本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2022/1/5 水曜日::

■[ラノベ]南国の青春「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」12巻

学生にとって忘れられないメインイベントである修学旅行。
西野たちの旅行先はグアムということで、
海外での活躍っぷりに前例がある西野はまたも輝いてます。
一緒の班の荻野、松浦さん、そして委員長とともに南の島で青春をエンジョイだ…!

委員長による西野調教プロジェクトが悉く失敗しながら、
最後には思惑と違ったところに綺麗に着地しているのが笑えましたね。
色々とやらかしてきたことを自覚した委員長が、
今回も攫われて暴力で解決し、西野に胸キュンしてしまうとか、とても魅力的でした。
やはり暴力… コミュニケーションも暴力が解決する…!

それにしても松浦さん、気持ち良いほどに悪い女ですね。
松浦さんに翻弄される荻野くんも可哀想に見えて、
わりと青春している感じでとても良いポジションだと思います。
西野のことを慮って一緒の班になってくれるとか、わりと良い奴ですしね。
あの後、松浦さんとヤレたのだろうか…
そこはちょっと気になるな…

今回も新ヒロインが出た上に西野とわりと良い感じになってて、
委員長としては内心モヤモヤが溜まっているというのに、
恥じらいから自分の気持ちに嘘をつき、それを西野に聞かれるというイベントが発生したため、
フラグが微妙に折れた音が聞こえたけれど…
うーん、どうなるのかなぁ…

次回でシリーズ完結とのことで、どういった着地を見せるのか心配であり楽しみです。
委員長に勝ち目はあるのか?
そしてローズとガブちゃんにも勝ち目があるのか…!?
楽しみです。

:: 2022/1/3 月曜日::

■[ラノベ]癖っ毛のプリンセス「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」5巻

騒動の後に不滅竜の親子に慕われ、魔人族のセレスには傅かれることになった士郎。
しかし不滅竜とセレスの仲はとても悪く、一触即発どころか軽く壁崩壊の憂き目に。
そして時を同じくして王都に出向いているジダンからSOSを暗示する手紙が届き、
仲間の窮地を感じた士郎は頼りになる不滅竜とセレス、それにアイナちゃんを伴って王都に向かうことになり…

今回は王都で強気だけど可哀想なお姫様を助けるミッションでしたね!
第一王女のシェスは第二王妃に身体的特徴で虐められることで、
癖っ毛という些細なことにコンプレックスを感じてしまうけれど、
士郎のお陰でそれを克服し、乗り越えていくという展開が良かったです。
そこに日本で発展した縮毛矯正という技術を使うのがこの作品らしいですね。
それにしても士郎… 商売人とは違うベクトルの技術を学んでいくな…w

不滅竜のママゴンさんとセレスさんのキャラも良いですね。
二人とも人外で仲が悪いけれど、士郎のためには一致団結するところが良いです。
あと、今回はパティにもすあまも出番があってほっこりしましたね。
もちろん、シェスとアイナちゃんの八歳児の二人のやりとりにもほっこりしました。

ただ、一つ心配なのが第二王妃の娘であるパトリシアちゃんですね。
セリフもないのでどういった子なのかはわかりませんが、
母親がアレだけで、普通の女の子な可能性もあるだけに、
事態に翻弄されて可哀想な目に遭ってないのかがちょっと心配です。

まぁ、シェスは面倒見が良いですし、厄介な母親も士郎たちのお陰で居なくなりましたしね。
もし良い子で、困っているならシェスが助けないわけがないと思うので、
あまり心配はいらないかもしれません。

次回はニノリッチに舞台を戻すみたいなのでシェスの出番はないかもですが、
異世界冒険っぽい展開にはなりそうなので楽しみですね。
ママゴンさんとセレスがいればどんなトラブルも解決できそうですし。
ただ、その分ロイヤーさんたちが活躍する場面は皆無になりそうですけどもw
6巻も楽しみです。

:: 2021/12/14 火曜日::

■[ラノベ]メスティオノーラの英知とフェルディナンドの危機「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身VII」」

傲慢で怠惰で独善的な王族の要請で養女となることが決定しているローゼマイン。
聖地である貴族院で数々の神事を行ってきたため、グルトリスハイトへと至る道が整備され、
クラッセンブルクとの共同研究で奉納式を行ったことで最後のピースをはめてしまい、
始まりの庭へと転移し、メスティオノーラの英知を授かることになるんだけど…

今回はかなり物語が動きますよ!
Web版で何度も繰り返し読んだシーンが目白押しなのです。

表紙にあるようにエアヴェルミーンに頼まれた育成の神の能力で、
強制的に成長したローゼマインの姿を見られるんですね。
こうして絵として表現されると、その成長具合には本当に驚かされます。
あんなにちっちゃかったのに…
育ったなぁ、マイン…

