本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2019/3/27 水曜日::

■[ラノベ]銀髪ロリも登場「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」3,4巻

金持ち医者のボンボンがパパマネーで友達一緒に学校休んで国外旅行とか、
どこの異世界だよ、と思ってしまうわけであります。
それに比べて西野がユニクロ普段着でファーストクラスを使って仕事に行くとか、
まだ普通に思えるから不思議ですね。(ラノベ脳

委員長こと志水さんの受難が半端なくて可哀想ですが、それもまた面白いというか。
まぁ、文化祭の時に顔面偏差値至上主義な価値観で善意から行った数々の悪行が、
見事なまでに我が身に返ってきて大変な目にあってるのはまさに「ざまぁ」状態ですよ。
ローズちゃんに怒られて奴隷状態になってるのも当然でプギャれるし、
西野が外国語ペラペラなのを目撃して愕然とするのも笑えるしで面白かったです。
志水さんにはこれからも酷い目に遭って欲しいものです。

そしてイケメンリア充たちですが…
ロックのお姫様が頑張ってるのは応援してしまうというか、
わりと可愛いと思ってしまう私がいますね!w
まぁ、竹内くんにはヘイトが溜まってしまうわけなのですが…
はたして竹内くんがヒドい目に遭う未来はあるのでしょうか…
できればチンコもげて欲しいんだけどな…!

あと、松浦さんの自分本位なところがまざまざと見えてくるのが良いですね。
リサちゃんが指摘する内容が正論すぎるし、
悪役たちに攫われてからの言動も自分が可愛すぎててアレだし、
正にビッチって感じである意味清々しかったです。
うん、これは西野には扱いきれないし、メインヒロインの器じゃないわ…
見た目はアリなんだけどなぁ…

この物語のメインヒロインは表紙を飾ってるローズなんでしょうけど、
志水さんもアリかな、と思わなくもないですね。
ネタ的には太郎助なのかもしれないけど…
流石に男だしね…!
太郎助はFGOにおけるゴンドルフ新所長的な枠だと思います。(結論

:: 2019/3/26 火曜日::

■[ラノベ]フツメンだって青春したい!「西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~」1,2巻

注:この作品を読む場合、1,2巻を一気に読み進めることをおススメします。

この作品をアラフォーに通じる言い方をすると、
「超能力高校生シティーハンターがもしフツメンの青春渇望童貞野郎だったら」
という感じになるでしょうか。
もう少し今風に言うと「世界最強でも青春がしたい!」かな?

十代にして数十億稼ぐ異能持ちの世界最強エージェントの西野は圧倒的フツメン。
ダンディズムに酔った言動をするんだけど、フツメンが故に全く似合わずキモがられる西野だが、
ある日文化祭の準備の最中にこのままだと人生は枯れたままだと気付き青春を謳歌しようと決意。
しかし、その顔面偏差値の低さによって善意と熱意が空回ってばかり…
そこに隣のクラスの転校生でカースト上位の金髪ロリのローズが絡んできて…

1巻だけを読んだ時の正直な感想は
「とても面白い作品だが、それ以上にとても腹立たしい作品だ」
でした。

どこが面白いかというと、西野の見た目と言動のギャップです。
圧倒的強さを持ち、ハードボイルドに決めているのにフツメンであるが故のギャップ。
やることなすこと、格好つけるが故に裏目に出てしまうのはまさに喜劇。

どこが腹立たしいかというと、西野が全く報われないところです。
彼なりに誠実に行動し、義理を通しているのにフツメンというだけで粗雑に扱われる理不尽。
やることなすこと、フツメン童貞というだけで報われないのはまさに悲劇。

特に「誠実に努力しているのに報われない」というのはとてもストレスフルで、
読むのがとてもツラかったです。
懸想していた大人しい女の子が実は非処女ビッチというのもキっツい…!
持ち前の異能を使わずに奪った銃だけでヤクザから助け出したのに、
イケメンに成果だけ奪われて寝取られるとか、マジで胃が痛いですよ。
そこが面白いところでもあるんでしょうけど…

