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:: 2018/8/15 水曜日::

■[ラノベ]やがて恋するシンデレラ「りゅうおうのおしごと!」9巻

りゅうおうのおしごと!9巻りゅうおうのおしごと!9巻
出版社:ソフトバンククリエイティブ
作者名:白鳥士郎
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎 (@nankagun) | Twitter
絵師名:しらび
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび (@shirabii) | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 9
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
DMM電子書籍:りゅうおうのおしごと! 9

孤高にして孤独、史上最年少にして史上最速でタイトル挑戦権を得た夜叉仁天衣。
両親の墓前でタイトル奪取を誓うも相手は女流棋士相手に無敗を誇る空銀子女流二冠。
多くの女流棋士が心を折られてきた「浪速の白雪姫」を相手に、
幼すぎる「神戸のシンデレラ」が挑むことになるんだけれど…

天衣の指導は登場初期はしていたけれど、その後は基本的に放置プレイで、
あいとの扱いの差にはちょっとモヤっとしたものがあったんですけど、
この9巻ではその理由が明かされるだけでなく、
八一は天衣にも愛情を惜しみなく注いでいることがわかって、とても感動しました。

自分でも信じられないミスと強すぎる銀子を前に心が折られて、
まるで赤ん坊のように泣いてしまった天衣。
そんな天衣を信じるだけでなく、かつて桂香さんが自分にやってくれたように、
振り飛車を指さなくなった生石さんに飛車を振った将棋を見せた八一。
しかもその将棋の内容が実は天衣のお父さんの将棋を参考にしたものだったとか、
八一は格好良すぎるにもほどがあるでしょう。
これは頑なだったシンデレラも初めての恋をしてしまいますわ…

天衣は両親の記憶が消えていくのを怖がっていましたけど、
八一が指摘したように天衣の将棋の中に生きているだけでなく、
指導対局の姿にも残っていると思うんですよね。
あの生意気な天衣が以前、指導対局ではとても優しく導いていたのに驚かされましたが、
あれはお父さんがしてくれていたことを、そのまましていたのではないでしょうか。
早くに死に別れることになったけれど、天衣は両親に愛されていたのがよく分かって目頭が熱くなります。

今回は天衣の前に立ち塞がることになり、自然と悪役ポジションになった姉弟子ですが…
彼女の独白を読んでいると、彼女が抱える闇と苦悩が垣間見えて胸が苦しくなりますね。
姉弟子の強さの秘密は今回新登場の茨姫が推察したように恋をしているからでしょう。
将棋の星の王子さまである八一に誰よりも長く、深く恋をしているから、
人魚姫が声を捨てたように、あらゆるものを犠牲にして将棋を指しているから強いのでしょう。
それを考えるととても物悲しくなりますね…

まぁ、八一を新居に招いてイチャラブしていたのはニヤニヤしちゃいましたけど!
あれだけ積極的に仕掛けても将棋しか頭にない八一には全く通じていないのは、
別の意味でとても物悲しくなりますね…

それにしても次に銀子のことが書かれるの楽しみであり、怖いです。
彼女の心が折れた時、防衛戦の時の八一以上に壊れるんじゃないか…
それが心配で、心配で…
本当に、読めば読むほどに銀子が幸せになって欲しいな、と思わされます。
ホント、よろしくお願いします…!

:: 2018/8/14 火曜日::

■[ラノベ]パラサイトの侵攻「魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編」

魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編魔法科高校の劣等生 26 インベージョン編
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
Kindle版まとめ買い:魔法科高校の劣等生

パラサイトとなった九島光宣から水波を護ることになった達也。
十師族もそれに協力することになり七草姉妹も出張ることになったんだけど、
光宣の実力は予想を超えていて…
また、USNAでもスターズ部隊がパラサイトに乗っ取られ、
四葉の保護下にあるリーナを暗殺するための部隊を送り込んできて…

リーナ、可愛いですよね…

初登場の時から可愛かったし、映画でも可愛かったですけど、
この巻を読み、やはりリーナは可愛さに特化したヒロインだな、と再認識した次第です。
身体はエロいし、どちらかと言えば顔も美人系なんですけど、
言動がとても可愛いんですよね。
勘違いして下着を着けずにロングTシャツ一枚になって恥じらったり、
暇だからと魔法研究中の達也の所に押しかけて、
うっかりと軽く軍機をポロッとしちゃってるところとかね。
とても可愛いと思うんですよ。

