■[ラノベ]秋山瑞人、久々の新作!「龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01」
DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)
著者/訳者:秋山 瑞人
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-05-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4048670271
ISBN-13 : 9784048670272
秋山瑞人先生は漫画家で言えば冬目景先生に近いものがあって、、
「遅筆で完結しない、中短編がメインの作家」という印象が…
普通はそんな作家に人気が集まるはずないんですが、
その作品の途方もない面白さが読者を魅了して止まないんですよね。
この龍盤七朝は中華ファンタジーです。
しかし予備知識0な上に説明とかほとんど一切無く物語は始まり、
更に怒濤の如く設定が押し寄せてきて普通だと不親切としか思えないのですが、
秋山先生の技量は並ではないのでぐいぐいと物語の世界へ引き込まれていきます。
虐げられる民、言愚の青い目を持つ涼孤は似顔絵描きと道場の下男として働く。
卯王朝、第十八皇女の月華は屋敷を抜け出し市井を探検するお転婆姫。
夜が深い、闇に包まれたどぶ川で涼孤が双剣を持ち”龍を呑む”姿を見た月華が、
その龍に魅せられたことから物語は始まります。
古橋秀之さんとの共同企画の作品なので、完結するとは思います。
しかも次巻で完結するっぽいので期待したいトコロですが、
「猫の地球儀」もそうだけど、簡単なハッピーエンドになるとは思えないんだよなぁ。
間違いなく面白いし、色んな人に読んで貰いたい作品だけど、
最後がどんな終わり方になるのか、そもそも完結できるのかといった不安から、
勧めるのが難しい作品だったりします。
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