」

ある日私のTLに流れてきた抱っこをせがむ幼女…

あまりにも可愛かったので一目で心を奪われ、
ググってWeb版を探して読み、面白かったので買って読んで大満足している次第です。

内容はタイトルの通りで、英国からの転校生シャーロット・ベネットと出会ったその日の帰り道、
迷子になっていた幼女のエマ・ベネットを助けたら懐かれてしまい、
偶然隣の部屋に住んでいたこともあり、ほぼ毎日姉妹が遊びに来ることから始まるラブコメです。

Web版に出てきた明人の家庭教師先の生徒はいなくなってたり、
明人が「漫画アニメ嫌い」の設定だったのを「触れてこなかった」にしたり、
私にとって良い意味で改変されており読みやすくなってましたね。
特に後者の設定はとても良い改変でした。
Web版では「漫画アニメ嫌い」という設定でかなり明人への好感度が下がっちゃってましたからね…

それにしてもエマちゃんの可愛さが半端ないですね。
イラストレーターの緑川葉さんが描くエマちゃんの可愛さにメロメロですよ。
文章から伝わってくるエマちゃんの可愛さも素晴らしいですが、
それをイラストとして出されたら可愛さ1000%になっちゃいますからね!
これは可愛がって甘やかしてしまうのも仕方ない。

明人は何か面倒な闇を抱えているみたいですが、
今のところそれらは表には出てきていないですね。
このままエマとシャーロットさんの姉妹が優しく癒してくれると良いんですけどね…
エマちゃんの明人に対する好感度はMAX状態だし、
シャーロットさんもとても良い感じなので、親友に気兼ねなくラブコメして欲しいところです。

巻数表記がないのが心配ではあるけれど、
出来れば続刊してエマちゃんの可愛さをもっと見せて欲しいです。
何卒よろしくお願いします!

:: 2022/2/19 土曜日::

■[ラノベ]部活にかける青春「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」3巻

十文字アリサと遠上茉莉花の親友二人の魔法科高校の学園生活も3冊目。
今回は茉莉花が所属するマーシャル・マジック・アーツ部の話と、
学園生活といえば当然やってくる期末試験の話がメインでしたね。

茉莉花がライバル視している一色茜ですが、
その対策をするために熱心に訓練に励む姿はとても青春してましたね。
魔法オタクな先輩から情報を仕入れて、
十文字家の施設とノウハウを使って特訓とか魔法科高校っぽかったですし、
試合の内容も魔法を駆使した高度なもので読み応えがありました。

そして期末試験の方ですが、
こちらは茉莉花のちょっとポンコツなところが見え隠れしていて、
これはこれで微笑ましかったですね。
レポート提出をど忘れしちゃうとかあるあるです。
アリサが見た目も中身も完璧なだけに対比してポンコツに見えちゃうけど、
A組なだけあってわりと優秀ではあるんですけどね…

今回はスパイものとしてもラブコメとしてもあまり進展はありませんでしたが、
個人的にはこれくらいの塩梅が丁度良かったです。
九校戦の話題がチラホラ出てきたことから考えると、
次巻あたりで始まったりするのでしょうか?
前シリーズでも好きだったので、今の九校戦がどんなのかを考えるとワクワクしちゃいますね。

:: 2022/2/17 木曜日::

■[ラノベ]聖都の奥に巣くいしモノ「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」3,4巻

神聖ミスラ教国編、前後編かと思ったら前中後編の3部作だった!
というわけで3巻で始まり4巻がクライマックス直前のため、
最高に面白くなりそうなのが次の5巻になります。

ノールの何気ない願いで魔族のロロを受け入れたため、
神聖ミスラ教国から敵視されてしまった所に、
そこの王子様の成人式に婚約者として呼ばれたリーンたち。
あっという間に本性を現した教皇ミスティラだったが、
ノールは相変わらずの天然勘違いでドンドンと核心に迫っていって…

