本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2020/10/11 日曜日::

■[ラノベ]かつての仇敵たち大集合で大混戦!「ナイツ&マジック」10巻

ナイツ&マジック10巻ナイツ&マジック10巻
出版社:主婦の友社
作者名:天酒之瓢
作者サイト:絵師空域 — Index
作者twitter:天酒之瓢さん (@Amazake_Write) / Twitter
絵師名:黒銀
絵師サイト:D.S.B.
絵師twitter:黒銀さん (@kkkkurogin) / Twitter
Web版:Knight’s & Magic
紙書籍通販:ナイツ&マジック 10
Kindle版まとめ買い:ナイツ&マジック
DMM電子書籍:ナイツ&マジック 10

新婚旅行のつもりだったのに辿り着いたのは空飛ぶ大地。
そんな異境でもエルネスティはいつも通りのマイペースで、
かつて敵対したグスターボとも戦いの中でわかりあってお茶したり、
かつて撃墜した飛竜戦艦とも戦わなかったりと大騒動。
エムリスたちと合流しても勢いは加速するばかりで…

久しぶりの新刊ですが、クライマックス感が凄いですね。
かつての敵たち大集合で、大混戦ですが、エルくんは楽しそうです。
それに文字通り振り回されるパーヴェルツィークのお姫様である、
フリーデグントさんが大変可哀想になりますね。
飛竜戦艦をブイブイ言わせていた時は尊大だったのにね…
世界は広いんですよ、フリーデグントさん…

エルくんは妻帯者だし、何よりも振り回されまくったフリーデグントさんのフラグは立たないでしょうが、
キッド相手だと立つ可能性は0ではないとは思うのですが、
アディに散々からかわれたように、既にホーガラとエージロに懐かれてますからね。
ヘレナ女王にどう言い訳するつもりなんでしょう…w

空飛ぶ大地の騒動の元凶はイレブンフラッグスだけど、
彼らはこれから更に事態を悪化させるので、戦後はどう責任取らされるのかワクワクですね!(←ゲスい
トイボックス2であれだけやらかしまくったんだから、
イカルガが届いたら一体どうなることやら…
まず間違いなくフリーデグントさんの心労が溜まると思いますが、
エルくんと関わった以上、諦めていただくしかないですね!

:: 2020/10/9 金曜日::

■[ラノベ]凡骨ヒーロー「一般人遠方より帰る。また働かねば!」

一般人遠方より帰る。また働かねば!一般人遠方より帰る。また働かねば!
出版社:講談社
作者名:勇寛
作者サイト:勇寛
絵師名:つくぐ
絵師サイト:
絵師twitter:つくぐさん (@tsukugu_ren) / Twitter
連載サイト:一般人遠方より帰る。また働かねば!
紙書籍通販:一般人遠方より帰る。また働かねば!
DMM電子書籍:一般人遠方より帰る。また働かねば!

勇者や魔王の異世界召喚に巻き込まれた平凡なフリーターの杉山茂。
異世界で過ごした3年後に元の場所、ほぼ同じ時間に戻ってきたら、
レベルやスキルがそのまま適用されたのでプチ超人になってしまっていた。
茂本人は平々凡々な日々を送るつもりなんだけど、
見過ごせない事態が次々と巻き起こり、「光速の騎士」として有名になってきて…

先行でマガポケでコミカライズ版が始まっていたので、
そちらからWeb版にポロロッカしてからこの書籍版を読んだ次第です。
Web版の時点で面白かったんですが、書籍版は少し加筆修正されてますね。
でも、面白さは全然損なわれてないのでWeb版読者の人はご安心ください。
コミカライズ版は色々と改変しまくってるので心配ですが…

茂は身体能力的にはヒーローなんだけど、
自分が平凡な人間だということを骨身に沁みているので、
イキったりとかそういったことは全くせず力に溺れず、
自分に出来ることを自分なりに頑張ってるのに好感が持てますよね。
まぁ、異世界でチート高校生を目の当たりにしたため、
自分の分をわきまえているというのもあるのでしょうが…
でも、素でこれな気がするんだよなぁ…

弟の猛の担当教授の火嶋女史を助けるために頑張っている姿も、
火嶋の目から見える光景とはかけ離れた茂の内心の吐露には笑ってしまいますね。
どんだけ自己評価が低いんだよ、というかw

あと、この作品の面白さの一つに脇役があると思うんですよ。
この巻で言えばテレビマンの加藤さんですね。
情熱が擦り切れて怠惰になっていたディレクターが、
本物の現場を目の当たりにしてテレビマンとしての魂を取り戻して、
上司の局長、現場のスタッフと一丸となって「光速の騎士」のバトルを生中継するシーンとか、
めっちゃ熱くて最高でしたね…!
まぁ、生中継されてしまった茂は可哀想ですが…w

巻数表記がないため2巻が出るのかはこのご時世不明瞭ですが、
Web版が好きなので是非とも出て欲しいところです。
特に2巻に収録されるであろうイベントでの「光速の騎士」はカッコイイからなぁ…
めっちゃ読みたい…!

