本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2019/8/17 土曜日::

■[ラノベ]この手が繋ぐもの…「りゅうおうのおしごと!」11巻 ドラマCD付き限定特装版

りゅうおうのおしごと!11 ドラマCD付き限定特装版りゅうおうのおしごと!11 ドラマCD付き限定特装版
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎http://thurinus.exblog.jp/
作者twitter:白鳥士郎 (@nankagun) | Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび (@shirabii) | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 11
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 11

JS研が成長して感動した矢先に連敗を重ねて自暴自棄になった姉弟子が、
包丁を持って自分の右腕を切り落とそうとしている場面に居合わせた八一。
何とか姉弟子を思いとどまらせようとする八一は、
月光会長の提案もあって姉弟子と二人、北の国に向かって…

これは… 世紀の大傑作だ…!

第二部の第6巻からは一人一人にスポットを当てた内容になっていただけに、
姉弟子がフィーチャーされる11巻は凄まじいことになるとは思ってましたが、
まさかここまで傑作になるとは思いもしませんでした…!
凄い…! このライトノベルは本当に凄いですよ…!

姉弟子と八一の出会いとこれまでの軌跡も語られているんですが、
これがまた素晴らしくてですね。
姉弟子が病弱だったのは知ってましたが、ここまで命の瀬戸際だったとは…
幼い八一に伝えなかったのは正解だったと思いますよ。
でも、そろそろ姉弟子と八一、それぞれ知っておくべきだな、とも思いますが。

幼い八一ですが、可愛いですよね…
子供の頃からおっぱいが大きなお姉さんに簡単に靡くあたり、
八一はやっぱりロリコンではないとしみじみと思いました。
まぁ、ロリたちにモテモテなのは間違いないのですが…

そして姉弟子ですが…
手を取り合っていたのに、ボタンを掛け違ってしまったかのように、
八一と少しずつすれ違っていくのは切なかったですが、
最後の名人のセリフのお陰で蒙が啓かれた思いです。

人生の岐路で悪手を指してきたのかもしれない。
でも、幼いながらに全力で考えて指してきたんですよ。
迷いながらぶつかりながら揺れながら過ごした日々をいとしく思う、ですよ。

八一という巨大すぎる才能が隣りにあったからこそ、
才能に対するコンプレックスを持ちながら、
ついには勇気を持って創多の前に全力で立ちはだかり、
壁を突き破って強くなる展開は熱かったなぁ…
やはり清滝師匠の言う通り、才能があるから突然強くなったんですよ…
大丈夫、きっと銀子は大丈夫だよ…

素晴らしいラストでしたが、それでも不穏なモノは残ってますね。
姉弟子と八一に待つ残酷な現実ですが…
これは、姉弟子の身体では子供を産めないとかですかね…
それの代わりとして八一が内弟子を取るということなのかもですが…
うーん、あいと天衣が大人しく二人の娘代わりになってくれるかは果てしなく疑問です…w

しかし、八一が17歳で銀子が15歳か…
これ、二人が18歳と16歳になったら即結婚する流れな気がしないでもないですね!
そのためにも姉弟子は是非ともこのまま三段リーグを駆け抜けていって欲しいものです。

それにしてもこんだけ素晴らしい11巻の限定版についてきたドラマCDがろりきゃんとか…
この作品はどんだけ業が深いんだ…

:: 2019/8/16 金曜日::

■[ラノベ]セカイ系青春エロゲのグッドエンドルート「小説 天気の子」

小説 天気の子小説 天気の子
出版社:KADOKAWA
作者名:新海誠
作者twitter:新海誠 (@shinkaimakoto) | Twitter
Kindle版:小説 天気の子
DMM電子書籍:小説 天気の子

映画版「天気の子」の新海誠監督本人によるノベライズです。
映画の内容を補完するような内容が多くありますので、
映画を楽しんだ人にこそ読んで欲しいです。
そして、まだ映画を観ていない人は先に観てからこの小説を読むことをオススメします。

