■[ラノベ]卒業式前日の過ごし方「マリア様がみてる 卒業前小景」
マリア様がみてる卒業前小景 (コバルト文庫 こ 7-59)
著者/訳者:今野 緒雪
出版社:集英社( 2008-10-01 )
定価:¥ 460
文庫
ISBN-10 : 4086012146
ISBN-13 : 9784086012140
今でもマリみてを継続して読んでる人は少ないと思いますが、
安心して楽しめる、信頼と実績の面白さな作品なので偶には読んで欲しいなぁ。
特にアニメも4期が始まるし、まだまだマリみては楽しめますよ。
この原作でも祥子様たちの卒業が近いということで盛り上がってますしね。
今回は副題の通り、祥子様たちが卒業する前日の模様を描いた短編集。
今までの脇役を含めた登場人物たちがそれぞれの卒業式の前日を過ごすという、
寂しくもあり、切なくもあり、そして感動もある。
そんなエピソードで物語は綴られています。
それにしても驚いたのはあの桂さんが主役のエピソードがあるということ。
今までファン層の間でもネタキャラ化してきた桂さんにスポットが当たる日が来るとは…
しかも平凡な桂さんだからこそ、と言える内容だっただけに違和感がなく、
そして平凡だからこそ感情移入もしやすく感動できる内容で二重に驚きでした。
いやー、長くファンをやってみるもんですねぇ。
勿論、ラストにしてこの本の主題は何と言っても紅薔薇姉妹。
二人だけの間に伝わるメッセージと、1巻に繋がるハプニング。
そしてそこからの二人の触れ合いは崇高で、美しく、切ないものがありました。
あー、やっぱりマリみてって面白いなぁ…
最近のコメント