本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2018/10/15 月曜日::

■[ラノベ]ナッツ リターン「魔法科高校の劣等生 司波達也暗殺計画 1」

忍者くずれの職業暗殺者のナッツ。
ある日、脱法ドラッグを扱う非道な輩を始末した際、ある少年に目撃されてしまう。
目撃者を始末しようと襲いかかるもあっけなく叩きのめされてしまい、
組織のバックアップを得て何とか始末しようとするも、
その少年、司波達也は難敵で…

もうね、今回のあらすじを読んだ時点で
「それなんて無理ゲー? ってか罰ゲーム…?」
と思ってしまいましたね!
無知は罪とは言いますが、よりによって達也を暗殺しようとするとか、
大魔王ゾーマにカンダタが立ち向かうようなもんですよ。
勝てるわけないじゃん…!

だからナッツが奮闘する様を見てると応援してしまうというか…
ナッツ自身が暗殺者なのに正義感を失ってないところにも好感持ってしまい、
何とか死なないで欲しいな、と思いながら読んでました。

それと今回のヒロイン(?)であるヤミちゃんこと黒羽文弥ですが、
魔法師としての実力もさることながら、
ナッツが悔しがるくらいの美少女っぷりを発揮していたのは、
個人的にポイントが高かったです!

それにしてもナッツの本名…
気付かなかったけど、そういうことか…
良かったねナッツ、親がその名前を付けてくれて。
それがなかったら生き残れなかったと思うよ!

それはそうと巻数表記があるということはまだ続くのでしょうか。
達也… どんだけ狙われるんだ…

:: 2018/10/2 火曜日::

■[ラノベ]三界の融和、そして…「やがて恋するヴィヴィ・レイン」7巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン7巻やがて恋するヴィヴィ・レイン7巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) | Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) | Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 7
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 7

ワールドトリガーを起動し、三界の壁が取り払われようとしている中、
ヴィヴィとルカはエデンの艦隊を待ちながら穏やかな日々を過ごし、
ファニアはジェミニと会うために二転三転する人生を歩んでいた…

こういう終わり方でくるかー…

タイトルの回収の仕方は見事でした。
ラストの展開を読んだあとにタイトルを思い返すと、
なるほど、納得であり、希望が持てるな、と思わされます。

実際、ヴィヴィは可愛いですよね。
アステルの記憶を引き継いでるけど素直になれないというか。
まだまだ恋心を自覚ができないというか。
情緒的にはまだまだ小学生だな、と。
喧嘩の内容も痴話喧嘩で、微笑ましいものがありますしね。

それに対してファニアは茨の道を歩んでるなぁ…
民のために滅私奉公をしているのがわかるだけに切なかったです。
本人がそう望んでいるのは確かなんだけど、
そのせいでルカが隣にいることがない人生を歩んでしまうのは、
とてもやるせないもどかしさがありました。
どこまでも自分のエゴを殺してしまうヒロインだなぁ…

ヒロイン度で言えば男のジェミニが中々でしたね…
ルカが死んだと聞いて臥せってしまうだけでなく、
ファニアから伝えられた言葉だけで初志を取り戻すとか、
どんだけルカが好きなんだよ、と。
最後の決戦でも言葉を交わすことなく、
お互いを知っているからこその連携を見せてくれて、
最期までカッコよすぎでしたね。
それにしてもこれも一つのヤンデレヒロインになるんだろうか…

病んでるといえばカミーユも病んでましたけど、
ファニアのお蔭で最期はまだマシな部類だったんじゃないでしょうか。
グレゴリオの最期の惨めさにはわりとスカッとしましたけど、
マクシミリアノは逮捕だけで終わってしまったのは残念でしたね。
こう、人望が地の底まで叩き落とされてから死んでほしかった…!

とある飛空士シリーズでもそうでしたが、
友情こそが世界平和の要である、というテーマは同じでしたね。
今回は幼馴染みヒロインがある意味報われたのが意外でしたけども。
ヴィヴィ、というかアステルを幼馴染みに数えたら、ですけど。
というか、幼馴染み度で言えばジェミニが一番なのかな…
そう考えれば幼馴染みヒロインが酷い話ではあるかな…

次回作も期待ですけど、
やはり血と硝煙と恋と幼馴染みの要素は出るのでしょうか。
出るんだろうなぁ…w

:: 2018/9/24 月曜日::

■[ラノベ]新たな扉「ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~」

栞子さんと大輔が結婚してから7年経った2018年秋。
二人の間に生まれた娘の扉子も栞子さんと同じように読書好きな上に好奇心も旺盛で、
栞子さんはせがまれる形で本にまつわるエピソードを語り…