可愛いと言えば裏表紙にあるデフォルメされた七草姉妹ですが、
三人ともとても可愛らしいですよね。
下の二人は十師族としてはまともすぎますが、
それも可愛いというか。
そんな可愛い三姉妹を撃退するとか光宣はとても許されないことをしましたよ。
強烈に自我を保っていたけれど、国外からのパラサイトに汚染され、
更には閣下を手に掛けることで更に心にヒビが入ったことで、
これからどう変化していくのか心配です。

目的を達成するために安易に同族を頼って壊れた光宣と、
図らずも友情を育み、信頼を得た友人を頼っている達也。
本来の人間性から言うと逆になりそうなものなんですが、何とも面白いものです。
達也には深雪がいたけれど、光宣にはいなかったのが大きいんでしょうね。
光宣の傍にもっと早くから水波がいればな…
と、そう思わざるを得ません。
閣下に失敗があるとすれば、そういったケアが出来なかったことでしょうか。

それにしても世界情勢がきな臭くなってきましたが、
最終的にはその尻拭いを達也がやることになるのでしょうか。
現在開発中の戦略級魔法でどうにかしたりするのか…
というかそもそも誰に使わせるつもりなのか…
参考にしているトゥーマン・ボンバの特性上、一条のような気がするけど…
うーん、気になる…!

:: 2018/8/13 月曜日::

■[ラノベ]久々の新井輝「忘却のカナタ 探偵は忘れた頃にやってくる」1巻

新井輝さんの新作、久しぶりに読んだなぁ…

新井輝さんの作品は好きなのでROOM NO.1301以降のやつは大体読んでるんですけど、
まさかのその新作が富士見ファンタジア文庫であり、
しかもカクヨム連載作というのが自分でも驚きというか。
まぁ、富士見ファンタジア文庫の方針でKindle版が一ヶ月遅れだったので、
更に待たされたという感じはありますが。

新作の内容は困った人を助ける、忘却社を舞台にした少し不思議な物語です。
主人公は恐らく探偵の岬翼ことカナタであり、
ヒロインはお嬢様JKの三倉咲夜なんだろうけど、
どこか群像劇的な書かれ方をしているので必ずしもそれが正解ではないのかもしれません。

で、ですね。
それなりに長い間、新井輝作品を読んでいるソコソコの新井輝ファンとしては、
超常能力系の作品というのは普通にアリですし、
存在しない13階にある探偵社という設定もROOM NO.1301を連想してニヤリとするんですが…
ぶっちゃけ「エロいことがないなんて日和ったか!?」とか思ってたんですが、
きちんと杞憂に終わってある意味安心した次第であります。
うんうん、これでこそ新井輝作品だよね!(←めんどくさい新井輝ファンの意見

それにしてもヤスダスズヒトさんのデザインは素晴らしいと思いますが…
その… 咲夜さんはちょっとエロすぎじゃないですかね。
JKにしては肉感的にもエロすぎるというか。
うーん、これはこの先の展開が楽しみです。

:: 2018/8/12 日曜日::

■[ラノベ]これまでと、これから「フリーライフ 異世界何でも屋奮闘記」4巻

突如タカヒロの前に現われた幼馴染みのれんちゃん。
かつてフリーライフの一員であり、一緒に地球世界から飛ばされてきた面子が、
何故今目の前にいるのか…?
そんな謎を孕みつつ、タカヒロがこの世界にやってきた頃からの過去編が語られます。

今回は第一部ラストということもありちょっとシリアス要素多めですね。
それでも飄々というか軽いテイストはちゃんとあるので、
読んでて重いという感じがしないのがこの作品の良い所です。
緊迫した戦闘の後にキャバクラ行ったりしますからね!
ちょっとお色気要素があるのもアリかな! と思いますよ、ええ。

タカヒロだけがこの世界に残った理由とかはツラいものがありますが、
現在のタカヒロがそれなりに楽しそうに生きているのを知っているだけに、
それほど悲壮感を感じることがなかったのは良いですね。
その後に出てくるユミエルに癒されるというのもありますが。

しかし髪がロングだった時代のユミエルもこれはこれで…
表紙のユミエルとか料理の仕方も全然わからない感じが出ていて、
この頃にしか出せない可愛さがあって良いと思う訳ですよ。
いや、別にロリコン的な意味ではなくて。

さて、次の第二部ではまた元のノリに戻ります。
エピローグでちょっと不穏な雰囲気を出していますが、
懸命な読者ならヒロインが追加されるフラグだとわかると思いますので、
そういった意味では期待できるかと思います。
うーん、かにビームさん、あの子をどんなデザインにしてくれるんだろう…
楽しみだなぁ。

