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:: 2019/5/10 金曜日::

■[ラノベ]第一部・完!「インフィニット・デンドログラム 5.可能性を繋ぐ者達」

RSKを倒してフランクリンの陰謀を阻止したかに見えたが、
フランクリンのえげつなさはそんなに生ぬるいはずはなく、
次々と悪辣な罠を展開してくることに…!
ギデオンの上級マスターが参戦しても絶望的な状況の中、
諦めないレイの前に頼り甲斐のある背中が登場し…

これで第一部完ですね。
アニメ化したらこの5巻までやるんじゃないかな、と思います。
何しろこの第一部最終章となる内容は最高に盛り上がりますからね。
クマニーサン格好良すぎでしょう。

主人公のピンチに颯爽と駆けつけるとかヒーローにもほどがありますよ。
そして主人公も助けられるだけでなく最後には初志貫徹するし、
熱血少年漫画に近い盛り上がりがあって最高でしたね。
やはり悪役をぶん殴る展開ってのはスカっとしてしまうものがあります。

破壊王の正体はかなりわかりやすい伏線としてありましたから殆どの人は分かってたでしょう。
リリアーナから釘を刺しておくように言われてたのもそうだし、
フィガロとの関係からも容易にわかりますし。
まぁ、それでもバルドルのスキルとかはまだ伏線が張られているままなので、
そこらへんは続きを読めばわかるのでお楽しみに。

そしてフランクリンの正体というか中の人ですけど、
これも結構わかりやすかったように思えます。
感情が昂ぶったら口調が素に戻るところが結構ありましたしね。
ユーゴーの過去回想からも簡単に予想できますし。
ただ、書き下ろし中編で中の人がもう出てたのには驚きましたけどね。
まさか挿絵まであるとは…

意味深な登場をした地神とまたもや噛ませ犬になったゴブストさんとか、
他のキャラにも見所が色々とありましたね。
取り敢えずエリちゃんはとても可愛いと思いました。
リリアーナさんは大変だと思いますけど、頑張ってほしいです。

:: 2019/5/8 水曜日::

■[ラノベ]最悪な最弱 vs 不屈の最弱「インフィニット・デンドログラム 4.フランクリンのゲーム」

フランクリンによる王女誘拐とギデオンでのモンスターテロという、
悪逆極まりない事件は周到な準備もあって傍目には成功するかに思えた。
しかし、どんな僅かな可能性も掴まんとするレイとその仲間たちが、
逆転を目指して全力を振り絞って…

ある一定以下のレベルは素通しの結界とか幽遊白書でも見たなー
とか思いましたけど、その見せ方が上手いですね。
さり気ない会話が伏線として上手く機能してましたし、
この結界のお蔭でレイとルークの二人は大活躍できましたしね。

それにしてもレイとルークの情報は掴んでいたのに、
寝返り組には渡さなかったあたり、
フランクリンってば本当にえげつないですよね…
まぁ、それでこそって感じはありますけど。

また、一人でエリちゃんを助け出そうと行動したマリーですけど、
独断専行&単独行動するのはジョブ構成と正体隠しから仕方ないでしょう。
一度はいいところまでは行ったんですけど、
フランクリンの用意周到さがそれを上回ってしまったのは悔しいですね。
まぁ、それでも相性が悪い相手でも倒しきるあたりは流石です。

そして相性が最悪なRSKを相手にしても心が折れず、
殆ど自爆に近い特攻をかけて倒しきるとか、レイってば正に主人公ですよ。
ベルドルベルが見たかった英雄っていうのはこういうのを言うんでしょうね。

まぁ、これで終わりにしてくれるほどフランクリンは軽くないわけで…
でも、次の5巻で第一部完にはなるのでそこはご安心ください。
アニメも普通に考えたら次の5巻までやるとは思うので、
そこまではお付き合いください。

:: 2019/5/6 月曜日::

