本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2019/2/22 金曜日::

■[ラノベ]四葉の暗殺者候補生「魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画」2巻

「魔法科高校の劣等生」のスピンオフの2冊目です。
職業・暗殺者の榛有希の物語ですが、今回は1巻から時間が経ってます。
1巻が本編開始前だったのに対して、この2巻では本編が2年生編の頃です。
お蔭で榛有希も19歳になってますが相変わらずちっちゃいままなので、
ロリ好きな人はご安心下さい。

今回は有希が仕事で暗殺した相手の戦利品から、
達也が開発した恒星炉を脅威と感じた中小の電力会社が、
達也に対して暗殺を仕掛けている情報を得てしまったことから、
文弥が主導して有希と四葉から派遣された桜崎奈穂が対応することになるんだけど…

有希が言ってる通り、達也に護衛って要らないんですよね。
ただ、達也が感じる煩わしさを少しでも減らせるくらいの効果しかないんだろうけど、
今回は奈穂が暗殺者として使えるかどうかの実地試験でもあるみたいなので、
全く無駄ではなかったとも言えるかと思います。

それにしても暗殺をしようとする時点で同情の余地はないんですけど、
よりにもよって達也を暗殺しようとするのは悲惨としか言いようがないというか…
この後、達也が四葉家であると知った生き残りたちは、
生きた心地がしないんだろうなぁ…w

それと巻末の短編ですけど、その前日譚になる短編があるんですが…
これ、「小説家になろう」で読んだ覚えはあるんだけど、
書籍化はまだされてなかった気がするんですけど…
このアイドルの中の人、初見だとチンプンカンプンじゃないでしょうか。
それにしても達也… トラブルに愛される人だなぁ、ホント…

:: 2019/2/21 木曜日::

■[ラノベ]ロマンチストな草食系男子の恋「ヘタレな僕はNOと言えない 公僕と暴君」

君に恋をするなんて、ありえないはずだった」の筏田かつらさんの新作です。
今回の主人公は学生ではなく社会人男性ですが、
他の作品と同様に胸を締め付けてくるようなドキドキ感が半端なくて、
とても面白い作品になっています。

イケメンだけど幼少期のトラウマから女性が苦手で年齢=彼女いない歴の桜田浩己。
生真面目で誠実かつ積極性のない性格から適性のある地方公務員となったけれど、
勤続4年目に配属された部署では前任者の適当な引き継ぎのせいで色々大変な目に遭うことに…
特に大変なのは凄腕の女家具職人の高山彬に仕事を受けてもらうために、
掃除や家事に猫の出産から子猫の世話まで引き受けることになって…

元々筏田かつらさんの作品は主人公に感情移入しやすい作風ですが、
この作品では格別なまでに感情移入してしまいました。
浩己の草食系男子らしい繊細な心の描写がすこぶる上手いんですよ。
例えば

「もっと自信を持て」って、無茶を言うな。二十五年間誰にも愛し愛されもしなかった実力を舐めないでほしい。
経験が少ない→自信がない→あれこれ考えて二の足を踏む→チャンスを逃す→経験が足りなくなる→自信がますますなくなる……これの無限ループだ。自分だってもっとスマートに振る舞えればどんなにいいかって想ってきたし、実際そのとおりだ。

とか、私の心に流れるように入ってきて染み渡りました。
あぁ、浩己は本当に恋人がいたことなかったんだな、と。
読んでてもの凄く納得したし共感できました。

そういったセンシティブな心の機微を描き出すのが上手いだけに、
浩己が彬に恋に落ちた時はとても心がトキメいたなぁ。
かつて自分が恋した時の気持ちを思い出せるくらいに、
浩己の気持ちに共感し、理解することができました。

それだけに彬が居なくなった時の喪失感が半端なかったです。
彬のことが忘れられず、他の女性と付き合うこともせず、
健気に彬との縁を大切にして、誠実に過ごしているのは、
傍目には馬鹿だと映るかもしれませんが、
とても浩己らしくて好感が持てました。

何しろ浩己は初恋の人に再会したいから勤務先を選んだくらいのロマンチストですからね。
そう簡単に切り替えられるはずがないんですよ。
だからこそ、最後の1行を読むまでハラハラしっぱなしでした。

