本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2019/10/11 金曜日::

■[ラノベ]蛮族の王「王国へ続く道」6巻

王国へ続く道6巻王国へ続く道6巻
出版社:ホビージャパン
作者名:湯水快
作者サイト:湯水 快
作者twitter:湯水快 (@yumizu_kai) | Twitter
絵師名:日陰影次
絵師サイト:光陰矢の如し
絵師twitter:日陰影次@ (@hikage_eiji) | Twitter
Kindle版:王国へ続く道 6
Kindle版まとめ買い:王国へ続く道
DMM電子書籍:王国へ続く道 6

Web版が後少しで完結するんですが…
これが予想と全く違った展開になっており呆然としております…
その展開のキーとなる人物が生まれる6巻です。

エイギルは領主になったからといって辺境の領地ラーフェンでのんびり内政なんてするはずがなく、
山の民を従えたと思ったら次々と好き放題であります。
かつて協力してくれたヨグリの望みを叶えるために、
同じ国内貴族相手だろうと容赦なく喧嘩を売るとかエイギルらしいですね。
まぁ、流石に身分を隠して蛮族としての略奪ですけども。
いや、合意あるから略奪ではない… に違いない…

でも、隣国トリエアとのいざこざは略奪だよなぁ…
反乱農民相手に虐殺する非道な軍を相手に、
一人の勇敢な男がキッカケを作ってくれたお陰で、
他国の貴族軍と王軍を騎兵で蹴散らすとかわりと爽快ですよね。
相手が非道なことを平気でする輩だと思えば更に気分爽快です。

あと、山の民の残りをどんどん従えて、
女たちに侍らせて種付けしまくる展開とか、
とっても蛮族なんだけど、エイギルにはとてつもなく似合っているんですよね…
蛮族の王が似合う主人公…
凄い主人公もあったもんだ…w

:: 2019/10/9 水曜日::

■[ラノベ]黒騎士との共闘「魔弾の王と凍漣の雪姫」3巻

魔弾の王と凍漣の雪姫3巻魔弾の王と凍漣の雪姫3巻
出版社:集英社
作者名:川口士
作者サイト:一〇八(仮)
作者twitter:川口士 (@kawaguchi_tsu) | Twitter
絵師名:美弥月いつか
絵師サイト:COLOR GIMMICK – 美弥月いつかの公式サイトです
Kindle版:魔弾の王と凍漣の雪姫 3
DMM電子書籍:魔弾の王と凍漣の雪姫 3

ライトメリッツを侵略したアスヴァールのエリオット王子を捕縛し、
ジスタート王はエリオットを利用してアスヴァールの内乱に介入することを決める。
ソフィーとミラ、二人の戦姫を大将にして軍が派遣されることになったため、
ティグルは客将として迎えられて一緒に海を越えることになるんだけど…

前シリーズと少しずつ変わっている本作ですが、
前シリーズで私が心残りだったところが叶えられているのが嬉しいです。
具体的に言うと黒騎士ロランとティグルが協力して化け物と戦う、
というのは読んでみたかった展開なのです。

今シリーズでは1巻の時点でロランとティグルが知り合いになり、
ティグルの実力を認めてくれていたので予感はしていましたが、
アスヴァールという異国の地で共に戦ってくれるとは…
敵にすると恐ろしいけれど、味方にするととても頼りになるよなぁ、ロランは…
デュランダルも本来の武器として活躍できて本望でしょう。

それと前シリーズと違って野心溢れるタラードがいないみたいなので、
ギネヴィアが女王になったとしても王配がどうなるのかはわからないですね。
最初はエリオットとどう争うのか興味があったのですけど、
エリオットが自業自得といか因果応報の結果になったからなぁ…

ロランとのフラグがあり得るのかな? とも思いましたけど、
案外ティグルとフラグを立てる可能性が出てきそうな気がしないでもないですね。
ここでもティグルの父ウルスが存命なのが意外と効いてきてて驚きました。
ただ、今シリーズではミラに一途のままになりそうな気がするので、
ギネヴィアもハーレム要員に追加されるかどうかは微妙かもしれないですね。

ミラとの仲は相変わらずなのですが、
ソフィーのフラグが立ちまくりなので、今回もハーレム展開になる予感もあります。
まぁ、私はそれで一向に構わないんですけどね!