■[ラノベ]頂上決戦「インフィニット・デンドログラム 3.超級激突」

インフィニット・デンドログラム3.超級激突インフィニット・デンドログラム3.超級激突
出版社:ホビージャパン
作者名:海道左近
作者サイト:海道 左近
絵師名:タイキ
絵師サイト:LUSTER
絵師twitter:タイキ / taiki (@taiki99) | Twitter
Kindle版:インフィニット・デンドログラム- 3.超級激突
Kindle版まとめ買い:インフィニット・デンドログラム
DMM電子書籍:インフィニット・デンドログラム- 3.超級激突

東の大国、黄河の決闘ランキング第二位の迅羽と、
王国の決闘ランキング不動の一位フィガロ。
二人の超級エンブリオ持ちの<超級>が激突するという、
世紀の一戦が開催されるギデオンは大いに盛り上がるんだけど、
北の皇国による魔の手が忍び寄っていて…

装備とスキルと見た目がどんどんと悪役じみていくレイだけど、
ジョブは聖騎士な上に志も高潔ではあるというアンバランスさが面白いですね。
まぁ、このチグハグさが後の伏線になっているあたり、
本当に緻密に組み上げられている作品だなぁ、と思います。

迅羽とフィガロの決闘もそうだけど、
わかりやすい伏線を配置しながら、
その隙間を縫うようにさり気なく散りばめられた伏線が、
後で大きく花開くのがこの作品の面白さの一つですね。
例えばユーゴーとレイの会話でも、
西、というわかりやすい伏線とは別に、
モンスターを生産する、というのも伏線の一つだったりします。

この3巻では巻末にルークとマリーが主役の番外編があります。
レイも大概トラブル巻き込まれ体質ですけど、
この二人もかなり似たり寄ったりというか類友なんでしょうね…!
特にマリーはかなり大事に巻き込まれてましたけど、
マリーだからなんとかなったのは良かったというか。
マリーの正体が判明する短編でもあるんですけど、
これはかなりわかりやすい伏線だったからみんなわかってたのではないでしょうか。

さて、この3巻ではついにわかりやすい悪役が出てきましたけど…
まぁ、ラノベではよくある自分本位のマッドサイエンティストなので、
かなりめんどくさいけど、レイには頑張ってもらうしかないですね。
頑張れ、主人公。

:: 2019/5/4 土曜日::

■[ラノベ]小数点の彼方「インフィニット・デンドログラム 2.不死の獣たち」

1巻でルーキーながらUBM(ユニークボスモンスター)を倒したレイ。
決闘都市ギデオンで装備揃えたり高額ガチャやったりしつつ、
待ち合わせの3日後までのんびりでするつもりだったんだけど、
当然のように致死性のトラブルに巻き込まれて…

1巻ではモンスターとの戦いがメインでしたけど、
この2巻では悪辣なティアン(現地人NPC)との戦いがメインですね。
レイだけでなくユーゴーというキザだけど正義漢とメイデンの二組が、
盗賊団に攫われた子供たちを損得抜きに助けに行くという行動は単純に痛快です。

前哨戦とも言える戦いではレイのスキル構成が見事に刺さって、
レベル差を無視してジャイアントキリングしてましたけど、
後半戦は瀕死になりながらのもので、非常に熱かったですね。
レイの過去からその心の根がわかったのは面白かったですけど…
クマニーサンのアレっぷりの方が印象深かったかもしれない…

しかし、上級職の聖騎士なのに下級職の騎士を取ってなかったから、
乗馬スキルを持って無いとか、ゲームではとてもありそうですよね…
ネトゲでも下級職のスキルを取り切る前に上級職にならなかったら、
上手くスキルを組み立てられないとかあったなぁ。

まぁ、この特異的なジョブの取り方がこの後とても重要なことになるんですけどね。
一度Web版を読んでると面白さを噛みしめることができますので、
最新巻まで読み終わったらもう一度読み返すことをお勧めしたいですね。