今までの筏田かつらさんの作品が好きなら読むべき作品です。
注意点があるとすれば、
読んでて心が揺さぶられっぱなしになるので、
心が落ち着いている時に読むべし、というくらいですね。
それくらい面白いです。
オススメです。

:: 2019/1/28 月曜日::

■[ラノベ]亜神の試練「ゲート SEASON2 自衛隊 彼の海にて、斯く戦えり 3. 熱走編」

ゲートのSEASON2もこれで3冊目。
舞台はまたもや特地の海に戻り、
海賊討伐のために海自のミサイル艦と海上保安庁が活躍する!
そして徳島と江田島は暗躍する外国人を特定するために動いていて…

今回はヤオとロゥリィの二人が出てきたのでご満悦の私です。
かつてアルヌスで原油の精製工場をぶち壊してましたけど、
今回もそれと同じ活動をしていたのは納得というか何というか…
伊丹とは別行動になるんでしょうけど、定期的に会ってたりするんでしょうか。
そこが気になるところです。

そんなロゥリィに会ってメイベルがどうなるのかと思いましたが、
見事にPTSDになっているようで、ちょっとスカッとしちゃいましたね!w
このSEASON2では徳島のために健気な活躍をしてくれてますけど、
以前のシリーズでは本当にやらかしてくれちゃってましたからね。
ヤオと同じ気持ちになるというものです。

海自のミサイル艦がガレオン船の海賊を次々と沈めるのは爽快感がありますよね。
1対9でも余裕で瞬殺とか流石すぎですよ。
装備もそうですけど、それらを操る海自の練度の高さが凄いです。
ただ、法律に縛られまくりで海軍同士の戦いに手が出せないのはもどかしいですけどね。
でも、最後は法律の抜け穴を通して参戦するのには思わずガッツポーズを取りましたけど。
そうだよね、国際法で定められているなら仕方ないよね!

それにしてもその抜け穴を通す時の作戦ですが、
海自の言い訳がジブリすぎて笑ってしまいました。w
徳島の料理対決の時の胴元のセリフもそうですけど、
こういったメジャーネタのオマージュを衒いなく入れてくるのが面白かったです。

しかし、簡体字を使う他国のエージェントってもうバレバレですよね…
しかも、レディを操っている大元を辿るとあの人が出てくると思うし…
こりゃまた、最終的には帝国でドンパチがあるかもですね…!

:: 2019/1/26 土曜日::

■[ラノベ]平成DOUKYO物語「はたらく魔王さま!」20巻

はたらく魔王さま!20巻はたらく魔王さま!20巻
出版社:KADOKAWA
作者名:和ヶ原聡司
作者twitter:和ヶ原聡司 (@wagahara211) | Twitter
絵師名:029
絵師サイト:仕事情報 | KONGARI
絵師twitter:029 (@o2929) | Twitter
Kindle版:はたらく魔王さま! 20
Kindle版まとめ買い:はたらく魔王さま!
DMM電子書籍:はたらく魔王さま! 20

神討ちの戦いに向けて準備を進める魔王軍の中、
人間同士の悲劇が起こらないように頑張る千穂ちゃん。
しかし、それとは別に日本にいる恵美と真奥は、
エンテ・イスラから重要人物が面通しでマグロナルドに来店するわ、
アラス・ラムスの異常対策で永福町で同居することになるわ大変で…

恵美と真奥の同居はラブコメ的な展開は全くなくて、
実際、千穂ちゃんも心配してないんだけど、
同居に関しての水回りの恵美のルールとか事細かく描写してて、
わりとリアリティがあって、良い意味で生々しかったです。

それにしても千穂ちゃん頑張りましたね。
突飛な努力ではなく、地に足を着けた努力というか。
本を読んだり、生徒会の友達に意見を聞いたり、
地道な努力をコツコツを積んできたとわかった日には、
のほほんと日本で恵美と同居してた真奥をはっ倒したくなりましたね。
まぁ、別ベクトルではっ倒されてたみたいですが。

しかし、毎度のこととは言え物語の進みがスローペースなのは残念ですね…
もうちょっと駆け足でも良い気がするんですけども。
そろそろ神討ちの戦いも始まりそうだけど、
そこからも長いんでしょうか…
つ、つらたん…!

