本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2019/4/29 月曜日::

■[ラノベ]BLもあるよ!「せっかくチートを貰って異世界に転移したんだから、好きなように生きてみたい」5巻

王国と帝国の間で戦争が勃発しようとするその時にタウロが何をやっていたかというと、
娼館で歌って踊るアイドル娼婦を相手に超ローアングルからパンチラを楽しむだけでなく、
スカートの中に特攻をかましていたわけです。
この作品がどのようなエロ小説なのか如実にわかる一幕と言えましょう。

それと4巻で”黄金の美食家”がWeb原作そのままだったので覚悟はしていましたが、
ローズヒップ伯の趣味もそのまま書籍化されてましたね…
しかも水龍敬さんが挿し絵を描くという…
この編集ノリノリである。
男性向けエロ小説なのに容赦なくBL描写もするとか、
やはりこの小説はエロ小説というよりもギャグコメディなのかもしれない。

ただのギャグコメディではなく緻密にストーリーが練られているのが凄いですよね。
前騎士団長の勘違いアレっぷりもピエロになってますけど、
そのピエロとタウロの人知れぬ活躍のせいで、
帝国の首脳陣がピエロってるのもまた笑えるというか。
これ、全部狙ってやってるだろうから凄いよなぁ…

それと、タウロの知識チートがついに炸裂しましたね。
やはり異世界転生と言えば知識チートですよ。
まぁ、その内容が親子丼にSMといった娼館向けなものなあたり、
タウロらしいなぁ、と思う訳ですが。

それにしても特殊な性癖が出まくりですが、
どこまで読者のことを試すというのか…!
まだまだこれからもアレな感じになるので、
ふるい落とされないように気を付けたいですね…!

:: 2019/4/13 土曜日::

■[ラノベ]少女たちの想い「魔法科高校の劣等生 28 追跡編 上」

魔法科高校の劣等生 28 追跡編 上魔法科高校の劣等生 28 追跡編 上
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
Kindle版:魔法科高校の劣等生 28 追跡編 上
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

水波を光宣によって攫われてしまった深雪から助けを求められた達也。
急遽、巳焼島から戻り追跡を開始するも、
USNAのパラサイト部隊の怨霊とも言える存在から攻撃を受けて見失ってしまう。
光宣も達也から逃れられたとはいえ一安心とはいかなくて…

基本的に達也は脅威をあらかじめ予想し、それに対処する手段を備えておく派だと思うんですが、
今回は幽体で襲ってきたアークトゥルス相手にその場で対抗手段を組み立てていたのは、
わりと珍しく感じました。
魔法的な仕組みを解明するための重要な気付きを得たみたいですが、
その気付きが実用化されるのはまだ先になるでしょうね。

前巻で水波が光宣を庇ったのは恋心のせいだと思ってましたけど、
達也が指摘していた、深雪の心のため、というのがしっくりきました。
言われて見れば確かに…
もちろん、淡い恋心もあるんだろうけど、
それでも深雪への忠誠心の方が圧倒的に強そうですよね。
それだけに、水波がどういった結論を出すのか気になるところです。

そして私が好きなリーナですが、
今回もとても可愛いというか、コミカルな姿を見せてくれましたね。
この作品にはこういった笑いを取れるキャラが少ないだけに、
今後ともリーナにはそういった方面で活躍して貰いたいものです。
水波と同じく、深雪の達也ラブ光線に当てられるのは大変だとは思うけど、
何とか頑張って欲しいものですね…!