映画版「天気の子」は公開初日に観に行きましたが、
一回だけじゃ足らなくて二回目はIMAXで堪能してきました。
2000年前後にエロゲを嗜んでいた身としては、
随所に選択肢が幻視できる作りに興奮させられましたし、
空撮するかのように描写された東京の景色に魅せられたりと、
とても面白かったです。

以下映画のネタバレを含みます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まず思ったのは「セカイ系青春エロゲのグッドエンドルートのようだ…」です。
Trueルートは「イリヤの空 UFOの夏」のように陽菜が人柱となって消えるルートであり、
この天気の子における陽菜生存ルートはグッドエンドルートだと思うのです。
FateのUBWでもセイバー生存ルートはグッドエンドでしたしね。

帆高が世界の在り方なんかよりも陽菜を選んだのはよく分かるんですよ。
上京して東京のシステムとそれに順応する大人たちの冷たさと汚さに散々打ちのめされる中、
唯一無償で優しくしてくれたのが陽菜なんだもの。
そりゃあ、恋しない方がおかしいでしょう。
冷たい大人たちの世界なんかよりも、陽菜を選ぶのはむしろ当たり前ですよ。

須賀さんは一応優しくしてくれた大人なんだけど、
初対面の時に飯をタカられたのが悪かったし、
何より追い出されたことが響いてしまって、
廃ビルでのあの対峙となったんでしょう。
最後には帆高の「(好きな人に)会いたいんだ!」という想いに自分自身を重ね合わせたことで、
助けてくれたんだろうけど…
うーん、夏美さんルートだったらまた一味違ったのかもしれない。

で、夏美さんですが…
良いキャラですよね…
帆高が初めて恋した相手が陽菜だとすると、
帆高が初めて性的に見た相手は夏美さんでしょう。
身近にいる年上の美人の女性だもん、当然だよね。

これがエロゲなら夏美さんルートが間違いなくあったと思うんですよ。
そのルート分岐は陽菜をスカウトマンから助けるかどうか、
溶ける水の魚の動画を見た時のセリフの選択肢を間違えないかどうか、
あたりがフラグを立てるところじゃないかな、と思うわけです。
夏美さんルートだと陽菜と一緒に仕事を始めずに、
就活をする夏美さんに「一緒に仕事をしたいんだ!」と告ったりするんじゃないかな!
とか、まぁ、色々と思っちゃいますね。
その気持ちは小説版を読むと尚強くなりました。

凪くんは全年齢版になって追加されたキャラなので、
18禁版では陽菜と池袋のラブホに入って指輪からの初エッチがあるに違いないんですよ。
そしてパトカーの中で陽菜の年齢が明らかになるシーンもないんですよ。
だってエロゲには18歳未満の女の子は出ないんだからね、お兄ちゃん!

パトカーと言えば高井刑事はどうしても物語の中では悪役みたいに描かれてましたが、
ラストの銃を突きつけ合うシーンでの「撃たせないでくれよ」
で「あぁ、職務に忠実なだけで悪い奴じゃないんだ」と腑に落ちたというか、納得しましたね。
ただ、帆高にとっての優先順位が「陽菜と一緒にいること>>>>拳銃」なのを見抜けなかったので、
帆高を探すのに「家出少年」という目的を使ったことと、
陽菜を探しに行くことを冷酷に却下したのが悪かったんだなぁ、と。

ただ、小説版を読むとちゃんと銃刀法違反について説明はしてるんですよね…
でも高圧的なところはそのままなので、
そこが思春期真っ盛りの帆高には引っかかったのか…
いや、そもそもリーゼントとポンパドールが悪かったような気がする…

これが安井刑事なら経験の差でもう少し何とかなったのでは…
とは思いますが、それは意味のないifでしょう。

ちなみに小説版では描写が丁寧なところがあって、
それは夏美さんが大学4年の夏休みまでモラトリアムを満喫していたことだったり、
夏美さんがエリート家系の実家と折り合いが悪かったりですね。

