本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2020/8/16 日曜日::

■[ラノベ]弟子の決意、姉弟子の想い「りゅうおうのおしごと!」13巻

りゅうおうのおしごと!13巻りゅうおうのおしごと!13巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎さん (@nankagun) / Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらびさん (@shirabii) / Twitter
紙書籍通販:りゅうおうのおしごと! 13
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 13

「空銀子、史上初の女性プロ棋士に」
そんなニュースで沸き立つ関東だが、関西ではJS研が澪の見送りに関空にやってきていた。
親友が海外に渡航するということで寂しさがあるけれど、
意外な人物と空港で再会したことで意外な展開になり…

今回は今までの限定版に付属していたドラマCDのノベライズを挟んだ、
8巻と同様の短編集のような構成になっています。
単純にドラマCDのストックが溜まったからだと思っていたのですが、
どうやら新型コロナで対局数が激減して取材できなくなったのが原因のようで…
正直言って取材メインの本作は空想力メインの他のラノベよりもストックが切れなさそう、
という私の固定観念をぶっ壊す事態でした。
そうかー、こんな落とし穴があるんだなぁ…

澪ちゃんについてはこういっては申し訳ないですが、
もう一人の主人公であるあいちゃんの踏み台だと思ってたんですよね。
それがまさか、天ちゃんとは違ったベクトルでこれほどの強敵になるとは…

天ちゃんはその年齢には似つかわしくないくらいにしっかりとした考えを持った、
一人の大人のような精神を持っていましたが、
あいちゃんは本当にまだまだ未完成だったんだな、と痛感させられました。
ただ、今回の澪ちゃんの熱い想いを受けて、良い子ちゃんの弟子ではなく、
八一の思惑を超えた成長を遂げてくれそうな気がします。

そして姉弟子こと銀子ちゃんですが…
こちらはずっと寝てたのにラブコメっぷりを思う存分見せつけてくれて、
流石は完璧な可愛さの持ち主だなぁ、と思わされます。
これからプロ棋士として大変でしょうし、
何よりもあいちゃんというダークホースが後ろから追ってきているので、
ゆめゆめ油断できないでしょうけど、
激しい戦いが終わった今だけは甘い思いをしても良いんじゃないでしょうか。

さて、次からは最終章みたいですが…
はたしてどんな展開になるのかなぁ。
ちなみに14巻は抱き枕カバー付き特装版があります。
ラノベヒロインの抱き枕とかは今までもあったけど、それが特装版に付くのは初めて聞いたなぁ…
1万円越えのラノベとか前代未聞だと思いますけれど私は既に予約済みです。
だって姉弟子なんだもの…!

まぁ、それはそうと最終章と言えばですね…
そろそろのうりんも完結させて欲しいんですけども…
難しいのでしょうか…(´・ω・`)

:: 2020/8/14 金曜日::

■[ラノベ]俺たちの労働はこれからだ!「はたらく魔王さま!」21巻

はたらく魔王さま!21巻はたらく魔王さま!21巻
出版社:KADOKAWA
作者名:和ヶ原聡司
作者twitter:和ヶ原聡司さん (@wagahara211) / Twitter
絵師名:029
絵師サイト:WORKS | 029
絵師twitter:029さん (@o2929) / Twitter
紙書籍通販:はたらく魔王さま! 21
Kindle版まとめ買い:はたらく魔王さま!
DMM電子書籍:はたらく魔王さま! 21

「はたらく魔王さま!」シリーズ完結!
いやー、正直まだまだのんびりと続けると思っていただけに、
一気に駆け抜けて完結させたのには驚かされましたね。
やるときはやるんだなぁ。

神討ちの戦いに挑むために天界に赴くことになった真奥たちだけど、
その前に佐々木家へのご挨拶と謝罪に赴くあたり律儀ですよね…
でもまぁ、それをしてこそ真奥たちだよなぁ、と思う訳ですよ。
まさか日本へ来た直後に佐々木パパから盗んだ1万円のネタが出てくるとは思いませんでしたがw

神討ちの戦いもラストということもあって、
今まで秘められていた設定とかが一気に明かされたのはスッキリしましたね。
イグノラが企んでいたことにも納得させられましたけれど、
セフィロトの樹はそんなスケールではなかったのには驚かされたというか。
まぁ、エンテ・イスラの人類にとってはハッピーエンドかな?