それと千葉修次と呂剛虎の戦いは中々熱かったですね。
白兵戦で近い実力があり、因縁もある二人の戦いがこれで終わるのは少し残念ですけど、
決着は納得のいくものだったのは確かです。
それにしても大亜連合は戦争に負けるし、協力な駒も死んでしまうし、
そもそも戦略級魔法師に逃げられてるし踏んだり蹴ったりですね。
まぁ、大体自業自得なんだけど…

次は追跡編の下巻ということで、光宣との戦いも終わりになるのかもしれませんが…
USNAの暗躍といい、結構な波乱がありそうですね。
みんな無事だと良いんだけど、大丈夫なんだろうか…

:: 2019/4/11 木曜日::

■[ラノベ]艱難辛苦を乗り越える英雄譚序章「無色騎士の英雄譚」2巻

無色騎士の英雄譚2巻無色騎士の英雄譚2巻
出版社:講談社
作者名:浦賀やまみち
作者サイト:浦賀やまみち
絵師名:ヤマウチシズ
絵師サイト:プロペラパロット – –
絵師twitter:ヤマウチシズ (@kimagure_salad) | Twitter
Web版:無色騎士の英雄譚(旧題:無色騎士 ニートの伝説)
Kindle版:無色騎士の英雄譚 2
DMM電子書籍:無色騎士の英雄譚 2

ど田舎の狩人に転生して、幼馴染の美少女と相思相愛だったのが、
義心からお偉いさんを殴って奴隷落ちした1巻でしたが、
この2巻からは一気に英雄としての立身出世街道を爆走しています。
もっとも、英雄と呼ばれるにはそれに相応しいだけの活躍があり、
その活躍のための艱難辛苦が用意されているということなんですけどね。

第一の試練は助けた敵の総大将であるバルバロスを国元を送り届ける旅路編。
コゼットへの思慕と生来の人の良さの板挟みとなり、
結果としてバルバロスに仕えることにしたんだけど、
その故郷まで送り届けるまでの旅路がまた遠大で…

大樹海を超えるだけでも凄いのに、
三ヶ国を跨ぐ旅費を稼ぐために前世の知識を活かして商売をするとか、
異世界転生モノらしい展開は面白いですね。
識字だけでなく暗算、更にはブラック企業での営業研修で培った口上が役に立っていて、
中々に痛快でした。

そしてバルバロスの地元に戻ってきてからも面白い。
バルバロスの孫娘をそうと知らずに手懐けて友達になり慕われて、
前世のようなニートになりたくないからと活発に動き、
ついには国王直臣の騎士になるとかトントン拍子で進んで面白いです。

そして英雄譚の序章となるトーリノ関門での活躍ですが、
こちらはWeb版から加筆されて詳しく描写されてるのが嬉しかったですね。
Web版だと戦いが省かれていた箇所が多かっただけに、
論功行賞を含めた加筆がされていたお蔭で読み応えが増えていました。

Web版からの変更と言えばコゼットとの恋ですが、
Web版だと悲恋だと確定されてましたけど、
この書籍版ではそこがなくなっていましたね。
うーん、これは書籍版だともしかしてハッピーエンドの可能性もワンチャンあるのか…?
わたし、気になります!

:: 2019/4/9 火曜日::

■[ラノベ]メンヘラ聖女とメルヘンメイド「フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記」6巻

新たなヒロインは聖女は聖女でも教会によって生み出された人工聖女のメリッサ!
教会暗部によって生み出され地獄を見てきたメリッサは、
色々と斜め上なところはあるけれど基本的に良い子なんですよね。
事情を知るとタカヒロのことを助けてあげようと暴走しちゃうところも愛おしく感じます。

メリッサはWeb版より幾分かメンヘラ度が下がってる気がしないでもないですね。
初めて自分と同じレベルカンストの友人ができてテンションが上がっていることを差し引けば、
まぁ、これくらいは仕方ないかな、と思わなくもないです。
付き合わされるタカヒロはたまったもんじゃないでしょうけども。

Web版から一番変わったのはユミエルですね。
メリッサとルートゥーのレベルカンスト白黒コンビを抑えるため、
大天使ユミエル状態になったのは驚きというか。
フリーライフの戦闘力はどんどんオーバーキルになっていくなぁ…

今回一番ヒロインしてたのはメリッサと大天使ユミエルのどちらかというと…
うーん、やはり… ドロテアさんでしょうか…!
タカヒロを敵視しているのに黒騎士(中身はタカヒロ)に助けられて恋しちゃうとか、
とても美味しいと思いました!
やはりヒロインは恋しちゃってこそですよ。
そういう意味ではカオルも良い味出してましたけどね!