それと映画版視聴時点で察していたことに確信が持てるところもありました。
須賀さんが帆高に会社スマホを貸し出してるからGPSで居場所がわかることだったり、
冒頭で帆高が絆創膏してるのは親子喧嘩だったことだったり、
瀧くんと三葉が結婚していたことだったりですね。

映画版、小説版、どちらも素晴らしいエンターテインメントしていました。
「イリヤの空 UFOの夏」完結時に感じたやるせなさが、
20年近く経ってやっと解消されたような気がします。
そう、もう、きっと大丈夫だ。

:: 2019/8/15 木曜日::

■[ラノベ]追跡しちゃうぞ!「この素晴らしい世界に祝福を! 16 脱走女神、ゴーホーム!」

セレナが巻き起こした騒動の余波で家出しちゃったアクア。
魔王を倒しに行くとか無理ゲーなことを書き置きに残しているので、
ミツルギとゆんゆんに協力をとりつけ追って貰うんだけど、
カズマはカズマでウィズとバニルに協力をとりつけパワーレベリングをして…

寸止めとかヒドイ! 鬼畜!
これがエロ漫画なら投げ捨てているレベルですよ!
これはもう夏コミで手に入れためぐみんエロ同人誌で発散するしか!

というか、めぐみんってば本当にいつでもOKな気配がしてて最高にエロいですね。
ダクネスは貰った鎧を大事にしまくりで愛が重くてむっつりスケベですね。
めぐみんと凄いことをするところを今回みたいにデバガメするんだろうなぁ。
そしてオナりまくって凄いことになるんだろうなぁ…
うふふ、このおまーせさん!

それにしてもアクシズ教徒ってのは本当にアレですね。
アクアに狂信的という時点でアレですが、
セレナの破瓜の痛みを男で体験したいとかアレすぎですよ。
流石はアクシズ教徒としか言えないです、ハイ。

しっかし、カズマさんはいつも頭を使ってなんとかしてきましたが、
今回は財力に物を言わせてとんでもないことしてきましたね。
めぐみんとダクネスの好感度が意図せずあがりまくりですが…
これは、めぐみんとの凄いことかめっちゃ凄いことになるフラグが立ったに違いないですよ。
その際の詳しい描写は是非ともノクターンでお願いしたいものであります。

:: 2019/8/14 水曜日::

■[ラノベ]夏だ! 海だ! バカンスだ!「フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記」7巻

働きたくないのに働いているタカヒロは仕事を休んでバカンスを決意する!
周りもやっていることなのでユミィも快諾してくれたので、
黒騎士偽者騒動とかめんどくさいのはチャチャっと解決して、
地中海に面する観光都市エールシルトにやってきたタカヒロとユミィだけど…

黒騎士偽者騒動とか、そりゃあるよねー
何しろ黒騎士が黒騎士たる所以は全身黒尽くめの鎧なんだもの。
チヤホヤされたいだけの偽者は可愛いけれど、
それで悪事を働くのは許せませんよね。
わりと時代劇みたいなノリで楽しかったです。

そしてバカンス編ですけど…
バカンスに自発的に連れて行くのがユミィだけなあたり、
ユミィの立ち位置がわかるってなもんですよ。
まぁ、ルートゥーとメリッサもすぐ合流してくるあたり、
第二夫人と第三夫人が誰かはわりと確定な気がしますね…
カオル… 両親のバフだけじゃなくて自分も動かないと危なすぎるぞ…!

そして無人島での漂流編ですが…
「ソウナンですか?」がアニメ放映中というのがタイムリーですねw
あちらほど本格的なサバイバルものではないですが、
一番の識者が一番苦労をするのはこのセカイでも一緒だな、と。
がんばれタカヒロ…
フランソワが可愛いので、そこはご褒美だと思うしがんばれタカヒロ…!
いつかきっときちんと休める日がくるさ…!