物語の設定が中々に凝っているんだけど、
それに気付かず天然で解決へと突き進むノールが最高に面白いですね。
あらゆる罠を踏み抜いてしまうという才能の無さのせいで、
王国でも教国でもダンジョンのラスボス一直線とかパないっす。

そんなノールの天然っぷりを勘違いしてしまうリーンも面白いんですよ。
ノールがさり気なくやった超絶技巧をすぐに習得してしまうとか、
リーンもかなりの天才だとは思うんですけどね。
先に自力で成し遂げちゃうノールの方がやっぱり何枚も上手の天才なんだと思います。

それにしてもアスティラたち賢者の杯に起こった事態は悲劇だよなぁ…
特にロイが悲惨すぎて…
4巻ラストで語られたロイとオーケン、アスティラたちの出会いと、
その別れを知ってより悲しくなってしまいましたよ。

それだけに次の5巻ではそれら全てを画策したラスボスを、
ノールがボコってくれるはずなので楽しみですね。
やはり悪役はノールが天然でボコってこそですよ。
今から楽しみです。

:: 2022/2/15 火曜日::

■[ラノベ]主人公本人だけが知らない英雄譚「俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~」1,2巻

有用なスキルを得られなかったが故に冒険者として最下級の更に下、ランクFのノール。
しかし、本人も預かり知らなかったが基礎スキルの熟練度が人外レベルで、
ステータスもカンスト気味なんだけど知らぬは本人ばかりなり。
ノールは自分が初心者レベルだと勘違いしているけれど、
周りの人間は規格外の強者だときちんと認識している勘違い英雄物語です。

コミカライズ版→Web版→書籍版という流れで読んだのですが面白かったです。
丁度良い区切りがあるので1,2巻をセットで読むことをお勧めしますね。
一応1巻のラストに山場があるようにWeb版から敵が一人追加はされてますが、
それでも2巻ラストで一気にカタルシスが解消されるのが気持ち良いので、
一気に通して読んで欲しいです。

ノール本人は自分のコトをまだまだ未熟者だと思っているのに、
勘違いに勘違いが重なって偉業を成し遂げていく展開が笑えますし、
周りの人間はノールが勘違いしているのに気付かず、
ノールの偉業をきちんと認識し、称えているが更に面白いです。

また、ノール本人は気を遣ったり助けているつもりなのに、
全ての元凶である皇帝を恐怖させた上に、
最後にはきっちりとカタにハメているのがスッキリしますよね。
やはり悪役はきっちりと報いを受けるべきですよ。

ノールが主人公の英雄譚としても面白いし、
勘違いが重なり合って紡がれる物語も面白いし、
ノールによって救われる魔族の少年ロロに感情移入して心が温かくもなります。

Web版だけでも面白いですが、書籍版でのカワグチさんのイラストがとても良いので、
書籍版もかなりお勧めしますね。
カワグチさんの絵によってノールやリーン、そしてイネスに命が吹き込まれ、
キャラクターの印象に深みがグッと増していますので。

:: 2022/1/9 日曜日::

■[ラノベ]銀座事件、勃発「ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり」前編

ゲートシリーズのその前日譚というか、
冒頭でさらっと流された異世界<特地>からの侵攻軍が、
銀座から日本を侵略してきたところを丹念に綴った物語です。

コミカライズだと冒頭20ページに圧縮されていたシーンですが、
それに新たな登場人物を加えた上で物語を膨らませて面白くしているのです。
ただ、膨らませすぎたのか前後編になってるっぽくて、
まだ戦争一日目の部分しか書かれていません。
まぁ、それでも充分面白いんですけども。

新キャラとしては新人婦警、もとい女警の沖田聡子さんが良いですね。
帝国の先鋒であるゴブリンと真っ先に相対した上で、
幼女を護り、精一杯頑張るも力及ばない場面が多々あった上で、
最後のところでアレですからね。
しかしまぁ、難儀な恋をするもんですわ…

