■[漫画]心の鍵を開けましょう「あいカギ」1巻
あいカギ 1 (サンデーGXコミックス)
著者/訳者:犬上すくね
出版社:小学館( 2010-07-17 )
コミック ( 192 ページ )
公式サイト:docile -犬上すくねファンサイト-
作者twitter:犬上すくね (sukuneinugami) on Twitter
素敵なことが起こることを夢見て、
様々なことを思い悩む人々の心の鍵を開けて廻る、
謎の少女のきいちゃんと手のひらサイズな鍵の化身のケン。
二人に逢った人たちは心の扉を開けられて、
心の声を言葉にしていく…
恋愛漫画で男女の機微を巧みに描く犬上すくねさんの新作は、
ちょっと不思議で、「ラバーズ7」や「エンジェル高校」と若干クロスオーバーする、
男女の恋愛だったり親子愛だったりなラブな作品です。
1話完結型なんだけど、登場人物が各々少しずつ関わってくるタイプの、
「3丁目の回覧板」方式ですね。(古くてマイナーな例え
「エンジェル高校」でもファンタジー要素が出てきたけど、
今回も少々ファンタジー要素が盛り込まれてますが、基本的にはラブコメです。
全裸同士で告白合戦したりとちょっと(かなり)変なトコもあるけど、
妙に味わい深い所は犬上すくね作品らしいです。(笑
ちなみに読んでてちょっとデジャヴったんですが、
手のひらサイズのケンって、「掌の瑠璃」を彷彿とさせられるからなんですね。
デビュー当初から割りとファンタジー要素が多かったことから考えるに、
割りと原点回帰な作品なのかもしれません。
ちなみに「掌の瑠璃」は初期作品集の「WORK BOX」に収録されてますので、
もし未読ならこの機会に読んでみると良いかも…?
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