本作は7巻で完結したシリーズの番外編に当たる短編集のような内容になっています。
視点は大輔だけではなく、小菅奈緒やその他の人物だったりします。
私としてはやはり栞子さんか大輔視点の短編が好きですね。
何故なら、随所に二人のイチャラブっぷりが感じられるからです。

栞子さんが類まれなる記憶力で大輔の行動をリフレインして感慨にふけったり、
周りと同じように腕をくんで歩いて照れ隠しにキリッとしたり、
結婚指輪を大輔と同じポーズで見せつけたり、
一挙手一投足が可愛いんですよね、栞子さんは。
元々この作品はキャラクターの息遣いが感じられる描写が面白いので、
それ故に栞子さんの可愛さがダイレクトに伝わってくるんですよ。
いやはや、本当に大輔は良いお嫁さんをもらったよなぁ…
いや、婿に行ったんだっけ…

今回語られた短編の中では坂口夫妻の物語は、
少しだけ心に澱を残しながらも希望も見える終わり方で好きでした。
それと「俺と母さんの思い出の本」は心に響きましたね…
頑固な教育ママだった母との思い出を語るべき息子が既に居ないのは悲しいですが、
それでも遺されたモノが嫁と姑のこれからを繋げるのは、
少しだけ救われるものがあるように思えます。

あと、このお母さん、確かに厳しかったんでしょうけど憎めないというか…
価値観が認められないけど、息子が大事にしていたものを売らずに取っておき、
ちゃんと送ってあげるだけ普通に良いお母さんだと思うんですよね。
私の母は勝手に売っぱらった上で「大したお金にならなかったわよ」と文句を言う人だったので…

しかし、この短編に出てきた売れないラノベ作家の末路が…
その… どうもやけにリアルに感じるんですよね。
作者の三上延さんは元々ラノベ作家でしたし、
やはりそういうのはリアルに感じることができるのかな、と思いました。

それと、あとがきで知ったんですが実写映画化するんですね。
実写ドラマの時とキャストを変更するのは英断というか当然というか。
今回こそうまくいくと良いですね。

:: 2018/9/23 日曜日::

■[ラノベ]貴族の婚姻「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員IV」」

貴族院から戻りエーレンフェストでの春をすごすローゼマイン。
そこに領地内のバランスを取るためにヴィルフリートとの婚約が発表されることに。
領地内の派閥争いなんてものよりも対外的なことを考えたいローゼマインだけど、
貴族たちにはめんどくさいしがらみがあるようで…

春が近付いてきてもゆっくり読書ができないローゼマインだけど、
その忙しさの殆どは自業自得な気がしないでもないです。
今回も刺繍がしたくないからと新しい布の染め方を伝えてしまい、
更にはインク作りで新しい発見があってフェルディナンド様が興味津々になったり、
ハルデンツェルの祈念式でうっかりと零した言葉で大変な事態になったり…
いや、ホント、わりと自業自得ですよね!

でもまぁ、それで周りが大変になるとはいえ、
それ以上にリターンがあるのが救いではあるんですけどね。
今回一番リターンが大きかったのはハルデンツェルの人たちでしょう。
これからも困難は控えていますが、目に見える希望があるのですから、
頑張って乗り越えていくことでしょう。

今回の書き下ろしのギュンター視点の短編、良かったですね。
マインの気遣いを汲み取り、方々駆け回って町を護るギュンターは格好良かったです。
しかし、エントヴィッケルンではなく、ヴァッシェンの方が目立ったのは、
意外な副次効果だったというか…
マインは絶対にそんなこと考えてなかっただろうけど、
これもまた結果オーライということでしょうかね?

それにしてもダームエルは本当に不憫というか…
ヴァッシェンで溺れたり、側近たちにライバル視されたり、
何よりローゼマインに結婚相手探しを忘れられたり…
いやはや、強く生きてください…
まあ、これからもっと大変になると思うけどね!
頑張れ、ダームエル!