:: 2018/8/11 土曜日::

■[ラノベ]めぐみん、エロ同人誌のセリフみたいなことを言い出す「この素晴らしい世界に祝福を! 14 紅魔の試練」

ゆんゆんの族長試験を受けるために紅魔の里に行くことになったカズマ一行。
出発前からにぎやかだったけど、紅魔の里でも賑やかで、
更にめぐみんのデレっぷりが半端なくて可愛くて、
次々とキュン死させるようなことを言い出して…

いやー、めぐみんがホント可愛いですね。
カズマが性欲発散させるのを「手伝ってあげましょうか?」とか言い出したり、
自分以外の女に命を張るのを妬いたり、
魔王を倒したら何でもしてあげると約束したり、
もうお前がナンバーワンだ、と白旗をあげたくなる気分です。

中身は間違いなくめぐみんのままなのに、
これだけデレ要素を見せてくれたらもう降参ですよ。
この夏コミでもめぐみんのエロ同人誌を既にポチってますが、
それを更にエロく思わせる言動しまくりで、
エロ同人誌のエロとの相乗効果で大変にハッスルであります。

しかし最後に出てきたプリーストのセレナさんですが…
まぁ、正体はお察しの通りなんですが…
その… ウィズがいるのを事前に調べるべきだったね、としか…
次巻での出番があるんだろうけども、
取りあえず頑張れ、とちょっと応援したくなるくらい気の毒さでしたね。

しかしそろそろめぐみんとエロいことしても良い気がするんですが。
カズマが言うように何だかんだでなし崩しでエロいことしてくれる気がするので、
レーベルの限界を突破して、是非とも子作りして欲しい所存であります。

:: 2018/8/10 金曜日::

■[ラノベ]ワールド・トリガー「やがて恋するヴィヴィ・レイン」6巻

やがて恋するヴィヴィ・レイン6巻やがて恋するヴィヴィ・レイン6巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) | Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) | Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 6
Kindle版まとめ買い:やがて恋するヴィヴィ・レイン
DMM電子書籍:やがて恋するヴィヴィ・レイン 6

内通者が使う遠隔通信手段によって作戦が漏れ、窮地に陥ったルカ。
メルヴィルが倒され、撤退を始めるもジェミニに執拗に狙われ、
更に帰還途中に実権を握ったマクシミリアノによって国家反逆罪の罪を被せられる。
アステルが最後の命を使って救い、ミズキと共に崖から飛び降りてジュデッカに逃れたルカだが…

この6巻で一気に世界の謎が解き明かされた上に事態が動きましたね。
次の7巻で完結らしいので当然なのかもしれませんが、
ここまで詳らかにされるのは予想外でしたが、もったいぶられるよりも清々しいです。
しかし… 予想以上に壮大な世界観だったなぁ。
まさか旧人類が地殻変動まで起こすくらい科学技術を進歩させていたとは…

そんな世界観の中で生きるルカたちキャラクターも素晴らしかったです。
ルカはあくまで現実主義者であり進歩推進派であり、
ファニアはどこまでも理想主義者であり性善説の人なんだなぁ、と。
そんな二人が互いを愛し合っているというのが何とも皮肉ですね…
これ、二人が結ばれてハッピーエンドになる未来が見えないんですが…
大丈夫なんだろうか…

そういった政治的な意味だけではなく、女性としてもファニアは可愛かったです。
ミニスカを履くのに恥じらいを持つだけでなく、
身体の線が出るプラグスーツ、もとい操縦服に着替えるのを恥じらうのも最高です。
犬村小六さんは高貴な身分の女性を恥じらわせるのに目覚めたのでしょうか。
良いぞ、もっとやれ。

そしてアステルが育てた感情を受け継いだヴィヴィ・レインですが…
彼女は彼女で中々に面白いですね。
やがて恋する、というタイトルから考えてルカへの恋心を持つことになるんだろうけど…
ファニアとの仲に入ることができるのか、そもそも入る気があるのか。
世界の命運の鍵を文字通り握っているわけですが…
それ以上に彼女の恋心が気になります。

そう言えばとある飛空士シリーズでもそうでしたけど、
ムカツク敵を最後には成敗してスッキリしましたが、
今回はファニアを軟禁していたグレゴリオが見事にやられてましたね。
マクシミリアノもやはり次の完結巻で派手にやられてくれるのか…
それが結構楽しみだったりします。

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