■[漫画]縁がまさかの両手に花…!?「とめはねっ!」4巻
とめはねっ! 4 (4) (ヤングサンデーコミックス)
著者/訳者:河合 克敏
出版社:小学館( 2008-11-28 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4091514049
ISBN-13 : 9784091514042
週刊ヤングサンデーの休刊に伴って掲載誌が途中からスピリッツに変更されてますが、
「とめはねっ!」に関しては話の中身そのものは大きく変更がないので安心して読めます。
ただ、4巻からは今までの河合漫画では薄かったラブコメ要素が盛り込まれており、
今までの河合ファンからしても新鮮に映るのではないでしょうか。
夏休みに入り、バイトを始めた縁だけどそのバイト先は鵠沼書道部の宮田さんのそば屋さん。
初めはどんくさかった縁だけど、唯一の取り柄である英会話が功を奏して好感度上昇。
でも宮田さんと休憩中の場面を望月さんに見られたせいでラブコメ展開が微妙に始まったりして、
その内容の初々しさには掲載誌が青年誌であることに驚きを隠せません。(笑
書の方もしっかりと描かれており、一年生二人の篆刻から始まり、
「書の甲子園」で「雁塔聖教序」の全臨に挑む縁に、
楷書ではなく、崩した字を書くことに納得できず悩む望月さんと、
素人だからこそ共感できるエピソードも多く判りやすくて読みやすいです。
派手さはなく、「書の甲子園」も提出しただけで終わったし、
文化系の部活らしくそれほど熱く盛り上がるという展開はないですが、
だからこそ味わい深い雰囲気が出来るということもあると思います。
個人的には河合先生が真っ正面からラブコメ展開を描くことに期待せざるを得ません。(笑
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