■[漫画]伝説の老兵、我が道を逝く…「PEACE MAKER」5巻
PEACE MAKER 5 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2010-05-19 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
コミック ( 226 ページ )
ISBN-10 : 4088778677
ISBN-13 : 9784088778679
やはり皆川亮二先生が描く漫画はキャラクターの描写が渋くて面白いなぁ。
特にこの5巻では歴戦の勇士にしてビートの師匠であるジョエル・バーンズが出てくるので、
渋さで云ったらピカイチですよ。
一つのガンマンのスタイルを創始し、文字通り死ぬまで貫いた漢っぷりには感動を禁じ得ません。
スカイタルカスで待っていたバーンズ師匠は厳格だけど頑固ではなく、
弟子の成長を素直に喜べる器の大きさがあり、物事に柔軟に対処し、
危急の際には迅速に行動し、的確に指示を与えて慕われるカリスマを持っており、
ビートが敬愛してやまないのもよく判る師匠で本当に格好良かったですよ。
だからこそ、筋を通した生き方故の幕切れには納得せざるを得なかったんですけど、
やはりその悔しさと悲しさと怒りはどうしても湧き出ざるを得ない訳で、
あの時に感じた思いはビートの表情に現れていたそのものなんですよねぇ…
そして物語の核心であるニコラが持つ秘密が判明したんですけど、
ミック・ラザフォードの予想以上のトチ狂ったド外道っぷりには呆れかえるばかりで…
それ故に仲間のピンチに駆けつけるホープは正にヒーローだったんですけど、
敵のはずの深紅の処刑人のゴートンのおっさんが頼りになりすぎてちょっと霞んじゃったのが玉に瑕。
戦いの得手不得手ってのもあるんだろうけど、この戦いでのゴートンの活躍はホント頼り甲斐があったなぁ…
かっけー…
遂にホープの前に姿を現した兄、コール・エマーソンだけど、
予想はしてたけどそれ以上の強さで戦慄せざるを得ないなぁ。
ビートの決意と流されるだけだったホープのこれからを考えると、
これからの展開も盛り上がってきますよ。
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