:: 2019/5/2 木曜日::

■[ラノベ]ジャイアントキリングの始まり「インフィニット・デンドログラム 1.可能性の始まり」

コミカライズが面白いから原作は気になってたんですが、
アニメ化するということもあり読むならこの機会しかないな、
と思いたちWeb版読んで面白かったので書籍版も買って読んだ次第です。

物語としては近未来の地球で唯一成功したVRMMOタイトル「Infinite Dendrogram」を、
大学受験を終えてやっと時間が出来た主人公の椋鳥玲二が、
レイ・スターリングとして世界に降り立つことで始まります。
現実と見紛うばかりのリアルさのゲーム内世界で、
レイは相棒のエンブリオ、ネメシスとともに成長していくんだけど…

まぁ、アレです。
簡単に言うと「HUNTER×HUNTER」のグリードアイランド編が好きな人なら大丈夫です。
ゲーム内のキャラクターたちはエンブリオという個性が強い特殊能力を使うし、
陰謀を企むどこぞの人間たちが暗躍しまくりです。
そして、主人公のレイは何度も心が折られそうな状況でも諦めず、
失敗しても前を向き成長していくという熱血天然情熱型なのです。

レイはもちろんビギナーなんだけど、
先達からの薫陶と諦めない心で僅かな勝機を掴み取り、
ジャイアントキリングしていくため、
痛快アクション冒険譚になっているんですよね。

世界観の設定もかなり練り込まれているし、
キャラクターも魅力的なのでとても面白い作品なので、
興味がある人は、まずはコミカライズ版を読むか、
Web版を読んでみることをおすすめします。

:: 2019/4/30 火曜日::

■[ラノベ]北大陸の港で「理想のヒモ生活」12巻

理想のヒモ生活12巻理想のヒモ生活12巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 12
Kindle版まとめ買い:理想のヒモ生活

帆船での大陸間航行を無事終えて北大陸の国際港ポモージエに停泊することになった善治郎一行。
久しぶりの陸地での休暇ということで船員たちも羽を伸ばす中、
貴人である善治郎はフレア姫とともにポモージエを治めるポモージエ侯の歓待を受けることに。
王族としての仕事だけで終わるかと思いきや、
ポモージエを探索していたマルグレーテが同じ宿を利用するヤン司祭宛の伝言を預かってきて…

相変わらず面白かったです。
作品の特性上、のっぴきならない状況になる前にトラブルの芽を早めに摘み取る形なんですが、
それでも充分に面白いと思わせてくれます。
ぶっちゃけ対処療法の方が盛り上がるしエンタメとしては良いのかもしれませんが、
実生活においては予防が最も優れていますからね。
そう考えるとやはり善治郎は優秀ですよ。

やはり長い航海期間を一緒に過ごすと仲がよくなるみたいで、
ルクレツィアが善治郎との距離を縮めていたのにはちょっと驚きましたね。
アウラの助言も役に立っているんでしょうけど、
良い距離の詰め方だと思いますよ。
これはルクレツィアの側室入りが現実味を帯びてきたかなぁ…

今回、北大陸でも最新鋭の港であるポモージエを訪れることで、
南大陸との技術格差が浮き彫りになっていましたが、
魔法に関してはやはり善治郎たちの時空魔法は反則だなぁ、と思いますね。
また、善治郎の異世界知識のお陰でやり手のアンナ王女も良い感じに勘違いしてくれたのは、
カープァ王国としては時間的な猶予を勝ち取れたのかもしれませんね。

北大陸の教会の爪派と牙派といった新しい知識だけでなく、
白の帝国のことも少しわかったりと世界観設定も練り込まれているので、
とても興味深く続きが楽しみでなりませんね。
まぁ、次の13巻はまた一年後になるんでしょうけど…
安西先生… 早く… 読みたいです…!

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