神討ちの戦いから3年後の真奥たちの生活と神討ちの戦いが交互に綴られていたので、
ちゃんとケリがついているのがわかっていたので気持ちよく読めましたが、
途中からちーちゃんと真奥の会話を読んで「なるほど」と思いましたね。
あぁ、敬語がなくなってるということはそういうことなんだな、と。
やはりちーちゃんは強かったんだなって。

それにしてもちーちゃんは包容力が半端なさすぎるというか。
自分を過小評価しているけれど有能すぎるというか。
正妻としての辣腕をしっかりと振るえる実力が垣間見えますね。
真奥はしっかりと尻に敷かれて頑張っていただきたいものであります。
たぶんそれは、みんなが幸せになれることだと思うから…

:: 2020/8/12 水曜日::

■[ラノベ]十二人の花嫁「ストライク・ザ・ブラッド 22 暁の凱旋」

咎神カインの遺産である眷獣弾頭を手に入れたMAR総帥シャフリヤル・レン。
同じ天部の末裔と共謀して全世界へ向けて宣戦布告と同等のことをするも、
吸血王の眷獣を受け継いだ元・第四真祖となった古城は諦めなかった。
しかしMARの眷獣弾頭を怖れた日本政府はゲートを破壊するために絃神島を破壊することを決め、
国の機関である獅子王機関は雪菜をキーストーンゲート破壊の任務に就かせ…

最終巻ということで今まで隠されていた設定が大盛りでしたね。
この設定の一つ一つで壮大なストーリーが作れそうですが、
サクっと見せるだけにしたのは勿体無いようなそうでないような…
ただ、少なくともラブコメメインのストブラでは確かに余計な情報なので、
このくらいに味気なく描写されるのが良いのかもしれません。

ラブコメと言えば煌坂さんがとても輝いてましたね…
チョロインの名を欲しいままにする彼女ですが、
結瞳に精神支配されたお陰でデレデレの本音がそのまま出てきたせいで、
煌坂さんのラブコメっぷりが今までで一番素晴らしかったと思いますw

もちろんヒロイン力は他の11人も素晴らしいものがありましたね。
ラストの古城を助ける為にみんながエロく悶えるシーンは、
お約束の展開とはいえとても生唾モノでありました。
そうそう、私はこういったシーンが読みたくでこのシリーズを読んでるんだよ!
と、思い知った次第です。

どこまでも古城のことを思いやる雪菜といい、
古城のためなら100年でも1000年でも一緒に生きていく覚悟が完了している浅葱といい、
ヒロイン力が高すぎる伴侶を見てるとこれからの物語が波瀾万丈になっても、
乗り越えていけるんじゃないかな、と思いますね!
未来からやってきた第二世代を見てると幸せになるようにしか思えないので、
古城には頑張ってヒロインたちと第二世代を作っていって欲しいものであります。

:: 2020/8/4 火曜日::

■[ラノベ]声優ファンのサイレントマジョリティ「声優ラジオのウラオモテ #02 夕陽とやすみは諦めきれない?」

アイドル声優のキャラを捨てることで千佳の声優生命を救った由美子だけど、
それでめでたしめでたしで全部丸っと収まるわけではなく、
事務所や先輩、それにファンなどに迷惑を掛けることになり、
更には予想以上に千佳の母がキレていて…

この2巻は1巻の後始末というか、禊ぎのような内容でしたね。
私はどちらかというと声優さんの素の部分というか、
人間らしさを感じられる放送の方が好きなんで違和感がなかったんですが、
確かにキャラ作ってる方が好きな人もいるだろうなぁ、というのも判る気がします。
だって、アイドルって名詞がくっついてるんですもんね。

それにしても意外だったのが先輩声優のめくるんですよ。
いくら先輩だからって由美子に対してあんなにキツく言うなんてヒドくない!?
と思ってたんですが、まさかの正体というか…
うん… 最後の身を挺した行動といい、憎めないわこの人…

そして前回はキチガイ声豚のせいで印象が悪くなった声優オタクですが、
そんなキチガイばかりじゃない、ちゃんと心ある人もいるんだ…
という、希望が満ちている良い展開だったと思います。
まぁ、実際問題ファンなんだから護ってあげたくなるよね、そりゃ。
サイレントマジョリティはそうであって欲しいですしね。

それはそうと相変わらず千佳は由美子のおっぱいが好きですよね、ホント。
由美子の演技に感じ入っているところも好きですが、
由美子のおっぱいに興味津々なところはとても良いと思います。
できれば3巻にもおっぱい揉みシーンが欲しいですね。
1冊1おっぱい揉みをお願いしたいものです。(真剣

:: 2020/8/3 月曜日::