:: 2018/9/22 土曜日::

■[ラノベ]八丈島のハーレム旅行「14歳とイラストレーター」5巻

14歳とイラストレーター5巻14歳とイラストレーター5巻
出版社:KADOKAWA
作者名:むらさきゆきや
作者twitter:むらさきゆきや (@murasakiyukiya) | Twitter
絵師名:溝口ケージ
絵師サイト:NtyPe
絵師twitter:溝口ケージ (@Keji_NtyPe) | Twitter
Kindle版:14歳とイラストレーター 5
Kindle版まとめ買い:14歳とイラストレーター
DMM電子書籍:14歳とイラストレーター 5

マリィ(合法ロリ小説家)をなだめるためにみんなで八丈島に旅行することになったユウト。
錦も行くはずだったんだけどノロわれてしまいハーレム状態になったユウトは、
女性陣に囲まれてラッキースケベもあり、ラブコメ展開もありの、
とても羨ましい南国旅行になって…

ナスさんのラブコメヒロインっぷりが加速している…!
はからずもというか天然なのか、ナスさんが良い感じに茹だってきてますね!
一緒に旅行したくて思わず叫んじゃったり、
マリィとハラミに嫉妬して怖い笑顔をしちゃったり、
ユウトに困っているのをまた助けて貰ったり、
どんどん二人の距離が近付いている感じがして、読んでて楽しいです。

それにしてもパラオの下がどうなっているのを見せるとか…
下は水着とはいえ、恥じらいながらめくってくれると、
とても、格段に、素晴らしく、萌えだな、と!
やはり恥じらいってのは重要なんだな、と思わされます。

相変わらずハラミはトラブルメーカーなんだけど、
ハラミのテンションはみんなを楽しくさせてるところもあると思うので、
このままのハラミでいて欲しいですね。
そして乃々香ちゃんは新たな一歩を踏み出そうとしてますが…
まさか、よりによってあの人に師事しようとするとは…
修羅場… 修羅場の予感ですよ、これは…!?

修羅場といえばナスさんがユウトの仕事場に常駐しそうだけど、
これを彩華さんが知ったらどうなるのかが心配です。
うーむ、嫁と小姑の戦いが起こるのだろうか…
ちょっと見てみたい…!

:: 2018/9/21 金曜日::

■[ラノベ]ラノベコネクト アイランダム「14歳とイラストレーター」4巻

14歳とイラストレーター4巻14歳とイラストレーター4巻
出版社:KADOKAWA
作者名:むらさきゆきや
作者twitter:むらさきゆきや (@murasakiyukiya) | Twitter
絵師名:溝口ケージ
絵師サイト:NtyPe
絵師twitter:溝口ケージ (@Keji_NtyPe) | Twitter
Kindle版:14歳とイラストレーター 4
Kindle版まとめ買い:14歳とイラストレーター
DMM電子書籍:14歳とイラストレーター 4

ナスの引越し作業の手伝いをしていたら、
ナスのうっかりで告白みたいなものをされてしまうユウト。
しかし二人ともイラスト一筋の恋愛音痴なので、
これが恋愛として好きなのかはわからなくて…

ナスさんもユウトも真面目というか、真面目すぎというか。
取り敢えず付き合ってみる、という選択肢がないあたり、
ちゃんと考えててお似合いなんじゃないかな、と思っちゃいますね。
乃々香ちゃんが本格的に参戦する前に既成事実を作らないと厳しいかもしれませんよ!
まぁ、そうなったらそうなったでブラコンの彩華さんが黙ってないと思いますが。
彩華さん、誰が相手だろうと許さない気がする…

今回の物語としてのメインは新キャラの新人イラストレーターの白砂さんです。
マリィの新作の担当イラストレーターになったんだけど、
はじめての商業、はじめてのラノベ仕事ということでドツボにハマって、
それでも同じSNSイラストレーター仲間には恥ずかしくて相談できなくて。
けど、仕事に対しては真摯な彼女が藁をもすがる気持ちで頼ったのが、
マリィと仕事をしているユウト、というのは必然と言えましょう。

それにしてもユウトって親切というかお人好しというか…
仕事のライバルを増やすことになるのに親身になって教えてあげて、
更には忙しい中で人生に迷った白砂さんを救ってあげるとか…
これ、ちょっと間違ったら惚れられそうだけど。
色々と心配になってしまいますね。

私は旧い世代の人間なのでどうしてもイラストと言えばラノベになるけど、
今ではソシャゲとかの仕事も多いからラノベが全てではないんでしょうね。
ただ、ソシャゲでも作品に対する愛が重要ってのはわかる気がします。
FGOの概念礼装のイラストとか見てるとその辺よくわかりますよ。
みんなFGOのこと大好きすぎでしょう。
そんなのはデザインや技術に詳しくなくても伝わってきます。

まぁ、中にはイラストレーターの性癖で勝手にデザインされて、
原作者は別の性癖だからそれを作中では絶対に言及しないという、
プロ同士の性癖の戦いを繰り広げるタッグとか居ますけどね。
愛があっても性癖が対立したらそれは戦争なのじゃよ…!

しかしマリィちゃんってば予想以上にユウトラブなんですね。
ユウトには全く伝わってないような気がするけど、
恋する女の子は可愛いので頑張ってほしいものであります。

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