それにしてもKindle版出るの本当に遅いですよね…
紙で5巻出るまでKindle版は4巻読めないっぽいのがツラい…

:: 2019/10/7 月曜日::

■[ラノベ]銀ロリ、ゲットだぜ!「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」6巻

圧倒的なフツメンと少々狂った自意識のため、
格好をつければつけるほど人をイラつかせる西野。
クラス内カースト最底辺からの脱却は難しいため部活動にベクトルをずらすも、
西野のベクトルは斜め上だったためにブレイクダンス同好会に所属することになり、
何だかんだでローズにガブリエラ、そしてイケメン竹内くんも参加して、
同好会会長の向坂くんと一緒にイベントに参加したんだけど予想外の事態が起こって…

登場するキャラの誰もが明後日の方向に極まっており笑いが止まりません。
特に委員長による現役JKの変態スパッツダンス配信と、
それをネットの海から削除するための壮大なやり取りには、
「私は一体何を読まされているんだ?」という感がありましたね!w
それにしても委員長の行動力は想像を絶するものがあって驚きですよ…

そして意外な行動力を見せたもう一人の女子が松浦さんです。
股の緩さと頭の緩さが招いた事態を打開するために、
また股を開いて得た機会に圧倒的な殺意でもって行動する松浦さんってば半端なさすぎです。
勘違いで念入りに刺し殺された殺し屋さんは因果応報とはいえご愁傷さま、としか言えません。
来世ではもうちょっと徳が高くなる人生を歩めれば良いですね…!

そして西野ですが、こちらは相変わらず酷かったなぁ…w
ガブリエラとのデートではヒモっぷりがアレだったし、
デート先のチョイスも尽くミスってたりと酷かったけれど、
それでもここ一番で見せてくれたところはガブリエラの心に響いたのは間違いないわけで…
まぁ、あそこまで言われたら胸キュンしちゃうよね。

書き下ろしでは西野に胸キュンしちゃったガブリエラ視点が綴られていますが、
西野の痛い発言が見事にクリティカルヒットしているのがわかり、
ガブリエラが銀髪ロリレズキャラから純情処女ヒロインへとジョブチェンジしたのがわかり、
とても面白かったです。

:: 2019/9/25 水曜日::

■[ラノベ]この世全ての魔「処刑少女の生きる道 2 ―ホワイト・アウト―」

処刑少女の生きる道2 ―ホワイト・アウト―処刑少女の生きる道2 ―ホワイト・アウト―
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:佐藤真登
作者サイト:佐藤真登
作者twitter:佐藤真登 (@qazxsw020119) | Twitter
絵師名:ニリツ
絵師サイト:ニリツハイハン
絵師twitter:ニリツ (@Ann_NH) | Twitter
Kindle版:処刑少女の生きる道 2 ―ホワイト・アウト―
Kindle版まとめ買い:処刑少女の生きる道
DMM電子書籍:処刑少女の生きる道 2 ―ホワイト・アウト―

純粋概念を魂に宿した日本からやってくる異世界人を、
世界に害を及ぼす人災になる前に処刑する役割を負った神官メノウ。
【時】の純粋概念を持つが故に死んでも回帰して復活するアカリを殺す手段を探すため、
アカリを伴って聖地への巡礼路を旅するメノウとアカリの二人が向かったのは、
四大人災の一つ、<霧魔殿>を臨む港町リベールで…

実を言うと1巻を読んだ時点ではアカリがラスボスになると思ってたんですよ。
だって、まどマギでもほむほむはラスボスになったじゃないですか。
時間を何度も回帰して親友のメノウを死なさないようにするとか、
とってもほむほむじゃないですか。
だから、アカリがラスボス的な存在になると思ってたんですけど、
そんな安易な想像を裏切る展開になって驚きました。

メノウが強いのは分かってましたけど、
まさかアーシュナ姫殿下を完封できるほどに強いとは思わなかったです。
でも、そんなメノウが「時間切れ」を狙わないと撃退できないとか、
四大人災はマジ半端ないっすわ。
これで小指の先っぽなんだから、わりと絶望しかないですね。

それと今回中ボスみたいな立ち位置だったマノンさんですが、
彼女が一番感情移入しやすかったかもしれません。
子供の頃から周りに役割を期待されても素質がなくて、
それ故に禁忌になろうとするとか、わりと悲劇だと思います。
まぁ、単純な被害者で終わってないところが中々にしたたかだな、とも思いますが。
あと、麻呂眉可愛い。

取り敢えず当面の目標は決まったみたいだけど、
メノウとアカリの二人の前に立ちはだかる試練はかなりキツそうなので、
心が折れないように祈るばかりであります…

:: 2019/9/23 月曜日::

■[ラノベ]砂漠の国の小鬼退治「ゴブリンスレイヤー」11巻

ゴブリンスレイヤー11巻ゴブリンスレイヤー11巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:蝸牛くも
絵師名:神奈月昇
絵師サイト:Light Of Night
Kindle版:ゴブリンスレイヤー 11
Kindle版まとめ買い:ゴブリンスレイヤー
DMM電子書籍:ゴブリンスレイヤー 11

妖精弓手が小鬼退治に飽きてきた頃、
隣国の砂漠のある国で小鬼が出ると聞いたゴブリンスレイヤーは、
依頼を持ってきた女商人を伴って砂漠越えに挑戦するんだけど、
砂漠はゴブリンスレイヤーにとっても初めてで…

