■[ラノベ]誰にも止められない図書館への情熱「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員I」」
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の自称図書委員I」
出版社:TOブックス
作者名:香月美夜
作者サイト:香月 美夜
作者twitter:香月美夜 (@miyakazuki01) on Twitter
絵師名:椎名優
絵師サイト:天球堂画報
Web版:本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~
Kindle版:第四部「貴族院の自称図書委員I」
DMM電子書籍:第四部「貴族院の自称図書委員I」
ゲオルギーネ派の陰謀で毒を受けユレーヴェに浸かり2年間眠っていたマイン。
起きたら浦島太郎状態な上にすぐに貴族院に入学するための詰め込み勉強が始まり、
あっという間に貴族院での生活が始まる訳だけど、
国内蔵書数2位の貴族院図書館を前にマインは止まるはずがなく…
いやはや、流石のマインでしたね。
フェルディナンド様ですらもまだ甘く見ていたマインの本への情熱を、
この2年間で多少成長したとはいえまだ子供のヴィルフリートを理解しきれるはずもなく、
迂闊な煽りで一年生全員にマインズブートキャンプで甚大な被害を受けてしまったのは、
さもありなんと言ったところでしょう。(笑
そんな周りの災禍に頓着することなく、念願の図書館に入れたマインの喜びようは最高でしたね。
表紙にも出ているシュミルのぬいぐるみ魔術具のヴァイスとシュバルツが可愛かったです。
欲を言えば、涙をボロボロ流している時の挿し絵も見たかったところですが…、
これはかなり先になると思いますが、鈴華さんのコミカライズに期待したいと思います。
それにしてもWeb版完結まで読んだ後にこうやって一から読み直していると、
色々と伏線があったことに気付かされますね。
グルトリスハイトとかこの時点でもう既に出てたんですね…
あと、王族がバカというのをこの時点でマインは看破してたんだな、と。(笑
書き下ろしのエーファ視点の短編ですが、これも素晴らしかったです。
椎名優さんが描かれる成長したカミルの可愛さもそうですが、
未だにマインと別れる原因を作ったと自分を責めるトゥーリが尊かったです…
早くみんなが笑顔で家族として過ごせる日が来ますように…
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