ただ、2巻まで読み進めるとまた違った感想が出てきました。
具体的に言うと、金髪ロリのローズちゃんがヤンデレ確定したことで見方が転回しました。
精一杯格好良くした西野の自撮り画像にイタリア人美少女から返信がなかったのもそういうことなのかと。
簡単に股を開く非処女ビッチなのは松浦さんだけで、ローズちゃんは処女だったのかと。
そういった事実に気付くことで、この作品の面白さが朧気に見えてきた気がします。

しかしこの作品のヒロインは尖った属性ばかりですね。

ローズ:ヤンデレ金髪ロリ
松浦さん:メンヘラ非処女ビッチ
志水さん:顔面偏差値至上主義
太郎助:ロックのお姫様

うーん、これは… どれもがハズレなような…
西野の青春ははたして無事に訪れるのだろうか…
甚だ心配です…

:: 2019/3/25 月曜日::

■[ラノベ]祝! TVアニメ化決定!「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員VI」」

祝! TVアニメ化決定!

神に祈りを!

詳細はまだわからないんですけど、これは楽しみですね。
転スラのように分割4クールくらいやってくれたらまだ安心できるけど、
この作品は下手に圧縮してほしくないので、
分割10クールくらいにして丁寧にやって欲しいです。
取り敢えずは2クールで第二部ラストまでやって欲しいな…!

さて、この最新刊では2年生に進級し、貴族院で図書委員活動を志すローゼマイン。
保護者たちが考える最悪の斜め上を進んでいくローゼマインは、
授業では教師たちの度肝を抜くわ、
ヒルデブラント王子と関わりを持ってしまうわ、
採集地では大活躍してしまうと大騒ぎです。
主に保護者や側近たちの心労を積み重ねる方向で大騒ぎですね!

ヒルシュールの弟子がアーレンスバッハのライムントということで、
側近や保護者が警戒しているというのに、
一番の被害者であるローゼマインだけはのほほんとしているのが、
ギャップがあって面白いんですよね。

ヒルデブラント王子との交流も周りがヤキモキしているのに、
こちらものほほんとするだけでなく、
図書館に住むソランジュ先生に憧れを持ってたりと、
我が道を行きまくりなのが面白くて面白くて!
まぁ、それでこそローゼマインですよね。

次回は教師陣による尋問回とか諸々が入ってくると思いますが、
そちらも間違いなく面白いので楽しみです。
あと、やっぱり、書き下ろしのプロローグや巻末番外編が面白いので楽しみですね。
他人視点から見るとローゼマインの物語を俯瞰して楽しめるので、
群像劇的な楽しみもできるし、何よりキャラの言動の理由がわかってすっきりできます。
大変だと思うけど、また外伝を出して欲しいな、と強く思った次第です。

:: 2019/2/25 月曜日::

■[ラノベ]今、アイに行きます「始まりの魔法使い 5 始まりの時代」

平和なヒイロ村にやってきた青竜を叩きのめして居候兼用心棒にした先生は、
アイを探しにみんなで旅に出ることになり、
行く先々でアルジャーノンが生み出した魔物や、
生態系の頂点である竜に苦しめられる人々を見て…

先生… まるで反省していない…

クリュセをアンデッド化した元凶だったというのに、
アルジャーノンをほったらかしていた上に、
以前痛い目を見たはずなのに迂闊にも竜を傷つけられる装備を作るとか、
先生ってば本当にバカだなぁ、と思いました。

竜に生まれ変わったからか元の性格なのかわかりませんが、
女心を察する能力以外も抜けてるポンコツな先生ってばもう…
そんな間抜けな先生を支えて埋めてあげるのが、
ニーナさんたちとかなんでしょうけど、
油断から失ったモノもまた大きかったよなぁ、と。
火竜のお母さん… ツラい…

ニーナさんがヒロインとして覚醒したのは喜ばしかったし、
正妻度が強いアイが目覚めたのも嬉しいんだけど、
今度こそ、次こそ、アルジャーノンを何とかして欲しいですね。
今はアイのジャックフロストで凍結封印しているっぽいけど、
そのまま恒星に捨てて焼き尽くすくらいはして欲しいものであります。

:: 2019/2/24 日曜日::

■[ラノベ]吸血鬼たちの夜「ダーティキャッツ・イン・ザ・シティ」

ダーティキャッツ・イン・ザ・シティダーティキャッツ・イン・ザ・シティ
出版社:中央公論新社
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (@k_aza) | Twitter
絵師名:仙田聡
絵師サイト:xianren
絵師twitter:仙田聡 / SendaSatoru (@s_senda) | Twitter