:: 2020/9/27 日曜日::

■[ラノベ]青春の謳歌「亡びの国の征服者 ~魔王は世界を征服するようです~」2巻

望まざる結果とはいえホウ家の跡取り息子となったユーリは、
騎士院での勉学の日々を送ることになったんだけど、
前世日本の知識とホウ家でのスパルタ教育もあり5年目には単位もほぼ取り終わってしまう。
そこで暇を持て余して事業を始めようとするも、
既得権益を牛耳る魔女家の社会構造からやる気は出なかったんだけど、
女王からの呼び出しを契機に動き出し…

新型コロナ自粛期間中に1巻が出るというタイミングの悪さでしたけど、
無事に2巻が出てホッと一安心です。
1巻に引き続いて2巻もWeb版から細かいところか大きなところまで加筆修正をされていて、
何度も繰り返し読んだ私でも色々と楽しめる内容でした。

ユーリは転生したこともあり、シャン人国家というものを客観的に捉えているので、
あと10年もせずに亡びることがほぼ読めているんですよね。
で、色々と見えてしまうが故に行動をはじめているんだけど、
新キャラのリリーさんが察しているように、
親しい人を見捨てられないので、わりと矛盾しているところはあるんですよね。
ユーリは良くも悪くも愛情に飢えているので、愛情を持って接する相手には弱いんですよね…

新キャラといえばユーリの恩師になるクラ人のイーサ先生ですが、
とても理性的に狂っている宗教家というのはとても魅力的だと思います。
あと、希少な眼鏡っ娘枠なのが良いですね。
早くリリーさんも眼鏡を作って眼鏡っ娘としての魅力を出すべきだと思うんだ…

ユーリが特許制度という社会構造を作るというのは、なるほどと思いましたね。
それもこれも王制だからこそサクっと作れたと思うのと、
何より既得権益層である魔女家たちが本質を掴めてないからこそ、とも言えますね。
とはいえ地元マフィアと汚職官僚の悪魔合体と言える魔女家を相手にするので、
まだ小規模の今は小康状態ですが、これから順風満帆とは行かなくなるのが何とももどかしいのですが…

それと今回一番加筆が多かった部分のキャロルとの下町デートですが、
ユーリは本当に天然でやらかしすぎるな、とつくづく思いました。
キャロルのメインヒロイン度が留まることを知らない…
というか、それだけに第一部のラストはキツすぎるんですけど…
いやホント、Web版読んでない人は今からしっかりと心を強く持っておいた方が良いです。
ホント、マジで。

:: 2020/9/25 金曜日::

■[ラノベ]ひとときの逢瀬「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第五部「女神の化身 III」」

レスティラウトが強圧的に仕掛けた嫁盗りディッターで辛くも勝利するも、
回復薬の使いすぎで倒れてしまったローゼマイン。
婚約者であるはずのヴィルフリートは「いつものこと」と済ませるが、
ローゼマインの側仕えたちは憤懣やるかたない想いでいっぱいで…

プロローグから側仕えたちのヴィルフリートへの苛立ちが募りに募ってて、
改めてヴィルフリートの人望の無さを痛感しました。
ローゼマイン視点で語られる本編だけを読んでいると、
賢しらに小言を言ってくる背伸びした困ったお兄ちゃん、といった感じでしかなかったのですが、
側仕えからしたら思い遣りや感謝が足りない婚約者でしかないですよね…

しかも巻末のヴィルフリート視点での短編を読んでいると、
そういったことにヴィルフリート本人が全然気付いてないのが致命的ですね。
筆頭側仕えのオズヴァルトからして在りし日のヴェローニカ派の考えから抜け出せてないから、
妹たちに手柄を献上させろ、と助言をしているのが一番痛いですね…
やはりヴィルフリートはリヒャルダが筆頭側仕えとして教育するべきだったんだろうなぁ…
と、しみじみと感じますね…

肝心のローゼマイン視点での本編ですが、
貴族との社交がメインで、特にダンケルフェルガー第一夫人との社交が印象深いですね。
第一夫人との交渉ではヤキモキしてしまいましたが、
第一夫人は第一夫人なりにきちんと交渉に臨んでいただけで、
全てはレスティラウトの狡賢さとヴィルフリートの間抜けさのせいで周りが苦労していただけ、
という事実には溜息しか出てこないんですよね…

第一夫人視点での短編も収録されていましたが、
やっとダンケルフェルガーにもまともな常識を持っている大人が出てきたお陰で、
今までエーレンフェストにやらかしてきた、横暴、傲慢、強圧なアレコレが白日の下に晒され、
ダンケルフェルガーの男どもが打ちひしがれるかと思うとちょっとスッキリしますね。
まぁ、巻き込まれる形で窮地に立たされるハンネローレ様には同情しか出来ないんですけどね…
なんもかんも、レスティラウトとヴィルフリートが悪い。

ローゼマイン本人は久しぶりにフェルディナンドと交流出来て、
最優秀を表彰されてと良いことも多かったんですが、
ディートリンデのやらかしのせいでまた新たな厄介事に巻き込まれるのが確定しているので、
気になる人は多いかと思いますが、そこはWeb版を読めば解決しますよ!

