■[漫画]時代は般若心経ソング「怪異いかさま博覧亭」3巻
怪異いかさま博覧亭 3巻 (3) (IDコミックス REXコミックス)
著者/訳者:小竹田 貴弘
出版社:一迅社( 2008-12-09 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4758061238
ISBN-13 : 9784758061230
漫画的な面白さと江戸時代と妖怪の蘊蓄が絶妙な案配でブレンドされたギャグコメディ。
今日も今日とて両国見世物小屋で閑古鳥が鳴きまくる「博覧亭」は今日も赤貧な日々。
蓬と八手が傘張りをし、榊が妖怪演目を考え、柏が赤字経営に苦しむ…
そんな貧乏で暇な日常も面白いのです。
今回は付喪神の出番が心持ち多くて、メインとなる回もチラホラ。
新しい付喪神が生まれそうになって古参の付喪神のお祭り騒ぎで八手が怖がったり、
生まれた付喪神が八手に憑いたり、その付喪神の件で空木ちゃんトコ行ったりとドタバタ展開。
他にも榊が身につけているものが付喪神になって嫉妬されちゃったりと、
何も特殊な能力がなくて嘆いている榊はそろそろ付喪神に好かれる体質を自覚して良いと思う。(笑
榊の人徳は妖怪相手にも及んで蓬にも当然のようにしっかりと懐かれ、
その信頼の厚さは昔の悲惨な姿を思うと頬が綻びます。
そしてそんな蓬の人徳は動物から妖怪まで及んでおり、
そういった芯となる所は榊の教育の賜かな、と思います。
言動は杉忠や蓮花の悪影響は受けてると思うけど。(笑
大平原の小さな胸こと蓮花の追い剥ぎ同然の大酒呑みっぷりや、
腹黒どSなおかっぱ尼僧の空木ちゃんとか可愛いけど癖がありまくる女性キャラに、
細部にまで拘りながらそれを嫌みなく配置した時代考証と、
それを漫画の面白さの為に敢えて壊す大胆さを兼ね備えた作品だと思います。
REXでは異色かも知れませんが結構好きな作品なんですよねー
それにしても作者の巨乳へのコダワリっぷりは凄いよなぁ。
カラーページの大胆衣装な柊さんの抱き枕カバー絵にはじっくりねっとり見つめちゃいましたよ。(笑
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