:: 2019/1/24 木曜日::

■[ラノベ]進撃のロキ・ファミリア「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア」11巻

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア11巻ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア11巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:大森藤ノ
絵師名:はいむらきよたか
絵師サイト:rainbow spectrum
Kindle版:ソード・オラトリア 11
Kindle版まとめ買い:ソード・オラトリア
DMM電子書籍:ソード・オラトリア 11

人造迷宮クノッソスに潜伏する闇派閥の残党を狩り尽くすため、
異端児との共闘を団員たちに説明するフィン。
心が折れかけていたアイズはリヴェリアの言葉で立ち上がり、
強くなるために宿敵であるフレイア・ファミリアの門を叩く。
聖女アミッドも加えた万全の陣容で挑む攻略戦には、
神・タナトスを倒すためにロキとディオニュソスの姿もあり…

大森藤ノー!
お前ー! お前なー! ホントなー!

勘弁してくれよー…! orz

いやね、でもね、前半はアイズの天然さに笑いましたよ。
ロキの冗談を真に受けてフレイア・ファミリアに道場破り的な挨拶をするとか、
アイズらしいというか、何というか…!
フィンの許しも得ずにオッタルに師事するとか、
わりと破天荒なんだけど、オッタルが正鵠を射る指摘をしてきたり、
成長の糧となったことは間違いないので、
ムチャクチャだったけど正解だったのかな、と思います。

レフィーヤもベルがLv.4になって追い抜かれて焦りまくってるのは、
こういってはなんだけど、正直かなり笑ってしまったというか。
本編でベルがLv.4になった時に真っ先に思ったのが、
ベルをライバル視しているレフィーヤのリアクションがどうなるのか、でしたからね。
今回、そのリアクションが予想通りでかなりニヤニヤできました。

中盤はフィンの作戦の巧みさに感心することしきりでしたね。
リーネたちの犠牲があった一回目の戦いを教訓に、
共闘するファミリアの特性を120%活かした役を割り振り、
異端児とも共闘することで完封しつつあったのはお見事だったし、
バルカとの戦いでも勇気を見せてくれて、まさに勇者って感じでした。

それと中盤ではアミッドがすごく活躍してましたね。
元々聖女としてちょいちょい出てきてましたけど、
本格的な戦闘で活躍するのは、ほぼ初でしたけど…
あの能力はちょっとチートすぎるでしょう…!
しかもまだLv.2とか、将来性考えるとホントヤバい。

ちなみにダンまちのソシャゲであるダンメモでも登場初期から活躍してたけど、
マジ便利すぎなんですよね、アミッド。
冒険者としてもアシストとしても有能なヒーラーで。
ただ、2019年1月現在ダンメモで一番高性能なヒーラーはリリです。
そして一番攻撃力高いのはラウルです。
なんでやねん。(原作ファンからのツッコミ

閑話休題

終盤の展開は正直予想外というか、エグすぎるというか…!
まぁね、死亡フラグがビンビンに立ちまくってましたからね。
でも、流石に準レギュラーだし大丈夫だと思ってたんですよ。
しかし、そんなのに関係なく、物語の展開は容赦がなかったでござる…
ツラい… これはとてもツラい…

本編の方が「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のような明るい少年漫画だとすれば、
この外伝は「進撃の巨人」のようなダークファンタジー少年漫画だと痛感しました。
それがわかってないと、読んでてツラくなります。
ホント、つらたん。

しかし、エニュオの正体ですが…
ロキが勘付いたように、あの神なんでしょうか…
だとしたら悲しすぎるんだけど…
ルノアとかショックだろうなぁ…
いや、ホント、マジ、どうなるのこれ…

次の13巻で一区切りつくみたいですが、
これ以上主要キャラが死なないことを祈るばかりです。

それと来月からダンまちの劇場版アニメが上映開始されますね。

オリオンの矢という副題からわかる通り、アルテミスが新登場です。
ダンまち未登場のアテナ、そしてベルくんの主神ヘスティアと並び、
三大処女神の一柱なので色々と期待が膨らみますね!