ちなみに私はいつも新刊が読むとWeb版でその後の展開を読み返しているので、
波だった心を落ち着けることが出来ています。
けど結局、次の新刊に収録される第三者視点の短編を早く読みたくなってソワソワしちゃうんですけどね!w

:: 2020/9/23 水曜日::

■[ラノベ]無二の親友との出会い「無色騎士の英雄譚」3巻

無色騎士の英雄譚3巻無色騎士の英雄譚3巻
出版社:講談社
作者名:浦賀やまみち
作者サイト:浦賀やまみち
絵師名:ヤマウチシズ
絵師サイト:プロペラパロット – –
絵師twitter:ヤマウチシズさん (@kimagure_salad) / Twitter
Web版:無色騎士の英雄譚(旧題:無色騎士 ニートの伝説)
Kindle版まとめ買い:無色騎士の英雄譚
DMM電子書籍:無色騎士の英雄譚 3

幼馴染のコレットとの再会を夢見て北方での兵役に就いてみたら、
ボンクラすぎる司令官の大ポカでまさかの侵攻を食らっている真っ最中。
そんな中でレスボス侯爵家(詐称)の威光もあり兵と民を率いて一計を案じて、
見事にトーリノ関門を奪還したニートだったが、司令官代理という思いがけぬ出世をしてしまい…

3巻から電子書籍版のみ発売という世知辛い感じですが、面白かったです。
ロンブーツ教国が亜人奴隷の戦闘部隊で夜襲を掛けてきたのなら、
こちらも亜人を使おうというニートの思考は当たり前ですが、
前世のブラック企業で酷使された経験から亜人相手でも手厚い福利厚生を施し、
忠誠心を高めて、後世の亜人解放の契機とするあたりがニート独特の思考であり、
この作品の面白さだと思います。

ブラック企業経験から学ぶところは学んで挨拶励行をして治安を良くし、
問題解決ノウハウの文書化とマニュアル化を進めるなど、
出来るだけの改善をどんどんとしていくのはNAISEっぽくて面白いですね。

後半からはニートと無二の親友となる第三王子ジュリアスとの交流がメインとなりますが、
ニートとは性格が全然違うのに仲良くなるのは面白いですね。
まず間違いなく、後世の腐女子がカップリングを妄想するレベルで仲が良いですからね。
ニート×ジュリアスが鉄板だな、間違いない。(結論

:: 2020/9/21 月曜日::

■[ラノベ]時をかける少女「俺の妹がこんなに可愛いわけがない 15 黒猫if 上」

待望の黒猫ifが始まったわけですが、予想通り上巻の時点で最高に面白いですね!
原作5巻からの分岐になるんですが、
この世界線では京介の携帯が壊れて海外留学中の桐乃からのメールが読めず、
黒猫たちゲー研のみんなと一緒に瀬戸内海の島までゲーム制作取材を兼ねた合宿に行くことになり、
黒猫との仲を育むわけなんですが…

こちらの世界線で黒猫に白ワンピを着せたのは瀬菜ちゃんなんですね。
確かに彼女のセンスならわからないでもないです。
瀬菜ちゃんは相変わらず腐女子っぷりを発揮しているわけですが、
ちゃんと黒猫の恋を応援をしてくれているナイス乙女でもあるわけですよ。
お陰で順調に攻略が進むと思ってたんですが…

いやー、まさか少し不思議系な展開になるとは予想できませんでしたね。
ただ、厨二病の黒猫というキャラを考えたら丁度良い設定だったのかも知れません。
読者からしたらわりと設定がバレバレな新キャラの槇島悠でしたが、
オーソドックスながら良い当て馬というか、ひっかき回しキャラでしたね。

それにしても黒猫がずっと恋愛脳だったから忘れてましたが、
確かに黒猫ってばこういった歪んだところあったよなぁ…
と、悠の姉の話をしていて思い出しました。
まぁ、確かに復讐って楽しいもんね!
小説家になろうでも、その手のジャンルは結構人気ですしね!
黒猫ならノリノリになるのは当然と言えましょう。

原作と違って京介から告るのはなるほど、と思いました。
そうだよなぁ、黒猫ルートに入って桐乃というハードルを越えるなら、
京介に覚悟が必要ですもんね。
黒猫の性根が歪んでいるのを認識した上で一歩を踏み出さないとだよね!

しかし、上巻のエピローグの時点で十数年後を描くとか不意打ちだわー
四児の母になってアラフォーだろうに黒猫はロリ可愛いままだな…
というか悠、もとい悠璃の姉の璃乃ですが、
彼女は彼女で初代の天女になってたんですね。
双子の娘が居たからこそ京介と黒猫が結ばれるのか…
なるほど、面白い…!

でも、上巻でここまでやったのなら下巻はどうなるのかな…
原作8巻のように黒猫、もとい神猫とのデートをまたやってくれるのか。
あやせifでもあった桐乃との対決がまたあるのか。
取りあえずラブラブな黒猫との日々が綴られるのは間違いないと思いますので、
今からめっちゃ楽しみです!

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