東京の闇の中で蠢く吸血鬼たちの社会を取り仕切る長老格の「白猫」
かつてその番犬であり、現在は隠居状態の番犬「十二」のもとに、
「魔術師マダナイ」を訪ねて遠夜という人間の少女がやってきたことで、
吸血鬼たちの宴が開かれることになり…

「BBB]「東京レイヴンズ」のあざの耕平さんの新作は、
まさかの中公文庫からの文芸ノベルですが、題材は吸血鬼です。
「BBB」とはまた違ったハードボイルド系の吸血鬼な上に、
基本的に一巻完結モノでもあり、珍しいですね。

一巻完結なのに登場人物がかなり多いにもかかわらず、
それぞれのキャラクターがしっかり立っている上に、
ちゃんと見せ場があるというのは凄いですね。
更にストーリーも色々と捻っているので、
登場キャラだけじゃなくて読者も騙される「術」が施されてて面白かったです。

それにしても今回の騒動で一番ワリを食っているのは、
十二なのかシズさんなのか、はたまた夜廻りなのか…
どちらにしろ白猫にみんな振り回されてる感がありましたね。
白猫と遠夜、そして十二の今後はどうなるんだろう…

余談ですが「魔術師マダナイ」の名前ですが、
しばらくその意味に気付きませんでした。
しかしマダナイの正体がわかったら自ずと判明したというか…
そうか、漱石か…w

:: 2019/2/23 土曜日::

■[ラノベ]天翔ける棋士「りゅうおうのおしごと!」10巻

りゅうおうのおしごと!10巻りゅうおうのおしごと!10巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎 (@nankagun) | Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび (@shirabii) | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 10
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 10

5年生に進級したあいの新担任は若い女の人!
17歳男子の家に小五ロリが同居するという異常性を客観的に指摘され、
八一はその指導方法の正当性を示すために澪ちゃんをアマ大会で優勝させることに!?
そして銀子は一人、地獄の三段リーグに挑むことになり…

9巻は天衣ちゃん編でしたけど、この10巻ではJS研編ですね。
もちろん天衣ちゃんの出番もあったし、
恋に堕ちたシンデレラの可愛さがこれでもかと発揮されてましたが、
それでも今回の主人公は澪ちゃん、綾乃ちゃん、シャルちゃんでした。

澪ちゃんは研修生だし将棋も普通より全然強いんだけど、
今まではどうしたってロリの賑やかし要員という印象しかなかったんですよね。
でも、この10巻では一人のキャラとして生きているんだ、と思わされました。
澪ちゃんは澪ちゃんで悩むし、泣くし、色々考えてる一人の女の子なんだなって…
そして、あいちゃんに影響されて強くなってきた棋士なんだなって。
そういったことがビシバシと伝わってきました。

綾乃ちゃんは綾乃ちゃんで、生きてますよね。
澪ちゃんとかに比べると前に出てこない印象だけど、
今回の大会では諦めない強さを見せてくれて、
彼女のこれからに期待できそうでした。

そしてシャルちゃん…
可愛いだけの天使じゃない…
頑固一徹なところがあるし、負けて口惜しくて泣いてしまう…
そんな、普通の女の子なんだなって、しみじみと感じ入りました。

しかしあいちゃんは凄いというか、何というか…
八一の指導方法の鬼畜さというかえげつなさに驚かされましたが、
それに応えてしまえるあいちゃんの空を飛ぶ才能は末恐ろしいものがありますね。
これ、本気であいちゃんが八一を超えるラストとかあるんじゃないでしょうか。
だって、九頭龍閃って天翔龍閃の前座じゃないですか。(るろ剣脳

最後に姉弟子ですが…
9巻感想で心配した通りの事態になっててヤバイ…
何とか八一に支えて欲しいんですけど、
今回判明したあいちゃんへの指導方法とか見る限り、
八一って将棋のためなら全てを犠牲にする人格だから、
桂香さんとの約束があるとはいえ、最後には将棋を取りそうなんですよね…
もう、そこだけが本当に心配で…

ホント、マジで、姉弟子には幸せになって欲しいので…
白鳥士郎さん… よろしくお願いします…!

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