エアヴェルミーンも想定外だったローゼマインとフェルディナンド様の魔力が同質な件ですが、
まさか第二部のシーンが伏線になっているとは本当に思いませんでしたね。
四年生の授業でもう一度伏線を掘り起こしたからわかりやすかったです。
こういった物語の構成の上手さにはとても感動します。

ゲオルギーネの深慮遠謀と容赦の無さには腹立たしさと恐ろしさを感じますが、
そのどれもがローゼマインの想定外と規格外に翻弄されているのにはちょっとスカッとしましたw
まさか王の養女となるためにアダルジーザの離宮が整備されているのが邪魔になっていたとは…
それにグルトリスハイトを得るという規格外の手段を使われたことで策が看破されるわ、
フェルディナンドに渡していた強力なお守りで即死毒が効かないとかね…
ローゼマインは本当に良い仕事をしてくれるなぁ。

かつてのマインにとってのルッツのように、
今のフェルディナンドにとってローゼマインは全幅の信頼を寄せられる相手なんだな、
というのがわかるのはほっこりするけれど、
事態はそんな悠長なことを言ってられないのでハラハラします。

焦るローゼマインを後押しするヴィルフリートは良い兄をしてると思うんですよ。
成長したローゼマインの姿に気後れすることなく話しかけてるところとかは、
ジルヴェスターの美点を受け継いでいるとは思うんです。
とはいえシャルロッテ視点から伺える無神経な発言の数々は、本当にどうかと思うんですよね…
指摘して矯正してくれる側近が居なかった、というのが一番駄目なんだろうなぁ…
リヒャルダに叱られて育ってさえいればね…

フェルディナンドの救出という絶対的な目標を持ち邁進するローゼマインは頼りがいがありますよね。
ダンケルフェルガーを煽って協力を取り付ける交渉の上手さと、
グルトリスハイトを得ていることを暗に示すところとか、
読んでいてとても面白かったです。

それにしてもレティーツィア様は可哀想でしたね…
あの年齢だと甘えたいざかりだろうに、唯一安心できる存在が行方不明で、
心が乱れまくってるところにフェルディナンド様に冷静に却下されましたからね…
フェルディナンド様もローゼマイン相手だとあれだけ親身になってくれるのになぁ。
もちろん操られたレティーツィア様にも非はあるけれど、
フェルディナンド様もローゼマインに言われた通りに優しく接してあげてたら、
もう少し違ったんじゃないかな、と思います。

さて、次巻ではローゼマインによるフェルディナンド様救出作戦ですよ。
クライマックスは近付いてきてますが、完結まではもう少し掛かると思います。
このペースだと本編は2023年くらいに完結するんじゃないかな…?

:: 2021/12/5 日曜日::

■[ラノベ]仇敵&怨敵と楽しむ世界救済作戦!「ナイツ&マジック」11巻

ナイツ&マジック11巻ナイツ&マジック11巻
出版社:主婦の友社
作者名:天酒之瓢
作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢さん(@amazake_write) / Twitter
絵師名:黒銀
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀さん(@kkkkurogin) / Twitter
Web版:Knight’s & Magic
紙書籍通販:ナイツ&マジック 11
Kindle版まとめ買い:ナイツ&マジック
DMM電子書籍:ナイツ&マジック 11

空飛ぶ大地で相まみえた飛竜戦艦と魔王。
痛み分けとなっている合間にイレブンフラッグスは禁じの地で巨大源素晶石を採掘するも、
それによって大地の中で眠っていた魔法生物を起こしてしまった。
前代未聞の生命を相手に翻弄される人間たちの中にあって、
エルネスティだけが楽しそうにしているのだった…!

空飛ぶ大地編もこの11巻でやっとラストです。
怨敵や仇敵と協力してラスボスを倒すとか最高に盛り上がるんですけど、
これで完結、ということにはなりませんでしたね。
肩透かし1割、安堵9割って感じでしょうか。

それにしても表紙のオベロンを見てると、悲哀しか感じないですね…w
オラシオの方はまだ同じ技術者としてわかり合える部分もあるけれど、
オベロンは恨み骨髄に徹っしているのにね…
状況的に協力しないといけない上に、エルくんは過去のわだかまりを全く気にせず、
実に楽しそうに作業している、というのがストレスがマッハでしょうね…w

フリーデグント王女もエルくんに振り回されて大変そうでしたが、
グスタフさんは怒鳴ってばかりで血管が大丈夫か心配になりますね。
というか、グスタフさんって怒鳴ることしかできないとか、わりと無能ではなかろうか…w

それはそうとキッドはとても女泣かせですね。
ホーガラちゃんが可哀想でしたが、
一番可哀想なのは出番が全くなかったヘレナ女王かもしれないなぁ…
早くキッドと結婚して、鎖に繋いでおいた方が良いかもしれない。

しかし、凄い新婚旅行になったもんですが、
エルくんとしても得るものが多くて良かったかもしれません。
まぁ、本国からすれば損耗が激しくてとんでもないかも知れませんが、
未然に防げた事態から考えればかなりお得だとは思います。

さて、次はどんな展開になるのかさっぱりわからないというか、
Web版もまだ更新されてないので予想もできませんね。
これ以上の事態となると、何があるんだろう…
真空へ行ったりするのかな…?