小鬼退治に出掛けたら竜と対峙してしまったでござる。

今までもゴブリンを率いるラスボスとは何度か戦ってきましたが、
今回はついにファンタジー王道のラスボスのドラゴンが相手ですよ。
流石に荷が勝ちすぎるってなもんですが、
そこはゴブリンスレイヤーさん、観察力が違います。
倒すことはできなくても撃退できれば問題ないのです。
撃退でも任務に問題なければ良いのです。
私はモンハンをやっているから詳しいんだ。(キリッ

しかし、砂漠を舞台にすることになるとは…
暑さと寒さだけでなく、砂嵐といった災害から、
砂漠に住む魚というファンタジー要素といった意外なものまでありましたが、
やはり情勢が悪い隣国の兵士長の悪辣な政策が一番酷かったですね。
人間がやることじゃねぇよ…!

それにしても女商人さんはもうすっかり準レギュラーですね。
女神官さんとの姉妹のような関係性には、
とってもほっこりするので今後も出て欲しいものであります。
まぁ、一番出て欲しいのは剣の乙女なんですが…
恋する女の子の出番はあればあるほど嬉しい。

:: 2019/9/21 土曜日::

■[ラノベ]イザヤの空 飛行艦の夏「プロペラオペラ」

プロペラオペラプロペラオペラ
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) | Twitter
絵師名:雫綺一生
絵師サイト:Heaven Help Us?
絵師twitter:めふぃすと♦︎雫綺一生 (@MEPHIST0216) | Twitter
Kindle版:プロペラオペラ 1
DMM電子書籍:プロペラオペラ 1

皇家第一王女にして飛行駆逐艦「井吹」艦長のイザヤ(18)
ガメリア合衆国との戦争中に乗艦してきた黒之クロトは、
かつて王籍剥奪された一族の一人でありイザヤの幼馴染み。
ガメリアで投資家として成功していたはずのクロトが、
なぜ日之雄に帰国し、軍人になっているのかイザヤは聞き出す(拷問する)と…

報われない幼馴染みを書くことに定評のある犬村小六さんの新作です。
平和のためにアホ王子と政略結婚したり、
想いを告げず、恋敵と結ばれるのをサポートしたり、
故国のために戦死したため未亡人になったり、
家族のために国を裏切り国賊となって別れたり、
貧乏と極悪官吏のせいで凍死したり、
本当に、今までの幼馴染みの末路は碌なもんじゃなかっただけに、
この新作でもどうなることかと思いましたが、
今のところは幼馴染みの悲恋にはなっていないので安心しました。
まぁ、安心して油断したところをグサッと刺してきそうなんですけどね!

作中の戦争のモチーフはどう考えても太平洋戦争でしょう。
白人国家の傲慢さと大国として不遜さの結晶であるハルノート、もといガルノートとか、
他人を蹴落として資産を奪い取るのが当然のウォール街、もといフォール街とか、
色々な固有名詞はすぐに元ネタがわかるくらいに鮮明ですが、
セラス粒子によって上空1200メートルを浮遊する飛行艦隊とか、
恋と空戦好きの犬村小六さんらしいファンタジー要素もあったりします。
まぁ、それでこそ犬村小六さんって感じですよね。

それにしても作中での白人による黄色人種差別とかヒドイものでしたが、
まぁ、当時の欧米諸国だとこれくらいあっただろうなぁ、という感じがあります。
また、国民の血税の結晶を不勉強な驕りで一瞬で無に帰する無能な参謀とか日本的で、
何ともやるせない気持ちになるシーンはありました。
ですが、イザヤとクロトの掛け合いと、夜戦シーンの面白さは半端なかったです。

特に無能な参謀のせいで次々と死地に飛び込む同僚に追随せず、
クロトを信じて戦線離脱するイザヤには幼馴染みの絆を感じましたね。
無駄に殉職するのを尊びそうな軍人が出そうなもんだけど、
日頃からイザヤとリオの二人の姫宮が「井吹」乗員を鼓舞しているのと、
傲岸不遜ながら意外と乗員と上手くやっているクロトのお陰で、
最後まで練度を保って戦ってくれてとても頼もしかったです。

そして夜戦での活躍は素晴らしかった!
クロト発案のチャフによって敵のレーダーを撹乱したとはいえ、
機銃掃射でボロボロにされながらも空雷発射を敢行する乗員たちの練度と、
その練度を十全に活かせるクロトの頭脳が格好良かったです。

クロトとイザヤは良いカップルだと思うんですが、
国内世論は元より、ガメリアの怪物カイルが一番の難敵ですよね。
はたしてこの幼馴染みカップルは幸せになれるのか!?
犬村小六作品だしかなり難しいと思うのですが、
何とかここで既存の犬村小六作品から脱却(幼馴染みハッピーエンド)をお願いしたいものであります。

そのためにもまずは続刊をお願いしますね!

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