本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2019/11/13 水曜日::

■[ラノベ]望郷の想いと庶民派ヒロイン「フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記」8巻

バカンスのはずが生徒たちのサバイバルを手伝ったりと、
気が休まることがなかったタカヒロですが、
今度は生徒たちに付き合わされて見に行った闘技大会で最悪の景品が出ているのを知り、
黒騎士の格好で参加することになったりと大変な目に遭うことに…!?

この物語は基本的にコメディなので、
シリアスかと思ったら見事に肩透かしをされることは多々ですが、
闘技大会の時は本当に凄い肩透かしでしたね…
その次のゾンビイベントもシリアスかと思いきや薔薇と百合で…
うん、本当にこの作品はコメディなんだなって身にしみました。

しかし、ジパング編はちょっと… いえ、かなりうるっときました。
カオルの祖父である岩庭弥彦さんが50年ぶりに故郷の妹と再会とか、
年月を感じさせられて、何度も読んでるのに涙腺を刺激されました…
私はどうも、こういった、長い年月を待ち続けるモノってのに弱いらしく…
直後にコメディがあるとわかっていても泣いちゃうんですよね…

ジパング編でカオルに姫属性が追加されたわけですが、
カオルの一番の強みである庶民派ヒロインの座は揺るがないし、
そもそもそこが一番タカヒロに対して好感度が高いので、
今後とも庶民派ヒロインとして癒やしを提供して欲しいものであります。

:: 2019/11/11 月曜日::

■[ラノベ]かつての悲劇と栄光「インフィニット・デンドログラム 11.栄光の選別者」

今までもフィガロの特典装備として出てきたし、会話でも出てきていたSUBM「三極竜グローリア」
管理AIたちに回収&改修された完成されたデザインのボスモンスターに対して、
アルター王国はどのような被害を受けたのか。
そして、どのようにしてその圧倒的な脅威を撃退したのか…?

今回は管理AIたちの回想という形での過去編です。
ナンバリングは連番ですが、主人公のレイは出てきません。
デンドロ時間ではレイが初ログインする1年前の出来事とのことですが、
こんな悲劇が1年前に起こってて、よくアルター王国はまだ滅んでないもんですね…

というか、グローリアがもたらした被害がとんでもなさすぎて悲劇すぎる…
バビロニア戦闘団のフォルテスラなんてその最たるものですよ…
彼が居たからこそグローリアを討伐できたのに、
彼が失ったモノは大きすぎて、ツラすぎる…
これは引退になってしまうのも仕方ないですわ…

それにしてもグローリアの能力はエゲツないなぁ…
これが普通のゲームに実装されたらクソゲーの烙印が押されるのもやむ無しですよ。
極まった超級が3人… もとい4人が居なかったらどうしようもないというか。
むしろ、フィガロ、月夜、シュウ、ゼクスでもよく勝てたなぁ。
それぞれの考察力と決断力と実行力が凄まじすぎるわ…

結局管理AIが望んだ新たな超級は出なかったですね。
少年漫画的なピンチで覚醒ってのを望んでいたみたいだけど、そんな簡単にはいかないですね。
むしろ1年後にログインするレイがカンフル剤となって、
超級がポコポコ生まれそうな気がします。

さて、1月からTVアニメが放映されるとのことですが…
この物語の内容からして、とてもゲームに向いていると思うので、
ソシャゲ化とかとてもされそうですね。
TVアニメ→ソシャゲ→映画化の流れるに乗れるかどうか?
1月からのTVアニメに期待ですね。

:: 2019/10/19 土曜日::

■[ラノベ]外の世界でも暴れちゃうぞっ「スレイヤーズ 17 遥かなる帰路」

リナの故郷まであと少し、というところで行き会ってしまった覇王将軍ノーストの嫌がらせで、
滅びの砂漠の向こう、魔族の結界の外に出てしまったリナとガウリィ。
幸いにも言葉は通じるけれど、文字は崩れており読みにくく、
何よりも故郷がどこかもわからない状況なのにトラブルは向こうからやってきて…

ついに長編第三部が始まってしまった…!