:: 2019/7/31 水曜日::

■[ラノベ]7年ぶりの大賞受賞作「処刑少女の生きる道 ―そして、彼女は甦る―」

異世界の日本から召喚される日本人たちは、
世界を渡る際に純粋概念を内包することで莫大な力を得ることができるが、
同時に未曾有の人災を起こす元凶にもなり得る世界。
その世界で異世界人を殺すことを架せられた処刑人の物語…

ダンまち以来のGA文庫大賞受賞作ということで購入しました。
GA文庫はダンまちの面白さを見抜き、りゅうおうのおしごと! を早期に打ち切らずに継続させ、
拾い上げでゴブリンスレイヤーを出している実績がありますからね。
面白さを信頼して購入した次第であります。

で、読んだ感想としては中二力が高い面白さでしたね。
冒頭のノリだけ読んで
「ははぁん? このすばみたいな作品かな?」
とか思ってたんですが見事に騙されましたね!
導力とか純粋概念とかとっても中二でしたね!
しかも男キャラがほっとんど出てこない百合濃度が高い作品でしたね!
キマシ!

誰よりも悪人であろうとするメノウちゃんは尊いし、
そんなメノウちゃんに絶大な信頼を寄せる日本人のアカリはバカワイイし、
メノウちゃんにべた惚れの後輩であるモモちゃんもヤンデレちっくで可愛かったです。
少なくともこの1巻ではモモちゃんの方がヒロイン度高い気がします。

ラスボスの正体とかはわりと早く察することが出来ましたけど、
その動機は読めなかっただけに真実を知った時はちょっと驚きましたね。
うーん、聖母みたいな善人でもやはり人間なんだなぁ…
そう考えると悪人であろうとするメノウちゃんが一番人間らしくないのかもしれない…

9月に2巻が出るということでそちらも期待したいところですが、
姫騎士のアーシュナちゃんは再登場してくれるのかしら…
そこがちょっと心配です。

:: 2019/7/22 月曜日::

■[ラノベ]12人の花嫁「帰ってきた元勇者」11巻

帰ってきた元勇者11巻帰ってきた元勇者11巻
出版社:ポニーキャニオン
作者名:ニシ
作者サイト:ニシ
作者twitter:ニシ (@parallelwork) | Twitter
絵師名:米白粕
絵師twitter:米白粕 (@kasu1923) | Twitter
Kindle版まとめ買い:帰ってきた元勇者

かつて別の世界で倒した魔王アグラニクスがこの世界にもいる…!
ということで対策を協議する元勇者だけど、
お嫁さんたちとのイチャラブは留まるところを知らないのであった…!

久しぶりの新刊ですが、相変わらずで安心しましたね。
この作品はお嫁さんたちとイチャラブすることこそが肝なので、
魔王アグラニクスのことを語るのにもおっぱいを揉みながらというあたりに、
その矜持を感じます…!

というかですね。
お嫁さんたちが許してくれるからといって変態が加速しまくりですごいというか。
リティナのスカートに入ってクンカクンカしたり、
ブルマで特訓してスキンシップに励んだり、
カグラさんとエトナさんにサンドイッチされて悦に入ったり…

いやー、本当に煩悩まみれで素晴らしいですわ…!
うんうん、こういうので良いんだよ、こういうので。
勇者の使命として魔王を倒すのは大切だけど、
主人公の使命としてヒロインたちとイチャラブするのも大切なんだよ!
お嫁さんたちに体を洗ってもらったり、
お尻やおっぱいの感触で誰が誰なのかをわかったりするのが大切なんだよ!

しかしアレですね。
シアさんとチユさんにウエディングドレス着せて目線隠した状態で撮影とか、
とってもエロいシチュだな、と思いました。
うーん、このシーンの挿絵も欲しかったな…!
それだけが残念です…w

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