それにしても相変わらずこの作者さんはマスコミ嫌いですよねぇ…w
実際私もあまり好きではないですが、
マスコミがマスゴミと言われるところを余すところなく書いており、
読んでいると自然とストレスが溜まっていってしまいます。
最近の新人局アナだと雲仙普賢岳のことも知らない人、実際に居そうですよね。
当時テレビを見ていた人間としては、アレは忘れるのは難しいですが…

帝国の上の人間はわりと有能なんだけど、
日本を相手に蛮族呼ばわりなのには流石に失笑でしたね…
まぁ、日本の有能な上層部がある意味事故で次々と落命していき、
無能な働き者の代名詞のような警視庁副総監と、
最悪の副総理のせいで後手後手になっているのを見ると、
蛮族呼ばわりも仕方ないかな、とも思いますが…

緊迫した展開の連続の中、伊丹の飄々としたところが光っていますが、
後編では更に伊丹が活躍しそうだし、自衛隊も本格的に参入しそうですからね。
爽快感は後編に期待したいところです。

:: 2022/1/7 金曜日::

■[ラノベ]始祖シャルルの宣戦布告「魔弾の王と凍漣の雪姫」9巻

魔弾の王と凍漣の雪姫9巻魔弾の王と凍漣の雪姫9巻
出版社:集英社
作者名:川口士
作者サイト:一〇八(仮)
作者twitter:川口士さん(@kawaguchi_tsu) / Twitter
絵師名:美弥月いつか
絵師サイト:COLOR GIMMICK – 美弥月いつかの公式サイトです
紙書籍通販:魔弾の王と凍漣の雪姫 9
Kindle版まとめ買い:魔弾の王と凍漣の雪姫
DMMブックス:魔弾の王と凍漣の雪姫 9

バシュラル軍を打ち破り、王都を奪還したレギン王女とティグルたち。
あとは領地に戻ったガヌロンを討伐するだけとなったと思いきや、
ガヌロンはキュレネーの助力を得て、ファーロン王を依り代に建国王シャルルを蘇らせていた。
ファーロンの肉体とは思えぬ武力を見せるシャルルにティグルたちはどう立ち向かうのか…!?

シャルルが予想以上に手強くてビックリです。
建国した始祖ということでカリスマはあるだろうと思ってましたが、
まさか武力においてもロランを圧倒するほどとは予想外というか…
ファーロン王の肉体というハンデがありながら、凄すぎる。

その豪胆な性格や大胆な戦術は確かに魅了されるべきものがあります。
確かにこんなカリスマに仕えていたのならファーロン王ではガヌロンも物足りなかったでしょう。
だからといってガヌロンの悪行三昧が肯定されるものではないのですが。
シャルルがガヌロンを誅する可能性もなきにしもあらずだけど、それは今すぐって訳じゃないだろうしなぁ。

ティグルとミラのラブコメもとても良い感じでしたが、
リュディが全く諦めてない上に、共闘を申し出てきて大変にワクテカです。
確かにレギン王女を相手にするならミラだけだと厳しいですもんね。
とはいえリュディと違ってミラには独占欲というものもあるだろうし…
読者としてはティグルがハーレムを作っても問題はないんですけども!

それとザイアンですが、相変わらず妙な面白さがありますね。
ヤンキー更生モノに近い面白さがあります。
侍女のアルエットと副官となったデフロットが良い感じにザイアンを助言し、
出来の悪い子が少しずつ成長するのが目に見えて微笑ましいです。
前作では序盤の噛ませ犬でしかなかったのを考えると感慨深いです。

始祖シャルルとの戦いはまだ始まったばかりなので、
これからもティグルたちを苦しめると思いますが、
何とか乗り越えた上でミラと添い遂げて欲しいと思います。
次巻も楽しみです。
というか早く電子書籍版を出して欲しいです。
紙版は既に出ているんだから。

HTML convert time: 0.124 sec. Powered by WordPress