前巻はどちらかというと懐かしの同窓会といった感じでしたが、
この17巻は本格的に再始動してしまいましたよ!
TRYや水竜王の騎士とはパラレルな第三部ですが、
舞台は同じく外の世界、ということになっています。

リナのわずかな変化に気付くガウリィとか、
ちょっとラブコメの波動を感知しましたがそこは相変わらずでしたね。
外の世界でも相変わらず盗賊をいじめている訳ですが、
攻撃呪文が発展していない世界では火炎球ですらもの凄いので、
今のなろう小説みたいな感じになってしまうわけなんだけど、
そこはお約束、取り込みたい国家と故郷に戻りたいリナはトラブルわけですよ。

今回の敵は国家かと思いきや、それ以上に厄介でしたね。
前巻ではエルフという種族として人間よりも魔力の扱いに秀でた相手でしたが、
今回も種族として人間以上の存在なわけで…
それにしてもなんであんだ厄介な神託があったのか…
まぁ、わかりにくい神託をくだすのはこの世界ではよくあることなんだろうけどね…!

今回の旅の道連れであるランですが、
元気いっぱいの棍使いで空竜王バールウィンの呪文まで使えるとか、
わりと頼もしいけれど、彼女もわりと謎ですよね。
空竜王バールウィンの呪文を使えるということは魔族ということはなさそうだけど、
実は彼女も神託を授かったとかなのか…?

リナは魔力増幅の手段を手に入れられるのか。
それとも空竜王バールウィンといった竜王の力を借りた魔法を覚えるのか。
そもそも無事に元の世界に戻ることが出来るのか。
そしてノーストくんに地味に嫌な仕返しをすることができるのか…!
続きが楽しみですね!

余談ですが、1巻で出てきた入れ食いの呪文がまた出てきたのが嬉しかったです。
ああいった原理だったのか…w

:: 2019/10/17 木曜日::

■[ラノベ]それぞれの想い「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集 1」

今月からついにTVアニメ放映が始まった「本好きの下剋上」の短編集です!

このブログではわりと初期から感想を書いているので知っているとは思うのですが、
このラノではオーバーロードや幼女戦記を抑えて単行本部門2年連続1位の本作ですので、
TVアニメ化は満を持して、という感じがしますね!

ただ、メチャクチャ長いのでどこまでやるのかが心配でもあります。
TVアニメの冒頭ではメインヒロイン(?)のフェルディナンド様も出てきたので、
第二部まではやってくれそうなんですけども、どうなんでしょう?
第一話の時点で違和感ない程度に色々と省略してたからなぁ…

今回の短編集は主にWeb版のSS置き場の中から単行本未収録のものと、
単行本発売特典SS等からの収録になります。
基本的に短編はマイン以外の視点で語られているので色々と新鮮です。
そして今回は第一部の頃の短編も収録されているので懐かしさも感じますね。

どの短編も面白いけれど、印象に残るのはトゥーリ、シャルロッテ、フィリーネ視点の短編ですね。

トゥーリはマインの姉だけあってずっとマインを身近に感じていて、
それだけに違和感が強かったり振り回されたりしてて、
お姉ちゃんって大変だな、と思いますね。
あれだけ振り回されてるのにマインをしっかり愛するようになるとか、
本当に良いお姉ちゃんだよね… トゥーリってばマジ天使。

シャルロッテ視点から見るとヴィルフリートって本当に困ったお兄ちゃんですよね…
祖母であるヴェローニカの教育が悪かったとはいえ、
それに振り回されるシャルロッテが可哀想です。
ヴィルフリートが領主になるのは危ないから領主候補生として教育を受けていたとか、
そういった発想はなかっただけにちょっと驚きました。
でも、確かにヴェローニカのやりようを思えば、
フロレンツィアが手をこまねいているだけとは思えませんからね。
オズヴァルトの独断と気付かないヴィルフリートの間抜けさを考えると、
やはりヴィルフリートが領主になるのはエーレンフェストのためにはならないでしょうね…

そしてフィリーネですが…
幼い頃は問題なかったのに後妻のヨナサーラに子供が出来てからは、
典型的なDV家庭になって苦労する姿をまざまざと見せられるのは、
とてもツラいものがありますね…
それだけに助けてくれたダームエルに恋してしまう気持ちもわかります。
婚期を逃しているダームエルを何とかゲットして欲しいですね!
年の差婚、全然有りだし私は良いと思いますよ!

それにしてもかなり短編がありますが、
これからも本編巻末収録が増えるでしょうし、
Web版でもわりとポンポン投下されそうな気配がしますので、
Web版本編完結済みですが、これからもどんどん「本好きの下剋上」にハマっていけそうです。
まずは現在放映中のTVアニメの世界にどっぷりハマりたいですね!

