■[雑記]ゲッサンの「あずまんが大王」は小学館仕様
何が小学館仕様なのかを説明する前に取りあえずご覧下さい。
(c)『ゲッサン 6月号』(小学館)よりあずまきよひこ「あずまんが大王」58p
『電撃コミックス』(アスキー・メディアワークス)よりあずまきよひこ「あずまんが大王」66p
左がゲッサン掲載の「新装版あずまんが大王」に収録される新作の補習編で、
右が従来の電撃コミックスの「あずまんが大王」です。
絵柄が昔のシンプルな線なのに対して、
最近の細やかな線になっているのもそうですが、
一つ明らかに変わっている点があります。
お気付きでしょうか?
ゲッサンの「あずまんが大王」は句読点が付いているのです。
吹き出しの台詞に句読点が付くのは小学館での標準仕様で、
Wikipediaに載っているくらいに有名だったりします。
小学館発行の漫画雑誌の台詞表現には、句読点を必ず、と言ってよいほど用いるという特色がある(ただし、『ちゃお』などの少女漫画誌では、句読点はあまり用いられない)。台詞の中の文中では読点や句点が打たれており、青年向け雑誌の『ビッグコミック』や『週刊ヤングサンデー』にも適用されている。これは『小学一年生』をはじめとする学年誌の影響である。なお、成年向け漫画雑誌にはルビは用いられていない。
それほど大したことではないのですが、句読点が付いたことで
「あぁ、『あずまんが大王』は小学館で出るんだなぁ」
という感慨が生まれたのも確かです。
例えるなら、AMWから小学館に転校して制服が変わった、という感じでしょうか。
しかし、そうなると「新装版あずまんが大王」も全ての台詞に句読点が付くのでしょうか。
だとすると台詞のニュアンスとかチェックしないといけないし、
最悪吹き出しサイズを変える必要が出るかもしれないし作業量が増えそうですねぇ。
主に里見英樹さんあたりの。
また、ゲッサンで10周年記念本として「大阪万博」というものの発売が告知されました。
イラストや設定資料、色々な作家による「あずまんが大王」とかも載る予定らしいです。
「ドキッ!まるごと大阪だらけの1年戦争? 放課後の1年戦争」
が収録されると嬉しいんだけどなぁ。
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