劇場版では誰も死にませんように…

:: 2019/1/22 火曜日::

■[ラノベ]逆襲の紗霧「エロマンガ先生 11 妹たちのパジャマパーティ」

エロマンガ先生 11 妹たちのパジャマパーティエロマンガ先生 11 妹たちのパジャマパーティ
出版社:KADOKAWA
作者名:伏見つかさ
作者サイト:LUNAR LIGHT BLOG
絵師名:かんざきひろ
絵師サイト:tabgraphics_blog
絵師twitter:かんざきひろ (@kanzakihiro) | Twitter
Kindle版:エロマンガ先生 11 妹たちのパジャマパーティ
Kindle版まとめ買い:エロマンガ先生
DMM電子書籍:エロマンガ先生 11 妹たちのパジャマパーティ

朝起きたら隣には全裸の金髪美少女ラノベ作家の山田エルフがいたでござる…
そんな場面をエロマンガ先生に目撃されて家を追い出されたマサムネは、
仕事のために恋バナ集めをしていたら、
何故かエロマンガ先生が自宅でパジャマパーティーをすると言い出して…

京香ちゃんのポンコツ具合が可愛くてたまらないんですけどー
アルコールに弱くて甘えん坊になるとかどんだけですよー
これでブラコンなんだから属性大盛りすぎですよー
ヤバイ、京香ちゃんヤバイ。

ヤバイといえば智恵ちゃんもヤバかった。
あんだけマサムネにアピールしてるのに気付かれないのがヤバイ。
ホントね、悠長に搦め手でアピールしてもダメですよ。
マサムネはラノベ主人公なんですからね。
紗霧やエルフちゃんやムラマサちゃんみたいにドストレートにいかないと。
約束された敗北のクラスメイトすぎる智恵ちゃん、マジつらたん。
智恵ちゃんにははいたちさんのエロ同人誌で補完してもらうしかないですね。(キリッ

今回一番光ってたのはやっぱり紗霧の恋バナでしたね。
マサムネの紗霧への愛に勝るとも劣らないくらいに、
紗霧のマサムネへの愛が大きかったわけですよ。
ヘタすりゃ、マサムネがヒモになっても養ってあげたいくらいあるくらいにヤバイですよ。
エロマンガ先生に養育されたいでちゅ。

それはそうと、前作の俺妹の桐乃が出てきたのには驚きましたね。
てっきりチャット越しだけの出演かと思いきや、
ちゃんと挿絵が入るとか、前作からのファンとしては嬉しかったです。
どうせなら黒猫やあやせも出てほしかったけど…
そこまでやったらあざとすぎるから無理かな…!

それと先日発売されたOVAですが、そちらも買って観てみました。

エロマンガ先生 OVA(完全生産限定版) [Blu-ray]

2話収録の1話目、エルフちゃん回ですが、
いきなりミュージカルになって驚かされました。
でもまぁ、エルフちゃんは外国育ちだからそっちに素養があるということでしょう。
ディズニーとかやたらミュージカルしてる印象あるし。

それとエルフちゃんママは可愛かったですね。
若い… アラフォーなはずなんだけど、若いぞ…
やはりエルフだけあって不老なのだろうか…

エンディングのエルフちゃんのSNS履歴を表示させる演出は良かったですね。
しかし顔を隠しているとはいえ、ムラマサちゃんの全身画像が出るとか、
ムラマサちゃんが美少女だというのが世間に知られているのではないだろうか…
うーん、萌えだな…

2話目は紗霧によるマサムネの看病回です。
馴れないながら家事を頑張ったり、神楽坂さんに電話したり、
紗霧なりに頑張ってたのは可愛かったです。

めぐみちゃんに智恵ちゃんといったサブヒロインと、
ムラマサちゃんにも出番があったのが良かったですね。
というかムラマサちゃんは変態っぷりに磨きが懸かってて凄かった…
いや、それでこそムラマサちゃんだと言える変態っぷりだったので納得ですが!
しかしムラマサちゃん… 神楽坂さんにノセられたんだろうけど…
なんてチョロい子…!

今後はOVAシリーズとして続くのか、TVアニメ2期があるのか、はたまた劇場版か…
どういった展開になるのかはわかりませんが、またアニメになって欲しいですね。

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