■[ラノベ]遂に完結へ…!「フルメタル・パニック! ずっと、スタンド・バイ・ミー」上
フルメタル・パニック!11 ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2010-07-17 )
文庫 ( 254 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
恭子が眼鏡お下げじゃなくなったなんて…!
そんな傷跡が大分癒えた陣代高校の受験前の穏やかな日常から始まるも、
第三次世界大戦の緊張が世界を覆い始めて…
アマルガムとミスリルの決着はシブイおっさんたちによって為されます。
お互いの組織の成り立ちと、相克する組織の存在理由と、
それが瓦解する必然性も、しかしレナードたちの企みの中では瑣事に過ぎず、
結果を見届けることもしないというのはどこか寂しいモノを感じました…
そして二つの組織としてではなく、信念の違いから対立する兄妹の決着が正に付けられようとするんですが、
レナードの容赦ない世界を人質とした周到な罠には戦慄せざるを得ません。
かなめが建造する「もしもBOX」なTARTAROSの完成が先か、テッサとソースケのチェックメイトが先か…
はたまたアフガンの核施設を奪取したレナードの部下たちと、
マオとクルーゾーたちの部隊の決着が先か…
出し惜しみをしない文字通り全力の戦いには胸躍りますねー
全世界を巻き込んだ戦いが始まろうとも、流石はエンターテイメント作品で、
ソースケ宛のミラからのラブレターに限りなく近い手紙だったり、
クルーゾーが見たくてたまらなかったアニメ映画の通販だったり、
最後にマオがかました自虐ジョークだったりとかなり笑える所も多いんですよね。
しっかし、レイスが持ってきた情報ってどう考えても…、ねぇ…?
喜ぶべきなんでしょうけど、何というか色々と複雑です。(笑
兎にも角にも次回で長く続いたこのシリーズはラスト!
発売が丁度夏コミ開催時期ってのがいやらしいですが思う存分楽しみたいですね!
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