■[漫画]これぞ山田秀樹の面白さ!「山田秀樹短編集 とある女子大生の日常にみる」
山田秀樹短編集 とある女子大生の日常にみる (TECHGIAN STYLE)
著者/訳者:山田 秀樹
出版社:エンターブレイン( 2009-10-24 )
定価:¥ 714
Amazon価格:¥ 714
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4047261629
ISBN-13 : 9784047261624
作者サイト:こんちき堂/こんちきblog
こんちきさんこと、山田秀樹さんのことを知ったのは電撃大王初掲載の、
「とある女子大生の日常にみる 小市民的『夏』」
が最初でして、それ以来ずっと応援していたんですよね。
具体的には電撃大王のアンケートハガキでしつこく復活希望を綴ったりとか。
で、この度読み切り全てを収録した短編集発売ということで形になった訳ですよ!
いやー、これは本当に素直に嬉しいですわー
正直言うと連載化して欲しかったのですが、「魔乳秘剣帖」を連載してるし、
そこら辺は妥協するしかないかなー、と思ったりしつつもちょっと残念だったりも。
で、表題作の「とある女子大生の日常にみる」というのは、
趣味の自転車や遊びに金を使いすぎて万年ビンボーのダメ女子大生の亜紀が、
単位足りなくなったら教授の弱みにつけ込んだり、
弱みがなかったら親友のまゆを罠に嵌めても弱みを作ってつけ込んだり、
金の為に褌姿で往来をツッパリしながら走ったりと最高に馬鹿な漫画です。
いや、本当に馬鹿としか言い様が無くてこれがまた楽しくて仕方ないんですよ!(笑
んで、「GOD BLOOMER」もこれまたヒジョーに馬鹿でして…
天界で自堕落な生活を送っていた神様が下界のブルマという衣服に興味を持って、
下界に降りてみたら、そこはブルマ廃止運動で激しい抗争を繰り返す学校で…
悲喜交々なドラマがあるんだけど、神様がブルマに夢中という時点で台無しになっています。
まぁ、そこが笑いのポイントであり爆笑してしまうのですが。(笑
そして最後に収録されている「なぎさ」は毛色が全然違ったジュブナイル作品。
同人誌も持っているんですが、これがもう感動しまくりの傑作なんですよね!
離島に住む少年が年上のお姉さんに寄せる幼い恋心を綴った名作!
多くの男性はかつての自分を思い出して共感できるんじゃないかなぁ。
山田秀樹さんはギャグだけの作家じゃないということが良く判ると思うので、
これは本当に面白いので、是非是非読んで欲しいです。
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