■[ラノベ]JK声優×百合「声優ラジオのウラオモテ #01 夕陽とやすみは隠しきれない?」

清純派新人声優の歌種やすみこと佐藤由美子は普段はギャルな現役高校二年生。
努力はしているし実力もあると言われているけれどブレイクできない現状に焦りが募るある日、
新人ながらブレイク真っ最中の夕暮夕陽を相方にラジオMCにオファーされるも、
打ち合わせで出会ったのはどこからどう見ても同じクラスの根暗女の渡辺千佳で…

電撃マオウでやっているコミカライズからポロロッカしたんですが、
久しぶりに電撃文庫でハマれそうな作品が出てきたな、と思いました。

私は過去に東京ブギーナイトやうたわれるものラジオとか聞いていたいにしえのオタクで、
最近は月ノ美兎委員長や宝鐘マリン船長とかのVtuberの動画は見るけれど、
アイドル声優のラジオとかはトンと詳しくないのです…
なので実際のラジオがどんなものなのか想像は難しいですが、
この作品が百合であることは容易に察しがつきます…!

性格が正反対で毒舌の応酬が凄まじいJK二人組とか、
もうその時点で美味しすぎるし尊すぎますよ。
アイドル声優という仕事に対するスタンスの違いはあるけれど、
どちらも仕事を真摯で真面目なのは伝わってくるのも良いですよね。

まあ、千佳の方はその真面目さが変に炸裂して、
家風呂に入るわ、由美子のおっぱいを真面目に揉むわと、
何ともエキセントリックな百合っぷりを見せてくれますが、
それもまた良いと思うわけです。

ラストの展開も熱い友情が感じられてとても良かったですね。
お互いに反発しあいながらも、ちゃんと相方の意思はちゃんと察して、
全力で思いやってるとか、尊いにもほどがありますよ。
いやー、青春だねー…

それはそうと一つだけ謝りたいのは、
クラスメイトの声オタの木村くんのことをキモいと思ってたし、
中盤で二人の正体に気付いたところとかキモさがMAXだったんだけど、
二人のためにならないことはせず、むしろ護ろうとしていたのには感心しました。
うん、木村はキモいけどまともなオタクだったんだね…
多分、アニメになって同人誌が出るようになったら、
二人を脅迫してエロいことをする竿役になるも、
木村くんの妄想だったというオチが付きそうだけどな!
と思う吉宗であった…

:: 2020/7/22 水曜日::

■[ラノベ]それぞれの家庭「ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~」

ビブリア古書堂の事件手帖の新シリーズが本格的に開始です。
2030年頃、女子高生になった扉子ちゃんが、
父である大輔が記録した事件手帖を読み解くことで、
過去にあった事件を追体験するという形で物語が進みます。

今回のテーマは日本の探偵の代名詞とも言える金田一耕助を生み出した横溝正史。
そして横溝正史の作品の中でも数十年単行本化されていなかった「雪割草」
その伝説の著作を巡る旧華族の流れを組む鎌倉の旧家の遺産騒動に、
栞子さんが駆り出されてるんだけど、金田一シリーズのような展開になっていきます。

まず「雪割草」のことについては過分にして知らなかったんですけど、
2017年に発見されてニュースになってたんですね。

横溝正史、幻の長編小説「雪割草」見つかる…金田一耕助の“モデル”も登場(1/2ページ) – 産経ニュース

横溝正史作品の中でも異色の家庭小説らしいですが、
それが物語にきちんと落とし込まれた上で面白く仕上げているのは、
流石は「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズだな、と感心させられました。

登場人物たちの人間臭さが相変わらず凄く出てましたね。
孫もいる歳になったのに変に頑固で意地になるだけでなく、
子供の頃の過ちを数十年に渡って謝ってない素直じゃないところとか、
とても人間だなぁ、と思いましたね。

そしてこの作品にとって一番欠かせないのが栞子さんの魅力ですが、
人妻になってもその可愛らしさは相変わらずでしたね…
大輔を夫として紹介するだけであんなに緊張するとか、
結婚して半年経っても可愛らしすぎるし、
子供が出来てもビデオ通話越しにあんなことを伝えてくるとか、
萌え殺しに来ているとしか思えないくらいに可愛かったです…

それにしても家庭小説を綴った「雪割草」を巡る事件では家庭が引き裂かれ、
殺人事件を扱った推理小説の「獄門島」を巡る事件では扉子ちゃんに親友が出来るとか、
何とも皮肉なものだなぁ、と思います。

今後も扉子ちゃんによる追体験による回想という形で進むのか、
それとも扉子ちゃんが謎を解くことになるのか、まだわかりませんが、
IIになっても面白いシリーズだと確信できたので、
続きを読むのがとても楽しみです。

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