:: 2021/11/28 日曜日::

■[ラノベ]シン・タコドラゴン「佐々木とピーちゃん 4 異能力者と魔法少女がデスゲーム勢を巻き込んで喧嘩を始めました ~並びに巨大怪獣が日本来訪のお知らせ~」

佐々木に関係する女性たちが一堂に会してしまって一触即発!
そんな修羅場から始まる4巻ですが、佐々木の修羅場は待ってくれません。
異世界では王家の勢力争いに巻き込まれるわ、
日本では異世界から堕ちてきた亜竜を相手にするわと大わらわ。
佐々木は今日もスローライフを目指して日々奮闘するのだ…!

5人のヒロインたちの修羅場とかどう収めるのかと思いきや、
絶様なタイミングで駆けつけた上に、
絡まった紐を一つずつ丁寧にほぐすように、
大きな破綻を見せることなく、平和裏にコトを収める佐々木の交渉力が凄かったです。
けっして嘘は言わず、それでいて秘匿すべき情報はきちんと隠しながら、
相手を納得させるという手腕が上手いんですよね。

太平洋に落着した亜竜に対しても、
魔法少女からの願いと自衛隊からの依頼を同時に叶えつつ、
ピンチの時にも必要最低限の能力開示だけで乗り切るとか、
機転も利いてかなり有能なところを見せてくれるんですよね。
まぁ、肝心なところは二人静に助けられてはいるんですが…

というか二人静のポジションがどんどん上がってきていますね。
異世界のミュラー伯爵のように、佐々木とピーちゃんのバディみたいというか。
まぁ、ミュラー伯爵とはピーちゃんに対する態度が真逆ではあるんですけどね。
二人静以外の女性陣たちにも徐々に佐々木の情報が漏れ始めているけれど、
お隣さんJCは業腹だろうけど、今のところ二人静が一番佐々木のパートナーっぽいんだよなぁ…
まぁ、佐々木は二人静に性欲は催さないっぽいけれど。

しかしアラフォーの佐々木に丁度良い年齢もとい身体のヒロインが本当に居ませんね。
はたして佐々木の性欲はこのまま枯れてしまうのか…!?
それとも新たなヒロインが現れたりすするのか?
5巻にも期待です。

:: 2021/11/26 金曜日::

■[ラノベ]護衛依頼と暗殺教団「水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編III」

水属性の魔法使い第一部 中央諸国編III水属性の魔法使い第一部 中央諸国編III
出版社:TOブックス
作者名:久宝忠
作者サイト:久宝 忠
絵師名:ノキト
絵師サイト:RHr|Nokito
絵師twitter:ノキトさん(@nokito27) / Twitter
Web版:水属性の魔法使い
紙書籍通販:水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編III
Kindle版まとめ買い:水属性の魔法使い
DMM電子書籍:水属性の魔法使い 第一部 中央諸国編III

涼が趣味の錬金術とセーラとの模擬戦という充実した日々を送っていると、
遠くデブヒ帝国では勇者が修行のために爆炎の魔法使いを訪ねていた。
そして帝国、連合、王国の主要国家間では様々な策謀が動き始め、
涼もそれに巻き込まれて行くことになるけれど…?

今回も涼は長期出張というか、お出掛けですね。
護衛依頼なので当然ではあるんですが、
これにはセーラも鬱憤が溜まっているだろうと思っていましたが、
Web版からの書き下ろしでその解消方法が書かれていたのにはちょっと笑っちゃいました。
ギルマス、頑張れ…w

護衛依頼でインベリー公国に行くだけなのに、
暗殺教団に狙われるわ、隣国の問題に首を突っ込むわ、
涼ってばトラブルに愛されてますよね…
しかし、どれも涼じゃなければお手上げな事態ばかりなのが凄いというか…
涼を指名したギルマスは慧眼でしたね…

そしてラストで繰り広げられた涼と首領の戦いは魔法と近接戦の複合で興味深かったです。
これ、首領ならレオノール相手でも善戦出来るんじゃないでしょうか。
涼とも結構趣味が合いそうだっただけに残念な最期でしたね…
やはり人徳ってのは大事ですよ。

ただ、涼のアベルに対してのボケとツッコミを見てると、
パワハラの素質はありそうだな、とも思う訳で…
首領みたいにならないように気を付けて欲しいものですね。

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