:: 2019/10/15 火曜日::

■[ラノベ]在りし日の記憶「ソードアート・オンライン 22 キス・アンド・フライ」

SAOは短編集でもナンバリングが続くのでわかりにくいんですが、
このキス・アンド・フライはBD/DVD特典小説をまとめた短編集です。

アインクラッド編でのキリトとアスナのプロポーズ短編「ザ・デイ・ビフォア」
フェアリィ・ダンス編でのアスナが原因不明の離脱現象を経験した短編「ザ・デイ・アフター」
キャリバー編の壮大なクエストの序章の雰囲気を匂わせる短編「虹の橋」
マザーズ・ロザリオ編前日譚になるスリーピング・ナイツ結成前夜の短編「Sister’s Prayer」

「虹の橋」以外は初見だったので新鮮で面白かったけれど、
時系列的に仕方ないとはいえ、シノンが出てこないのは残念でしたね。
私、何だかんだで結構シノンが好きなので…

シノンの出番はなかったけれど裏表紙のMORE DEBANの二人には出番がありましたよ。
まぁ、メインヒロインであるアスナに比べると出番はかなり少ないですけども。
というか、「Sister’s Prayer」以外ではキリトの正妻としての存在感が半端なくて、
流石としか言えませんでしたね。
「ザ・デイ・アフター」では凄い理屈で前妻のサチさんの想いまで引き継いじゃって、
正妻ポジションがもはや不動の位置であることを痛感させられましたよ…

「Sister’s Prayer」はユウキの姉である藍子が出てましたけど、
確かにユウキとはちょっと性格的に似てないかな? と思いました。
むしろ、ユウキが勘違いするのも当然かな?
と思えるくらいにアスナに近い性格でしたね。
悲しいのは登場人物がみんなSAOでは故人になることですが…
それでもみんなの想いがちゃんと引き継がれているのは嬉しいことかな、と思います。

次の23巻ではユナイタル・リング編に戻るみたいですね。
12月発売みたいなので21巻を読んで復習しつつアニメ版を見て待ちたいと思います。

:: 2019/10/13 日曜日::

■[ラノベ]愛煙家パーカー女子の物語「横濱SIKTH -けれども世界、お前は終わらない-」

行政特区となった横濱。
人種と企業とそのものが入り乱れ、
シックスと呼ばれる異能者が出てくるようになった街で、
JKなのに愛煙家のセカイが出会った青年まぜるが出会うボーイミーツガール。

イラストレーターのニリツさんが作家として小説を執筆!

という訳なんですが、最初聞いた時は「???」でしたね。
私はニリツさんとはハルヒ同人の頃から付き合いがあって、
今でも年に数回は一緒に飲んでいるので、
この作品のことも世に出る前から聞いてはいましたが、
それでもやっぱり初めて聞いた時は驚いたというか。

ニリツさんがイラストレーターであることに矜持を持っていて、
講師とかもしているのを知っているだけに、
作家にもなるとかどんだけ属性盛るつもりなんやと。
まぁ、元々ドラマーではあったから更に作家という属性をつけても、
あんまり変わらないのかもだけども。

アレですかね。
ニリツさんと同じくハルヒ同人時代を生き、
今では商業で活躍しているミハルさんが、
小説家が主人公の「響」を描いているのも影響しているのかも知れませんね。
わりと二人とも向上心とかライバル心強いからなぁ。

さて、内容についてですが、
前述したようにニリツさんとは仲が良いので、
贔屓目なしに見ようとしても身贔屓なところが入ってしまうので、
それを前提にして読んで欲しいんですけど…
これがまぁ、普通にライトノベルしてて面白かったです。

ラノベを読んでてつまんないと思ったら途中で読むのを止めることが多いので、
最後までサクサク読み切ってしまったので正直ちょっと安心しました。
ボーイミーツガールで異能バトルとかラノベとしてコッテコテな内容なんですが、
あんまり既視感がなかったのは主人公がタバコを吸うJKだからなのか…?

もちろん拙いところはまだまだあります。
登場人物が読者にわかりやすいやたら親切に状況説明とかしてくれるところとか、
もうちょっと改善の余地はあるんじゃないかな、とか思ったりしますし。

竜眼寺のメンヘラっぷりとかキマってて面白かったし、
ノ々乃ちゃんのおっぱい描写とか最高だったし、
他にも細かい感想を書きたいけど、どうしても贔屓目になっちゃうので、
シンプルにまとめて一言で言うと、
「面白かったので続きを読みたい」
になります。

細かい感想は今度飲みにいった時に直接伝えたいと思います。

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