ヒロインは取り敢えず出揃った感じですので、
これからの展開と書籍での加筆っぷりを楽しみにしたいと思います。

:: 2019/4/7 日曜日::

■[ラノベ]少しずつの変化「異世界食堂」5巻

異世界食堂5巻異世界食堂5巻
出版社:主婦の友社
作者名:犬塚惇平
作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師名:エナミカツミ
絵師twitter:エナミカツミ (@enonami) | Twitter
Web版:異世界食堂
Kindle版:異世界食堂 5
Kindle版まとめ買い:異世界食堂

とても久しぶりの「異世界食堂」新刊ですね。
巻末にはTVアニメのBD/DVD特典も収録されているお徳な内容になってまして、
Web版とも色々と差異があるのでWeb版読者としても新鮮味があります。

この物語も5冊目ということでそこそこ長くなってきたので、
登場人物も増えるだけでなく、同じ人が出てくるんですけど、
異世界食堂の縁で仲良くなったりする人も出てきてて、
そういうのはとても微笑ましく思えるんですよね。

店主さんも祖母からマスターキーをを貰ったことで、
ドヨウの日には異世界語で扉に看板を出すことで新しいお客さんが来たり、
異世界に歩み寄ろうとしているんですよね。
少しずつ変化しているのも面白さの一つだと思います。

それにしても読んでると本当にお腹が減ってきますね。
私は最近ダイエットをしているんですけど、
無性にチョコパフェを食べたくなって困りましたね…!
アーデルハイドさん、とても美味しそうに食べるんだもの…!

他にもテリヤキバーガーとか揚げ出し豆腐とか、
オイルサーディンとかも想像しただけで口の中に涎が溢れてきて、
本当に胃袋を刺激しまくりですよ。
この作品はダイエット中に読むもんではないな、と改めて思った次第であります。

:: 2019/3/28 木曜日::

■[ラノベ]ローグ・ライク「ゴブリンスレイヤー」10巻

ゴブリンスレイヤー10巻ゴブリンスレイヤー10巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:蝸牛くも
絵師名:神奈月昇
絵師サイト:Light Of Night
Kindle版:ゴブリンスレイヤー 10
Kindle版まとめ買い:ゴブリンスレイヤー
DMM電子書籍:ゴブリンスレイヤー 10

女神官がゴブリンスレイヤーと出会ってから2年。
いつも通りゴブリン退治をやっていたある日、
実家である地母神の神殿で毎年恒例の葡萄酒作りに、
みんなで手伝いに行って楽しんだんだけど、
しばらくして、女神官の姉代わりであった葡萄尼僧がゴブリンの子供だという噂が出ていて…

いつも通りにゴブリンスレイヤーがゴブリンを退治する話ですが、
今回はそこに至るまでのプロセスがちょっと変わってます。
ゴブリンスレイヤーはゴブリン退治がメインなので、
人の噂を払拭するというクエストには向かないわけで、
彼としては珍しく惑ってるところが見られるんですよね。
色々な意味でレアでした。

それにしてもゴブリンスレイヤーってば普段使わないとはいえ、
ローグにもツテがあるのは流石というか。
まぁ、風体から考えてツテありそうではあるんですけど、
師匠から譲られた縁とはいえ、ちょっと意外ではありましたね。

それはそうと、剣の乙女ですが…
彼女からしたらゴブリンスレイヤーが訪ねてきて欲しかったんだろうな、
と想ってしまいます。
二人がまた再会するのはいつになるのかな。
また可愛い剣の乙女を見たいものです。

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