■[ラノベ]そして、ボーイ・ミーツ・ガール「フルメタル・パニック!」ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)
フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下) (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:賀東 招二
出版社:富士見書房( 2010-08-20 )
文庫 ( 252 ページ )
作者サイト:GATOH.COM blog style
作者twitter:賀東招二 (gatosyoji) on Twitter
足掛け何と12年という長きに渡ったこのシリーズですが、
最後のこの「ずっと、スタンド・バイ・ミー」が中々出なかったというトラブルはあったものの、
エンターテイメント作品と銘打たれた内容に恥じることなく、
一本筋が通った名作として見事に完結されました。
過去何度となくアニメ化された人気に頷かされる面白さでしたよ!
残る全兵力、全兵員を持ってアフガンの核施設とメリダ島を攻略するミスリル残党と、
それらを防ぎ、誰もが平和な世界を創ろうとするレナードたちという立場なんですが、
圧倒的戦力差の中で本当にしぶとく、諦めの悪い戦い方で前へ前へと進み、
泥にまみれ、煤にまみれ、スマートさは全然ないけどカッコイイ姿をソースケたちは見せてくれるんですよね。
あの小さくて間抜けだったテッサも実のところレナードよりも心が強かったり、
台無しな男が帰ってきたりと色々と驚かされる展開が目白押しなんですが、
でもそれが凄く気持ちよく感じるんですよね。
読んでて凄くワクワクする展開が多いっていうのは本当にエンターテイメント性が高いと思います。
エピローグのラストを飾る場所があそこってのもまた良いですよね。
約束を守ったソースケが相変わらずで、短編のノリも健在なのも面白かったし、
四季童子さんが見開きで描くってのも感無量でした。
本当に最後までボーイ・ミーツ・ガール作品で最高でした。
賀東先生と四季童子さん、本当にお疲れ様でした!
ちなみに一番笑ったのはアルの最後の台詞ですね。
トランザムってモロにアレじゃないっすか…(笑
最近のコメント