■[漫画]冷めてても温かなふれあい「高杉さん家のおべんとう」1巻
高杉さん家のおべんとう
著者/訳者:柳原 望
出版社:メディアファクトリー( 2010-01-23 )
定価:¥ 620
Amazon価格:¥ 620
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4840129665
ISBN-13 : 9784840129664
作者サイト:柳原望・公式web「天水花苑」
就職できずに研究室に残っている三十路の博士、高杉温巳。
両親が事故死してから大学入学まで面倒を見てくれた7歳上の叔母が音信不通になって、
10年以上経ったある日、唐突に事故死したことを弁護士から聞かされる。
そして叔母の遺言で年の離れた中学生の従妹の後見人となることに…
親類だけど初対面で、しかも年頃の女の子とのいきなりの同居生活から始まるハートフルストーリー
美少女だけど無口な久留里と、真面目なんだけどどこか抜けている温巳との、
お弁当を通しての不器用だけど、どこか暖かいふれあいがとても面白い作品です。
クールビューティーな久留里が実は倹約家でセール大好きという意外性があり、
大人のはずの温巳がむしろ全力で空回りつつも頑張る様が微笑ましいです。
地理学という珍しい学問ながら、それを作品の中できちんと役割を持たせつつ、
お弁当というテーマで物語を上手く展開させる見せ方は実に魅力的です。
研究室の先輩の娘と久留里の関係や、温巳と先輩と後輩の関係と、
人間同士の繋がりも絶妙で面白いんですよね。
久留里を引き取ってから生活が変わり、温巳自身も変わってきて、
それに後輩の小坂さんが惚れちゃってという展開も良いですよね。
久留里にも仄かに恋心が芽生えてきたみたいですし、今後の展開にも期待が高まります。
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